Monthly Archives: 12月 2012

【御礼】 今年一年、たいへんお世話になりました

数日前に、閉店するまで苦楽を共にしてきたカフェの「相棒」を被災地に向けて送り出し、そしてお借りしていた土地の年内一杯での原状復帰を、ほどなく終えたところです。開業準備から数えると、約二年間に及んだ僕のチャレンジも、これをもちまして事業としてもひとまず終焉を迎えました。
振り返ってみれば、事業立上げ後の一年半の間、個人的にはまったくお休みを取る余裕もなく、とにかく無我夢中で走り続けた、有意義な時間を過ごすこととなりました。

店舗の営業期間中にご来店いただいたお客様はもちろんのこと、閉店後も色々と気に掛けてお店まで足を運んでくださった方がいらっしゃったり、あるいはメールやコメントをくださったりと、『cafe Mellows』 というお店は、本当に沢山の皆様から支えられていたことを、閉店後にしみじみと感じることがしばしばございました。もちろんそれは、開業と閉店にあたりご協力いただいた多くの関連業者さんの方々も含めて、皆さんお一人おひとりに出逢えた奇跡に、本当にありがたい思いで一杯です。『一期一会』という言葉の意味を、しみじみと受け止めているような心境の日々を、最近は過ごしているところです。

とはいえ、僕自身の今後の身の振り方も、早々に決めなければいけませんので、今後のブログUPの頻度も状況次第ではスロウになってくることが容易に予想されます。その旨、どうかご理解くださいますようお願い申し上げます。

あと数日で2012年も暮れようとしています。今年一年間に皆様より頂戴した温かいお言葉やメッセージに、心より感謝申し上げると共に、2013年という新しい年が皆様にとって「穏かな一年」となるよう、陰ながらお祈りしております。

 

small Peaceful Life Logo

“for a Peaceful Life with you”
かけがえのないあなたと過ごす、穏かな暮らしのために

震災で大切な人を失ってしまった数々の報道を見た際にふと思いついた、「そんな存在のカフェになれたら」との意味合いのフレーズを、ロゴにしたためたのでした。きっと想いは届くことでしょう。

 

皆様、どうかよいお年をお迎えください。

 

cafe Mellows (カフェ・メロウズ)
店主

 

 

新たなる旅立ち ~ 被災地へ

今日も本当に寒い一日でしたね。日中は風も強く、体感温度は気温以下だったのは間違いなかったことでしょう。

さて、ごく一部の関係者の皆さんにしかお知らせしておりませんでしたが、開業以来僕の大事な「相棒」として沢山のお客様をお迎えしてくれたトレーラー・ハウスの『メロウズ号』(お客様が列車になぞらえてよくそうおっしゃってました)ですが、本日の夜遅くに、次の大切なお役目を果たすために、昨年の震災で大きな打撃を受けて只今復興の真っ只中にある被災地の一つ、宮城県の東松島市に向けて新たに旅立ちました。

雲ひとつない青空

雲ひとつない青空

夕暮れ

夕暮れを待ち

明るい満月に見送られ

明るい満月に見送られ

被災地に向け旅立ちました

被災地に向け旅立ちました

現段階では、まだ詳しいご案内は差し控えておきますが、いずれ時期が来たら、皆さんには今後の「彼」のお役目をお伝えできることと思います。それまでは、あれこれと自由に想像をめぐらせていてください。
僕が果たせなかった分まで、「彼」は新たな役目としての、被災地の傷ついた人々の辛い思いや悲しい思いを、必ずや癒すことのできる場所や空間となって、そこに集う人々に「smile (笑顔)」をもたらしてくれることでしょう。
奇遇にも震災の年に産まれ出でたキミだからこそ、やれることがあるはず。もしかしたら、運命だったのかもしれないね。必ず会いに行くから。頑張ってくれよ。そして今日まで、僕はもちろん沢山のお客さんを支えてくれて、ありがとう。

最後になりましたが、長野から駆けつけすぐに東北に向かったカンバーランド社の輸送チームの皆さん、ひたち野うしくガーデンの若社長のケンちゃん、皆さんのおかげで無事に搬出できました。ありがとうございました。そして、大通りへ搬出中、ご帰宅時のドライバーの皆様にはしばしご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ありませんでした。また、行く末を気に掛けていただき、わざわざお寒い中足を運んでいただいた皆さん、メールやコメントをくださった皆さん、最後まで見送っていただき、本当にありがとうございました。

いろんな思い出が頭の中で交錯し、今日は僕もこれが精一杯ですが、「メロウズ号」と輸送スタッフの道中の安全を祈りつつ、「馬のはなむけ」として大好きなビル・エヴァンスのこの一曲を捧げたいと思います。どうか、気をつけて。

