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Close to You

 

本日は、ありがたいことに開業以来最もご来店者数の多い週末となりました。
お忙しい中、ご来店いただいたお客様には御礼申し上げるとともに、駐車スペースが足りず、ご入店を断念されたお車をずいぶんお見かけいたしましたが、たいへん申し訳ありませんでした。またの機会にご利用いただけると幸いと存じます。

さて、ここ最近おひとりで来店されるお若い世代のお客様も増えており、カウンター越しにお話を伺っていると、皆さんそれぞれにいろんな悩みがあったり、壁とぶつかったりして、ご自分の現在おかれている状況の中でそれぞれが頑張っていらっしゃる様子を垣間見ることができます。

ひとり遠く故郷を離れ不慣れな土地で頑張っていたり、同居のご家族とのコミュニケーションに悩んでいたり、慣れない仕事に対して真摯に取り組んでいらっしゃったり、災害の現場で自分の危険を顧みず救助にあたっていたり、皆さん本当に頑張っていらっしゃるなあと、いつもカウンターの中で感心しながらお話を拝聴しております。そんな中で、どことなく共通していると感じられるのが『孤独感』と表現したらいいのでしょうか、とにかくそのような感覚のものなんですね。

ひとつだけ言わせてください。

皆さんは決してひとりぼっちじゃない。

頑張っていれば、必ず誰かが手を差し伸べてくれるはず。

それでもしんどい時は、ふらっと立ち寄ってください。気の利いたことは言えませんが、温かい珈琲や飲み物を作ってさしあげることくらいなら、僕にもできますから。

 


The Carpenters / (They Long to Be) Close to You  (1970)

訳詞

 

カフェ・メロウズは明日1/16(月)は定休日です。

 

【閉店のお知らせ】 ありがとうございました

いつもカフェ・メロウズをご利用いただきまして、ありがとうございます。

すでにご案内の通り、当店は本日の営業をもちまして、閉店することとなりました。

これまでのご愛顧に、心より感謝申し上げます。

先週のイベントの際も、今週末の三連休も、沢山のお客様にご来店いただき、

本当にありがとうございました。

それから、僕のこんな「生き方」に理解を示してくれた家族みんなに、感謝いたします。

ありがとう。

 

みなさんに出逢えた奇跡に、心より感謝いたします

 

“cafe Mellows” は CLOSE いたしますが、いつも皆さんの心のどこかで生き続けていられたら、うれしいのですが。

しばらくの間、当ブログ内(Web 空間)で営業を続けさせていただく予定です。(笑)

いつかまたお逢いできる日が来るまで、どうか皆さんお元気で。

 

マスター 増田雅昭

 


The Carpenters / (They Long to Be) Close to You (1970)

 

Mellows の最後のお客様となった、写真家のオダギ先生が、ようやく紅く染まりライトアップされたシンボルツリーの「もみじ」を、素敵に切り撮ってくださいました。ぜひ、ご覧ください。
→ フォトギャラリー・ブログ【NEXT HORIZON・Shu Land Annex】
先生、ありがとうございました。

 

 

 

『珈琲』という深く不思議な世界

先日、珈琲器具類を楽天で探していたところ、北九州にベースを置く「CAFE FADIE」という実店舗を、福岡県内でチェーン展開されている珈琲焙煎専門のロースターさんが運営しているショップ「Bon-Papa」さんを知りました。楽天内でも一番安いお値段で販売されているようだったので、以前からどうしても欲しかった カリタの「ナイスカット・ミル」を注文しました。早く来ないかなぁと待っていたら、昨日他の道具といっしょに宅配便で二日かかってようやく届きました。

家庭用としては立派過ぎるけど、小さい店舗であれば業務用としても、日本中いや世界中のいたるところのコーヒー・ショップで大活躍しているはずです。今回僕が購入したのは、ベテランのカフェや喫茶のオーナーたちが「えっ、シルバーなんてあるの?」とちょっとビックリされることのある、そうシルバーモデルなのです。従来のレッドやブラックのものと違うのは、粉受の部分がカプセルではなくステンレス・カップになっているところ。それがまたちょっとカッコイイのであります。もちろん、ミルの性能はプロが絶賛するほどの実力でした。簡単に表現するなら、小型の安電動ミルで挽いたのとは、同じ豆が別の味になってしまうほどの感覚です。以前から軽井沢の「ばおばぶ」のマスターから、「導入するなら、絶対これだよ」と言われていた理由が、自宅で飲みなれている豆を挽いて淹れてみて、よーく違いがわかりました。成りは小さいけど、実力は凄いです。

 

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文字通りの『ナイス・カット・ミル(シルバーモデル)』と『技の達人ブレンド』

