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Mellow Classics ~ Vol.41【Love Won’t Let Me Wait】

関東甲信では「梅雨入り」が発表されてから、ちょうど今日で一週間。僅か一週間とはいえ、米国から火が付いた抗議運動『Black Lives Matter』の世界的な波及など、実に世界が大きく動いた印象が強い今日この頃です。一方国内に目を向ければ、与党から尻尾を切られたばかりの悪徳政治家夫妻が今日逮捕されるに至りました。いったい、安倍政権になって何人の政治家が逮捕されたり、何人の大臣が不祥事で更迭されたんでしょう。「悪人しか政治家にはなれない」と、子供たちに教えているような惨状です。逃げ続けている輩も、内心は戦々恐々としていることでしょう。

 

 

そんな話題とは裏腹に、「雨の季節」の代名詞「紫陽花」が、日を追うごとに美しさを増してきています。これだから、「雨」「Rain」と親和性がよいとされる「Soul Music」は、秋から冬にかけてと同じくらいの、いわゆる「ベスト・シーズン」と言えるでしょう。

さて久々に更新の「Mellow Classics」シリーズですが、古くからの「Soul」ファンの方々でしたら、記事のタイトルの曲名を見ただけで、炎天下のアイスクリームの如く、すでに溶け始めていることでしょう。先日、米国の【SoulTracks】のサイトで紹介されていたのが、『Tony Walk』(トニー・ウォーク)という男性R&Bシンガーによる、Soul Classic の名曲として誉れ高い【Love Won’t Let Me Wait】のカヴァー。
「He has worked over the years with such stars as Aretha Franklin, Billy Preston, Andrae Crouch, Etta James, Miki Howard, and Vesta Williams …」(記事より抜粋)という経歴ながら、バック・コーラス歴が長かったのか、ソロ・シンガーとしての作品のリリースは、おそらく分かっている範囲で、これが3曲目になるのでしょうか。とにかく情報が少ないのですが、近々 Soul Classics を集めたカヴァー・アルバムをリリース予定だそうで、個人的には期待したいアーティストです。

とても Sensual (官能的)なオリジナル作品をヒットさせたのは、ご存知「デルフォニックス」の元メンバー、「Major Harris」(メジャー・ハリス)でしたが、やはり広くこの作品の素晴らしさを世に広めたのは、今年の7/1で「没後15年」になるみんな大好きな「Luther Vandross」による1988年のカヴァーだったと思います。

そんな「トニー」さんの【Love Won’t Let Me Wait】のカヴァーですが、2年前に「ルーサー」のトリビュートアルバム「Ruben Sings Luther: A Tribute」をリリースしている「Ruben Studdard」(ルーベン・スタッダード)が取り入れたのと同じような、「ルーサー・バージョン」を踏襲した、アレンジと歌いっぷりですね。「ルーベンの声は似てるし上手いんだけど、ちょっと違うんだようなぁ..」というウルサ型の貴兄に、ぜひとも聴いていただきたい新たなカヴァーです。

 

Tony Walk – “Love won’t let me wait”
 

さあ、いかがでしたか。どちらかというと、現代のメインストリーム系の「R&B」にもフィットしそうな「トニー」の声質ですが、国内のアーティストでしたら、既にルーサーのカヴァーをされている「和田昌哉」さんですとか「DAISUKE」さんなら、近い感じのカヴァーが実現可能だと思います。ちょっと聴いてみたいですね。

僕も愛して止まない【Love Won’t Let Me Wait】ですが、「過去記事」でも何度か紹介したアーティストのカヴァー、そしてやはり5年前に故人となった「メジャー・ハリス」のオリジナルも含めて PLAYLIST にしてみました。こんなのも、「雨の季節」の過ごし方の一つです。短い時間ですが、Mellow な時間をお楽しみください。

 


