Monthly Archives: August 2018

【雑記】Nightfall

暑かった夏も、ようやく終わり。

 


 

 


Charlie Haden & John Taylor / “Bittersweet”
(album: Nightfall – 2004)

 

少し疲れたので、しばらくお休みします。

ではまた近いうちに。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.182【Luther Vandross】

ようやく風の吹いてくる方角が、少しずつ北の方からへと変化してきた。

夕方の空の様子もこれまでとは、ちょっと雰囲気が違う。

実は、もう「秋」はそっと近くまでやって来ている。

 

 

正直なところ、Hip-Hop寄りの音には、若い頃からまったく耳も心も体も反応しない。

「SOUL」や「歌心」を感じるものだけが、唯一の救い。

あの人たちが輝いていた時代の音楽を求めるのには、無理があるのだろうか。

「回顧主義」だとか、誰に何を言われようが、構うことはない。いいものは永遠なのだから。

 


Track-1  “If Only For One Night”
Track-2  “Wait for Love”
(album: The Night I Fell in Love – 1985)
Track-3  “Love Won’t Let Me Wait”(from DVD “Live at Wembley” 1989)
Luther Vandross

 

Mellow Tunes ~ Vol.181 【Naoko Gushima】

いつもご訪問ありがとうございます。
またまた二つの台風がほぼ同時にやって来て、今年は本当に台風の当たり年のようです。
進路に当たる地域にお住いの皆様におかれましては、どうかお気をつけくださいますようお願い申し上げます。

 

 

そういえば「台風の夜」というタイトルを持つメロウな作品が、邦楽の「アーバン・メロウ・ポップス」の名盤との評価が高い、「具島尚子」さんの『miss.G』というアルバムに収録されていたなと、ふと思い出しました。なんとなくYouTubeを調べてみると、つい最近になって海外のファンの方とおぼしきどなたかが、具島さんの多くの作品をUPLOADしていらっしゃるのを見つけてしまいました。

1996年リリースの具島直子さんのデビュー・アルバムでもある、『miss.G』というアルバムは大変に素晴らしい楽曲の宝庫で、もうどうしようかと非常に悩みましたが、彼女のことをご存じない方も多くいらっしゃるだろうと思い、急遽プレイリストを作成しました。
すぐに削除されてしまうかもしれませんが、当ブログを通じて数曲ご紹介したいと思います。

プレイリスト「4曲目」の邦楽のPOPS史上名曲の誉れ高い『Candy』は、当サイトではもうおなじみの「松尾潔さん」がプロデュースとリミックスに関わった作品で、オリジナルアルバムへの収録音源ではなく、松尾さん監修・選曲によるオムニバスアルバム『SMOOTH VINTAGE』(2003年リリース)のラストを飾る作品として、リリース当時は大変話題となったリミックス・ヴァージョンでした。今年4月の「RECORD STORE DAY」の「限定盤7インチシングル」として再発されたのも、記憶に新しい限り。間奏のピアノ・ソロは、アレンジに負けぬグルーヴ感が凄いの一言です。

 


Track-01「モノクローム 」/ Track-02「台風の夜」
Track-03「今を生きる」/ Track-04「Candy (KC melts“miss.G”Remix) 」
Naoko Gushima (具島直子)

 

いやぁ、やっぱり具島さんはもの凄い才能に満ち溢れてますね。
活動再開を期待したいところです。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.180 【 Aretha Franklin ~ R.I.P.】

仕事で忙しかったお盆休みもようやく終わり、心身ともに疲弊しきった状態で帰宅したところ、危篤状態が続いていると数日前からネット上のニュースを通して伝え聞いていた、「Aretha Franklin」(アレサ・フランクリン)が亡くなったとの訃報が、米国デトロイトより世界中に発信されていた。長きに渡り「Queen of Soul」の称号を欲しいままにしていたアレサだけれども、享年76歳、長く膵臓癌で闘病中だったらしい。悲しい知らせは、疲れた身体に追い討ちをかけるようだ。
そして、また一つの時代に幕が下りてしまった。

 

 

