Search Results for: Ella Mai

Mellow Tunes ~ Vol.210【Ella Mai / H.E.R】

いつもご訪問ありがとうございます。
しばらくぶりの更新ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
2月も中旬となると、「真冬」と「早春」がせめぎ合いを見せるような、そんな日々が多くなってくるものです。

 

 

 

太平洋の向こう米国L.A.では、恒例の「第61回グラミー賞授賞式」が、現地時間2/10に盛大にとり行われました。トランプ政権になってからの「グラミー賞」も「アカデミー賞」も、いやでも米国内の政局や社会情勢を反映するかのような、そんなちょっと日本に住んでいるとわからないような、デリケートなファクターによる影響が、今年の受賞作品・アーティストにも見受けられるような印象を持ちました。

とはいえ、当サイトでも取り上げ応援していた、『Ella Mai』『H.E.R.』が順当にそれぞれ受賞したのは、とても嬉しい知らせでした。

 


Ella Mai – Boo’d Up
Best R&B Song (最優秀 R&Bソング)

 


H.E.R. Featuring Daniel Caesar – Best Part
Best R&B Performance (最優秀R&Bパフォーマンス)

 

次世代を担う、若き「メロウな歌姫」二人の受賞に乾杯。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.178【Ella Mai】

いつもご訪問ありがとうございます。
立秋が訪れ、また新たな台風が次々にやってきて、こんな風にして少しずつ季節は「秋」へ向っていくのでしょう。
さて、世間ではいよいよお盆休みのスタートですね。あいにく僕はといえば、この時期は酷暑のうえに仕事が慌しい時期となり、例年心身共にグッタリな日々を送らざるを得ません。更新が少々遅れがちとなりますが、どうかご容赦ください。

 

 

 

 

忙しさと暑さ故に、耳にする音楽もできるだけ「Cool」で涼やかな響きを持った楽曲やアーティストを意図的にチョイスすることになるわけですが、そんなタイミングで一人のUK出身の若き女性アーティストのご紹介です。

このサイトからもLINKさせていただいている、音楽プロデューサー「松尾潔」さんのFMラジオ番組『松尾潔のメロウな夜』でも、再三取り上げられている期待のR&Bアーティスト『Ella Mai』(エラ・メイ)ですが、英国ロンドン出身の彼女が数年前に大西洋を渡り、自作曲を「YouTube / Instagram / Soundcloud」等の動画投稿サイトにUPし続け、西海岸LAを拠点とする実力派プロデューサー「DJ Mustard (マスタード)」の目に留まったところから、彼女のサクセス・ストーリーが始まったとのこと。
2017年2月にリリースされたEP「READY」に収録された『Boo’d Up』(ブード・アップ)は、地元ラジオ局を中心にブレイクし、その後一気に米国中を席捲していくことになったそう。
今では彼女の名刺代わりとなった『Boo’d Up』は、弱冠23歳という年齢の女性としては余りある、安定感のある歌唱力はもちろん「クール」で「エモーショナル」な表現力を出し切った感のある、そしてどこか80-90年代の香りがする、美しいスロウ・ジャムに仕上がったような印象を受けます。
僕がいろいろ書くよりも、時系列による彼女のサクセス・ストーリーとブームについての詳細な解析は、松尾さんも懇意にしているヴェテラン音楽評論家の「吉岡正晴」さんのブログ記事を、ぜひともご覧ください。

 

Ella Mai – “Boo’d Up”

 

今日現在でYouTubeでの再生回数が「1億8千万」を数えるほどになった、この「Boo’d Up」ブームをもってして、ただただ凄いなと感心するのは、今年2018年になって起こったこの「Ella Mai」現象を、昨年からずっと自身の番組内で継続的に取り上げていた、松尾さんのアンテナや嗅覚には、もはや「驚き」しかありません。

現代的なHIP-HOP寄りの若きアーティストの一人なのかもしれませんが、『Ella Mai』(エラ・メイ)というこの不世出な女性アーティストに対して僕が感じているのは、20世紀に突如として現れたあの「SADE」 (シャーデー)にも通ずるような、「21世紀版の Quiet Storm」が出現したような感覚とでも言いましょうか、そんな印象を強く受けています。
今後もしばらくは、『Ella Mai』(エラ・メイ)からは目が離せませんね。