Track-1: Luther Vandross – Love Won’t Let Me Wait (from Live at Wembley)
Track-2: Ruben Studdard – Love Won’t Let Me Wait (Ruben Sings Luther: A Tribute)
Track-3: Seal – Love Won’t Let Me Wait (Soul 2)
Track-4: Major Harris – Love Won’t Let Me Wait (original)
*ご注意*4曲目のオリジナルは、イヤフォンまたは小音量にて
電車内では特にお気をつけください(笑

この楽曲ついては、ご同輩の皆様がよくご存知の通り、プロ・アマ問わず、たいへん多くの世界中のアーティストたちがカヴァーしています。歌ものだけでなく、インストものでのカヴァーが多いことはよく知られています。なんといっても、「ルーサー」版のソプラノ・サックス・ソロなど、あれだけで泣けてきますし、無理はありません、このグルーヴとメロディですからね。
もし「Twitter」での反応などがよければ、これ一曲だけで「シリーズ化」もありかな、なんて考えています。

 

RMKS:
すでにお知らせの通り、5月末より「Twitter」をスタートいたしました。ブログ記事は下調べだとかも含め、UPするまでにどうしても時間を要するため、時短が必要とされる時は、「Twitter」 上での発信が増えつつあります。ただ、ブログ上では瞬時に伝えきれないような情報など、「時事問題」等々クロス・オーバーなトピックもあるので、うまく使い分けができたらと試行錯誤しております。時間に追われる、勤め人の悲しい性ですが、どうかご了承ください。

 

 

Mellow Classics ~ Vol.18【CHICKENSHACK】

いつもご訪問ありがとうございます。
連日猛暑が続いておりますが、皆様お変わりありませんか。
明日辺りから、GWに続きまたまた長い「お盆休み」に入る方が大半かと思われます。
お休み中の後半には「台風10号」が接近との予報がでておりますので、遠方への移動を余儀なくされる方は、くれぐれもお気を付けください。
僕はといえば、このくそ暑い中で仕事がピークを迎えますので、できるだけ「涼しげ」で尚且つ「メロウ」な音楽でも厳選して、大嫌いな残りの夏を乗りこえようと、四苦八苦しているところであります。

 

 

さて、こんな酷暑の中で、COOL に決めたいと思うと、やはりこの人の「サキソフォン」の音色に適うアーティストは、国内ではほぼ見当たりません。国内の JAZZ/FUSION 畑の腕利きスタジオ・ミュージシャンが集結し1986年に結成され、今ではまさに「レジェンド」、そう「伝説のユニット」と語り草の『CHICKENSHACK』(チキンシャック)ですが、一度の解散を経た後、オリジナル・メンバーの土岐英史(Sax)、山岸潤史(Gt)、続木徹(Key)のお三方を中心に、約四半世紀ぶりに2013年に再結成されました。「Soul/R&B」を巧みに取り込んだ超洗練されたアーバン・フュージョン・サウンドで、1980年代後半~90年代初頭の国内ミュージック・シーンの頂点に立つバンドだったことは、当時を知る JAZZ/FUSION 好きの音楽ファンであれば、誰もが認めるところです。

 


Track 1: “Love Won’t Let Me Wait” (album: Loving Power – 1987)
Track 2: “Loretta” (album: CHICKENSHACK VI – 1990)
Track 3: “A Silent Love” (album: CHICKENSHACK II – 1986)

 
リユニオン後の『CHICKENSHACK』は、それぞれマイ・ペースで活動を継続されているようです。
サックス奏者でありリーダーの土岐さんのお嬢さんが『土岐麻子』さんのなのは、お二人名義でアルバムもリリースしてますので有名ですが、彼女の存在はもちろんのこと、産み出すポピュラー・ミュージックの数々も、国内のミュージック・シーンにおいては稀有な才能を持ちあわせた貴重な存在ですね。興味を持たれた方はぜひ過去記事などもご覧ください。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.182【Luther Vandross】

ようやく風の吹いてくる方角が、少しずつ北の方からへと変化してきた。

夕方の空の様子もこれまでとは、ちょっと雰囲気が違う。

実は、もう「秋」はそっと近くまでやって来ている。

 

 

