Search Results for: Rod Temperton

Mellow Tunes ~ Vol.105 【Rod Temperton – 6 訃報】

8月のトゥーツ・シールマンスの訃報の記事からしばらく更新をしていないうちに、なんと数日前の10/5に偉大な音楽家であった Rod Temperton (ロッド・テンパートン)が、癌で他界したとのニュースをWEBのニュースで知った。

最近更新を頻繁にしてはいないものの、自分の書いた記事は「Google」等での検索でかなりの率で上位10件程度には表示されることが多く、アクセス解析はたまにしているので、僕が過去に書いた「ロッド・テンパートン」に関する特集記事に対して、ここ数日間で世界中から何百・何千という相当な件数の検索とアクセスがあったので、「何かいやな予感」がうっすらとしていた。
やはり、不安は的中してしまった...

 

quincy-and-rod

‘’An Evening with Quincy Jones’’ (in London Sep.2014) でのQuincy Jones (左)と Rod Temperton (右)

 

彼に関してはあれこれ改めて記事を書くよりは、これまで過去記事で沢山ご紹介してきた後世に残る珠玉の作品を聴いていただくのが、いちばんのはなむけとなると思う。記事をご覧の皆さんにも是非彼の過去の偉大な作品に触れていただきたい。
本当に稀代のメロディ・メイカーでありソング・ライターだったことには間違いない。

彼が残した作品の中でも、やっぱりマイケルが一番輝いていた時代に放った Mellow Tune 「Rock With You」を聴きながら、ロッドのご冥福をお祈りしたい。

 


Michael Jackson / “Rock With You”
(written by Rod Temperton / album: Off The Wall – 1979)

 

それにしても、2016年の幕開けから早10ヶ月余り。何故に、自分の人生に大なり小なり影響を与えた偉大なミュージシャンやアーティストが次から次へと夜空の星になっていってしまうのか。これまで経験がない年となっている気がしてならない。

「2016年」という年は、ただただ残念な想いで満ち溢れている悲しい年だ。

 

Mellow Tunes ~ Vol.56【Rod Temperton – 5】

今日は文字通りの「猛暑日」でした。今日からお盆休みという方も多いことでしょうが、皆様どうか水分補給はこまめにお願いいたします。

ジョージ・デュークの急な訃報で一旦中断いたしましたが、Rod Temperton(ロッド・テンパートン)が彼の全盛期に関ったかつての Mellow な作品を取り上げご紹介している、夏の特別企画の第五夜ですが、まだまだご紹介したい作品も多数あるのですが、同じアーティストの作品ばかり取り上げているわけにもいきませんので、今回を最終回といたします。

これまでのラインナップでは、巨匠クインシー・ジョーンズがプロデュースし、作曲・編曲をロッド・テンパートンが担当するコラボレーション作品を取り上げてきましたが、1982年のマイケル・ジャクソンのモンスター・アルバム『スリラー』の大成功後、徐々にクインシーから少し距離を置きながら、ロッド・テンパートンは新たなアーティストへの楽曲の提供を続けていきました。

 


The Manhattan Transfer / “MYSTERY” (album: Bodies And Souls – 1983)

 

彼の手掛けた作品の中でも、僕個人としては、マイケル・ジャクソンの『Rock With You』と同じくらい好きなのが、80~90年代に大変な人気を博したそれはそれは大人の4人組のヴォーカル・グループ『The Manhattan Transfer』が1983年にリリースして大変なセールスを記録したアルバム『Bodies And Souls』に収録された、“Mystery” という作品です。この曲が収録されたアルバムは、捨て曲のない非常にバランスの取れた作品であったため、後にグラミーを獲得しています。また素晴らしくメロウな作品 “Mystery” は、この数年後にQuiet Storm(クワイエット・ストーム)と呼ばれる大人向けのアーバン・ソウルあるいはジャズのテイストの香るカテゴリーの代表的な女性アーティストとして大ブレイクする、アニタ・ベイカーの代表作『Rapture』にもカヴァー収録され、周囲に楽曲の出来の良さを再認識させることとなります。

 

余談となりますが、ロッド・テンパートンはその他、79~80年にかけてレコーディングされたカーペンターズカレンのソロアルバムのために、彼女の生存時に2曲ほど楽曲を提供しており、カレンの没後に発表されたアルバムにも、素敵な作品が収録されています。あの偉大な作曲家のバート・バカラックを手元に擁していたカーペンターズでさえ、ロッド・テンパートンの作品を歌いたかったということですから、いかにその時代に必要とされた優れたメロディ・メイカーであったかを証明しています。
ご存知の方もそうでない方も、ぜひ聴いてみてください。