 


Bill Evans Trio / “I Will Say Goodbye” (album: I Will Say Goodbye – 1980)

 

 

そろそろお別れ

「クリスマス寒波」だとかいって、寒さの勢いが日増しに強まってきているようです。
ただでも多忙を極めるこの師走ですが、皆様くれぐれもお身体ご自愛下さい。

さて、先月25日に閉店してから、クリスマスの今日でちょうど一ヶ月が経過しました。
その後はひとりで少しずつ、事務処理などと平行しながら店の内外を片付けてきました。

 

 

暮れも押し迫ってきましたが、そろそろ僕も、大切な「相棒」とお別れをしなければいけない時期となりました。
こいつがいなければ、夢の実現はありえませんでした。本当に大切な大切な「相棒」でした。
短い期間ではあったものの、何かのご縁があったこの地で、沢山の訪れたお客さんたちをあっと驚かせ、そしていつのまにかそっと包み込んでしまうような「優しい時間」を提供し続けてくれた、それは大した相棒でした。今でも、たくさんの方々から Mellows は「優しい時間」「幸せな時間」を過ごすことができた大切な空間でした、とのメールやコメントを頂戴しています。そんなふうに言ってもらえるのも、こいつがいてくれたからこそ。ありがたいことです。

僕やみんなも寂しくなるけれど、次はもっともっと大きな仕事が待っているよ。でも、きっとキミなら大丈夫。必ず期待に応えてくれることでしょう。

 

すっきりとした店内

すっきりとした店内

ガランとした感じです

ガランとした感じです

もみじの木たちは 「植木屋ケンちゃん」の協力でいったん移植されます

もみじの木たちは「植木屋ケンちゃん」の協力でいったん移植されます

こちらは大人気だった、コーナー席横のもみじ

こちらは大人気だった、コーナー席横のもみじ

 

Mellows を大切に想ってくださる多くのお客様より、『どうなってるの…』といったお問い合わせがあまりに多いので、現状のご報告に代えさせていただきます。

詳細は、また次の機会に。

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2012 Vol.8

週末の連休に向け、寒さも一段と増してくる様子です。

以前にクリスマスソングの中では、“Have Yourself a Merry Little Christmas”がいちばん好きだと何度も言ってきましたが… すみません、またそれなんです。しつこいですねぇ、僕も。(笑)

今回ご紹介するのは、Andre Gagnon(アンドレ・ギャニオン)の Holiday Album の『Noel』に収録されている、プラハ・フィルハーモニック・オーケストラとの共演で、ピアノとストリングスの美しいハーモニーにうっとりするようなバージョンとなっています。
アンドレ・ギャニオンはカナダのアーティストで、かなりの親日家としても有名です。多くの日本のドラマの音楽にも使われており、あの「北の国から」で有名な倉本聰さんのお気に入りの音楽家としても、よく知られていたりします。

NOEL

 

目を閉じるとそこに『雪』が舞っているのが見えるような、そんなアレンジの “Have Yourself a Merry Little Christmas” ですね。

 


Andre Gagnon / “Have Yourself A Merry Little Christmas” (album: Noel – 2002)

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2012 Vol.7

今晩はですね、渋くいきますよ。Soul Christmas ですよ。

盲目のソウルの神様 Ray Charles(レイ・チャールズ)が2004年に他界して、もう8年が経つんですね。肝臓がんで亡くなった彼の自伝映画『Ray/レイ』の公開も確かその年で、ご本人は残念ながら完成作品を見ることが叶わなかったと聞いています。
あの映画は、僕のようなソウルにしてもジャズにしても黒人音楽が大好きな人間にとって、そのルーツを知ったり、米国における凄惨なまでの人種差別の歴史などを理解するにあたり、難しい歴史書を紐解くよりもひじょうにわかりやすく解説してくれる、たいへん貴重な作品だと思っています。主演のジェイミー・フォックスのアカデミー賞主演男優賞受賞という部分を差し引いても、音楽的にも歴史的にも、ぜひ観ておくべき映画だと強くお薦めいたします。

 

Gospel Christmas

 

さてそれはそうと、クリスマスソングでしたね。今回はこの定番の作品です。
亡くなった2004年にDVDとしてリリースされた、米国ニュージャージー州・ニューアークで、「Jubilation Gospel Choir」という120人編成の聖歌隊と繰り広げたゴスペル・クリスマス・コンサート(2003年)の中から、定番中の定番『The Christmas Song』を紹介します。
まぁ~とにかく素晴らしい。の一言に尽きます。また、映画『Ray/レイ』、見なくっちゃです。

 


Ray Charles / “The Christmas Song”
(DVD:Ray Charles Celebrates A Gospel Christmas 2003)