 

嬉しいことに、今回その「ファディ・コーヒー」のマイスター(焙煎士)の尾崎さんという方が焙煎された『技の達人ブレンド』豆が、合計金額も結構な額だったため、サービスで100g入りの豆をなんと3袋も同梱してくれていました。パッケージジングもシンプルかつしゃれていて、同時に尾崎さんご本人をコラージュしたシールがちょっと渋くてなかなかいい感じです。
さて、肝心のお味ですが・・・・   美味い・・・としか表現のしようがない。もちろん、新しいミルとネル・ドリップで淹れてるんだからまずいわけはないのだけれど、これはほんとに美味い。さすが『技の達人ブレンド』と謳うだけの豆です。こんなおいしいブレンドはちょっと久しぶりです。今でさえ、4店舗それぞれ違うロースターから購入してきたブレンドをペーパーとドリッパー、そしてネルと抽出方法をあれこれ変えながらいろいろ試してますが、僕の中ではいまイチバンかもしれません。珈琲豆の種類や焙煎の好みは飲む人それぞれにこだわりや基準がありますが、気になる方はぜひ取り寄せてお試しになるだけの価値はあると思います。

僕なんかまだまだほんの入り口辺りでウロウロしている程度の身分ですが、この『珈琲』という魅力的な農産物がつくりだす世界にもうどっぷりと浸かってしまった、僕の自己所有のこだわりの(?)器具類の変遷などを、今回棚卸しではありませんが整理したついでといっては何ですが、ちょっと紹介させてもらおうかと思います。プロの方にしてみれば、鼻で笑っちゃうかもしれませんが・・・

『豆』そう『Beans』については、えらいことになると思われるので、もっともっと勉強が進んでから、それはまた後の機会に。

 

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ミルは右から、カリタの手挽き → メリタの小型電動ミル(プロペラ式) → カリタのナイスカット・ミルへと変わりました

 

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ドリップ・ポットは、ペリカン・ポット → ハリオの多熱源対応ステンレス・ポット → カリタの銅製ポット(一生もの)へ

 

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サーバーは全部ハリオで、小サイズ → 中サイズ → ネル・ドリップ用の「ウッド・ネック」

 

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ネル・ドリップの世界は果てしなく深く、左から「浅草合羽橋・ユニオン製」 → 同じくユニオンさんで購入した「三枚はぎ」の今では珍しいタイプ(メーカー名表示してない たぶんKONOのOEMかな) → 普及型の「ハリオ製」

 

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ドリッパーの世界も深~いんです
左から、三つ穴の「カリタ」 → 一つ穴の「メリタ」 → 円錐型一つ穴の「ハリオ」
どれも甲乙つけがたいですが、結局は自分の淹れ方のスタイルや好みなんでしょうね

 

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その他の器具: スタバで販売されているペーパー不要の「soloフィルター」 → カリタの急冷式アイスコーヒーのドリップ補助具 → ハリオの「電動ミルク・フォーマー」(ラテ・メニューにすごい便利) → 手動式ミルク・フォーマー(イタリア製・メーカー名?)

 

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こちらはトラディショナルな『茶せん』  「軽井沢ばおばぶさん」直伝の「抹茶オーレ」をつくるときの必需品(目下練習中)

 

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最近はよくケーキを焼いています  今日焼いてみた米国風チョコレートケーキのブラウニー

 

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ホイップ・クリームを添えてと・・・   あっ、いけねミントの葉っぱ載せるの忘れた

 

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『オイラニモ チョウダイヨ』 (by Pitch)の図   ダメ、あげません。

 

 

ron and burtさてさてそんなわけで、時にはこんなジェントル&メロウな歌声でも聴きながら、ゆったりと至福の一杯の珈琲を愉しみたいものです。
カーペンターズの代表曲でもある “Close to You” を、作曲者のバート・バカラックのピアノ伴奏で、あの究極の Mellow Voice を持つロナルド・アイズレーが謳い上げるライブ音源を、YouTube で見つけました。改めてバート・バカラックのメロディ・メーカーとしての才能ぶりが、遺憾なく発揮されているのがわかります。本当に「よい曲」とは、こんな風に何度も再生したくなるものです。
ぜひ聴いてみて下さい。もう沢山のアーティストたちが取り上げている作品ですが、こんな mellow な “Close to You” もあるんですよ。

 

Ron Isley / Burt Bacharach / (They Long to Be) Close to You

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.199 【JUJU×松尾潔×小林武史】

いつもご訪問ありがとうございます。
11月も後半に入り、例年より暖かいとはいえ、昼夜の寒暖差で植物や樹々たちの色付きも、確実に足早になっているような印象を受けます。

 