Karen Carpenter / “If We Try” (album: Karen Carpenter – 1996)

 

Mellow Tunes ~ Vol.54【Rod Temperton – 4】

降ったり止んだりと、お天気がなかなか安定しない言ってみれば夏らしいここ数日です。
Rod Temperton(ロッド・テンパートン)が彼の全盛期に関ったかつての Mellow な作品を取り上げご紹介している、夏の特別企画第四夜です。

今夜は、おそらく80年代のSOUL、Black MusicそしてFusionなどのカテゴリーが好きな方々にとって、「まだか、まだなのか」と声が聞こえてきそうなので、そろそろこの人たちのご紹介を。

クインシー・ジョーンズは当時ソングライターとしてもっとも充実した時期を迎えていたロッド・テンパートンの力を借り、それまで「実力はあるのに陽が当たらない」と形容され、後に『クインシーの秘蔵っ子たち』と呼ばれることとなる数人のアーティストをメジャーの舞台へと押し上げていきました。いわゆる「苦労人」と言われた実力派のパティ・オースティン(Patti Austin)ジェームス・イングラム(James Ingram)などが、その顕著な例としてよく名前が挙げられます。

 


PATTI AUSTIN / “Do You Love Me” (album: Every Home Should Have One – 1981)

パティ・オースティンはこのアルバム “Every Home Should Have One” 以前までは、Jazzを中心にFusion系のアーティストによる作品のゲスト・ヴォーカリストやクインシーのプロデュースするマイケル・ジャクソンはじめ大物アーティストのバック・コーラスとしての活動が主でしたが、当時のDiscoやFunkの世界的なムーブメントを背景として大ブレイクを成し遂げました。同年、やはりロッド・テンパートン作曲の作品に対して、パティ・オースティンをゲストVocalistとして迎え、クインシー自からリリースしたアルバム『The Dude』も大ヒットとなり、アルバムに多くの曲を提供していたロッド・テンパートンもクインシー同様に世界的にも不動の評価を得るに至りました。

そんな彼女の出世作より、マイケル・ジャクソンに負けず劣らずのUPなDisco Tune “Do You Love Me”を、そしてこれまたメロウなジェームス・イングラムとのDuetで、現代でも沢山のアーティストにカヴァーされ続けている珠玉のバラッド “Baby, Come To Me” をどうぞ。

 


Patti Austin (feat. James Ingram) / “Baby, Come To Me”
(album: Every Home Should Have One – 1981)

 

さてさて、お次の回は何が出てくるでしょう。
お楽しみに。

 

Mellow Tunes ~ Vol.53【Rod Temperton – 3】

なんだか勢いで更新しておりますが、Rod Temperton(ロッド・テンパートン)が彼の全盛期に関ったかつての Mellow な作品を取り上げご紹介している、夏の特別企画第三夜です。

今夜はこのブログの読者の方ならほとんどの方が嫌いではないと思われるアーティストの作品をご紹介。Jazz/Fusion 界の超大物の mellow なギタリストと言えば、この人の名前が真っ先に挙がるでしょう。
そうです他ならぬGeorge Benson(ジョージ・ベンソン)が、やはりクインシー・ジョーンズの精力的なプロデュースでソングライターに1980年当時もはや「時の人」となっていたロッド・テンパートンを起用し、ジョージ・ベンソンがそれまでのギタリストとしての作品からいわゆる「歌モノ」に大きく舵を切った記念碑的なアルバムとなった“Give Me The Night” から、迷った挙句2曲だけピック・アップしました。
もともと vocal に定評のあった彼の魅力を最大限まで引き出したロッド・テンパートンの功績は、プロデューサーであるクインシーと同様に高く評価されるべきでしょう。それではお楽しみください。

 


George Benson / “Love X Love” (album: Give Me The Night – 1980)
30年以上も前の曲とは思えぬ完成度を感じます。

 


George Benson / “Turn Out The Lamplight” (album: Give Me The Night – 1980)

オリジナルはやはりロッド・テンパートンが所属していた Heatwave ですが、こちらの方が圧倒的に洗練されたクインシーらしい味付けになっています。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.52 【Rod Temperton – 2】

Rod Temperton(ロッド・テンパートン)が彼の全盛期に関ったかつての Mellow な作品を取り上げご紹介している、夏の特別企画(?)の第二夜です。

今回はコチラ。「ブラジョン」こと、ジョージとルイスのジョンソン兄弟の “The Brothers Johnson” です。
かつては「チョッパー」今では「スラップ」と呼ばれる偉大なベース奏法を生み出したと、ラリー・グラハムと同様に称賛されて久しいルイス・ジョンソンですが、この曲ではプロデューサーのクインシー・ジョーンズと作曲者のロッド・テンパートンのプロデュースによりとても控え目なベースに徹しています。


