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優しい音色 Vol.17【Renee Olstead】

それにしても、連日の天候不順や天気予報のはずれ具合には正直なところ参りました。
そうはいっても、これがこの時期特有の気候だということは、もう半世紀ほど生きてきて分かりきったことなんですが、上手く付き合っていく以外ないようです。

さて、しばらくぶりの「優しい音色」シリーズの更新です。ネタがなかなか見つからず、JAZZ のスタンダードで何かないかなと考えてたら、昔から好きだったガーシュウィン兄弟のスタンダード・ナンバーが思い浮かびました。

 

 

“Someone To Watch Over Me” [邦題:誰かが私をみつめてる(やさしき伴侶を)]は、ジョージとアイラのガーシュウイン兄弟が1926年のミュージカル “Oh,Kay” のために書いた曲ですが、その後どれだけのアーティストにカヴァーされているかは数知れずで、その他のガーシュウィン兄弟の作品と同様に不朽の名作と言えるでしょう。

 


Renee Olstead / “Someone To Watch Over Me”  (album: Renee Olstead)

 

そんな彼らの作品を、21世紀になってこんな若干15歳(2004年録音当時)の女優が、素晴らしいカヴァーを披露するなんて、いったい誰が想像したでしょうか。なにはともあれ、まず動画を再生してみて、Renee Olstead(レネー・オルステッド)の情感ある歌いっぷりに驚いてください。「優しい声色(音色)」であることには変わりありません。それとバックでソロのホーンが聴こえてきますが、これはなんとあの大物ジャズ・トランペッターの Chris Botti が共演し花を添えているそうです。なんともすご~いですね。
これまでちゃんと聴く機会がなかったので、これから彼女のアルバムをちゃんと聴いてみたいと思っています。いやあ、やっぱり米国の音楽界は懐の深さがケタ違いですねぇ。もう降参です。

梅雨寒の夜の珈琲タイムのお供にいかがでしょうか。