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AC Tunes ~ Vol.52 【Radka Toneff】

いつもご訪問ありがとうございます。
当ブログでは、過去記事で何度か取り上げたこともあるのですが、Radka Toneff(ラドカ・トネフ)という名の歌手の名を聞いたことがありますか?
この世にわずか3枚のアルバムを残し、30歳という若さで天に召された北欧ノルウェーでは伝説的な存在となっている、女性ジャズ・シンガーです。本当に「イノセント」という言葉が適切な彼女の遺した作品群は、数が多くないだけにその分大変貴重なものです。

今回ご紹介する、ラドカ・トネフがしっとりと歌い上げる『The Moon Is a Harsh Mistress』という作品は、米国のソング・ライターのJimmy Webb(ジミー・ウェブ)が、1974年に書いた美しい楽曲です。元々は米国の作家である「ロバート・A・ハインライン」著の同タイトルのSF小説「The Moon Is a Harsh Mistress(邦題:月は無慈悲な夜の女王)」の「作品名」に感銘をうけたウェブ氏が、作者にタイトル使用の許可を得て書かれた楽曲と伝えられています。僕はまだ読んだことがありませんが、小説の内容は「地球の植民地である月が独立を目指して革命を起こす」ことについてであって、楽曲の詞の内容と小説の間には、それほど関連性はないようです。

さあそれでは、ちょっと疲れた大人の皆さん方への処方箋です。
頭と心を空っぽにして、聴いてみてください。

 


Radka Toneff – “The Moon’s a Harsh Mistress”
(album: Fairytales – 1979)