The Brothers Johnson / “All About the Heaven” (album: Light Up the Night – 1980)

 

いやはや、相当にメロウですね。現代ではほとんど耳にすることのないサウンドです。
それでは次回の第三夜をお楽しみに。

 

Mellow Tunes ~ Vol.51 【Rod Temperton – 1】

いやぁ、あっという間に8月ですね。
「更新をお休みする」とお伝えしておきながらも、突然記事をUPしたのには二三の理由がございまして…

ACCESS count

まずは、「さびしいから続けてほしい」といったコメントやメールを多々頂戴しておりまして、2週間も更新していないにも関らず、8/1 一日のみのアクセスだけ見ても上の統計の通りでして、わざわざ訪問してくださっているブログ・リーダーの皆さんに申し訳ないのと、なんだか8月とは思えないえらく気持ちのいいCoolな夜風のせいで、なんとなくそんな気分になり、日付を一日 Back Date して記事をUPした次第です。
きまぐれでスミマセン。(汗) 秋風の吹き出す頃までは、暇を見つけて不定期でゆるりと更新していきますので、気長にお付き合いください。

そうは言ってもまだまだ夏はこれからです。なので大人向けのちょっとCoolMellowな作品を、次回からはあまり余計な解説を付けずに、不定期ではありますが何度かに分けてUPしようかと考えています。

先日マイケル・ジャクソン関連の過去記事で触れましたが、あの大御所クインシー・ジョーンズが認め、マイケルの遺作のモンスター・アルバム「スリラー」のそのタイトル曲を作詞・作曲したことでも有名な、20世紀を代表するポピュラー・ミュージックのソング・ライターと言っても過言ではない、英国出身のRod Temperton(ロッド・テンパートン)がソング・ライティングやプロデュースに関った作品を、連載でご紹介するといたしましょう。

RTemperton

Rod Temperton

quincy

Quincy Jones

 

 

 

 

 

 

 

ロッド・テンパートン(Rodney Lynn “Rod” Temperton、1947年10月15日 – )は、イングランドのリンカンシャー州出身のキーボーディストで作曲家、音楽プロデューサー。 最初は多国籍バンドの Heatwave (ヒートウェイヴ) のキーボーディストとして登場し、脱退した後、作曲家に転じた。 クインシー・ジョーンズに作曲の才能を認められ、1979年以降のクインシーがプロデュースするアーティストほぼ全員に楽曲を提供。   《出典:ウィキペディア》

とありますように、70年代後期から80年代初頭にかけ当時のDisco やFunk 系のサウンドにおいては、まさに「その時代の音」と表現されるほど皆が真似をした教科書的な音作りをしておりましたが、この人の真骨頂はやはり美しくとびきりメロウなスロウ・ミディアムな作品にあると言えます。そんな彼の作品を大まかに時系列で紹介していきます。

音作りが時代とともに徐々に洗練されゴージャスになっていくのは当たり前でも、すべては楽曲の良さがあってこそ。ロッド・テンパートンはそれを容易に理解させてくれる、実に稀有なソング・ライターであります。


Heatwave / “Always And Forever” (album: Too Hot To Handle – 1976)

 

初回の今日は、ロッド・テンパートンがまだメジャーになる以前にソングライターでありキー・ボード奏者として加入していた英国ベースの多国籍バンド”Heatwave” の代表曲でもある“Always And Forever”、は、スロウ・ミディアムなじわっとくる作品です。後にルーサー・ヴァンドロスなど多くのソウル・シンガーがカヴァーしています。

さて次回からは、いよいよ彼がソングライター、そしてプロデューサーとして本格的な活動に乗り出していく時期の作品を取り上げていきますので、乞うご期待。

 

Mellow Tunes ~ Vol.177【Quincy Jones & etc. 】

「お暑うございます」。
そしていつもご訪問ありがとうございます。台風が去ってからも、また猛暑が繰り返されておりますが、今年の夏は異例な気候に間違いないようですので、どうか皆々様も水分補給と休息は忘れずに、毎日をお過ごしください。

 

 

さて8月に入って最初の更新となりますが、個人的に毎週放送を楽しみしております、音楽プロデューサーの松尾潔さんが贈る大人のためのラジオ・プログラム『松尾潔のメロウな夜』の番組の中でもレポートしていただいた、現代における偉大な音楽家である『Quincy Jones』生誕85歳記念コンサートに関するトピックを取り上げてみようと思います。