これだけ偉大なアーティストであったにも拘らず、当ブログではこれまで取り上げたことがなかった。彼女のバックグラウンドであるゴスペル寄りであったり聴衆を圧倒する程迫力満点のFunkness溢れる作品群を思うと、「Mellow Tune」と捉えることのできる作品は、そう多くはないのかもしれない。とはいえ、そういった自分で決めた基準からまだまだ取り上げていない偉大なアーティストが多すぎるじゃないかと、自分自身にダメ出しをせざるを得ない。
でも遅すぎるということはないはずだから、僕の敬愛する「Babyface」がアレサの復活を手助けした作品で、彼女がアリスタ・レコード所属時代の1994年にリリースされ、全米R&Bチャートで5位となったスロウ・ミディアムなバラッド、『Willing To Forgive』を取り上げておこうと思う。

 


Aretha Franklin – “Willing To Forgive”
(album: Respect – The Very Best Of Aretha Franklin)

 

そしてもう一つ、米国の音楽史上感動的なステージとして、永く人々の目に耳に刻み込まれたであろうと信じて止まない、アレサの熱唱を取り上げぬわけにはいかない。1967年アトランティックよりリリースされた彼女の代表作である「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」(ナチュラル・ウーマン)は、既知の通り、やはり米国を代表する女性シンガー・ソングライターの草分け的な存在でもある「Carole King」(キャロル・キング)夫妻による作品だ。
毎年優れた芸術家に贈られる「ケネディ・センター名誉賞」の、2015年の受賞祝賀公演で、受賞者の一人であった「キャロル・キング」へのサプライズ・ゲストとしてステージに登場した「アレサ」のピアノでの弾き語りから始まった「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」は、圧巻のパフォーマンスとなったのは、比較的記憶に新しい出来事だ。キャロルの感激の表情はもとより、「この人は心底音楽を愛している」と僕自身もずっとリスペクトしている、授賞式に招かれていた「バラク・オバマ元アメリカ合衆国大統領」が、人目も憚らず頬を伝う涙を拭う姿に、「アレサ・フランクリン」という一人の女性ソウル・シンガーの偉大さが、端的に象徴されているのではないだろうか。

 


Aretha Franklin – (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
(Kennedy Center Honors 2015)

 

 

R.I.P. Aretha…
Rest In Peace [安らかに眠れ]

 

Mellow Tunes ~ Vol.179【Roy Ayers】

お気に入りのラジオ・プログラムのない夜は、手持ちのメロウな過去の遺産を掘り返すのに、ちょうどいい時間。

 

 

まだまだ残暑は続くけど、メロウな音楽たちは期待を裏切ることもなく、古くからの友人のようにいつもそっと傍らに腰掛けて、そして穏やかに微笑んでいる。

「Roy Ayers」の 1970年代の Soul Classics たちが、心地よく感じる夏の夜更け。

 


Track#01 / And Don’t You Say No
Track#02 / You Send Me
Roy Ayers & Carla Vaughn
(Album: You Send me – 1978)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.178【Ella Mai】

いつもご訪問ありがとうございます。
立秋が訪れ、また新たな台風が次々にやってきて、こんな風にして少しずつ季節は「秋」へ向っていくのでしょう。
さて、世間ではいよいよお盆休みのスタートですね。あいにく僕はといえば、この時期は酷暑のうえに仕事が慌しい時期となり、例年心身共にグッタリな日々を送らざるを得ません。更新が少々遅れがちとなりますが、どうかご容赦ください。

 

 

 

 

忙しさと暑さ故に、耳にする音楽もできるだけ「Cool」で涼やかな響きを持った楽曲やアーティストを意図的にチョイスすることになるわけですが、そんなタイミングで一人のUK出身の若き女性アーティストのご紹介です。

