Monthly Archives: 10月 2013

MOMIJI 通信 【Vol.6 – 2013】

いくつかの台風が去り、北からの寒気が入り込み、朝夕はめっきりと涼しくなり、このところ寒いくらいの朝は最低気温が10度を切ることもあり、今日も一日雨模様の寒い一日となりました。
地球の温暖化に伴い、いちばんいい季節であるはずの「秋」の期間がどんどん短くなり、夏が終わるといきなり冬がやってくるような印象が年々強くなってきています。残念なことです。

 

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さて、10月としては最後となる MOMIJI 通信 の第6回目ですが、「6株立の山モミジ」の方はもう全体が紅くなってきました。店舗敷地内に植えてあった昨年より、少し進み具合が早い感じでしょうか。一方、コーナー席横の「根曲がりモミジ」の方ですが、ここ数日の冷え込みで少しずつ黄色の部分が増してきました。
季節は確実に進んでいるようです。

 

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曲は1980年代にAORのカテゴリーで一躍「時の人」となったRobbie Dupree(ロビー・デュプリー)が、久々にリリースしたミニアルバム『Arc Of A Romance』よりご紹介。多くのアーティストがカヴァーしてきた Soul Classic の名曲『For The Love Of You』のオリジナルはアイズレー・ブラザーズですが、数あるカヴァーの中でもこれはまた大人のアレンジとそれなりの年齢となったロビーの相変わらずの抑え気味でハスキーな vocal が魅力の作品となっています。

 


Robbie Dupree / “For The Love Of You” (Feat. Butch Thomas)
(album: Arc Of A Romance – 2012)

 

写真展に行ってきました 【melody at night】

しばらくの間、記事TOPで告知しておりましたオダギ秀写真展 『旅の途中・2013』】 に、先日お邪魔してきました。
先生のフォトギャラリー・ブログ『NEXT HORIZON・Shu Land Annex』でもおなじみの写真&モノローグと、それ以外のものも含め十数点の素敵な作品が鑑賞できます。

 

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ありがたいことに、先生の愛して止まないキース・ジャレットのピアノソロアルバムのタイトルを付けた「メロウズ」最後の夜を切り撮っていただいた作品melody at nightを、カフェ&ギャラリーのエントランスに飾ってくださっていました。ポストカードのサイズと比べ、ずっと大きく引き伸ばした写真を拝見したところ、その大きさからなのか、あの閉店の日の夜の出来事がしっかりと甦ってくるほどでした。オダギ先生が最後のお客様でしたので、まさに【The Last Night at cafe Mellows】の瞬間でした。

写真展の開催は今週末の10月27日(日)までとなっております。また、会場となっております『ロダン』さん併設のカフェで美味しい珈琲をオーダーすることもできます。ご興味を持たれた方は、どうぞお誘い合わせの上、鑑賞に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

■オダギ秀写真展「旅の途中・2013」
   2013年10月19日(土)~10月27日(日)
     10:00a.m.~6:00p.m. 会期中、休廊はありません。
   カフェ&ギャラリー ロダン ← MAP
     茨城県つくば市高野台3-15-35 Phone 029-836-3311

※道路斜め向かいの「ホテルニュー高橋」さんのパーキングも無料で利用できます

 

【告知】 『旅の途中・2013』 ~ オダギ秀写真展

【オダギ秀写真展 『旅の途中・2013』 開催中】 10/19(土)~27(日)まで

涼しい日と残暑を思わせるせるような陽気が繰り返しやってきて、体調管理をするのがとても難しい時期ですが、当ブログをいつもご訪問くださっている皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。

早いもので、昨年の11/25の営業を最後に眠りについた “cafe Mellows” ですが、閉店してから間もなく一年という月日が経過しようとしています。営業当時は、「メロウズ」を我が子のように可愛がってくださったお客様、並びにお世話になりました関係者の皆様には、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

「メロウズ」の最終営業日当日の夜、文字通り最後のお客様となったご常連の写真家の「オダギ秀」先生の、ずっと継続していらっしゃる写真展のシリーズのひ とつでもある、『旅の途中』の個展が10/19~27まで開催されます。
昨日の朝、毎日欠かさず拝見している先生のフォトギャラリー・ブログ『NEXT HORIZON・Shu Land Annex』で、なんと今回のご案内用のポスト・カードに、「メロウズ」での最後の夜を切り撮った大切な一枚の写真を使っていただいておりまし た。先生の粋な計らいに、大変感激しております。
尚、写真展のご案内についてご了承いただきましたので、以下の通り転載いたします。

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『旅の途中・2013』

ボクの、ささやかな写真展「旅の途中・2013」を開催します。
また一年が過ぎて、「旅の途中」展も、今回で9回目になります。
戻ることのできない旅は、後悔と憧憬と寂寥に満ちています。
つぎの地平を目指す一里塚を、ご覧いただければ幸いです。

 ■オダギ秀写真展「旅の途中・2013」
   2013年10月19日(土)~10月27日(日)
     10:00a.m.~6:00p.m. 会期中、休廊はありません。
   カフェ&ギャラリー ロダン
     茨城県つくば市高野台3-15-35 Phone 029-836-3311

