悲しい音色【追悼編 / Bill Evans】
- 2012.09.01
カウンターの中でいつものように珈琲を淹れていると、携帯のメール着信音が鳴った。 常連のお客さんととりとめのない会話をしながら、着信のメールを見ると『訃報』の文字が目に飛び込んできた。 なんだかいやな予感が走る。 差出人は、今でもよくお店に顔を出してくれる会社員時代の同僚からだった。 大方、勤務していた会社のOBの誰かのものだとは、容易に想像はできた。 亡くなったのは、僕が現役時代、都内の事業所から成田空港に異動してきて以来、公私に渡り大変お世話になった大先輩だった。現 […]