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あともう一歩・・・

今日は、昨日の気温20℃を越す4月並みの陽気から一気に真冬に逆戻りしたような寒さの中、先々週から雪で延期になっていたJAバンク茨城・少年サッカー県大会の決勝トーナメントに参加するために、高速を飛ばし水戸までやってきました。

茨城県内には、県サッカー協会に登録している4種(小学生年代)チームが、スポーツ少年団や鹿島アントラーズ・ジュニアなどのいわゆるクラブ・チームを併せて約250チームあります。もちろん他の大会とのバッティング等、諸事情から今大会の地区予選から参加をしていないチームも当然存在しますが、6年生にとっては卒業前の最後の大きな大会という位置付けになっています。夏の地区予選から始まり今日まで勝ち上がった8チームの中から、準々決勝・準決勝と最後まで勝ち残った2チームが、来週末から開催されるJリーグ・J2水戸ホーリーホックの開幕戦で前座試合として実施される、決勝戦に進むことができるわけです。まあそんな事情なので、選手たちだけでなくご父兄の皆さんたちも、否が応でもテンションがあがってしまうのは多少はしかたないのかもしれません。

準々決勝は、前・後半終えて 1-1 で引き分けのため、大会規定により延長戦へ突入。延長後半になんとか1点を追加し、辛くも準決勝に駒を進めました。あとひとつ勝てば、いよいよ子どもたちの目標・決勝の舞台「K’sデンキスタジアム」への切符が手に入るところまでやってきました。
続く準決勝は、ボールのポゼッション(支配率)も高く内容も決して悪くないものの、なにせ1点が遠い。後半も同じような内容のまま「また延長戦か・・」との思いが脳裏をかすめたと思った途端に、相手チームのフリーキックからアンラッキーな形で1点を先制されてしまう。その後、怒涛の反撃体制で相手陣内に切り込むも、敢え無くタイム・アップのホイッスルがピッチに鳴り響きました・・・

 

2011-02-26 13.18.54ハーフタイムの風景

あとわずかのところでしたが、大会4度目のチャレンジで、昨年のベスト8より一段階上がってベスト4まで来ました。大会規定で3位決定戦は実施されず、準決勝で敗退した2チームはどちらも3位ということで、カップと銅メダルを各自授与されました。
子どもたちのそれぞれの顔を見ていると、悔しくて泣いている子、もうケロッと立ち直っている子、と様々でしたが、君たちと過ごした6年間は僕にとっても今となってはどれもいい思い出です。
単一小学校だけで組織された少年団としてここまで来れたのは、他に例を見ないはず。足の遅い子を足の速い子が助け、守備に不安がある子を体の大きい子が助け、一人もスーパーな選手がいないチームだけどそうやってお互いの弱いところを補い合ってやってきた6年間。ほんとによく頑張りました。県で3位は胸を張っていいんだよ。

そしてまた例年のごとく、6年生たちとのサヨナラの季節がやってきてしまいました。
どうか、このあと3種(中学年代)のカテゴリーに移っても、楽しくサッカーを続けて欲しいと切に願います。そしてもっと大きくなったら、小学校のグラウンドに戻って来て、小さな子どもたちに「サッカーって楽しいんだよ」って思いを、素直に伝えてくれらたらいいなと思います。

みんなもうすぐ卒業だね。おめでとう。