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Mellow Tunes ~ Vol.176【Brian Simpson】

いつもご訪問ありがとうございます。10日ぶりの更新です。
太陽が照りつける暑い季節の訪れとともに、更新頻度がフェイド・アウトしていくのが、例年の習いの当サイトですが、皆様本当に「お暑うございます」。
未体験ゾーンの「熱波」が少し和らいだかと思いきや、今度は、過去にあまり例を見ない進路で、発生中の「台風12号」が南洋から北上を続けています。週末には列島を通過する進路予想が各方面に出ておりますので、特に西日本方面にお住まいの皆様におかれましては、十分に警戒してください。
世界規模での「異常気象」報道が連日繰り返される2018年の夏ですが、地球上に住まう我々人類は、本気で「CO2」の削減に取り掛からねばいけませんね。

 

さて、米国ではそれなりにポピュラーな「Smooth Jazz」カテゴリーですが、僕の個人的なお気に入りのキーボーディストに「二人のブライアン」がいます。一人はこれまで何度となく作品を紹介している「Brian Culbertson」(ブライアン・カルバートソン)で、もう一方のブライアンが今回2度目のご紹介となる『Brian Simpson』(ブライアン・シンプソン)です。

いずれも白人アーティストであり、米国だけでなく世界的に認知されたとても人気のあるキーボーディスト(ピアニスト)ですが、「ブライアン・カルバートソン」は現在45歳で自身のルーツとなるFunk/R&B/Soulをベースにした作品群やアルバムを多数、コンスタントにリリースし続けています。そしてそれとは対照的に、「ブライアン・シンプソン」は現在57歳となり、もう完全にヴェテランの域に入り、本国米国で本日(7/27)にリリースされたばかりの、ようやくキャリア8作目となる New Album『Something About You』でも、安定感といい実に落ち着きのある大人の印象のプレイが光ります。アルバム・タイトル作品にあたる、1st Trackの『Something About You』は、まさに「白眉」であり「出色」の出来ではないでしょうか。この人の繰り出す極めて「シンプル」な一音一音は、なぜだか心に響いてくるものがあります。
正直なところ僕は苦手で、なぜか米国ではあの「ケニーG」に次ぐ程に人気のあるサックス奏者の、「Dave Koz」(デイヴ・コズ)バンドのキーボード担当であり、バンドの中核となる立場のブライアンにしてみれば、自身のアルバムの製作は後手に回りがちなのか、もっとコンスタントに彼自身のリーダー・アルバムが聴きたいと思っているファンは少なくないはず。まあ、コンポーザーやプロデューサーとしての仕事を軸足としている以上、仕方のないことかもしれませんが。僕にとっての「大人のブライアン」は、過去記事同様に「夏の終わりに聴きたい」アーティストの一人といえるでしょうか。

 

 

もう一人のブライアン「Brian Culbertson」(ブライアン・カルバートソン)の過去紹介記事はこちらへどうぞ。

それではまた次回に、お会いしましょう。
(秋が近づけば徐々にフェイド・インしてきますので、それまでご容赦ください)