Category Archives: “Masterの今これが聴きたい” series

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.23【Michael Masser】

長かったのか短かったのか、例年に習い関東甲信越地方の「梅雨明け」の発表が、本日お昼前頃に気象庁よりありました。梅雨が終われば今度は長く暑い夏の到来。大人になってからというもの、もっとも苦手な季節が今年もやってきました。日本の夏らしい「風景」や「風情」は決して嫌いではないのですが、好きな方には恐縮ですが、心底蒸し暑い季節そのものが大嫌いなのです。
よって、更新も涼しくなるまではこれまで以上にスロウ・ダウンするのも毎年のことですので、どうかお許しください。涼しくなったらガンバリマス。

michael masser

Michael Masser

さて、久しぶりの「Masterの今これが聴きたい~」のコーナーですが、今回はつい先日米国より訃報が届いたばかりの、米国のポピュラー音楽界きっての偉大な作曲家でありプロデューサーでもある Michael Masser(マイケル・マッサー)の作品を取り上げたいと思います。74歳で他界された彼は、僕の個人的な印象としてですが、彼より一世代上の Burt Bacharach(バート・バカラック)そして彼より一世代下の David Foster(デイヴィッド・フォスター)という、米国のポピュラー音楽界を永きに渡ってリードしてきた偉大な二人の音楽家に挟まれた世代の音楽家といった立ち位置にいたような気がしています。『ソング・ライター』としての角度から見たこの三人の偉大な作曲家に共通するのは、そうですスケールの大きな『バラッド』(バラードではなく敢えて「バラッド」と表現いたします)の楽曲が多いという点に尽きます。
バカラック氏とフォスター氏については過去にも記事をUPしてますので、興味のある方はそちらもご覧ください。)

Gerry Goffin

Gerry Goffin

マッサー氏が作曲とプロデュースを手掛けた作品の多くは1970~80年代に集中しており、とりわけかつてキャロル・キングの夫としても知られている盟友の『Gerry Goffin(ジェリー・ゴフィン)』に作詞を委ねた楽曲にヒット作品が多く見られます。昨年6月にゴフィン氏が75歳で亡くなったそのちょうど一年後に、マッサー氏が逝ってしまったという事実を見聞きするだけでも、なんだかこの二人の偉大なソング・ライティング・コンビの強いスピリチュアルな結びつきを感じざるを得ません。

数あるこの二人のコンビによる作品群の中から、今回は年代順にこちらの三作品をご紹介。どれも当時は世界中で大変なヒットとなりましたね。曲調といい、ストリングスの使い方といい、そしてクライマックスへのもって行き方といい、似ているようではありますが、これほど壮大でスケール感のあるバラッド群はマッサー&ゴフィンにしか創出できない芸当だったのかもしれません。お二人のご冥福をお祈りします。

 

まずはこちら、友人・知人の結婚披露宴で何度聴いたことでしょう。なかなかこれほどの愛の賛歌は、この作品以降まだ出現してきていないくらいの壮大なスケールです。


Peabo Bryson & Roberta Flack / “Tonight I Celebrate My Love
(album: Born to Love – 1983)

 

そしてこちらは「クチパク」ではありますが、あくまで「Vocalist」に徹底した風情のベンソン氏の熱唱。天才的ジャズ・ギタリストなのにギターを持たない彼の映像は、非常にレアと言えます。


George Benson / “Nothing’s gonna change my love for you”
(album: 20/20 – 1984)

 

最後は以前にも一度過去記事で取り上げたこともある、カヴァー作品ではありますが今は亡きホイットニーの偉大な遺作を。
彼女のご冥福も併せてお祈りいたします。


Whitney Houston / “Saving All My Love For You”
(album: Whitney Houston – 1985)

 

 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.22【Marron 5】

このコーナー3連チャンでのUPとなります。
今回ご紹介するアーティストもそうなのですが、自分が育った時代だから当然といえばその通りで、とはいえ米国を中心とした1970~80年代に流行した音楽とはそれ以前のものとも現代のものともなんだか大きく違った印象を持っています。とにかくこの時代の音楽(あくまでPOPS/ROCK/FUSIONなど限定的ですが)には、共通して言えるのが聴く人々の心を捉えて離さない「メロディのもつ美しさ」がそこに存在するということですね。おそらく自分と同世代の40-50代あるいはそれ以上のブログ・リーダーの方々なら、僕の言わんとするところをきっとご理解いただけているのではと確信しています。