このサイトからもLINKさせていただいている、音楽プロデューサー「松尾潔」さんのFMラジオ番組『松尾潔のメロウな夜』でも、再三取り上げられている期待のR&Bアーティスト『Ella Mai』(エラ・メイ)ですが、英国ロンドン出身の彼女が数年前に大西洋を渡り、自作曲を「YouTube / Instagram / Soundcloud」等の動画投稿サイトにUPし続け、西海岸LAを拠点とする実力派プロデューサー「DJ Mustard (マスタード)」の目に留まったところから、彼女のサクセス・ストーリーが始まったとのこと。
2017年2月にリリースされたEP「READY」に収録された『Boo’d Up』(ブード・アップ)は、地元ラジオ局を中心にブレイクし、その後一気に米国中を席捲していくことになったそう。
今では彼女の名刺代わりとなった『Boo’d Up』は、弱冠23歳という年齢の女性としては余りある、安定感のある歌唱力はもちろん「クール」で「エモーショナル」な表現力を出し切った感のある、そしてどこか80-90年代の香りがする、美しいスロウ・ジャムに仕上がったような印象を受けます。
僕がいろいろ書くよりも、時系列による彼女のサクセス・ストーリーとブームについての詳細な解析は、松尾さんも懇意にしているヴェテラン音楽評論家の「吉岡正晴」さんのブログ記事を、ぜひともご覧ください。

 

Ella Mai – “Boo’d Up”

 

今日現在でYouTubeでの再生回数が「1億8千万」を数えるほどになった、この「Boo’d Up」ブームをもってして、ただただ凄いなと感心するのは、今年2018年になって起こったこの「Ella Mai」現象を、昨年からずっと自身の番組内で継続的に取り上げていた、松尾さんのアンテナや嗅覚には、もはや「驚き」しかありません。

現代的なHIP-HOP寄りの若きアーティストの一人なのかもしれませんが、『Ella Mai』(エラ・メイ)というこの不世出な女性アーティストに対して僕が感じているのは、20世紀に突如として現れたあの「SADE」 (シャーデー)にも通ずるような、「21世紀版の Quiet Storm」が出現したような感覚とでも言いましょうか、そんな印象を強く受けています。
今後もしばらくは、『Ella Mai』(エラ・メイ)からは目が離せませんね。

 

Mellow Tunes ~ Vol.177【Quincy Jones & etc. 】

「お暑うございます」。
そしていつもご訪問ありがとうございます。台風が去ってからも、また猛暑が繰り返されておりますが、今年の夏は異例な気候に間違いないようですので、どうか皆々様も水分補給と休息は忘れずに、毎日をお過ごしください。

 

 

さて8月に入って最初の更新となりますが、個人的に毎週放送を楽しみしております、音楽プロデューサーの松尾潔さんが贈る大人のためのラジオ・プログラム『松尾潔のメロウな夜』の番組の中でもレポートしていただいた、現代における偉大な音楽家である『Quincy Jones』生誕85歳記念コンサートに関するトピックを取り上げてみようと思います。

 

 

「SNS」が苦手なことから僕自身はアカウントさえ持っていないのですが、フットボールの世界の祭典「World Cup ロシア大会」も佳境を迎えようとしていた6月下旬に、松尾さんのTwitterにアクセスしてみると、なんと英国はロンドンに来ているというではないですか。

『あれから10年。Qの85歳バースデイコンサートがO2アリーナで催されると鷺巣さんから聞いたぼくは、久保田利伸さんを誘ってふたりロンドンに向かい、パリ在住の鷺巣さんご夫妻とは現地で合流した。夢のような3時間だった。』と文面にあり、しかも会場でのお三方の3ショットまでUPされていました。

 

松尾氏Twitterより

 

なんでも6/27に実施されたこの歴史的なコンサートは、2年ほど前に逝去したクインシーの「右腕」といっていい存在であった英国出身の「Rod Temperton」(ロッド・テンパートン)へのトリビュートがメインであり、クインシーとロッドでの最強コンビで創り上げた、今は故人となった「マイケル・ジャクソン」の作品も多く演奏されたというではないですか。しかも会場となった「O2アリーナ」はマイケルが復活を賭けて長期公演がスタートする予定だった場所。(2009年3月5日、マイケル・ジャクソンはロンドンのO2アリーナにて、同地でのコンサート公演『THIS IS IT』を行うことを表明。同年7月13日から2010年3月6日までに全50公演の開催が予定されていたが、直前の6月25日にマイケルが急死。- 出典: Wikipedia )

