Monthly Archives: March 2015

【お知らせ】 ちょっとお休みします

2015年になって、早いもので三月もあと残すところ僅かとなりました。
年度末と新年度を迎えるこの季節は何かと慌しいものです。
しばらくブログの更新をお休みすることといたします。
寒暖の差が激しい時期が続いています。皆様におかれましても、くれぐれもご自愛ください。

 

 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.22【Marron 5】

このコーナー3連チャンでのUPとなります。
今回ご紹介するアーティストもそうなのですが、自分が育った時代だから当然といえばその通りで、とはいえ米国を中心とした1970~80年代に流行した音楽とはそれ以前のものとも現代のものともなんだか大きく違った印象を持っています。とにかくこの時代の音楽(あくまでPOPS/ROCK/FUSIONなど限定的ですが)には、共通して言えるのが聴く人々の心を捉えて離さない「メロディのもつ美しさ」がそこに存在するということですね。おそらく自分と同世代の40-50代あるいはそれ以上のブログ・リーダーの方々なら、僕の言わんとするところをきっとご理解いただけているのではと確信しています。

 

maroon5前回の「Daft Punk」そして前々回の「Bruno Mars」と同様に、『Maroon 5』も1970~80年代のサウンドに拘りを持った作品をデビュー以来聴かせてくれる、現代ではとても貴重な存在だと言えます。とてもメジャーな米国のバンドなのであれこれと説明は省略しますが、今年1月にリリースされたばかりの彼らの5作目に当たる最新スタジオアルバム『V』に収録された『Sugar』という楽曲は、そんな古きよき時代のサウンドに慣れ親しんだ我々の耳にとても馴染む感じがしてなりません。古今東西流行るPOPSの定義から見れば、曲全体がいわゆる「サビ」といってもいいくらいのキャッチーで思わず口ずさんでしまうようなとにかく分かりやすいメロディーと、「えっ、もう終り?」と思わせるような約3分程度の曲の短さは、売れるPOPS/ROCKのまさに王道といえるような気がします。
僕個人としては、彼らの作品の中では2004年リリースの「Songs About Jane」に収録されていた『Sunday Morning』以来の、大好きな作品となりました。『Sunday Morning』は、10年ぐらい前に女優の宮沢りえ出演のトヨタ「Vitz」のCMに使用されていたので皆さん聴き覚えがある方も多いのでは。

どちらも作曲は、2013年にはアメリカの雑誌ピープル誌による今年度の「世界一セクシーな男」に選ばれたこともあるバンドのリード・ヴォーカル Adam Levine(アダム・レヴィーン)によるもの。アダムの声質とヴォーカル・スタイルは、POPS/ROCKだけでなくR&BやJazzを聴く人たちへも大きな訴求力を持った非常にレアな存在であると同時に、現代で稀に見る天才的なメロディ・メーカーの一人と言えるのではないでしょうか。

 


Maroon 5 / “Sugar” (album: V – 2015)

 

『Sugar』のPVは YouTube で公開直後から、ロス市内で当日行われている結婚式会場をいくつか巡り「サプライズ・ライブ」をプレゼントするといった内容が、ドキュメントではなくフェイク(いわゆるヤラセ)だとさんざん叩かれたりしたそうですが、仕事を請け負った俳優や役者さんもエキストラの皆さんたちもあの「Maroon 5」が登場するとは伝えられていなかったのではと、僕自身はPVを視聴後に感じました。真偽の程はさておき、それほど世界中で話題となっているこの動画の再生回数は今日現在でなんと「2億3千万回」をすでに超えているのには驚き以外ありません。まあ、シンプルで無駄な音とアレンジを削ぎ落とした感のある楽曲の素晴らしさもそうですが、たとえ意図的な演出があったとしてもとても出来のいいPVだと思います。こういった平和的な動画の利用にこそ、 YouTube の存在価値があるってものです。
なにはともあれ Maroon 5 、「大物」ですね。