 

 

「SNS」が苦手なことから僕自身はアカウントさえ持っていないのですが、フットボールの世界の祭典「World Cup ロシア大会」も佳境を迎えようとしていた6月下旬に、松尾さんのTwitterにアクセスしてみると、なんと英国はロンドンに来ているというではないですか。

『あれから10年。Qの85歳バースデイコンサートがO2アリーナで催されると鷺巣さんから聞いたぼくは、久保田利伸さんを誘ってふたりロンドンに向かい、パリ在住の鷺巣さんご夫妻とは現地で合流した。夢のような3時間だった。』と文面にあり、しかも会場でのお三方の3ショットまでUPされていました。

 

松尾氏Twitterより

 

なんでも6/27に実施されたこの歴史的なコンサートは、2年ほど前に逝去したクインシーの「右腕」といっていい存在であった英国出身の「Rod Temperton」(ロッド・テンパートン)へのトリビュートがメインであり、クインシーとロッドでの最強コンビで創り上げた、今は故人となった「マイケル・ジャクソン」の作品も多く演奏されたというではないですか。しかも会場となった「O2アリーナ」はマイケルが復活を賭けて長期公演がスタートする予定だった場所。(2009年3月5日、マイケル・ジャクソンはロンドンのO2アリーナにて、同地でのコンサート公演『THIS IS IT』を行うことを表明。同年7月13日から2010年3月6日までに全50公演の開催が予定されていたが、直前の6月25日にマイケルが急死。- 出典: Wikipedia )

「稀代の天才ソング・ライター」である「ロッド・テンパートン」に関しては、当ブログでも彼の生前に一度特集記事をUPしたこともあり、松尾さんのTwitterでこの情報を知った途端に、どうにもこうにも落ち着きがなくなってしまう自分がいました。間髪入れることなく、すぐに松尾さんの番組HPへ、英国在住のアーティストが主ではあったようですが、多くのミュージシャン・アーティストが集結した、それはそれは大変貴重なクインシーのバースデー・コンサートの当日の様子を、ぜひともレポートしてくださいとのメールをしたためました。
(恥ずかしながら、今週7/30の放送直後、番組HPコラム「メロウな徒然草」でも公開済み)

 

松尾さんがレポートしてくださった、クインシーのバースデー・コンサートの当日の様子を収録した「メロウな夜」放送当日の内容は、毎週放送内容を「書き起し」していらっしゃる『みやーんさん』のサイト『miyearn ZZ Labo』にて、ゆっくり腰を落ち着けて文字で読むことが可能です。「Radiko Time Free」が未対応な「メロウな夜」ファンの皆様にとっては、再放送まで聴き逃した際などにはとても貴重な情報源となりますので、ぜひともご訪問・ご一読をお薦めいたします。

尚、松尾さんのTwitterからの貴重なおまけ情報で、興味のある方は期間限定でこのコンサート内容を聴くことができます。(以下抜粋)
『先月27日、鷺巣詩郎さんと久保田利伸さんと観てきたクインシー・ジョーンズ85歳バースデイコンサート@ロンドンO2アリーナの模様が、1ヶ月限定でBBCラジオ2で聴けるようになりました。すべての音楽業界人は聴くべし!番組進行役はトレヴァー・ネルソン。』

 
そんなわけで、松尾さんはもちろんのこと、遠くパリから松尾さんを誘ってくれた偉大な音楽家「鷺巣詩郎」さん、「すぐにロンドンに行かなきゃダメだよ」と同行した「久保田利伸」さんはじめ、それを陰ながらサポートする「メロ夜STAFF」「みやーんさん」等々皆様方のおかげで、この貴重な「クインシーの85歳聖誕祭」に、遅ればせながらも、ステージから最も遠い末席とはいえ、今回の貴重なライブに参加させていただいたような気分になりました。まさにIT時代の恩恵と言えましょう。技術の進歩にも、ひたすら感謝ですね。

それでは、新旧含めあらゆるカテゴリーから多くのアーティスト・ミュージシャンが集結したコンサートの中から、JAZZのスタンダードとなって久しい「サラ・ヴォーン」の代表曲『Misty』(オーケストラ指揮&アレンジ:クインシ―・ジョーンズ-1958年パリ録音)を、米国はテネシー州メンフィス出身の女性シンガー「Dee Dee Bridgewater」(ディー・ディー・ブリッジウォーター)
による素晴らしいカヴァーを、まずひとつ。
(観客の方による撮影のようですが、視聴できる今のうちにどうぞ)
 


