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AC Tunes ~ Vol.23 【Earth, Wind & Fire】

地球の反対側で一ヶ月間に渡り熱戦が繰り広げられた World Cup ブラジル大会も、ドイツの「6大会ぶり・4度目の優勝」という結果で今日幕を閉じました。「ベルリンの壁」の崩壊とともに東西ドイツが統合されてからは初めてのことらしいので、ドイツ国民にとってはとても意義のある大会結果だったのではないでしょうか。

 

2014_ewf_the_promiseさて数ヶ月前のことですが、Earth, Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイア)の 『The Promise(Re-mastered Collector’s Edition)』が改めて再リリースされました。(オリジナルは2003年リリース)
パーキンソン病で長期療養中のバンド・リーダーである Maurice White(モーリス・ホワイト)が1970年代に創設し、自身のバンドだけでなく後に多くの売れっ子アーティストが所属することになったレーベルの『Kalimba』が今年になって再スタートすることになったそうで、今回の一件は新生「Kalimba Music」の1stリリースとなるアルバムという位置付けらしく、実のところアルバム中の作品「Never」を Re-mix しただけのようです。
アースとして2000年(21世紀)以降に発表されたこのアルバムについては、それまで世界的に席巻したアースの Disco サウンドとは趣が異なり、非常に落ち着いた大人向けの作品が収録されているのが特徴的です。

とりわけ『Let Me Love You』などは、まさに Adult Contemporary な作品、つまりは「AC Tunes」といった印象が強い一曲です。ファルセットを用いず地声で歌っているのかフィリップ・ベイリーの vocal は目立たず、モーリスの「落ち着きのある声」に癒しや懐かしさを憶えます。コーラス・ワークも実に素晴らしいですねぇ。

 


Earth, Wind & Fire / “Let Me Love You”
(album: The Promise [Re-mastered Collector’s Edition]- 2014)

 

蒸し暑く寝苦しい夜が続きますが、今日みたいに昼間と違って北から涼しい風が吹き込むような夜には、クール・ダウンできそうな Slow Jam が効果的かも。