Mellow Tunes ~ Vol.44【奇跡の一分間 / Kevin Owens】

“The best minute of my life”

とは、ここでご紹介する YouTube の動画に対する、とある外国人女性のコメントです。

以前に過去記事で3月にリリースされたBoz Scaggsの新譜「Memphis」から、ボズがそれは格好よくカヴァーした“Love On A Two Way Street”という古いソウルの名曲を紹介いたしました。

あまりに素晴らしい楽曲なので、オリジナルの The Moments(後に Ray Goodman and Brown と改名)の作品を YouTube で調べているうちに見つけたのが、こちらの「奇跡の一分間」を収めた映像です。

 

luther live at wembley

 

敬愛する今は亡きLuther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)のことは過去記事で何度も取り上げているのですが、そんな彼がまだ元気だった頃に行われた“Luther Vandross live at Wembley Stadium 1988-89 Tour” を収めたDVDの中のバック・アップ・ミュージシャンの紹介時に、ルーサーのアルバムやツアーのコーラス隊では欠かせぬメンバーとなっていた Kevin Owens(ケヴィン・オーウェンス)を紹介した際の、それはほんの一分間の出来事です。
『Ray Goodman and Brown のリードシンガー、Kevin Owens!この曲大好きなんだよ!』と紹介した直後、ルーサーはサビを歌い始め、パートを主役のケヴィンにそっと渡します。それにさりげなく合わせてくるリサ・フィッシャーら女性コーラス陣と一転してコーラスの一員と化したルーサーの黒子ぶり、そしてバックバンドの息の合い方といったら、それはもう奇跡の瞬間です。かつて遅咲きのソロデビュー以前に、デヴィッド・ボウイのバック・コーラスを長く務めたりと、サポートメンバーをとても大切にする「苦労人」ルーサーならではの心配りを窺うことができる貴重なシーンでもあります。

“The best minute of my life”

なるほど、こんな感動的な「一分間」、そうそうあるものではありませんね。ソウル大好き人間にとっては、もう鳥肌モノです。
これで、いやなことも忘れられそうです。(笑)
 

 

Mellow Tunes ~ Vol.43【オッサンだってガンバッテイル / Nils】
小休止 【モノローグ】

2 Responses to Mellow Tunes ~ Vol.44【奇跡の一分間 / Kevin Owens】

  1. 不良かあちゃん より:

    nilsのギターを聴いていて久々にインストを引っ張り出してましたが、
    ルーサー・ヴァンドロスの記事…
    ほんのワンフレーズで全身鳥肌の刑でした。多少風邪気味だったせいか?と
    再度(しつこい…)見ると涙が出そうになりました。
    こんなステージを生で見たかったです!
    無駄な情報・知識なんて言わず、どんどん音楽ネタお願いします。

  2. Master より:

    不良かあちゃんさん
    いつもコメントありがとうございます。
    Nilsのサウンドはどこか懐かしい、いわゆる「Fusion」のサウンドでしょ。
    昔のアルバムを引っ張り出したくなるのは、紹介したこちらではもちろん
    想定内です。(笑) きっと同じことしてる人、いると思いますよ。
    ルーサーですが、この世にもう存在しないのが本当に悔やまれますね。
    もともとバックコーラスなど下積み時代が長くソロデビューも遅かった人だけに、
    サポートメンバーにはとても細やかな気遣いを見せていますね。
    まったくもって、さすがの「大人の立ち振る舞い」です。
    音楽ネタ、今後もガンバリマス。

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