DEE DEE BRIDGEWATER & QUINCY JONES ORCHESTRA – “MISTY”
Quincy Jones’ 85th birthday celebration concert

 

そして、トリビュートの対象となった「ロッド・テンパートン」が、クインシーに見出される以前に在籍し、英国で結成された多国籍人種による「Multinational Funk-Disco Band」であった『HEATWAVE』時代に遺した伝説のスロウなバラッド作品『Always and Forever』(1977年発売)を、今年の7月で没後13年が経過した偉大なSOUL/R&Bシンガー『LutherVandross』(ルーサー・ヴァンドロス)が遺してくれた、生前1994年英国ロンドンはロイヤル・アルバート・ホールにて収録されたカヴァーで締めくくりたいと思います。

 


LutherVandross – “Always and Forever”
(from Always and Forever: An Evening of Songs at The Royal Albert Hall in 1994)

 

Rest In Peace

 

*「Rod Temperton」(ロッド・テンパートン)に関心を持たれた方、よろしければ関連記事含め、過去記事もご覧ください。

 

Mellow Tunes ~ Vol.161【Brian Culbertson ft. Howard Hewett】】

いつもご訪問ありがとうございます。
数日間暖かい日が続いたら、また冬へ逆戻り。文字通りの「三寒四温」を繰り返し、春を迎えるのは例年の習いですね。毎年この時期に感じることではありますが、地球と自然界のリズムとは、まるで機械仕掛けのように正確なのでは、ということです。
近隣の公園では、梅はもう八分咲きで、気の早い「河津桜」に至ってはもう満開です。自然の営みには、いつもびっくりさせられます。

 

 

当サイトでは、もう何度取り上げているか分からないほど、Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)という歴史的な大物プロデューサーが、20世紀における「BLACK MUSIC」(R&B/Soul/Funk/Jazz)のみならずポピュラー・ミュージックにも多大な影響を与えたのは、もはや説明は不要ですね。(ご興味のある方はリンクをご参照ください)
そのクインシーが、1989年にリリースした名盤『Back on the Block』に収録され、アルバムのラストを飾る『The Secret Garden (Sweet Seduction Suite)』は、もはや Mellowness の究極のカタチと表現してまったく差し支えのない楽曲として、21世紀の現代でも燦然と光り輝く存在です。
下記の通り、ソング・ライティングはもちろんのこと、ヴォーカル・パフォーマンスを披露するメンバーのラインナップも尋常ではなく、それは当時のファースト・クラスのアーティストの面々が、御大クインシーの下に集い完成させるに至り、20世紀の世に出た「傑作」として今後も永久に語り継がれていくであろう楽曲です。作曲には、永らくクインシーの文字通り「右腕」だった、Rod Temperton の名前も当然の如くクレジットされています。

Personnel:

Songwriters:
Quincy Jones, Rod Temperton, Siedah Garrett and El DeBarge

Barry White – Lead Vocals
Al B. Sure! – Lead Vocals, Background Vocals
Siedah Garrett – Background Vocals
El DeBarge – Lead Vocals, Background Vocals
James Ingram – Lead Vocals
Jerry Hey – Arranger
Steve Lukather – Guitar
Neil Stubenhaus – Bass guitar
John Robinson – Drums
Bruce Swedien – Recording Engineer, Mixing, Kick & Snare Drums
Bill Summers — hindewhu
Greg Phillinganes – Fender Rhodes
Larry Williams – Keyboards, Synth Programming
Rod Temperton – Arranger
Quincy Jones – Arranger

 

いやはや恐ろしいくらいの陣容ですが、この作品のカヴァーに果敢にチャレンジしたのが、このサイトでも何度も取り上げている、スムーズ・ジャズ界きってのメロウなキーボーディストの「Brian Culbertson」です。元 SHALAMAR(シャラマー)のリーダー Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)をゲスト・ヴォーカリストに迎え、それはそれはクインシーのオリジナルに負けないくらいの、素晴らしく上質なカヴァーに仕上げました。
ブライアンの1999年にリリースされたアルバム「Somethin’ Bout Love」には、Instrumental のヴァージョンも併せて収録されております。どちらも、大変な力作のカヴァーとなっていますね。

 

Brian Culbertson ft. Howard Hewett – “The Secret Garden”
(album: Somethin’ Bout Love – 1999)
 

 

 

Quincy Jones のオリジナル・ヴァージョンはこちら。


“The Secret Garden” – Quincy Jones, Barry White, James Ingram,
Al B. Sure, El Debarge

(album: Back on the Block – 1989)