正直なところ、Hip-Hop寄りの音には、若い頃からまったく耳も心も体も反応しない。

「SOUL」や「歌心」を感じるものだけが、唯一の救い。

あの人たちが輝いていた時代の音楽を求めるのには、無理があるのだろうか。

「回顧主義」だとか、誰に何を言われようが、構うことはない。いいものは永遠なのだから。

 


Track-1  “If Only For One Night”
Track-2  “Wait for Love”
(album: The Night I Fell in Love – 1985)
Track-3  “Love Won’t Let Me Wait”(from DVD “Live at Wembley” 1989)
Luther Vandross

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.80 【Sweet Soul / SEAL】

早いもので『Mellow Tunes』シリーズも、この回で80回目となるんですね。とりあえず「ナンバー」付けといてよかったなって感じです。それにしても、よく飽きずにやってるなと自分でも半ば呆れながらも感心している次第です。ちょっとお休みしましょうかね。

さて、前回のAC Tunes ~ Vol.13で、60代半ばを過ぎこれまで以上に「プロデューサー」としての円熟度がどんどん増している様子の「David Foster (デイヴィッド・フォスター)」のことを取り上げました。記事を書くにあたり、色々とWEBを駆使して調べていましたら、かなり多くの興味深いアーティストのプロデュースをしていたのに改めて気付かされました。

Seal - Seal II『SEAL(シール)』という英国出身のソウル系のアーティストをご存知でしょうか。
ブラジル系の父とナイジェリア人の母を持つ彼は、『Kiss From a Rose』という美しい楽曲が映画『バットマン・フォーエヴァー』で採用され、作品が収録されたアルバム「Seal II」は世界的に大きなセールスを記録し、後にグラミーを受賞するに至りました。それ以降はあまり大きな話題となることもなくベスト盤やライブ盤をリリースしたりしていましたが、その彼に「ソウル・クラッシック」を集めたアルバムのプロデュースに協力したのが、何を隠そうその人「デイヴィッド・フォスター」でした。

seal-soul2008年にリリースされたシールのオリジナル・アルバムとしては6作目となったその名も『SOUL』は、フォスター氏のマジックにより素晴らしい作品となりました。そしてもう一作品を挟んだかたちで2011年にリリースされた期待の第2弾『SOUL 2』は、デイヴィッド・フォスターはもちろんのこと過去にグラミーを共に受賞した盟友トレヴァー・ホーンも参加した贅沢な「Wプロデュース」作品となりました。もともとソウルフルでハスキーなVocalを聴かせてくれる孤高のシンガーといった印象の強い「シール」にとっては、良い面を引き出してくれたとても内容の濃いアルバムとなったことでしょう。
おそらくこんな流れで、デイヴィッド・フォスターは前回取り上げたRuben Studdard(ルーベン・スタッタード)の作品のプロデュースに繋がっていったのかなと、そんな風に想像できますね。

フィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)の数ある名曲の中でも、ビリー・ポールの「Me & Mrs.Jones」と並び双璧と言える、それはそれは MellowSweet「Soul Classic」な作品、メイジャー・ハリスの「Love Won’t Let Me Wait」を歌い上げる「シール」のヴォーカルにはもう降参です。この作品のベスト・カヴァーはやはりルーサー・ヴァンドロスよるものが最高だと個人的には思いますが、シールも素晴らしいの一言です。
僕としてはは2作目の『Soul 2』の方が、選曲もさることながら「シール」自身が実に自然体で「ソウル・クラッシック」を表現しているように感じられて、もう絶対にお薦めです。「聴かなきゃ損」だとまで言っておきます。(笑)

 


Seal / “Love Won’t Let Me Wait” (album: Soul 2 – 2011)

 

いやはやカテゴリーを問わず成功に導いてしまう、デイヴィッド・フォスター氏のアイディアとプロデュース振りには驚くばかりです。まだまだ彼の動向から目が離せません。願わくば、「ダリル・ホール」とか「ジョージ・マイケル」による、同様な「ソウル・クラッシック」を集めた作品をどうしても聴いてみたいと思いませんか。