 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.21【Daft Punk】

前回の「Masterの今これが聴きたい~Vol.20」で紹介した Bruno Mars もそうですが、これまで敢えて取り上げてこなかったようなアーティストや作品をチョイスしているのがこのシリーズの特徴といえば特徴です。以前記事にも書きましたが、店舗営業当時の店内でプレイする音楽はお店の名にちなんだあくまでMellowでありSlowな感じの作品を中心に選んでいましたので、正直それなりに気を遣ったものでした。一方このコーナーでは「時代」や「流行」そして「カテゴリー」にとらわれることなく、ただシンプルに自分自身が「今これが聴きたい!」と感じたアーティストや作品を思い切って取り上げることができるのがミソなんです。まあそんなことはどうでもいいですね。

 

DAFTPUNKさて今回取り上げる Daft Punk(ダフト・パンク)は、フランスはパリ出身のハウス/フィルターハウス/エレクトロ・デュオ)で、トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter – 1975年生まれ)とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo – 1974年生まれ)の2人によるユニットです。(詳細はWikipediaをどうぞ)
ライブやPVで見られる金属マスクを被った、1999年9月9日のコンピューターの爆発事故によって「アンドロイド(ロボット)」になってしまったという彼らのエレクトロ・ポップは世界的な大流行を見せ、2013年リリースの4thアルバム『Random Access Memories』で翌年2014年のグラミー賞でノミネートされた5部門すべてを制覇するといった快挙を成し遂げたのは、世界中で大きな話題となりました。

Daft-Punk-Nile-Rodgersそんなテクノロジーに極端に傾倒していた「アンドロイド」である彼らが、敢えて生の楽器の音と腕利きミュージシャンに拘ってコラボレートしたのが『Random Access Memories』でした。中でもゲストミュージシャンとして招かれた、1970~80年代のDISCO/FUNK Music のファーストクラスのバンドであった “Chic(シック)”のリーダーでギタリストとしても超一流の Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)の起用は大当たりとなり、結果物凄い相乗効果を生み出すことに成功しました。後にグラミーの最優秀ポップ デュオ/グループ(Best Pop Duo/Group Performance)を獲得することになった、ヴォーカルに売れっ子 Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)をフィーチャした『Get Lucky』は売れに売れ、その授賞式でのパフォーマンススティーヴィー・ワンダーが参加した様子は広く世界に配信されました。会場に居合わせたポール・マッカートニーはじめ多くの著名なミュージシャンが楽しそうに口ずさんで踊る姿が見られることからも、彼らの感性が世代を超越して受け入れられたことを証明しています。

世界の大都市におけるクラブ・シーンで流行しているダンス/ハウスも含めた現代的な Euro Beat/Pop のような「 テクノ系」のサウンドが個人的にはすこぶる苦手なのですが、このアルバムでは最新のコンピュータ・テクノロジーと職人(スタジオ・ミュージシャン)たちの技術が素晴らしい状態で共存しているように感じられ、ぜひ聴いたことのない方々にも一度 YouTube 等で視聴してみて欲しいと思います。

さてご紹介の楽曲はというと、DJやプロデューサー業を本業にしている米国人の Todd Edwards(トッド・エドワーズ)をなんとヴォーカリストとして起用してしまった『Fragments of Time』。1970~80年代の西海岸で流行ったサウンドの記憶を呼び覚ますような軽快な響きで、印象的なギタープレイは前出のナイル・ロジャースではなく「Paul Jackson Jr.(ポール・ジャクソン Jr.)」によるものです。これからの季節にぴったりの作品じゃないでしょうか。

 


Daft Punk / “Fragments of Time (feat Todd Edwards)”
(album: Random Access Memories – 2013)

またこの作品を制作した際のことを、ヴォーカル兼プロデュースで参加したトッド・エドワーズが語っているエピソードが印象的でした。興味のある方はどうぞ。

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.20【Bruno Mars】

3月に入ってからの不安定な気候と猛威を振るう憎き「花粉」などのせいで、しばらく記事をUpする気にもなれずにいたら、あっという間にお彼岸の時期がやってきてしまいました。これはいけないと思いつつ、さっそく最近よく聴いているアーティストの作品を続けてご紹介しようかと思います。

 

Bruno-Mars3

 

プエルトリコ人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、今年で30歳となる Bruno Mars(ブルーノ・マーズ – 本名: Peter Gene Hernandez)は米国ハワイの出身で、2010年にアルバム『Doo-Wops & Hooligans』でのデビュー以来破竹の快進撃を続けている、非常に稀な才能に恵まれたシンガーでありソング・ライターであり、そしてプロデューサーでもありミュージシャンでもあります。
幼い頃から多大な影響を受けたという故人のマイケル・ジャクソンのまるで再来と表現されることも多いブルーノですが、彼の作り出す音楽は1970~80年代の古きよき時代のFUNK/SOUL/DISCO 等の名残りを彷彿させるサウンドが最大の特徴であり魅力となっています。

