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Mellow Tunes ~ Vol.161【Brian Culbertson ft. Howard Hewett】】

いつもご訪問ありがとうございます。
数日間暖かい日が続いたら、また冬へ逆戻り。文字通りの「三寒四温」を繰り返し、春を迎えるのは例年の習いですね。毎年この時期に感じることではありますが、地球と自然界のリズムとは、まるで機械仕掛けのように正確なのでは、ということです。
近隣の公園では、梅はもう八分咲きで、気の早い「河津桜」に至ってはもう満開です。自然の営みには、いつもびっくりさせられます。

 

 

当サイトでは、もう何度取り上げているか分からないほど、Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)という歴史的な大物プロデューサーが、20世紀における「BLACK MUSIC」(R&B/Soul/Funk/Jazz)のみならずポピュラー・ミュージックにも多大な影響を与えたのは、もはや説明は不要ですね。(ご興味のある方はリンクをご参照ください)
そのクインシーが、1989年にリリースした名盤『Back on the Block』に収録され、アルバムのラストを飾る『The Secret Garden (Sweet Seduction Suite)』は、もはや Mellowness の究極のカタチと表現してまったく差し支えのない楽曲として、21世紀の現代でも燦然と光り輝く存在です。
下記の通り、ソング・ライティングはもちろんのこと、ヴォーカル・パフォーマンスを披露するメンバーのラインナップも尋常ではなく、それは当時のファースト・クラスのアーティストの面々が、御大クインシーの下に集い完成させるに至り、20世紀の世に出た「傑作」として今後も永久に語り継がれていくであろう楽曲です。作曲には、永らくクインシーの文字通り「右腕」だった、Rod Temperton の名前も当然の如くクレジットされています。

Personnel:

Songwriters:
Quincy Jones, Rod Temperton, Siedah Garrett and El DeBarge

Barry White – Lead Vocals
Al B. Sure! – Lead Vocals, Background Vocals
Siedah Garrett – Background Vocals
El DeBarge – Lead Vocals, Background Vocals
James Ingram – Lead Vocals
Jerry Hey – Arranger
Steve Lukather – Guitar
Neil Stubenhaus – Bass guitar
John Robinson – Drums
Bruce Swedien – Recording Engineer, Mixing, Kick & Snare Drums
Bill Summers — hindewhu
Greg Phillinganes – Fender Rhodes
Larry Williams – Keyboards, Synth Programming
Rod Temperton – Arranger
Quincy Jones – Arranger

 

いやはや恐ろしいくらいの陣容ですが、この作品のカヴァーに果敢にチャレンジしたのが、このサイトでも何度も取り上げている、スムーズ・ジャズ界きってのメロウなキーボーディストの「Brian Culbertson」です。元 SHALAMAR(シャラマー)のリーダー Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)をゲスト・ヴォーカリストに迎え、それはそれはクインシーのオリジナルに負けないくらいの、素晴らしく上質なカヴァーに仕上げました。
ブライアンの1999年にリリースされたアルバム「Somethin’ Bout Love」には、Instrumental のヴァージョンも併せて収録されております。どちらも、大変な力作のカヴァーとなっていますね。

 

Brian Culbertson ft. Howard Hewett – “The Secret Garden”
(album: Somethin’ Bout Love – 1999)
 

 

 

Quincy Jones のオリジナル・ヴァージョンはこちら。


“The Secret Garden” – Quincy Jones, Barry White, James Ingram,
Al B. Sure, El Debarge

(album: Back on the Block – 1989)