Search Results for: George Duke

Mellow Tunes ~ Vol.55 【George Duke 逝去】

海外の音楽マニアのブログを見ていたら、なんと一昨日 George Duke (ジョージ・デューク) が亡くなったとの記事があちこちに出ているではありませんか… 時差や報道発表の関係などもあり、今日になって死亡記事が日本国内でもが飛び交いました。「慢性リンパ球性白血病」で闘病中だったそうです。ついこの間、Mellow Tunes~Vol.49 で取り上げた旧友ジェフリー・オズボーンの作品をプロデュースしていたり、先月久しぶりの本人名義の新譜がリリースされたばかりだったので、ちょっと驚きを隠せません。

 

「遺作」となってしまった “DreamWeaver”

Jazzをベースにカテゴリーを問わず、あらゆるフィールドで八面六臂の大活躍をしたピアニストでありキーボーディストであった彼の創り出す音楽に酔いしれた、僕と同世代の方も多いことでしょう。フュージョンが全盛期の1980年代は、まさに彼の時代と形容しても大袈裟ではないほどのアグレッシブな活動をしていましたっけ。

これまでも沢山の Jazz Giants がそうであったように、また偉大なアーティストが一人、夜空の星となってしまいました。

彼のJazzへの原点復帰とも言える2006年発表のアルバム、このブログやシリーズにも相応しいその名も『In A Mellow Tone』より、この曲を聴きながら僕なりに追悼したいと思います。

合掌

george duke

George Duke / “So Many Stars” (album: “In A Mellow Tone” – 2006)

 

とにかく、残念な思いです。
 

Mellow Tunes ~ Vol.149【Stanley Clarke】

新年が明け、帰省ピークの直後で、早すぎる「成人の日」に合わせた三連休の到来で、いまだに仕事モードへ戻れない方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。「成人の日」は一月の真ん中と、体に染み付いた年代層の僕などは、政府の祝日制定に対してもう疑問だらけです。
さて、日本国民の民族大移動も終わり、いよいよ学校が再開されると、きまって「流感」のシーズン到来です。皆様におかれましても、どうぞお身体ご自愛ください。

2018年になって最初の「Mellow Tunes」となる今回ですが、今年もこれまで同様に時代やリリース時期、そしてカテゴリーにも一切囚われることのない自由気ままな選曲で、ゆるゆるとやっていこうと思っていますので、そのつもりで皆さんお付き合いください。

 

1951年生まれで現在66歳の Stanley Clarke(スタンリー・クラーク)ですが、1970年代になって世に出た当初は、「FUSION」というカテゴリーの呼称がまだ一般的でなく『クロス・オーヴァー』なんて表現されていた時代、Chick Corea (チック・コリア)と組んだバンド「Return To Forever」で世界中にいわゆる「FUSION」ブームを巻き起こした張本人でもあります。いまや世界一のベーシストと称される、早熟な天才 Marcus Miller(マーカス・ミラー)が台頭してくる、少し前の時代の話ですね。ウッド・ベースによるスタンダードなJAZZはもちろん、エレキ・ベースに持ち替えれば、早い時期からのスラップ奏法やギターのようなコード・ストロークが持ち味で、とにかく当時は「斬新」という表現がぴったりのベース職人でした。後にコンビを組むことになる故人の George Duke(ジョージ・デューク)とは、“Clarke/Duke Project” として、1980-90年代にかけて3作ほどアルバムをリリースし、リリースの度に世界中のFUSIONファンに話題を提供し続けたものでした。

今回ご紹介する『Heaven Sent You』は、スタンリーが絶頂期の1984年にリリースしたアルバム「Time Exposure」からの代表作で、ゲスト・ヴォーカリストには当時やはり大人気だった SHALAMAR(シャラマー)のリーダー Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)を起用した、 Mellow Funk な大人の雰囲気が香り漂う名曲です。

 

 


Stanley Clarke – “Heaven Sent” (Ft.Howard Hewitt & George Duke)
(album: Time Exposure -1984)

 

そしてこちらは、スタンリー/ジョージ/ハワードが三人揃って久々にチャンレンジした同作品ですが、2013年に逝去したジョージとだいぶウェイトが増加してしまったハワードの様子から、おそらく5~6年前に収録された映像ではないかと思われます。演奏後に「俺たちまだやれるぜ」と語り合い互いをリスペクトする様子が、今となっては大変貴重な映像です。いつも思うのですが、やはり一時代を築いたアーティストとは、そういうものなんだと、改めて見直すことが多々あります。

 


George Duke, Stanley Clarke and Howard Hewett – Heaven Sent You

 

「34年も前」の作品ですが、今の時代に聴いても、とても新鮮に聴こえませんか。こういった大人向けの音楽は、現代ではなかなか耳にする機会が本当に少なくなりました。
そんな価値ある作品群を、今年もいろいろと掘り起こしながらご紹介していければと考えています。

 
Howard Hewett(ハワード・ヒューイット)がスタンリーのアルバムへ客演したものには、こんな作品もありましたね。ハワードのヴォーカル・スタイルと声質に起因するところが大ですが、その「mellowness」ぶりには脱帽ものです。


Stanley Clarke – “Fantasy Love” (Ft.Howard Hewitt)
(album: East River Drive – 1993)

 

[お知らせ]本サイトは本来【PC】での閲覧を基準にデザインされており、スマートフォンでご覧になる際は、ウィジェット部分の欠落により情報が制限されて表示されます。スマホ画面のページ最下部の【PC】モードにより切替えが可能です。

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.18【Run For Cover】

皆様年末年始はいかがお過ごしでしたか。
今週末で長いお休みも終わって、来週から職場復帰という方が多いのではないでしょうか。
新たな年の始まりですから、スロー・ダウンした心身をリ・スタートさせないといけませんね。

では気合を入れていただく意味で、今年最初にご紹介する一作目は、僕が10代の頃から敬愛して止まないアルト・サックス・プレイヤーの David Sanborn(デヴィッドサンボーン)の作品をご紹介しましょう。

David Sanborn彼の作品は何度か当ブログ内でも取り上げていますが、サンボーンの代表曲でもあり同時に作曲者である盟友 Marcus Miller(マーカス・ミラー)の最大の代表作でもある『Run For Cover』をお聴きください。
有名な楽曲でご存知の方も多いと思いますが、もうベースを弾いてる人ならプロからアマまで、誰でも一度はCOPYを目指すというほど、それそれはマーカスのいかしたスラップ奏法に目と耳がクギ付けになる作品ですね。激しいベースとサックスのバトルに刺激されつつ、どうかお休み明けへのエネルギーをチャージしてください。

 


David Sanborn & Marcus Miller / “Run For Cover”
(album: Straight to the Heart – 1984)

 

過去記事でも取り上げましたが、昨年亡くなったGeorge Duke (ジョージ・デューク)が二人に加わったスペシャル・ユニットとして2011年の東京でのライブで演奏した『Run For Cover』も、それぞれのソロ・パートがオリジナルとは全く違うものになってはいるものの、まさにJAZZでいうところのインター・プレイ(アドリブ)の醍醐味を感じさせてくれるそれは出色の出来映えの演奏なので、ぜひこちらも視聴してみてください。お互いのプレイをリスペクトした「三人の天才」のプレイに感謝・感謝です。

 


Marcus Miller, George Duke, David Sanborn / “Run for cover”

 

もうほとんど「音楽ブログ」と化していますが、今年は更に「新たなシリーズ」を展開する予定でいますので、マニアの方もそうでない方もお楽しみに。さてどんな展開になるのやら・・