 

Mellow Tunes ~ Vol.205【Friday Night Plans】

新年明けましておめでとうございます。
いつもご訪問ありがとうございます。今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします。

賀状を毎年くださる旧来からの知人の皆さま、毎年ご丁寧にありがとうございます。実店舗をCLOSE後は、年末年始が多忙な組織に属していることもあり、誠に恐縮ではございますが、ここ数年は知人の皆様への賀状でのご挨拶は遠慮させていただいております。この場をお借りして、年末・年頭のご挨拶と代えさせていただいておりますので、どうぞご了承くださいませ。

 

 

さて、なんだか今年の「R&B」シーンは、従来「Black Music」(黒人音楽)のルーツとなっていた、アーティスト自身のオリジン(出自)を「アフリカ」に持たない人たちによる、ジャンル(カテゴリー)の形成がこれまで以上に進化していくような、そんな兆候を強く感じます。この件については、昨年末の『松尾潔のメロウな夜』の番組の中で松尾さんが「鋭い指摘」をされていました。

事実、本家の米国では、英国出身の『Ella Mai』(エラ・メイ)や新たに『H.E.R.』のアーティスト・ネームでシーン躍り出た「Gabi Wilson」(ギャビー・ウィルソン)、そして極めつけは今や超BIGな存在となった『Bruno Mars』(ブルーノ・マーズ)など、直接的な出自をアフリカに持たないアーティストが増えてきました。世代交代が進めば当然といえばその通りなのですが、かつて「SOUL」と呼ばれたカテゴリーの呼称が「R&B」と呼ばれるようになって久しいですが、いよいよこのカテゴリーもアーティストの「多国籍化」が本格的に進んできているようです。
かねてより申し上げていますが、正直なところ僕は体質が合わないので、極端に「HIP-HOP」然としたアーティストやその作品群を好んで聴くことはほとんどありません。敢えてここで詳しくは言及しませんが、聴かない理由は、かつて「Quincy Jones」や「Jam & Lewis」といった「Black Music」の一時代を築き上げたプロデューサーたちが「HIP-HOP」に対して抱いていた感覚と同様のものです。とはいえ、現代(いま)の音楽を目の前にした際、ある程度「HIP-HOP」の要素が入っているのは時代の潮流であり、メロディアスあるいはメロディックに処理された楽曲の中には、好意的に受け取ることができるアーティストや作品が、明らかに増えてきているのは間違いないようです。

さて前置きが長くなりましたが、2019年最初の「Mellow Tunes」の今回は、昨年末に駆け込みでご紹介した、『Friday Night Plans』を改めて取り上げます。
僕が彼女の存在を知ったのは、「松尾潔」さんのTwitterで紹介されていた「Plastic Love(プラスティック・ラブ)」のカヴァーがきっかけだと、以前の記事でお伝えした通り。また、数日前の晦日に放送された「山下達郎」さんのFM番組「サンデー・ソング・ブック」の中で、年末恒例のゲスト出演中の奥方「竹内まりや」さんと共に、「Plastic Love(プラスティック・ラブ)」の話題に触れ、優れたカヴァーの2作品を紹介するとして、今月下旬より配信される予定の『tofubeats』によるカヴァーと共に、『Friday Night Plans』によるカヴァーもOn-Airされました。特に『Friday Night Plans』のカヴァーに関しては、「まりや」さん本人が「すごく素敵な声」と絶賛されていました。

『Friday Night Plans』は、東京都出身、今年で23才になるアーティスト。日本人の父とフィリピン人でシンガーの母を両親に持つ、そんな彼女が昨年6月にLA滞在中、現地で制作された作品(全4曲)を収録したEP『LOCATION – Los Angeles』から2曲ほどご紹介。
UPなものもBalladもどちらも素晴らしい出来で、彼女の才能の片鱗を否応なく感じ取ることができるでしょう。今後も要注目ですね。

 


Meet Us In The Park We Used To Play.
(EP: “LOCATION – Los Angeles” – 2018)

 


Fall In Love With You In Every 4AM.
(EP: “LOCATION – Los Angeles” – 2018)

 