※道路斜め向かいの「ホテルニュー高橋」さんのパーキングも無料で利用できます

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どんな写真展になるのか期待と不安にも似たような気持ちでなんだかワクワクしますが、期間中にぜひ一度僕自身もお邪魔できたらと思っています。ご興味を持たれた方におかれましては、ぜひ足をお運びください。

 

 

MOMIJI 通信 【Vol.5 – 2013】

10月も終盤に入り、MOMIJI 通信もVol.5となりました。
最近では早朝に最低気温が10度に近くなるような日もあったので、ここしばらくTOP記事として告知しております【オダギ秀・写真展『旅の途中・2013』】のご案内状にも採用していただいた、ライトUPされたあの「6株立ち」の山モミジの方はだいぶ紅く色づいてきました。今は三色が楽しめる状態です。

 

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一方コーナー席横にあった「根曲がり」のモミジの方は、若干黄色味を帯びてきてはいるものの、なんだかまだ青々としている様子です。友人の造園屋のケンちゃん曰く、「カエデの血が入っているかも」とのことなので、人間同様にそれぞれの成長スピードや個性があって、それはそれで趣があってよしですね。いずれにせよ、なんとか台風にも持ち堪え、どちらも元気で一安心しました。

 

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もう秋だというのに、トレニア(夏スミレ)は満開状態(笑)

 

そういえば、昨日「広告批評」主宰で朝日新聞の名物コラム『CM天気図』でも知られる「天野祐吉」さんが、80歳で天に召されたそうですね。ほんとに「普通の人」の視点から紡ぎだされる彼の言葉にはハッとさせられることが多々あり、短い言葉の中からも沢山のことを学んだ気がしています。
ご冥福をお祈りいたします。  合掌

スタンダード・ナンバー『My One And Only Love』の数あるカヴァーの中から、心に沁みるアレンジが素晴らしいこちらの曲で送ってあげたいと思います。

 


Sinne Eeg / “My One And Only Love” (album: Remembering You – 2010)

 

Mellow Tunes ~ Vol.63 【chic & mellow 編 ⑦】

ここ二日ほどの寒いくらいのお天気で、冬物のセーターやジャケットを引っ張り出した方も多かったのではないでしょうか。本当に不安定な気候のせいで体調がすぐれない方も少なくないようですので、皆さんくれぐれもご自愛ください。

ここしばらく記事TOPで告知しておりますが、現在つくば市内の「カフェ&ギャラリー・ロダン」さんにて、写真家のオダギ秀先生による写真展『旅の途中・2013』が開催中です。早速週末に鑑賞にお出かけになった Mellows のご常連でしたお客様より、メールを頂戴したりしております。秋は音楽に写真にアートに、そして珈琲を楽しむにも最適なシーズンです。ご興味のある方は、ぜひお出かけください。

さて Mellow Tunes【chic & mellow 編】の第7弾ですが、秋・冬になればこの人の声がなぜだか聴きたくなるから不思議です。今日は僕らの世代あるいは当ブログの読者で多分嫌いな人はいないのではと思うほど、ミュージシャンとしてだけでなくモデルや女優もこなしてしまうほどのマルチな才能に溢れた Sade Adu(シャーデー・アデュ)をVOCALに据え、彼女の名を冠したバンド『SADE』のchic & mellow な一曲『Somebody Already Broke My Heart』をピック・アップ。(SADE の詳細については過去記事をご参照ください)

 


Sade / “Somebody Already Broke My Heart” (album: Lovers Rock – 2000)

 

いやぁ、まさに Quiet Storm の王道を行く非の打ちどころと無駄な音の装飾が全くないサウンドに、改めてこのバンドのメンバーの音楽センスに脱帽です。なんだかとても落ち着くスモーキーなシャーデーの声に、珈琲もさらに美味しく感じる季節の到来です。

 

「おもてなし」より「おもいやり」 【モノローグ】

今朝の「天声人語」で昨日(10/15)から『新聞週間』が始まったと知った。
「新聞週間」ってなに?という方が多いと思うので、詳しくはこちらを。

思えば、僕は高校に入学してすぐに、ある目的があって早朝の新聞配達のアルバイトを始めた。それは生まれて初めて体験したアルバイトであり、言うまでもなく愛読していた「朝日新聞」のだ。小さい頃から「新聞を読め」と言い続けてきた今は亡き父親の猛反対で、三ヶ月程度で新聞配達のバイトは終わってしまった。当時は当然インターネットもPCも携帯すらなくTV・ラジオ以外は「活字文化」がすべての時代であり、自分にとってとにかく素晴らしい社会勉強となったので、まあ、それはそれでよかった。

それから時が流れて約30年後、会社を辞め独立・起業した際に地元支局の記者の方からの要請で、地方版とはいえ自分が記事の対象となるとはよもや予想もしなかった。父が存命であれば一体なんとコメントしたであろうか。いずれにせよ、僕と朝日新聞とは、そんな不思議な関係なのだ。

