web statisticsblog statistics

Mellow Tunes ~ Vol.222【Chris Jasper】

いつもご訪問ありがとうございます。
「サクラ前線」も東北から北海道にかけ、どんどん北上しつつありますね。
なんだか本当に最近、「北海道」からのアクセスが特に増えているようで、倉本聰先生が描き出す世界観を愛する者としては、なんだかとても嬉しく思います。「北の国から」同様に、「優しい時間」は僕にとっての「バイブル」みたいなものですから。「菜の花畑」を見られる季節も、そう遠くはないことでしょう。

 

 

さて、「Vol.222」とゾロ目を迎えた「Mellow Tunes」ですが、今回はまたまたメロウなヴェテラン・アーティスト『Chris Jasper』(クリス・ジャスパー) のご紹介。

『The Iseley Brothers』(アイズレー・ブラザーズ)に、唯一のアイズレー姓を持たぬ(義理の兄弟)メンバーとして加入した「クリス」は、1973年の名作「3+3」から始まり、1983年にリリースされた傑作「Between The Sheets」までグループに参加。とにかくクリスの弾くメロウなシンセサイザーのプレイやソングライティング等々、「アイズレーズ」の頭脳として大活躍をしたことは、往年のR&B/SOULファンにとっては周知の事実。「アイズレーズ」を離れた1984~1987年にかけては、『Isley-Jasper-Isley』(アイズレー・ジャスパー・アイズレー)として、アイズレー兄弟の若い「Marvin Isley / Ernie Isley」と共に活動をスタートし多くのヒットを飛ばしました。そしてその後は、ソロ・アーティストとしてシンガー/プロデューサー/ソングライターとして、マイペースで活動を続けているクリス・ジャスパー。

そんな彼が昨年2018年、2年ぶりにリリースした新作『Dance with You』から、ちょっと回顧的な「A.O.R.」の香りさえも感じられる、「Mellow」で「Smooth」な「Urban Funk」を取り上げました。暖かくなってきたので、クルマの窓を開けての夜のドライヴの時にでも聴きたくなるような、そんな「Mellow Tunes」です。クリスのこれらの作品もそうですが、僕らの世代にとっては懐かしい「ブギー」の世界的な再流行は、個人的には歓迎すべき傾向です。

 


Track#1 – I Love You (Boogie Back Remix) [Remastered]
Track#2 – That’s What Love Can Do (Boogie Back Remix) [Remastered]
Track#3 – Dance with You
(album: Dance with You – 2018)

 

プレイリストのTrack#1と2ですが、どちらかといえば「Bonus Track」的な位置付けなんでしょうが、あまりに仕上がりが素晴らしく、ぜひ皆さんのオリジナルのプレイリストに加えていただきたい作品です。
活動歴が長く力量のあるヴォーカリスト(アーティスト)というのは、「古今東西」洋楽・邦楽を問わず、地声とファルセットを自由に行ったり来たりできるシンガーが目立ちます。「クリス・ジャスパー」を久しぶりに聴いて、そんなことを思いました。