先の話題に戻るようですが、『H.E.R.』こと「Gabi Wilson」(ギャビー・ウィルソン)、『Bruno Mars』(ブルーノ・マーズ)、そして『Friday Night Plans』と、これらの三人に共通するのが、母親がフィリピンの方であるという事実なんですね。これは単なる偶然ではなく、きっと必然であって、母国語と同様に英語を話す環境が、「世界」というステージ(舞台)を視野に入れたとき、我々日本人とはその差が、大きなアドヴァンテージとなって出てくるのではないかと、そんなことを強く意識した昨今の「R&B」シーンです。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.203【Friday Night Plans】

いつもご訪問ありがとうございます。
三連休も終わり今日がクリスマスですが、暦の関係で世の中は早くも年末ムードにシフト・チェンジしたような印象ですね。平成最後の今年もあと少し。頑張りましょう。

おっとそういえば、クリスマス当日の今日は「George Michael」(ジョージ・マイケル)の命日でしたね。あなたの遺した「Last Christmas」が世界中の街角から聴こえてきます。
Rest In Pease, George…

 

 
「Plastic Love」(プラスティック・ラブ)といえば、僕ら50代以上の世代の人たちにとっては周知の、「竹内まりや」さんの1984年にリリースされた通算6枚目のアルバム『VARIETY』(ヴァラエティ)に収録された、国内POPS史に燦然と輝く名曲です。作詞作曲はご本人、編曲・アレンジ・プロデュースはご主人の「山下達郎」氏なのは、当ブログを訪問される方々であれば、もはや説明は不要かと思われます。

僕も『Plastic Love』には並々ならぬ想い入れがあり、本楽曲中まりやさん本人と一緒にバック・コーラスを担当し、圧倒的な存在感を放っている「大貫妙子」さんの大ファンでもあったので、この作品が世に出たときは本当にエキサイトしたのをよく覚えています。アルバム発売の翌年1985年(33年前)には、当時流行していた「45回転12インチシングル盤」も追加リリースされました。山下達郎氏ががっぷり四つで取り組んだ12インチシングル盤の「B面」には新たに施された「New Re-Mix Ver.」が、そして「A面」には9分を超える「Extended Club Mix」が収録され、NY辺りの街中のSE(効果音)なども散りばめられており、よく都内のClubやDiscoで耳にする機会も多かった、非常に優れたマスタリングが施された素晴らしい音質の12インチシングル盤でした。限定何枚プレスされたのかちょっとわからないのですが、とにかく当時入手できた人は大変少なくて、僕の周りの音楽好きの連中も手に入れられなかった人たちがほとんどでした。僕はといえば、当時大学の帰りに寄るのが日課だった、今はなき宇田川町のタワー・レコード渋谷店の馴染みの店員さんに頼んでキープしてもらい、発売当日に速攻で購入した記憶があります。

 

 

Track 01: Mariya Takeuchi “Plastic Love” (original) 1984
Track 02: Mariya Takeuchi “Plastic Love” (Extended Club Mix) 1985
 

間もなく2019年とあれから35年近くが経過する現在でも、僕のターン・テーブルに乗るアナログ盤としては、「”Never Too Much” – Luther Vandoross」「”The Nightfly” – Donald Fagen」に次ぐ頻度といえるくらい、今でもよく聴いてますね。とにかくですね、マスタリングされた音質が素晴らしいんですよ。さすが音職人でもある「達郎」さんの仕事ぶりです。なので、現在では海外からの入手を希望するマニアも多くて、オークションでも程度のいいものはかなりの値がついているそうです。もちろん、僕は誰にも譲りませんよ。悪しからず。
オリジナルの楽曲のリリースから35年近くが経過した現在、『Plastic Love』は国内はもとより、海外での評価も日を追うごとに上昇し続けていて、YouTubeを筆頭に各種動画サイトでも大変な再生回数がカウントされているようです。

さてさてご紹介が遅れてしまいましたが、そんな状況の中で、先日音楽プロデューサーの「松尾潔」さんが自身のTwitterで紹介していたのが、こちらのアーティスト、『Friday Night Plans』です。(多忙で記事更新の時間が取れず、取りあえずPCモードで閲覧すれば見られるように、右側ウィジェットに動画だけは貼付けておいたので、視聴された方も多いかと思います)

