Monthly Archives: 9月 2013

夏スミレ ~ Remembering You 【モノローグ】

「トレニア」の花が数日前に突然咲いた。
それは綺麗な紫色を帯びた深く青い色だ。
暑い夏の盛りから初秋にかけて咲くトレニアは、別名「夏スミレ」とも呼ばれる。

 

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天に向かって咲く「夏スミレ」
色づき始めたモミジとともに

 

一週間くらい前にモミジに水遣りをしていたとき、CLOSEした後お店から持ち帰った土だけが残されたプランターから、濃い緑の元気な芽が勢いよく伸びてきてるのには気付いていたけれど、何の花を育てていたかはっきりと憶えていなかった。数日前に花が咲いて初めて、昨年の夏にお店のテラスでトレニアを育てていたこと、そしてちょうどその頃に他界された大先輩のことを、急に思い出した。

一年前のブログ記事を確認してみたら、確か訃報を受け取ったあの日の夜、もう今はない Mellows のデッキ・テラスで、あの夏久しぶりに降り出した遅すぎた雨に濡れながら冷めた珈琲をすすりつつ、何も考えられずただ「トレニア」だけをしばらくの時間ボーっと見ていた。

『俺のこと忘れるなよ』って、一年草の「トレニア」のこぼれ種が翌年に花を咲かせ、メッセージを伝えてくれた。いろんな意味で、「植物」ってすごいなって思えた瞬間だった。

「また逢えたらいいのに」って思うけれど、きっとそちらで沢山の仲間たちと毎日楽しくやっていることでしょうね。僕はその後色々あって、それでもなんとかやってますよ。もうしばらく、こっちで頑張りますね。

 


Eugene Friesen / “Remembering You” (album: Arms Around You – 1989)

 

散歩 【フォトログ】

二週続いた三連休も終り、お彼岸が来て、いつもの年のように季節はすっかり秋めいてきました。

先週のことですが、平日の休みの日にカメラを持って湖の対岸まで、ちょっとドライブ&散歩に出かけてみました。以下フォトログですが、少しずつ秋は確実に日を追う毎に深まってきているようです。

 

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曲はボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)が初めてJazzスタンダーズに挑戦した傑作アルバム『But Beautiful』より、“For All We Know”をどうぞ。

 


Boz Scaggs / “For All We Know”  (album: But Beautiful – 2003)

 

MOMIJI 通信 【Vol.3 – 2013】

先週末の三連休は、台風18号の影響で予定を変更された方も多かったのではないでしょうか。
そんな三連休中、僕のブログもいつのまにかアクセスが15万を超えておりました。
こんなブログですが、皆さんのおかげでなんとか続けております。お付き合い、ありがとうございます。

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高く秋らしい空と雲

 

さて、『MOMIJI 通信』の第3弾です。
先の台風で夏と秋の空気が入れ替わり、いよいよ大陸から冷たい空気が列島に流れ込むようになりました。日中と朝夕の寒暖差が大きくなり、最低気温が10度を下回ると、モミジに限らず「紅葉」は一気に加速すると言われています。関東地方ではまだまだそれは先になりますが、徐々に徐々に緑~黄~赤へと葉色を変えていくモミジは、まさにこれからが楽しみな愛すべき日本の代表的な雑木といえるでしょう。

 

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徐々に色付いてきました

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う~ん、秋らしい。

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「竹コプター」そっくりな種も、飛行準備中

 

そういえば、うろこ雲が目立つようになった秋空もどんどん高くなり気分がいいのですが、夕方からはっきりと見えるここ数日の『月』の丸さも明るさも、夜風に吹かれて鳴く秋の虫たちとともに秋らしさを演出してくれています。明日19日「満月の中秋の名月」だそうなので、お天気次第ですがちょっとだけでも夜空を見上げてみたいものです。流星群と同様によくある統計話ですが、次の機会は8年後の2021年とのことですから、珈琲でも戴きながらどうかお見逃しなく。

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かつての Mellows のデッキより

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*左上の【Mellows Gallery】からでも画像をご覧いただけます

 

『月』といえば、先の台風によって秋のモミジが美しい「京都」が大きな被害を被ったのをニュース等で知りました。「嵐山」付近の『渡月橋』も桂川の氾濫で周辺の宿や土産店そして一部の文化遺産も冠水してしまい、現在復旧の真っ只中とのこと。当ブログの『旅日記(備忘録)』にも記事をUPしておりますが、約3年前にそれまで20年以上勤務した会社を辞める直前に訪れた京都の多くの名所旧跡で、それは「目には見えない大きな力」をもらって帰ってきたことが、つい昨日のことのように思い出されます。これからが本格的な京都の観光シーズンですから、一日も早い回復を祈るばかりです。

