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Mellow Tunes ~ Vol.50 【北欧の歌姫 / Sinne Eeg】

ちょっと更新をしていなかったら、いつの間にか今年も半分を折り返しあっという間の7月に突入です。梅雨明けもまだまだ先になりそうで、しかも今年の夏はまた昨年同様猛暑の予報が…
夏が好きな人にはゴメンナサイ。正直な話、僕は暑いの嫌いです。年齢を重ねるごとに、それと比例してそんな思いが強くなりつつありますねぇ。
まあそれはそれとして、まだすっきりとしない梅雨空が続くこの時期、天気予報を見るとなんだかブルな気持ちになりそうなことも多いかと思います。
 
この回でもう Vol.50 を数える Mellow Tunes シリーズですが、そんな日本の梅雨とは無縁の「北欧」でここ数年大人気の女性 JAZZ シンガー『シーネ・エイ (Sinne Eeg)』の、素晴らしく Mellow なバラッドを紹介したいと思います。なにせもうCDが売れない時代なので、よほどの世界的なセールスが見込まれるようなアーティストでない限り、『配信』が中心となっている現代、レコード会社もわざわざ日本版CDをリリースすることはありません。特にジャズなど、ある意味マニアックな色合いの強いカテゴリーとなると、その傾向も強くなりがちです。反面、レコードやCDそのものを所有したいというのがジャズマニアでもあるので、いわゆる『名盤』と語り継がれているジャズの巨人たちの歴史的作品はまったく別の扱いとなりますが。
古くから耳の肥えたジャズファンが多い地域でもあり、彼女の母国デンマークをはじめ北欧のスカンジナビア諸国ではかなりのセールスを記録する注目の歌姫の彼女ですが、恥ずかしながら僕は、5月に彼女が来日し国内数ヶ所でのライブ・ツアーを敢行したという、いくつかの記事を通じてその存在を知ることとなりました。

 

 


“Don’t Be So Blue”
Sinne Eeg
(album: Don’t Be So Blue – 2010)

まだまだ30代半ばであり、スタンダードを歌いこなす技量といい、このオリジナルのソングライティングの才能と少しハスキーでスモーキーなヴォーカルは、過去の例を見ても女性ジャズシンガーとしての王道を行ってますね。僕も過去記事で何度か取り上げていますが、しかもこの美貌となると、否が応でもあの Diana Krall (ダイアナ・クラール) と比較されてしまうことでしょうが、こんな魅力的な逸材の登場は大歓迎ですね。今後も要注目のアーティストです。
ジャズのサマー・フェスが古くから盛んな欧州各地のイベントに、死ぬまでに一度は訪れてみたいものです。