「Friday Night Plansが、竹内まりやの名曲「Plastic Love(プラスティック・ラブ)」のカバーをリリースした。」
(詳細については、こちらの音楽レビューサイト【Real Sound】をご覧ください)

 

Friday Night Plans – ‘Plastic Love’ – 2018
Cover Version (Original Song by Mariya Takeuchi)
 

「2018年にこの楽曲が録音されていたとしたら」という視点から制作した、というプロデュースを担当した「Tepppei」氏が語るように、原曲へのリスペクトから楽曲のテイストを変えず、実にクールに響く彼女のヴォーカルの魅力を最大限に引き出すことに成功しています。
前述の「松尾潔」さんが昨晩の「メロウな夜」の番組中で言及してらっしゃいましたが、ここ数年で世界中を席巻する勢いの、「次世代R&B」アーティストの筆頭と言われて久しい『Ella Mai』『H.E.R.』と同様に、「アフリカン・アメリカン」ではない有望なアーティストの登場に、今後も要注目ですね。

Friday Night Plans」の新旧リリース楽曲については「SOUNDCLOUD」へGo

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.192【Autumn Mellow Mix】

いつもご訪問ありがとうございます。
朝晩の気温もぐっと下がってきて、「秋」が一気に存在感を増してきました。
この季節特有の空模様は、見飽きることがありません。夕暮れ時は、息を呑むほどの美しい表情を見せてくれることがあります。ふと雲や空を見上げる機会が、多くなる季節です。

 

 

「PC」で普段から閲覧してくださっている方はもうお気付きだと思いますが、先日サイトのテーマ(テンプレート)を変更した際に、右側の「ウィジェット」部も少々更新いたしました。

R&B/SOULが最も似合う季節の「秋」にしっくりとくる、メロウな『Autumn Mellow Mix』のプレイ・リストを短時間で編集してみました。1990年代の作品をベースに新旧織り交ぜ、計14曲ちょうど1時間程度のものに仕上がり、ウィジェット部に張り付けてあります。スマホで閲覧の方は、最下部のSwitcher「PC」モードにしていただけると、記事として取り上げていない情報や動画、LINK等もご覧いただけます。(ページの読み込みが少々重くはなりますが、どうかご容赦ください。)

30分程度の選曲作業でサクッと編集したものですが、とりあえず記事としても取り上げておきます。よろしければ、小一時間ほどの「メロウな旅」にお付き合いください。
聴きどころは、特に一曲目の作品、今は亡き歌姫「Aaliyah」(アリーヤ)がかつてカヴァーし、ソウル愛好家の度肝を抜いた「The Isley Brothers」(アイズレー・ブラザーズ)『At Your Best ( You Are Love )』にチャレンジした、『Ana Lou』による更なる美しいカヴァーがまずひとつ。そしてラストには、Mariah Carey(マライア・キャリー)のリリースされたばかりのシングル『With You』を取り上げました。

 


Please enjoy “Autumn Mellow Mix” by Master Mellows

 

全米を震撼させた今年のR&B界における最大のTOPICといえば、『Ella Mai』(エラ・メイ)の『Boo’d Up』に尽きますが、今回のマライアの新曲『With You』をプロデュースしたのが、なんと「エラ・メイ」をスターダムに押し上げた最大の功労者でありプロデューサーの「(DJ) Mustard」 (マスタード)なんですね。
『Ella Mai』(エラ・メイ)の『Boo’d Up』もそうですが、『Finger-Snap Beat』を基調にした楽器も音数も決して多くはない作品では、歌うアーティストの力量がまともに問われるわけですが、そこはさすがの「マライア」、かつての輝きを完全に取り戻したかのような歌いっぷりです。デビュー当時からマライアの代名詞にもなっている「7オクターブの音域」を際立たせた新曲『With You』を、おそらく今後彼女の代表曲の一つに間違いなく数えられることになるであろう、美しい「スロウ・ジャム」に仕上げた「マスタード」のプロデュースぶりには、ほとほと感服する思いです。やはり、「良きプロデューサー」に出会うことが、アーティストにとってはとても重要なことだと再認識させられた、マライアの復活劇となりました。