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普段は穏かに流れる桂川 (「渡月橋」より撮影:2010.12.07)

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今年もこんな桂川沿いの色付いたモミジが見られますように (撮影:2010.12.07)

 

『月』つながりで、今回はこんな一曲はいかがでしょうか。
英国で人気の女性 Jazz Vocalist の Stacey Kent(ステイシー・ケント)が歌うスタンダード作品、“Polka Dots And Moonbeams” をどうぞ。

 


Stacey Kent / “Polka Dots And Moonbeams” (album: Dreamsville -2000)

 

気に入った方は、ぜひこちらの過去記事もご参考にどうぞ。The Bill Evans Trio (ビル・エヴァンス・トリオ)の素晴らしい演奏が堪能できます。

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.17【Hiram Bullock】

久々の「Masterの今これが聴きたい」シリーズです。

1980年代に異常なまでに盛り上がったFusionやJazzブームの真っ只中、いい時代を過ごされた紳士淑女の皆さんも、僕のブログ読者の方には多いことと思われます。

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かつてJT(日本たばこ産業)がメインスポンサーとなって1977年~1992年まで毎年7月に「よみうりランド」をメイン会場に実施されていた日本で最大の野外ジャズ・フェスティバルが『LIVE UNDER THE SKY』でした。今でも高いとは思わないチケット代で、一日中ビールやワインをそれなりにチビチビとやり、煙草をくゆらせながら当時としては最高レベルのサウンドをライブで聴くことができた、世界中から超一流ミュージシャンが一堂に集う、それは素晴らしいサマー・フェスでした。夏嫌いの僕でさえ、あのマイルス(Miles Davis)や当時夢中になっていたサンボーン(David Sanborn)観たさに、例年参加し続けたものでした。

 

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そのサンボーンが、レコーディングはもちろんのこと、いつもツアーメンバーのギタリストとして同行させていたのが今回ご紹介するハイラム・ブロック(Hiram Bullock)でした。主役でバンマスのサンボーンを完全に食ってしまうほどのステージでの派手なパフォーマンスを繰り広げながらも、決して音を外したりすることのない、当時のNYの空気感を伝えてくれる素晴らしいギタリストでした。

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そんなハイラムが咽頭ガンにより52歳で他界してから5年の月日が流れました。若かったあの頃、『LIVE UNDER THE SKY』で初めて観たマイルスもマイケル・ブレッカーも、今ではみんな夜空の星となってしまいました。
ハイラムはファンキーなプレイとは裏腹に、実は素晴らしくメロウなギター弾きでもありました。この曲でも堪能できる、彼の爪弾くストラトキャスターからしか出てこない独特の音色や響きは、いまだに僕の心を掴んで離しません。

 


Hiram Bullock / “Never Give Up” (album: Way Kool – 1992)

 

ちなみにこちらは、David Sanborn Group の演奏で、若くて元気だった頃のハイラムのプレイです。イントロから聴衆を一気に盛り上げるトム・バーニーのベース・ソロも圧巻です。
若き日の僕もこの場にいたんですねぇ。ああ、懐かしい…


David Sanborn Group / “Chicago Song” (1990)

 

またあんな素晴らしいジャズ・フェスが日本で開催されることはあるんでしょうか。
 

MOMIJI 通信 【Vol.2 – 2013】

朝夕はだいぶ過ごしやすい季節になってきました。
夏場に比べたら、ホット珈琲もずっと美味しく感じますね。

『MOMIJI 通信』の第2弾ですが、まだまだ気温もそれほど下がりませんし、あまり大きな変化はみられませんが、気の早い葉っぱの一部が色づいたりしているのが見受けられます。
カフェのコーナー席の横にあった「根曲がり」のモミジですが、「六株立ち」のと比べるとかなり青々とした印象が強いですが、てっぺん付近のワン・ポイントの黄色が一足早い「秋」を感じさせます。

 

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なんだか、ふいに Stevie Nicks (スティーヴィー・ニックス)のハスキーな声が聴きたくなりました。昔からこの女性の独特のヴォーカルになぜか「秋」を感じてなりません。OVER 50 の皆さんは懐かしく、そしてUNDER 50 の世代の方にも新鮮さを持って受け入れられることでしょう。

 


Fleetwood Mac / “Dreams”   (album: Rumours – 1977)

 

いやいや、やっぱり名曲ですね。彼女のソングライティングの才能にも脱帽です。
ちょうど10年ほど前に再結成したはずですが、さてバンドも再結成後紅一点となった彼女も今はどうしているのでしょう・・・