 

maroon5前回の「Daft Punk」そして前々回の「Bruno Mars」と同様に、『Maroon 5』も1970~80年代のサウンドに拘りを持った作品をデビュー以来聴かせてくれる、現代ではとても貴重な存在だと言えます。とてもメジャーな米国のバンドなのであれこれと説明は省略しますが、今年1月にリリースされたばかりの彼らの5作目に当たる最新スタジオアルバム『V』に収録された『Sugar』という楽曲は、そんな古きよき時代のサウンドに慣れ親しんだ我々の耳にとても馴染む感じがしてなりません。古今東西流行るPOPSの定義から見れば、曲全体がいわゆる「サビ」といってもいいくらいのキャッチーで思わず口ずさんでしまうようなとにかく分かりやすいメロディーと、「えっ、もう終り?」と思わせるような約3分程度の曲の短さは、売れるPOPS/ROCKのまさに王道といえるような気がします。
僕個人としては、彼らの作品の中では2004年リリースの「Songs About Jane」に収録されていた『Sunday Morning』以来の、大好きな作品となりました。『Sunday Morning』は、10年ぐらい前に女優の宮沢りえ出演のトヨタ「Vitz」のCMに使用されていたので皆さん聴き覚えがある方も多いのでは。

どちらも作曲は、2013年にはアメリカの雑誌ピープル誌による今年度の「世界一セクシーな男」に選ばれたこともあるバンドのリード・ヴォーカル Adam Levine(アダム・レヴィーン)によるもの。アダムの声質とヴォーカル・スタイルは、POPS/ROCKだけでなくR&BやJazzを聴く人たちへも大きな訴求力を持った非常にレアな存在であると同時に、現代で稀に見る天才的なメロディ・メーカーの一人と言えるのではないでしょうか。

 


Maroon 5 / “Sugar” (album: V – 2015)

 

『Sugar』のPVは YouTube で公開直後から、ロス市内で当日行われている結婚式会場をいくつか巡り「サプライズ・ライブ」をプレゼントするといった内容が、ドキュメントではなくフェイク(いわゆるヤラセ)だとさんざん叩かれたりしたそうですが、仕事を請け負った俳優や役者さんもエキストラの皆さんたちもあの「Maroon 5」が登場するとは伝えられていなかったのではと、僕自身はPVを視聴後に感じました。真偽の程はさておき、それほど世界中で話題となっているこの動画の再生回数は今日現在でなんと「2億3千万回」をすでに超えているのには驚き以外ありません。まあ、シンプルで無駄な音とアレンジを削ぎ落とした感のある楽曲の素晴らしさもそうですが、たとえ意図的な演出があったとしてもとても出来のいいPVだと思います。こういった平和的な動画の利用にこそ、 YouTube の存在価値があるってものです。
なにはともあれ Maroon 5 、「大物」ですね。

 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.21【Daft Punk】

前回の「Masterの今これが聴きたい~Vol.20」で紹介した Bruno Mars もそうですが、これまで敢えて取り上げてこなかったようなアーティストや作品をチョイスしているのがこのシリーズの特徴といえば特徴です。以前記事にも書きましたが、店舗営業当時の店内でプレイする音楽はお店の名にちなんだあくまでMellowでありSlowな感じの作品を中心に選んでいましたので、正直それなりに気を遣ったものでした。一方このコーナーでは「時代」や「流行」そして「カテゴリー」にとらわれることなく、ただシンプルに自分自身が「今これが聴きたい!」と感じたアーティストや作品を思い切って取り上げることができるのがミソなんです。まあそんなことはどうでもいいですね。

 

DAFTPUNKさて今回取り上げる Daft Punk(ダフト・パンク)は、フランスはパリ出身のハウス/フィルターハウス/エレクトロ・デュオ)で、トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter – 1975年生まれ)とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo – 1974年生まれ)の2人によるユニットです。(詳細はWikipediaをどうぞ)
ライブやPVで見られる金属マスクを被った、1999年9月9日のコンピューターの爆発事故によって「アンドロイド(ロボット)」になってしまったという彼らのエレクトロ・ポップは世界的な大流行を見せ、2013年リリースの4thアルバム『Random Access Memories』で翌年2014年のグラミー賞でノミネートされた5部門すべてを制覇するといった快挙を成し遂げたのは、世界中で大きな話題となりました。

Daft-Punk-Nile-Rodgersそんなテクノロジーに極端に傾倒していた「アンドロイド」である彼らが、敢えて生の楽器の音と腕利きミュージシャンに拘ってコラボレートしたのが『Random Access Memories』でした。中でもゲストミュージシャンとして招かれた、1970~80年代のDISCO/FUNK Music のファーストクラスのバンドであった “Chic(シック)”のリーダーでギタリストとしても超一流の Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)の起用は大当たりとなり、結果物凄い相乗効果を生み出すことに成功しました。後にグラミーの最優秀ポップ デュオ/グループ(Best Pop Duo/Group Performance)を獲得することになった、ヴォーカルに売れっ子 Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)をフィーチャした『Get Lucky』は売れに売れ、その授賞式でのパフォーマンススティーヴィー・ワンダーが参加した様子は広く世界に配信されました。会場に居合わせたポール・マッカートニーはじめ多くの著名なミュージシャンが楽しそうに口ずさんで踊る姿が見られることからも、彼らの感性が世代を超越して受け入れられたことを証明しています。

