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新たなる旅立ち ~ 被災地へ

今日も本当に寒い一日でしたね。日中は風も強く、体感温度は気温以下だったのは間違いなかったことでしょう。

さて、ごく一部の関係者の皆さんにしかお知らせしておりませんでしたが、開業以来僕の大事な「相棒」として沢山のお客様をお迎えしてくれたトレーラー・ハウスの『メロウズ号』(お客様が列車になぞらえてよくそうおっしゃってました)ですが、本日の夜遅くに、次の大切なお役目を果たすために、昨年の震災で大きな打撃を受けて只今復興の真っ只中にある被災地の一つ、宮城県の東松島市に向けて新たに旅立ちました。

雲ひとつない青空
雲ひとつない青空
夕暮れ
夕暮れを待ち
明るい満月に見送られ
明るい満月に見送られ
被災地に向け旅立ちました
被災地に向け旅立ちました

現段階では、まだ詳しいご案内は差し控えておきますが、いずれ時期が来たら、皆さんには今後の「彼」のお役目をお伝えできることと思います。それまでは、あれこれと自由に想像をめぐらせていてください。
僕が果たせなかった分まで、「彼」は新たな役目としての、被災地の傷ついた人々の辛い思いや悲しい思いを、必ずや癒すことのできる場所や空間となって、そこに集う人々に「smile (笑顔)」をもたらしてくれることでしょう。
奇遇にも震災の年に産まれ出でたキミだからこそ、やれることがあるはず。もしかしたら、運命だったのかもしれないね。必ず会いに行くから。頑張ってくれよ。そして今日まで、僕はもちろん沢山のお客さんを支えてくれて、ありがとう。

最後になりましたが、長野から駆けつけすぐに東北に向かったカンバーランド社の輸送チームの皆さん、ひたち野うしくガーデンの若社長のケンちゃん、皆さんのおかげで無事に搬出できました。ありがとうございました。そして、大通りへ搬出中、ご帰宅時のドライバーの皆様にはしばしご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ありませんでした。また、行く末を気に掛けていただき、わざわざお寒い中足を運んでいただいた皆さん、メールやコメントをくださった皆さん、最後まで見送っていただき、本当にありがとうございました。

いろんな思い出が頭の中で交錯し、今日は僕もこれが精一杯ですが、「メロウズ号」と輸送スタッフの道中の安全を祈りつつ、「馬のはなむけ」として大好きなビル・エヴァンスのこの一曲を捧げたいと思います。どうか、気をつけて。

 


Bill Evans Trio / “I Will Say Goodbye” (album: I Will Say Goodbye – 1980)