Monthly Archives: 6月 2015

AC Tunes ~ Vol.35【Simply Red】

一つ前の記事でも書きましたが、最近よく 『Simply Red(シンプリー・レッド)』の過去の作品を聴きなおしてみたりしています。つい最近活動を再開した事実上 Mick Hucknall(ミック・ハックネル)自身のソロ・プロジェクトでもある Simply Red ですが、最新アルバム『Big Love』が世界中から大変な注目を集めているようです。

今回「AC Tunes」のコーナーで取り上げるのは、前回ご紹介した「Mellow My Mind」と同じアルバム『Blue』に収録されていた、スロウ・ミディアムな美しいバラッドの『Say You Love Me』です。本作品はアルバムリリース後にシングルとしても発売されており、すでにご存知で懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか。
Simply Red の公式 YouTube チャンネルに、世界各地でロケを敢行したと思われる”Love & Peace”で溢れた PV がリストされてました。ぜひご視聴ください。

 


Simply Red / “Say You Love Me”  (album: Blue – 1998)

 

とにかくひたすらに優しい音色の『イントロ』が素晴らしいのと、曲のエンディング間際でちょろっとだけ聴けるワン・フレーズのピアノソロがなんともたまりませんね。
Mick Hucknall(ミック・ハックネル)、この人も数少ない One & Only なアーティストの一人です。

 

AC Tunes ~ Vol.34【Gota Yashiki】

雨が降れば蒸し暑かったり「梅雨寒」だったり、晴れれば「梅雨の晴れ間」で真夏みたいな太陽が照りつけたり、ほんとにこの時期は人間も含め生き物にとってはバイオリズムの変化がもっとも激しい季節なのかもしれません。昨日近所のバイパスを走っていたら、なんと秋の風物詩「コスモス(秋桜)」が咲いていて、ちょっとびっくりしちゃいました。「う~ん、なんか分かる気がする‥」と独り言も。

 

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終わりかけの「ナツツバキ」となぜか色付き始めた「ヤマモミジ」

 

Gotaさて前回の「Mellow Tunes ~ Vol.92」で Simply Red を取り上げましたが、それをきっかけにこのところ彼らの作品を久しぶりに一通り聴きなおしていたりします。記事中でも触れたバンドの公式メンバーであったドラマー兼プロデューサーの「屋敷豪太」氏のソロ作品も、一昔前のカテゴリーで言えば「Fusion」「Assid Jazz」そして現代で言うところの「Smooth Jazz」にカテゴライズされる内容で、世界を視野に入れたとてもクォリティの高いアルバムを90年代後半から2000年代初頭にかけ数作品リリースしています。リズムの基礎である「ドラム」「ベース」はもちろんのこと、あらゆる楽器を操れる GOTA 氏ならではの世界観を、まずは YouTube などで楽しんでみてはいかがでしょうか。

で今回ご紹介の作品はこちら。
1997年に World Wide にリリースの『It’s So Different Here』に収録された『Someday』は、元々は1993年に国内で Sony Records より発売されたアルバム「SOMETHIN’ TO TALK ABOUT」に収録され、シングルとしても発売されています。
本作品は、当時英国を中心に流行していたレゲエのサブ・カテゴリーでもある「lovers rock」界の人気女性ヴォーカリスト Carroll Thomson(キャロル・トンプソン)をゲスト・ヴォーカルに招いた、GOTA氏独特のグルーヴを余す所なく堪能できる作品です。タイトでキレのあるドラミングとベース・ライン、そしてさりげないキャロルのヴォーカルが、梅雨の晴れ間に心地よく響いてきます。

 


Gota Yashiki / “Someday” (album: It’s So Different Here – 1997)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.92 【Mellow My Mind】

梅雨らしい毎日が続く中、日本列島だけでなく世界的な観点から見ても「環太平洋全域」における火山の活動が日々活発化しているような印象を受ける今日この頃です。いつの時代も、僕の心の友であり支えでもある「浅間山」も、ここ数日間ちょっとご機嫌斜めなようです。活火山に比較的近い地域で生活をされている方々にとっては何かと落ち着かない日々が続きますが、こんなブログですが珈琲でも傍らにゆったりとした音楽なんぞ聴きながら、すこしリラックスできる時間を持っていただけたらいいなと思います。