ブルーノの現在最大のヒットとなっているだろうと疑う余地のない、世界中で大変な話題となった2013年リリースの2作目のアルバム『Unorthodox Jukebox』に収録された『Treasure』は、彼のバンドメンバーとの圧巻のステージ・パフォーマンスが有名で、その場に居合わせたオーディエンスはもう興奮のるつぼと化しています。2013年に行われた Billboard Music Awards 2013 での「Jackson 5」を意識したパーフォーマンスは、もうすでに伝説となってしまったかのようです。170cmに満たないブルーノがどう見てもいちばん目立つことからも、ダンサーとしても超一流のブルーノに驚きを隠せないことでしょう。

 


Treasure – Bruno Mars Billboard Music Awards 2013

 

2014年の「SUPER BOWL」のハーフタイム・ショーで見せつけた圧倒的なパフォーマンスも、えらいことになっていますね。こちらでは、ブルーノがマイケル・ジャクソンの「Beat It」に影響を受けて生まれた楽曲『Locked Out Of Heaven』をオープニングで演じています。そして『Treasure』へとなだれ込む様は、もうすでに稀代のエンターテイナーと呼んで差し支えない水準に達していますね。歌い踊る彼の姿に、マイケルやプリンスそしてジェイムズ・ブラウンが見えてきやしませんか。これを「カッコイイ」と言わずしてなんと表現すべきでしょうか。いやぁ、ブルーノ恐るべし。

 


“Super Bowl 48” – Bruno Mars-Full Performance Halftime Show

 

マイケル亡き後の「Super Star」がなかなか出現してこなかった米国はもちろん世界の SHOW BIZ 界にとって、大変なタレントを持った「救世主」がようやく現れたような印象を受けるのはきっと僕だけではないでしょう。これからますます目が離せないアーティストの一人です。
 

 

AC Tunes ~ Vol.32【Michael Lington】

『三寒四温』
まさにそんな言葉がぴったりな、「冬」と「春」とが行ったり来たりの三月初旬です。
気温差が15度以上なんてことも普通にある時期なので、皆さんくれぐれもご自愛ください。

季節も春めいてきましたので、今回の AC Tunes ではちょっと軽めの楽曲のご紹介です。
デンマーク出身の Michael Lington(マイケル・リントン)は、米国のいわゆるMichael Lingtonスムーズ・ジャズ界で人気のあるサックス・プレイヤーの一人です。カテゴリー的には、45歳と言う年齢は中堅からベテランへの過渡期にあたるのかと思われ、1997年にデビューしてから8作目に当たる昨年リリースしたばかりのニューアルバム『Soul Appeal』でも、歌心のあるアルト・サックスの音色を披露しています。この人のアイドルは僕も大好きな David Sanborn(デイヴィッド・サンボーン)であろうことは、そのカテゴリーが好きで永く聴いてきたリスナーであれば容易に見当がつくはずで、新作のアルバム・タイトル同様に「実にソウルフルでよく泣くアルトだなあ」って関心してしまいます。年代的にも自分と近く、過去のアルバムの中でビリー・ジョエルやポール・マッカートニーの作品なども取り上げており、聴いてみたい方はいろいろ検索してみてください。

Lington-Lattimoreこのカテゴリー(Smooth Jazz)のアーティストからゲスト・ヴォーカリストとしてのオファーが最近絶えることのない人気 Vocalist「Kenny Lattimore(ケニー・ラティモア)」をフィーチャしたナンバーの『Gonna Love You Tonite』は、春らしく爽やかな印象の楽曲です。

 

 


Michael Lington (ft. Kenny Lattimore) / “Gonna Love You Tonite”
(album: Soul Appeal – 2014)

 

新作『Soul Appeal』では、『Uptown Groove』という懐かしい雰囲気のソウルフルなサウンドにもチャレンジしており、なかなか目が離せないアーティストの一人です。

 


Michael Lington / “Uptown Groove” (album: Soul Appeal – 2014)