Mellow Tunes ~ Vol.163【Lindsey Webster】

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暖かい陽気が続いていることもあって、僕の居住する地域でも、今「桜」の花が満開を迎えています。
一年の内のほとんどを「幹」と「枝」ばかりを眺めるしかない「桜」の木々ですが、長くもったところでせいぜい二週間程度しか拝むことのできない可憐な花々は、この国で生活する人々にとって、特に年齢を重ねれば重ねるほど、その存在に対する「愛おしさ」が増してくるものだから不思議です。ふんわりと丸みを帯びたその愛らしさといったら、言葉で表現するのがとても難しいくらいです。

 

 

 

 
これまで何度も取り上げねばと思っていたものの、なかなかチャンスがなく、今回ようやくご紹介する「Lindsey Webster」(リンジー・ウェブスター)ですが、米国は N.Y. をベースに活躍中の「コンテンポラリー・ジャズ」のみならず「R&B」界にまで新風を巻き起こしている、世界中から注目を集めているアーティストです。

最近活動再開が大きなニュースとなった、80年代後半から90年代に世界中の人々を魅了した「Quiet Storm」というカテゴリーの代表的なアーティストといえる、あの「SADE」(シャーデー)と、世界中の音楽評論家の方々から比較されるケースが、なんだか目立つようです。僕自身としては、彼女(リンジー)のデビューアルバムから、今月リリースされたばかりの4枚目オリジナルアルバム「Love Inside」まで聴いてきた上で言わせてもらえば、あまり比較の対象とはならないような気がしています。「SADE」の持つ「無国籍」で「普遍的」な世界観については、やはり「唯一無二」のものだと思うので。そしてリンジーには彼女なりの、個性溢れるヴォーカル・スタイルが備わっており、まだまだ若いですから、これからがますます楽しみなアーティストであることは、間違いありません。

Smooth Jazz界では大物アーティストで知られるトランペッターの Rick Braun(リック・ブラウン)やギタリストの Norman Brown(ノーマン・ブラウン)も参加した、今回取り上げる最新アルバム「Love Inside」からの一曲は、こちらの『Don’t Give Up On Me』という作品です。リンジーの作品群は基本的には「JAZZY」で変調が豊かな作品が多いとはいえ、「Smooth Jazz」「Neo Soul」そして「AOR」的なアプローチのサウンドまでこなすキャパシティの広さには、正直とても驚かされます。キャッチーでメロディックな『Don’t Give Up On Me』は、彼女のこれからの大きな可能性を感じさせてくれる、そんな楽曲となっています。

 

 

ご興味を持たれた方は、こちらの Official へどうぞ。

 

 

 

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