 

Blue_(Simply_Red_album)Simply Red(シンプリー・レッド)はご承知の通り、1980-90年代に世界的な人気を誇った英国のバンドで、そのサウンドはブルー・アイド・ソウル(Blue-Eyed Soul)にカテゴライズされ、リーダーでありヴォーカルの Mick Hucknall(ミック・ハックネル)個人のユニットと表現してもいいくらい、結成以来常に一流のミュージシャンがメンバーとして入れ替わるのが特徴的なバンドでした。1985-2010年の25年間の活動にピリオドを打ったミックでしたが、もともと彼の「ソロ・プロジェクト」みたいなバンドでしたから、やはりというかいよいよ5年が経過した今年2015年に「再結成」というか、活動を再開したようです。
リリースして間もないニュー・アルバム『Big Love』は早くも世界中で話題騒然となり、YouTube などには連日アルバム全曲が世界各地からUPされてしまっているような状況です。それだけ世界中のファンが待っていたということなんでしょう。

今回の Mellow Tunes で取り上げるのは新作からではなく、1998年にリリースされた彼らのアルバム『Blue』(バンド名は”Red”でタイトルは”Blue”というのがいかにも英国人らしい感じ)に収められた一曲目の『Mellow My Mind』です。
この作品はもとは米国で1960年代に活躍した Buffalo Springfield(バッファロー・スプリングフィールド)のメンバーでもあった Neil Young(ニール・ヤング)の作品で、亡くなったバンドメンバーを弔うためにテキーラで泥酔した状態で録音されたオリジナル音源とは、まったくかけ離れた印象のクールでメロウなカヴァーにミックは仕上げています。まさに Simply Red の世界です。
そうそう、このアルバム製作時は日本人ドラマーの屋敷豪太氏が正式なバンド・メンバーとして加入していた時期の貴重な作品でもあり、1989年に発表されて世界中を驚かせた「Soul II Soul」のアルバムで生み出した『グランド・ビート』が導入され、彼の持つ独特な「静寂な中にもうねりを持ったグルーヴ感」が随所に発揮され、この時期のバンドの方向性にも大きな影響を与えていたような気がします。ほんとに世界に誇れるだけの、ドラマーでありプロデューサーです。

 


Simply Red / “Mellow My Mind” (album: Blue – 1998)

 

そしておまけは最新作『Big Love』よりタイトル・チューンの『Big Love』をどうぞ。
現在55歳となったミックの、肩の力の抜け方がなんとも心地よい印象の作品となっています。

 


Simply Red / “Big Love” (album: Big Love – 2015)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.91 【Raindrops ~ 梅雨入り】

いよいよ梅雨入りですねえ。どうなんでしょうか、今年の梅雨明けの時期は。
まあ、「紫陽花」や「花菖蒲」などに目をやりつつ気長にやり過ごすのが一番かもしれません。

 

Rainy day

 

この時期になると、洋楽が9割の僕の音楽ライブラリである iTunes の中を「rain」というワードで検索するのが例年の慣わしとなっています。実店舗の営業時はそんな検索結果の中から「雨の季節」のコンピを、ああでもないこうでもないと編集したりして、よくお店でBGMとして流していたものです。やはり「音楽」にとって「雨」というのは切っても切り離せないほど、古今東西を問わず「定番」の素材なんでしょうね。

最近海外の Jazz/Smooth Jazz の愛好家のブログを通じて知ることになった、日本人ベーシストの作品を今回はご紹介したいと思います。『TAKAMATSU』という名でTOKYOから世界に向けて自身のオリジナル作品を発信している自称「サラリーマン・ベーシスト」である彼のベースが紡ぎだす世界観は、きっと愛して止まないであろうと容易に想像できる「R&B/SOUL/FUNK」のフレイバーに満ち溢れ、気持ちのよいグルーブを聴く者に与えてくれます。独特のコブシの利いたような節回しのベース・プレイ・スタイルも特徴的で、なんだか僕の最近の愛聴盤となっています。世界中の耳の超えた愛好家たちが一流のアーティストと同等に評価を与えていることからも、ぜひともサラリーマンを卒業して近いうちにメジャー・デビューを果たしてもらいたいものです。