世界の大都市におけるクラブ・シーンで流行しているダンス/ハウスも含めた現代的な Euro Beat/Pop のような「 テクノ系」のサウンドが個人的にはすこぶる苦手なのですが、このアルバムでは最新のコンピュータ・テクノロジーと職人(スタジオ・ミュージシャン)たちの技術が素晴らしい状態で共存しているように感じられ、ぜひ聴いたことのない方々にも一度 YouTube 等で視聴してみて欲しいと思います。

さてご紹介の楽曲はというと、DJやプロデューサー業を本業にしている米国人の Todd Edwards(トッド・エドワーズ)をなんとヴォーカリストとして起用してしまった『Fragments of Time』。1970~80年代の西海岸で流行ったサウンドの記憶を呼び覚ますような軽快な響きで、印象的なギタープレイは前出のナイル・ロジャースではなく「Paul Jackson Jr.(ポール・ジャクソン Jr.)」によるものです。これからの季節にぴったりの作品じゃないでしょうか。

 


Daft Punk / “Fragments of Time (feat Todd Edwards)”
(album: Random Access Memories – 2013)

またこの作品を制作した際のことを、ヴォーカル兼プロデュースで参加したトッド・エドワーズが語っているエピソードが印象的でした。興味のある方はどうぞ。

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.20【Bruno Mars】

3月に入ってからの不安定な気候と猛威を振るう憎き「花粉」などのせいで、しばらく記事をUpする気にもなれずにいたら、あっという間にお彼岸の時期がやってきてしまいました。これはいけないと思いつつ、さっそく最近よく聴いているアーティストの作品を続けてご紹介しようかと思います。

 

Bruno-Mars3

 

プエルトリコ人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、今年で30歳となる Bruno Mars(ブルーノ・マーズ – 本名: Peter Gene Hernandez)は米国ハワイの出身で、2010年にアルバム『Doo-Wops & Hooligans』でのデビュー以来破竹の快進撃を続けている、非常に稀な才能に恵まれたシンガーでありソング・ライターであり、そしてプロデューサーでもありミュージシャンでもあります。
幼い頃から多大な影響を受けたという故人のマイケル・ジャクソンのまるで再来と表現されることも多いブルーノですが、彼の作り出す音楽は1970~80年代の古きよき時代のFUNK/SOUL/DISCO 等の名残りを彷彿させるサウンドが最大の特徴であり魅力となっています。

ブルーノの現在最大のヒットとなっているだろうと疑う余地のない、世界中で大変な話題となった2013年リリースの2作目のアルバム『Unorthodox Jukebox』に収録された『Treasure』は、彼のバンドメンバーとの圧巻のステージ・パフォーマンスが有名で、その場に居合わせたオーディエンスはもう興奮のるつぼと化しています。2013年に行われた Billboard Music Awards 2013 での「Jackson 5」を意識したパーフォーマンスは、もうすでに伝説となってしまったかのようです。170cmに満たないブルーノがどう見てもいちばん目立つことからも、ダンサーとしても超一流のブルーノに驚きを隠せないことでしょう。

 


Treasure – Bruno Mars Billboard Music Awards 2013

 

2014年の「SUPER BOWL」のハーフタイム・ショーで見せつけた圧倒的なパフォーマンスも、えらいことになっていますね。こちらでは、ブルーノがマイケル・ジャクソンの「Beat It」に影響を受けて生まれた楽曲『Locked Out Of Heaven』をオープニングで演じています。そして『Treasure』へとなだれ込む様は、もうすでに稀代のエンターテイナーと呼んで差し支えない水準に達していますね。歌い踊る彼の姿に、マイケルやプリンスそしてジェイムズ・ブラウンが見えてきやしませんか。これを「カッコイイ」と言わずしてなんと表現すべきでしょうか。いやぁ、ブルーノ恐るべし。

 


“Super Bowl 48” – Bruno Mars-Full Performance Halftime Show

 

マイケル亡き後の「Super Star」がなかなか出現してこなかった米国はもちろん世界の SHOW BIZ 界にとって、大変なタレントを持った「救世主」がようやく現れたような印象を受けるのはきっと僕だけではないでしょう。これからますます目が離せないアーティストの一人です。
 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.19【Nicolette Larson】