「稀代の天才ソング・ライター」である「ロッド・テンパートン」に関しては、当ブログでも彼の生前に一度特集記事をUPしたこともあり、松尾さんのTwitterでこの情報を知った途端に、どうにもこうにも落ち着きがなくなってしまう自分がいました。間髪入れることなく、すぐに松尾さんの番組HPへ、英国在住のアーティストが主ではあったようですが、多くのミュージシャン・アーティストが集結した、それはそれは大変貴重なクインシーのバースデー・コンサートの当日の様子を、ぜひともレポートしてくださいとのメールをしたためました。
(恥ずかしながら、今週7/30の放送直後、番組HPコラム「メロウな徒然草」でも公開済み)

 

松尾さんがレポートしてくださった、クインシーのバースデー・コンサートの当日の様子を収録した「メロウな夜」放送当日の内容は、毎週放送内容を「書き起し」していらっしゃる『みやーんさん』のサイト『miyearn ZZ Labo』にて、ゆっくり腰を落ち着けて文字で読むことが可能です。「Radiko Time Free」が未対応な「メロウな夜」ファンの皆様にとっては、再放送まで聴き逃した際などにはとても貴重な情報源となりますので、ぜひともご訪問・ご一読をお薦めいたします。

尚、松尾さんのTwitterからの貴重なおまけ情報で、興味のある方は期間限定でこのコンサート内容を聴くことができます。(以下抜粋)
『先月27日、鷺巣詩郎さんと久保田利伸さんと観てきたクインシー・ジョーンズ85歳バースデイコンサート@ロンドンO2アリーナの模様が、1ヶ月限定でBBCラジオ2で聴けるようになりました。すべての音楽業界人は聴くべし!番組進行役はトレヴァー・ネルソン。』

 
そんなわけで、松尾さんはもちろんのこと、遠くパリから松尾さんを誘ってくれた偉大な音楽家「鷺巣詩郎」さん、「すぐにロンドンに行かなきゃダメだよ」と同行した「久保田利伸」さんはじめ、それを陰ながらサポートする「メロ夜STAFF」「みやーんさん」等々皆様方のおかげで、この貴重な「クインシーの85歳聖誕祭」に、遅ればせながらも、ステージから最も遠い末席とはいえ、今回の貴重なライブに参加させていただいたような気分になりました。まさにIT時代の恩恵と言えましょう。技術の進歩にも、ひたすら感謝ですね。

それでは、新旧含めあらゆるカテゴリーから多くのアーティスト・ミュージシャンが集結したコンサートの中から、JAZZのスタンダードとなって久しい「サラ・ヴォーン」の代表曲『Misty』(オーケストラ指揮&アレンジ:クインシ―・ジョーンズ-1958年パリ録音)を、米国はテネシー州メンフィス出身の女性シンガー「Dee Dee Bridgewater」(ディー・ディー・ブリッジウォーター)
による素晴らしいカヴァーを、まずひとつ。
(観客の方による撮影のようですが、視聴できる今のうちにどうぞ)
 


DEE DEE BRIDGEWATER & QUINCY JONES ORCHESTRA – “MISTY”
Quincy Jones’ 85th birthday celebration concert

 

そして、トリビュートの対象となった「ロッド・テンパートン」が、クインシーに見出される以前に在籍し、英国で結成された多国籍人種による「Multinational Funk-Disco Band」であった『HEATWAVE』時代に遺した伝説のスロウなバラッド作品『Always and Forever』(1977年発売)を、今年の7月で没後13年が経過した偉大なSOUL/R&Bシンガー『LutherVandross』(ルーサー・ヴァンドロス)が遺してくれた、生前1994年英国ロンドンはロイヤル・アルバート・ホールにて収録されたカヴァーで締めくくりたいと思います。

 


LutherVandross – “Always and Forever”
(from Always and Forever: An Evening of Songs at The Royal Albert Hall in 1994)

 

Rest In Peace

 

*「Rod Temperton」(ロッド・テンパートン)に関心を持たれた方、よろしければ関連記事含め、過去記事もご覧ください。