話がそれてしまった。
10年に一度の猛烈な台風が接近しているのを予想した上での、「天声人語」を執筆している編集委員さんの温かい文章に、ほんの一時期とはいえあの頃大雨の中でカッパを着込んで通学用の自転車で一軒一軒配達して回ったのを思い出し、ジンときてしまった。

__________________ (以下、転載させていただきます) _________________


「いつの日も 真実に 向き合う記事がある」を今年の標語にして新聞週間が始まった。高らかな理念も、しかし、新聞配達という仕事なしにはありえない。日本の新聞の95%は戸別に配達され、それを全国の37万人が担っている。今日のような朝は、とりわけ頭の下がる思いがする▼同時に、どうか無理せずにと祈りたくなる。大型の台風26号は、ちょうど新聞が届く未明から朝に本州に近づく。「苦労に報いるコラムを書いているか」と自問したくなるのはこんなときだ▼日本新聞協会が毎年募集する「新聞配達のエッセー」を読むと、ねぎらいを寄せてくださる読者は多い。青森県の長山和寛君(15)は、3・11の翌未明に、凍(い)てつく道を歩いて届けてくれた若いお兄さんが忘れられないと書いていた▼配達員も思いをつづる。長野県の豪雪の村で、早く起きて自宅前に道を作ってくれるおじいさんがいる。道路から離れた家々では、道端に冬用の新聞受けを出してくれる。人々の温かさで続けられている、と村山由美子さん(62)は感謝を記す▼社会をゆさぶる調査報道も、キャンペーンも、読者に届いてこそである。バイクの音、新聞がポストに落ちる音で一日が始まる人は多い。届けるという行為の素朴さが、夜明けの匂いを連れてくる▼今朝は多くの地域で嵐をついての配達となるだろう。その安全を願うのに自社も他紙もない。お手もとに届いた新聞は、皆さんの前で少しほっとした風情かも知れない。人の心を映すように。

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招致の決まった「東京オリンピック」のプレゼンで、滝川さんが日本流の「おもてなし」をアピールし話題となったが、むしろ日本人の美徳はそれよりも『お・も・い・や・り』なのかもしれない。

便利なネット社会が瞬く間に形成され、スマホやタブレットやPCで新聞は見たい記事だけを読める時代になった。リアルな新聞の最大の利点はいわゆる「関心のない分野」にもふと目が行くことではないだろうか。そうして、世の中のことに興味を持ち多くのことを知るきっかけが生まれるわけだから。
職場の若い世代の人たちの間では、新聞を読む習慣がまったくない人たちも多いようだ。
そう、「新聞週間」よりも『新聞習慣』の方が大事かも。(笑)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.62 【chic & mellow 編 ⑥】

お天気よくないですね。台風も接近中ですから、皆さん十分にお気をつけください。

さて前回は、80年代に大活躍した KASHIF(カシーフ)を取り上げましたが、chic & mellow 編の第6弾となる今回は、彼がプロデュースした作品をちょっとご紹介しましょうか。

1960年生まれの Evelyn “Champagne” King(イヴリン・キング)は、僕とほぼ同世代のシンガーです。1980年代前半の世界的な Disco Music のムーブメントがピークだった頃に、NYで当時最先端の音作りをしてメキメキと頭角を現しつつあった KASHIF のトータルプロデュースを受け1982年にリリースされたのが、泣く子も黙るアルバム『Get Loose』でした。時代的な背景もあり、彼女の作品の中では最もセールスを記録した非常にバランスの取れた、KASHIF の狙い通りのハイ・クォリティなアルバムという印象でした。もっとも本作には、前々回のメリッサ・モーガンの記事でも取り上げた「Hush Productions (ハッシュ・プロダクション)」の実力者 Paul Lawrence らもアルバム・クレジットに名を連ねており、まさに「怒涛」という表現が適切なほどの勢いが彼らにはありました。
そんなアルバムより、ちょっと romantic & mellow な一曲『I’m Just Warmin’ Up』をどうぞ。

 


Evelyn ‘Champagne’ King / “I’m Just Warmin’ Up”   (album: Get Loose – 1982)

 

今回記事をUPするにあたり、このアルバムを通しで聴いてみましたが、これが31年も前に製作された事実を考慮すると、いかに KASHIF の時代を先読みする感覚が鋭敏であったかが容易に理解できます。それは、彼自身のアルバムはもとより、彼の関った作品群全般に共通している事実ですね。
上の「I’m Just Warmin’ Up」は彼の作曲ではありませんが、本作中実は最も評価されたのが『Back to Love』でしたね。彼自身バック・コーラスにも参加している KASHIF の音作りのセンスを感じさせる、本当によい作品だと思います。参考までにこちらでどうぞ。

KASHIFの登場以降、「売れる作品(レコード・CD)はプロデューサー次第」と言われるようになっていき、時代は Super Producers としてその後のブラック・ミュージック界を席巻していくこととなる Jimmy Jam & Terry LewisBabyface & L.A.Reid の台頭を歓迎する流れとなっていくのでした。