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雨の日のJazz【Sue Raney】

GWが終わったと思ったら台風1号が発生したり、突然真夏日になってみたり、最近は天候が本当に安定しませんね。風邪を引かれている方もけっこういらっしゃるようです。
ここ数日は急な雨などが多い印象ですが、このままじわじわと梅雨に移行していってしまうのでしょうか・・ 春が来たなと思ったら、気がつけばもうそんな季節に差し掛かってきてるなんて、時間だけは確実に過ぎていっているもので、ちょっとびっくりしちゃいますね。

話題変わって、そんな雨の季節にもってこいの、古くからのJazzファンに愛され続けている名盤を紹介したいと思います。
sue jazzSue Raney (スー・レイニー)という女性ジャズ・シンガーをご存知でしょうか?
彼女が1959年にリリースした “songs for a Raney day”(邦題:「雨の日のジャズ」)という、とても雰囲気のよいジャケットのアルバムがあります。僕がこのアルバムに出会ったのはたぶん19あたりの学生の頃で、TOWER か disk union あたりで当時興味を持ち始めたジャズやフュージョン系のレコードを、来る日も来る日も漁っていた時期でした。もちろんこのアルバムについては、とにかくいわゆる「ジャケ買い」と言われる買い方だったのを今でもよく憶えています。

 


Sue Raney / “I Get the Blues When it Rains”
(album: Songs For A Raney Day – 1959)

 

「雷」の効果音で始まり「雷」の音で終わる、雨にまつわる名曲を集め、録音当時の彼女はまだ10代だったはずですが、しっとりとした情感と質感に溢れた大人の女性のVocalを披露しています。勘のいい方はすでにピンと来てるかもしれませんが、彼女の名前のレイニー「Raney」と雨の「Rainy」を掛けた非常に洒落たアルバム・タイトルになってるわけです。

雨の多い季節になると、必ずターン・テーブルに載せてしまうアルバムです。お酒もいいですが、梅雨寒の日の午後とかに「温かいブレンド珈琲」でゆったりと楽しみたくなるような、雨とJazzがよく似合う典型的なよい作品の例です。このアルバムを聴きながらの、雨の日のドライブはまた楽しいんですよね。個人的な趣味ですみません。