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Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.12【James Ingram】

いつもご訪問ありがとうございます。
なんだかんだで「Season 9」を迎えた、冬の恒例企画「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」ですが、「第十二夜」となる今回は、今年の一月に闘病の末に他界してしまった、僕が若い頃から大好きだったアーティスト、『James Ingram』(ジェイムズ・イングラム) の作品を取り上げます。

 

 

広い意味での「現代ポピュラー・ミュージック界」に君臨する超大御所のプロデュサー「Quincy Jones」(クインシー・ジョーンズ)に見初められ、その後はお抱えシンガーと言われるほどの寵愛を受けた「ジェイムズ」が逝ってから、年が明ければ早いものでもう一年が経とうとしています。
そんな彼が遺した、あまり一般的には知られていないクリスマス・ソングをご紹介いたします。

米国では1950年代後半から現代までも続く、シマリス3人組のキャラクターが大暴れする米国のアニメーション「アルビンとチップマンクス」(Alvin & the Chipmunks)の番組とタイ・アップした、クリスマス・アルバム『A Very Merry Chipmunk』(1994発売)には、人気番組らしく国民的な人気アーティストである「Kenny G」「セリーヌ・ディオン」をはじめ、複数のアーティストによるクリスマス・スタンダード作品が収録されています。
そのアニメ用のクリスマス・アルバムの中に収録された、「ジェイムズ・イングラム」が参加した唯一の楽曲『 I Don’t Want To Be Alone For Christmas (Unless I’m Alone With You) 』は、スケールの大きなバラッドを書かせたら、当時右に出るものはいないといわれたあの大物女性ソングライター『Diane Warren』(ダイアン・ウォーレン)のペンによる作品です。
タイトルからも感じ取れるように、切なく儚なげなオリジナルのクリスマス・ソングですが、すでに旅立ってしまった「ジェイムズ」のことを思い浮かべながら目を閉じて聴き入っていると、心の奥深いところだとか目蓋が、ジーンと熱くなってくるのを感じてしまいます。

 


James Ingram – I Dont Wanna Be Alone For Christmas (Unless I’m Alone With You)
(album: A Very Merry Chipmunk – 1994)

 

「ジェイムズ・イングラム」。ほんとに大好きな「シンガー」でした。新しい作品はもう聴くことはできないけれど、遺してくれた偉大な作品の数々を、これからもずっとずっと聴き続けていこうと思うのです。

「ジェイムズ・イングラム」の音楽に初めて出逢った方や、本作品のソングライターである「ダイアン・ウォーレン」に興味を持たれた方もいらっしゃることでしょう。よろしければ、幾つかの過去記事なども併せてご覧ください。