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Mellow Tunes ~ Vol.116 【Hall & Oates】

なんだかんだで、約一ヶ月ぶりの更新です。
更新お休み中は、多くのブログ・リーダーからのメールや、私はやっていませんが「FB」でのシェア等で、サポートいただきありがとうございました。こうして書いている間にも、何人もの方が「まだか、まだか」とアクセスしてくださっているようで、ちょっと焦ります。
そんなこんなで、あっという間に季節も駆け足で春から初夏と思われるような勢いで、日々進んでいるようです。気がつけばもうすぐそこに「雨の季節」の足音が聞こえてきています。
体調は一進一退というか、調子のいい時もよくない時もありますが、ゆっくりと付き合っていくほかないようです。季節の変わり目は要注意かもしれません。

しばらく音楽を聴くのも辛い状況があったので、気晴らしにコンデジ・カメラを持ち歩いて、散歩しながら「季節の小さな変化」をちょっとずつ切り取っていました。だいぶ貯まってきてるので、少しずつ記事中にCUT-INしていこうかと考えてます。

 

 

 
 

 

耳鳴りのせいもあって、デジタルの音がこの頃やけに耳に不快な感じでまとわりつくので、当時の自分にとっては高すぎたレコードなど満足に買えなかった中・高生の頃から、必死で録り溜めていまだに捨てられない何百というカセット・テープの音源の一部に久々に触れてみたら、デジタルに慣れてしまった耳にとって、アナログの少しこもったような音がとても優しく感じられ、なんとも意外な発見でした。僕らの子供たちの若い世代の間では、80年代のカルチャーが本格的なブームとなっているようで、ファッションとかだけでなく音楽の世界でも、アナログ・レコード・プレイヤー、カセット・デッキやラジカセあるいはかつてのカセットの「WALKMAN」的なポータブルのプレイヤーも、マニアの間では売れているらしい。事実米国だけでなく日本国内でも、多くのプロ・アーティストがアルバムをアナログLPレコードはもちろんのこと、カセットでリリースするケースもずいぶん増えてきているという。「無い物」を求めたり、過去の流行がまた巡るというのは、いつの時代も変わらないらしい。面白い現象だと思う。

懐かしい70-80年代の音楽をカセットテープを通して聴いて思ったのが、やっぱりこの時代の音楽は当然のことながら肌に馴染むし、現代の混沌とした国際情勢など感じることもなく、純粋に音楽を、「文字通り」楽しんでいたなって改めて思いました。これから紹介するPVの中でのひとコマではないけれど、小学生の頃から世界中の短波ラジオが聴けるラジ・カセで、毎日毎晩こうして米国や欧州の音楽を探してたことを、ほんとに懐かしく思い出しました。(涙)

このブログでも何度も取り上げてきた、僕の大好きなアーティストである、Daryl Hall & John Oates(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)もそんな時代にスーパーな活躍をした、ビッグ・アーティストの一組なのは、皆さん知っての通り。
更新をお待たせしてしまったことに因んで、今回は彼らの1979年の大ヒット作品『Wait for Me』を取り上げてみます。

 

Daryl Hall & John Oates – “Wait For Me”
(album: X-Static – 1979)
 

 そして、かつて「Mellow Tunes ~ Vol.23」でも度取り上げたことのある、白人とは到底思えないダリルのソウル・ミュージックへの愛情とリスペクトを感じる、ソウル・フレイヴァー溢れる作品『What’s In Your World』を聴きたくなりました。こちらはダリルのソロ・アルバムからです。


DARYL HALL – “What’s In Your World”
(album: Can’t Stop Dreaming – 1996)

 

作品のリリースの頻度はスロウになってきたとはいえ、二人ともいい歳の取りかたをしていて羨ましい限り。まだまだ頑張って欲しいものです。