 
今日になって、「JUJU」がリリースした話題の作品『メトロ』の MV(フル・ヴァージョン)が「YouTube」にて公開となりました。リリース以前からずっと紹介したいと思っていたのですが、できれば「フル」で聴いていただくべき作品だと感じてましたので、ようやくこうして取り上げることができてうれしく思います。

当サイトを訪問してくださる方々はもちろんのこと、多くの方が既にご覧になっているかもしれませんが、秋の入り口頃からON-AIRが始まった「東京メトロ」のCM(松尾さんも出演)のバックで流れているのが、本作品『メトロ』なのは敢えて説明は不要ですね。この作品は現代の国内ミュージック・シーンを担う重要な二人の音楽プロデューサーである、「小林武史」氏と、このサイトではこれまでもずっと応援している「松尾潔」氏による、共同プロデュースというあまり例を見ないコラボレーション作品となりました。

『メトロ』を初めて聴いた時の印象ですが、楽曲のピアノのイントロが始まった時点で、「これはもう大変なことが起きている」とハッとしました。まだヴォーカルを聴いてもいないのに、そんなふうに感じる作品とは、洋楽・邦楽を問わずとも、まず数十年に一度くらいしか出逢うことがないもの。そして、情感を抑えながら歌い出した「JUJU」のヴォーカルが素晴らしい。ワン・コーラス聴いたところで確信したのは、これはまさしく「バカラック・メロディ」であるということでした。
松尾さんが先に詩を書き、その後に小林さんが曲を付けたという、現代では珍しい「詩先」という手法で出来上がった楽曲とのことですが、かつて1970年代のアメリカン・ポップス界の偉大なスターであった、僕も愛してやまない「The Carpenters」(カーペンターズ)を聴いてきた世代の方々であれば、「そうか」と気付かれた方も多いのでは。
偉大な音楽家「Burt Bacharach」(バート・バカラック)「Hal David」(ハル・デイヴィッド)の黄金コンビによってこの世に生み出された不朽の名曲でありスタンダード作品である、『(They Long to Be) Close to You』(邦題「遙かなる影」)にも相通ずる、今後も後世にしっかりと遺りそして歌い継がれていくであろう「名曲の誕生の瞬間」に、偶然同じ時代に生きた我々は運良く立ち会えたのかもしれません。誰もが口ずさめる「メロディ」と、誰もが身に覚えのある「歌詞」が融合し、シンプルでいて切なく、しかし希望を感じさせる、そんな「バカラック作品」と共通する「something」を、僕は強く意識しました。

 

JUJU 「メトロ」 Music Video
(2018/12/05発売 JAZZ ALBUM「DELICIOUS ~JUJU’s JAZZ 3rd Dish~」収録)


小林さん作曲のシンプルなのにスケール感が大きく変調するホーンセクションとストリングス、JUJUのヴォーカリストに徹し切った姿勢、そしてなによりも松尾さんの「歌詞」がすごい。「変わらなきゃ‥」「でもそんなに簡単に自分を変えられない‥」。自分自身ずっと何十年もそんなことで悩んでいたりするし、男女関係なくどんな世代の誰にでも心当たりのある、この「普遍的なテーマ」に共鳴しない人はいないでしょう。
かつて学生だった30年以上前の僕も、地下鉄千代田線で学校に通い、のちに社会人となって都内に勤務していた駆け出しの頃には、銀座線・東西線・半蔵門線に毎日揺られ、不特定多数の人々とすれ違い、多くの経験を積みながら、徐々に大人への階段を昇っていったのだと、後日制作され公開となった「メトロ」の Music Video を拝見して、そんなことを懐かしく思い出したりしました。Music Video では、そんな「歌詞」の世界観を、主演女優の方がとても上手く演じているように感じました。

作品の名義が『メトロ / JUJU X 松尾 潔 X 小林武史』となっている理由、よーく分かりますね。お三方にとっても、とても大切な作品となったのは間違いないことでしょう。
いやあしかし、松尾さん、歴史に残る作品を創りましたね。素晴らしいプロデュース・ワークに感服いたしました。

※<プロダクションノーツ「メトロポリスへのパスポート 松尾 潔」>こちらへ。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.12 【比較論】

※久々に長編の音楽ネタとなりますので、ご注意下さい。 遠慮なく読み飛ばしていただいていいんですよ。(笑)

今年でもう84歳と、齢を重ねた天才メロディ・メーカーの Burt Bacharach(バート・バカラック)は、POPS はもちろん JAZZ のカテゴリーでも、ものすごい実績を持つ非常に稀有な音楽家(作曲家、編曲家、プロデュサー等々)として知られているのは、もはや有名なお話。そうですね、身近なアーティストで言えば、The Carpenters (カーペンターズ)なども取り上げたあの名曲「(They Long to Be) Close to You」の作曲者といえば分かりやすいでしょうか。