「立春」を過ぎたとはいえ、寒さがいちばん堪える2月中旬のこの時期の気候ですが、先日のように日中気温が上がって「春」を感じる瞬間があると、やはり季節は確実にシフトしているのだと確信したりします。

さてしばらく更新していなかったシリーズの「Masterの今これが聴きたい…」ですが、久々の更新となります。育った年代のせいや前回の記事で取り上げたダイアナ・クラールの新譜の影響などもあり、この頃突然1970年~80年代の懐かしいヒット曲などを突然聴きたくなって YouTube にお邪魔する機会が自然と増えてきています。PCやスマホ等で、こんな楽しみを可能にしてくれたIT技術の進化は音楽好きにとっては本当にありがたいものです。

Nicoletteそんな訳で小・中学生時代にFMラジオにかじりついて聴いていた、当時のアメリカン・ポップスや西海岸を中心としたウェストコースト・ロックなどなど視聴していたら、ふとこの人の作品を取り上げておきたいなと思いました。
Nicolette Larson(ニコレット・ラーソン)は1952年生まれの米国西海岸のウェスト・コースト・ロックが全盛期に活躍したシンガーで、1978年リリースのデビューアルバム「Nicolette」からシンブル・カットされた『Lotta Love(邦題:溢れる愛)』は本国ではもちろん世界中を席巻するほどの大ヒットとなりました。ニコレットはロング・ヘアーがトレード・マークのチャーミングな容姿と伸びのあるヴォーカルで、その後世界中であっという間に人気アーティストとなっていきました。なにせアルバムの邦題は「愛しのニコレット」という程でしたから。僅か3分少々のこの作品は、何度も何度もリプレイしてしまう魅力に満ちています。これからやってくる「春」を感じさせてくれる一曲でもありますね。これまた間奏のフルートが効いてるんですねえ。

 


Nicolette Larson / “Lotta Love” (album: Nicolette – 1978)

 


Nicolette Larson & Michael McDonald / “Let Me Go, Love”
(album: In the Nick of Time – 1979)

 

大きなヒットはこの作品とマイケル・マクドナルドとのデュエット作品「Let Me Go, Love」くらいではありましたが、今でも70年~80年代における米国のROCK/POPS史を語る上で絶対に外せない作品となっているのは間違いありません。 45歳という若さで病気により亡くなったニコレットですが、映像を通して観る彼女の歌う姿は、まさに「永遠の歌姫」といった印象です。

 

Nicolette 2

 

今後も引き続き、こういったクラシカルな作品も少しずつ取り上げていきたいと思います。

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.18【Run For Cover】

皆様年末年始はいかがお過ごしでしたか。
今週末で長いお休みも終わって、来週から職場復帰という方が多いのではないでしょうか。
新たな年の始まりですから、スロー・ダウンした心身をリ・スタートさせないといけませんね。

では気合を入れていただく意味で、今年最初にご紹介する一作目は、僕が10代の頃から敬愛して止まないアルト・サックス・プレイヤーの David Sanborn(デヴィッドサンボーン)の作品をご紹介しましょう。

David Sanborn彼の作品は何度か当ブログ内でも取り上げていますが、サンボーンの代表曲でもあり同時に作曲者である盟友 Marcus Miller(マーカス・ミラー)の最大の代表作でもある『Run For Cover』をお聴きください。
有名な楽曲でご存知の方も多いと思いますが、もうベースを弾いてる人ならプロからアマまで、誰でも一度はCOPYを目指すというほど、それそれはマーカスのいかしたスラップ奏法に目と耳がクギ付けになる作品ですね。激しいベースとサックスのバトルに刺激されつつ、どうかお休み明けへのエネルギーをチャージしてください。

 


David Sanborn & Marcus Miller / “Run For Cover”
(album: Straight to the Heart – 1984)

 

過去記事でも取り上げましたが、昨年亡くなったGeorge Duke (ジョージ・デューク)が二人に加わったスペシャル・ユニットとして2011年の東京でのライブで演奏した『Run For Cover』も、それぞれのソロ・パートがオリジナルとは全く違うものになってはいるものの、まさにJAZZでいうところのインター・プレイ(アドリブ)の醍醐味を感じさせてくれるそれは出色の出来映えの演奏なので、ぜひこちらも視聴してみてください。お互いのプレイをリスペクトした「三人の天才」のプレイに感謝・感謝です。

 


Marcus Miller, George Duke, David Sanborn / “Run for cover”

 

もうほとんど「音楽ブログ」と化していますが、今年は更に「新たなシリーズ」を展開する予定でいますので、マニアの方もそうでない方もお楽しみに。さてどんな展開になるのやら・・