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旅に出ました  [京都 ~ 一路 加賀の国へ] 編

京都滞在最終日の朝は、和定食でお粥をいただく。とてもおいしくて、ここ数年仕事のストレスで患った胃と十二指腸の潰瘍で傷だらけの僕の内臓に、とってもやさしく、お粥の美味しさを再認識するほどでした。もっとも、付け合せの京野菜のお漬物とのタッグが最強だったからともいえる。

ANAホテルをチェックアウト。

数年前に存在を知ってからずぅ~っと気になっていた、京都大学横の吉田山にある、「茂庵」と言う名のカフェへ。
お店の場所から遥か下界に位置する、3台分しかスペースのない駐車場が、ラッキーなことに空いていた。案内板に従って、ひたすら山道を森林浴をしながらお店を目指す。

*初めて行かれる方のために、駐車場からの道順を画像にてご案内させていただきます

 

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ようやく着いた。すごい、評判通りの雰囲気。木戸を開け、靴は下駄箱に収納。階段を上がり、二階の客席へ。
窓際の席が、これまた運よく空いていた。座る。窓の外の景色を見る。京都市内だろうか、眼下に見渡せる。
そうだ、まるで軽井沢の『ばおばぶ』さんだ、この景色と雰囲気は。『ばおばぶ』さんとは、僕の二十年来の知人が経営している喫茶・カフェで、軽井沢では老舗の本当に居心地のよい空間を提供してくれる、僕にとってはまさしく『聖域』と呼んで差し支えない場所なのだ。そんな唯一無二と思われた雰囲気を持ったお店を、ここ京都でも出会えたことを本当に嬉しく思う。

 

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* 店内での写真撮影は許可を戴いております

 

さっそくシフォンケーキのセットをオーダーする。コーヒーはかなり濃い目。正直なところ、ちょっと濃すぎで驚いた。シフォンケーキも特別に特徴があるというわけではないと思う。ただすごいのは、店の持つ雰囲気とロケーション。そこに行くこと自体にに価値があるといった印象。
自分の持ってるカフェの評価基準は、車を評価するときに似ていて、トータル・バランスでよいかどうか。つまり、珈琲だけがおいしければ良いというのではなく、お店そのものの雰囲気・スタッフの気配り・オリジナルのメニュー・BGMの選曲・そして最も大切なお客さんたちの様子であるとか、それらすべてがバランスよくミックスされたものを、判断基準にしている。そういった意味では、かなりバランスのよいお店だと思う。いずれにせよ、素晴らしいカフェにまた出会えたことに感謝。今度はカミさんと来れたらたらいいなあと思う。

 

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風情のあるつくばいによる演出

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もみじの落ち葉で帰り道も飽きさせないのが、さすが京都

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帰り道の階段の途中で見かけた大文字焼き

 

 

「茂庵」のおかげで京都を気持ちよく後にでき、一路名神道から北陸道へ。途中、賤ヶ岳SAで休憩し、日本海側に張り出した低気圧の影響で降り出した雪混じりの天気の中を、一気に加賀方面へひた走り、金津ICで下車。

雨が上がったこともあり、少し遠回りになるが、名物「東尋坊」を見学に行くことにする。

 

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荒れ模様の賤ヶ岳付近

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滋賀県代表、ゆるキャラ「ひこにゃん」。ちょっと欲しい気も…. いい大人なのでやめときます

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これから大河『お江』で注目必至の浅井三姉妹のPR

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昭和30・40年代の香りのする「東尋坊タワー」ちなみに記念メダルなんて買ってませんよ…

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福井県代表「東尋坊」  暗い、そして怖い もう帰ります…

 

たいして面白くもなかった東尋坊と重く荒々しい日本海を後にし、加賀温泉郷へと車を走らせる。
一気に金沢へとも思ったのだけれど、なにせ京都で歩きまくったもので、また慣れない正座なんぞもしたことから腰痛が悪化。そんなわけで、旅の道すがら、北陸で有名な加賀温泉郷に立ち寄らぬ手はないということで、急遽昨晩楽天トラベル経由で申し込んだ、「湯快リゾート粟津温泉グランドホテル別館」にさっそくチェックイン。こちらは、一泊二日二食つきでなんと¥7800。食事はバイキングでそれなりだが、コストパフォーマンスはかなり高い。人気なのがよくわかる。(興味のある方は参考までにどうぞ → https://yukai-r.jp/special/kangen.html)

 

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窓からの眺め

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やっぱり安いよなぁ…

 

すぐに温泉に入りたかったのだけど、京都で溜まった洗濯物の処理のため、近くのコインランドリーへ。

戻り次第すぐにバイキング形式の食事。内容はともかく、腹一杯になるまで食べられるので、ウチの息子たちのようないつも『ハラ減った』が口ぐせの食べ盛りのお子さんをお持ちのご家庭での温泉旅行に、もってこいなのは間違いありません。ただ残念なことにこちらのグループは、いまのところ西日本のみの展開のようです。

 

食後に、京都で歩き疲れさらに酷使した腰を、温泉で癒す。そして10畳以上もある怖いくらい広い部屋で、一人寂しく就寝。
Zzzzzz