そんな彼の2013年のデビューアルバム『4 (FOUR)』に収録された『Raindrops』をお届けしましょう。ソウル感溢れる女性バックコーラスが印象的な、美しいバラッドですね。抑え気味のベースの音のつぶてが、降り注ぐ柔らかな雨の雫のようです。

 


TAKAMATSU / “Raindrops” (album: 4 Four – 2013)

 

尚、現在SOUNDCLOUDで、彼の最新アルバム『One More Chance』も含めて試聴できますので、ぜひ興味のある方はアクセスしてみてください。

 

AC Tunes ~ Vol.33【Kenny Lattimore】

まるで予定していたかのように関東地方でも「梅雨入り」が発表され、いよいよ「雨の季節」の到来となりました。この時期は体調を崩しやすい時期でもありますので、皆様どうかご自愛ください。

さて、久しぶりの AC Tunes の更新ですが、前回の Vol.32 で取り上げました Michael Lington(マイケル・リントン)の作品でもゲスト・ヴォーカリストとして招かれていた Kenny Lattimore(ケニー・ラティモア)の最新アルバム『Anatomy of a Love Song』から、大人向けのラブ・バラッドをご紹介します。

Kenny Lattimore彼の最新作『Anatomy of a Love Song』は、2013年に先行して限定発売されたアルバム『Back 2 Cool』に新たに4作品を加え、改めて今年4月にリリースされたものです。すでに本国の米国ではケニー本人にとっても大ヒットとなったLove Me Backをはじめ、アルバム・タイトルに相応しくなかなか粒揃いの楽曲がそろっているとてもバランスのよいアルバムといった印象を受けます。

なかでも、『Look Of Love』はどこか内省的で感情を抑えた感のある美しいバラッドに仕上がっており、シンプルなピアノのイントロといい、Duet にならないさじ加減の女性バックコーラスの出しゃばらない絶妙なバランスがなんとも言えず、僕個人としては早くも今年度の Best Mellow Tune の候補に挙げたいほどの作品となっております。
かつてのパートナーのシャンテ・ムーアとの離婚後、大手のマネジメント会社との契約を機に多方面へのメディアの露出が増えたりと、いよいよメジャー路線のレールに乗っかったような感じです。今後も要注目な、Sweet Soul を表現できる数少ないアーティストの一人です。

Anatomy of a Love Song


Kenny Lattimore / “Look Of Love” (album: Anatomy of a Love Song – 2015)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.90 【Remembering You】

さて2ヶ月間の充電期間を経て再開した当ブログですが、音楽記事のUPを、かつての実店舗ご常連のお客様をはじめ各方面のブログ・リーダーの皆さんがお待ちかねなので、久しぶりの「Mellow Tunes」のUPといたします。

『Mellow Tunes』シリーズもなんだかんだで、今回で「Vol.90」となりました。はたしていったいどこまで行くのやら見当も付きませんが、再開後の今回は「梅雨寒」な一日などに聴きたくなるような「優しさに溢れた」印象の楽曲が、温かい珈琲やミルク・ティーと同じくらい有難く感じるもの。

しばらく振りのUPなので、皆さんこのブログの存在など忘れてしまってるかもしれないので、こんなタイトルの作品をご紹介。
以前に二度ほど過去記事で紹介したこともある、デンマーク出身「北欧JAZZ界の歌姫」こと Sinne Eeg(シーネ・エイ)が2010年にリリースした傑作アルバム、『Remembering You』に収められたアルバム・タイトル曲を取り上げてみます。このアルバムはデンマークの伝統と米国の有能なコンポーザーたちがコラボレートしたもので、アルバム・タイトル曲でもある『Remembering You』はデンマークの古典的な作曲家: KAI NORMANN ANDERSEN の作品を米国人コンポーザーの LISA FREEMAN が新たな解釈でチャンレンジした作品で、それは素晴らしいケミストリーとシナジー効果を生み出しました。ぜひとも、珈琲などをお供にリラックスして聴いてください。

 


Sinne Eeg / “Remembering You” (album: Remembering You – 2010)