バカラックの作品は、世界的に見てもどの楽曲も普遍的な「スタンダード」なナンバーとして昇華しており、彼の音楽をカテゴライズ、つまりジャンル分けする際、POPS とも JAZZ とも区別できない、いわゆる「バカラックのメロディ」としか形容できない作品が多いと、僕自身は考えています。

そんな彼が次々に産み出した多くの名曲の中に、「The Look of Love」という作品があります。もともとは、英国出身の白人女性ソウルシンガーである Dusty Springfield (ダスティ・スプリングフィールド)に書き下ろした曲だとされていますが、現在に至るまで、どちらかというと Jazz のフィールドの多くのアーティストたちに、数え切れないほどカヴァーされ続けている楽曲です。

今回、三組のアーティストによる、それぞれの解釈でアレンジされた「The Look of Love」を、比較しながら聴いてもらいたいと思っています。

まずは正統派で、ルックス、ヴォーカル、ピアノのテクニックに至るまで非の打ちどころがないと言われる現代の JAZZ の歌姫、「Diana Krall (ダイアナ・クラール)」の、とっても Jazzy で大人な編曲の作品です。彼女のご主人があの「エルビス・コステロ」であることは有名ですが、先日ポール・マッカートニーが世に送り出した話題の JAZZ アルバム作品『Kisses On The Bottom』でも、彼女がピアノとバック・コーラスで参加していたことでもわかるように、その実力は折り紙つきです。僕は数年前に、彼女のアルバムを会社の後輩から教えてもらい、「ジュリー・ロンドンの生まれ変わりじゃないか!」と思わず叫んだくらい、ジュリー以来のハスキーな魅惑的なヴォーカルに驚いたことをはっきりと憶えています。


Diana Krall / “The Look of Love” (album: The Look of Love – 2001)

 

さてお次は、以前にもブログで一度紹介したことのある 「Chris Botti (クリス・ボッティ)」というジャズ・トランペッターがいますが、彼が2009年にボストンで行った、それはそれは錚々たる超大物ゲスト・ミュージシャンの数々とコラボレーションした一夜限りのライブの中で披露された、「The Look of Love」です。実は彼はこの楽曲をたいそう好んでいるようで、過去にも数人のゲストを招いてアルバムに残しているくらいなんですね。そして今回のゲスト・ヴォーカリストとして迎えられたのは、「Sy Smith (サイ・スミス)」という R&B 黒人女性シンガーでした。彼女は、過去に 「The Brand New Heavies」というグループに参加していた時期もあるので、声に聴き覚えのある方もいるかもしれません。
とにもかくにも、R&B系のアーティストが演じるとこうなるといった、まったく印象の異なる作品へと変貌を遂げているのが興味をそそられます。途中、スキャットでクリスのホーンとの掛け合いを演じますが、タイトなリズムとグルーブ感といい、その様が圧巻です。さすがのバカラックも、これには驚いたかもしれません。
参考までに、この曲以外にも素晴らしいコラボレーションの演奏がもうてんこ盛りですので、CDとDVDがセットになってるものもありますので、ぜひこのライブ作品はお手にとってご覧になっていただきたいものです。


Chris Botti (feat. Sy Smith) / “The Look of Love” (album: Chris Botti in Boston – 2009)

 

そして最後にご紹介するのが、バート・バカラック本人と、あの Soul / R&B 界の重鎮、Isley Brothers の Ronald Isley (ロナルド・アイズレー)がコラボレーションして世に送り出された奇跡のアルバム、「Here I Am: Ron Isley Sings Burt Bacharach」から、バカラック本人がピアノを弾き、ロンがバカラック・メロディの数々を切々と謳い上げるといった、まさにお宝的な内容のアルバムとなっております。この作品に中では、前述の The Carpenters (カーペンターズ)なども取り上げたあの名曲「(They Long to Be) Close to You」なども演じておりますので、要チェックですよ。
しかしまあ、シルクのような肌触りとでも表現するしかないような、Smooth なヴォーカルと編曲に脱帽ものです。本当に「宝物」のような二人です。


Ronald Isley/Burt Bacharach / “The Look of Love”
(album: Here I Am: Ron Isley Sings Burt Bacharach – 2003)

さてさて、久々に長編の Mellow Tunes でしたが、どんなに忙しくても、やっぱり音楽ネタは別なんですねぇ。
好きこそ物の何とやらとは言いますが、そんなものなのかもしれません。

※コメントなど頂戴できると嬉しく思います。よろしくお願いします。