Monthly Archives: November 2018

儚い音色【Bill Evans】

三日ほど前に、ごく近しい人が「天」へと旅立った。

そして今日、お別れをしてきた。

 

 

7年ほど前に「Mellows」を開業すると告げた際、自分の身の回りの100人中95人位の人たちが、「やめておけ」とあからさまに否定的な態度を取ったものだったけれど、その人は違った。「夢や想いを実現するってことは、何よりも素晴らしい。応援するよ」と、熱いエールを頂戴した。素直に嬉しかった。
先の結果はどうであれ、自分の決めた道をまっすぐに進もうとしている人たちに、自分も同じような言葉をかけてあげたいと、そう思ったものだった。

 

敬愛するジャズ・ピアニストの「Bill Evans」(ビル・エヴァンス)が、亡き妻のエレーンに捧げたことで知られる、儚い音色で彩られた「エヴァンス」による美しいオリジナル作品、『B Minor Waltz (For Ellaine)』を、はなむけとして贈りたいと思う。

 


Bill Evans – “B Minor Waltz (For Ellaine)”
(album: You Must Believe in Spring – 1981)

 

どうか安らかにお眠りください

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.198 【Roy Hargrove ~ R.I.P.】

ここ日本でもそろそろ「冬の足音」が聞こえてくるような、JAZZが似合う季節の入り口の11月2日、ジャズ・トランペット・プレイヤー『Roy Hargrove』(ロイ・ハーグローヴ)の訃報が、世界を駆け巡った。患っていた病気の治療中に、心不全のため米ニューヨークの病院にて逝去したという。享年49歳、またもや「天才」と謳われて久しい一人の「JAZZ MAN」が、若くしてこの世を去ってしまった。

 

 

米国南部のテキサス出身ではあるけれど、1980年代後半から「NY」を拠点とした、ビバップの伝統を継承する正統派プレイヤーとして活動する「Roy Hargroove Quintet」とシンクロしながら、一方では「The RH Factor」名義での「JAZZ」と「HIP-HOP」そして「R&B」との融合を成し遂げたパイオニア的存在でもあり、卓越した技巧も含め、現代のジャズ・シーンの中で最も抜きんでたトランペット奏者だったと、僕自身は認識している。
僕が「ロイ」の「艶」と「色気」のあるホーンの音色に遭遇したのは、若い頃より愛聴し続けている「Boz Scaggs」が2001年にリリースした『Dig』 というアルバムに収められた、それはとてもJazzy & Bluesyな楽曲『Miss Riddle』でのプレイだった。まさに「枯れてゆく男のダンディズムの極致」を表現したイントロそしてソロで聴ける彼のホーンの音色はそれまで聴いたことのあるどのホーン奏者のそれよりも、恐ろしいほどに「Sexy」で「Silky」で衝撃的であり、全身に鳥肌が立ったのを、今でもよく記憶している。(詳しくは過去の関連記事をご覧ください)

 


Boz Scaggs – “Miss Riddle” (ft. Roy Hargrove)
(album: Dig – 2001)

 


Roy Hargroove Quintet – “When we were one” (feat. Johnny Griffin)
(album:  With The Tenors Of Our Time – 1994)

 

自分が生きているうちに、いつかまたJAZZの本場「NY」で演奏を観たいと思える、そんなジャズ・プレイヤーの一人、それが「ロイ・ハーグローヴ」だった。それも叶わぬ夢となってしまい、本当に残念でならない。

 

Rest In Pease, Roy..
どうか安らかに眠れ..

 

Mellow Tunes ~ Vol.197【Maxwell / Sade】

秋もぐっと深まり、冷え込む夜には「Urban Mellow」な「Groove」がよく似合う。

 

 

 

Track-01: Maxwell – “Sumthin’ Sumthin'” (1996)
Track-02: Sade – “Nothing Can Come Between Us” [Official Video](1988)

 

「Sade」のメンバーが創り出すサウンドには、「1mm」の隙さえ見つからない。
まさに「完璧」の一言。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.196【Sinne Eeg】

今日から11月。いよいよ冬の足音が聞こえてくる季節。

今はもうないけれど、「11月1日」は大切な『Mellows』の誕生日。
毎年この日が近くなると、いやでも胸がざわついてしまう。
こんな時は珈琲みたいに温かい、シーネ・エイ」のバラッドに助けてもらおうかな。

 

 

 

Track-01: Sinne Eeg – “Remembering You”
Track-02: Sinne Eeg – “My One And Only Love”
(From the album “Remembering You” – 2010)