Monthly Archives: May 2019

【お知らせ】6/3は「山下達郎と語る平成のR&Bパート2」

いつもご訪問ありがとうございます。
急に猛暑がやって来て、ほんとにびっくりな先週末でした。
体調の管理が難しい時期ですが、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

しばらく告知をさせて頂いておりましたが、皆さま5/27(月)放送『松尾潔のメロウな夜』をお聴きになりましたでしょうか?

 

 

 

そんなわけで、なんともラッキーなことに、今週・来週と二週に渡って、「山下達郎と語る平成のR&B」という大変興味深いテーマの「パート2」6/3(月)にも聴けることになりました。ありがたいことです。

達郎さんのプライベートな音楽の収集の仕方や楽しみ方など、本当に貴重なお話を聴くことができました。僕としては、達郎さんが最初の選曲で取り上げた「R. Kelly」のメロウな作品「Your Body’s Callin’」に、とても意義深いものを感じました。プライベートでは色々問題ありな「R. Kelly」ですが、1994年辺りを境に「R&B」の潮流を大きく変えたアーティストなのは疑う余地はありません。米国内では彼の作品をラジオ局でプレイしない、「Mute R. Kelly」なんてムーブメントが続いている中での、「メロ夜」でのOn-Airだったので、達郎さんなりの見解を表明してくれたような気がしました。「Keith Sweat」の「Nobody」を一日100回以上聴いたなんて話題も、すごく興味深かったです。

来週6/3(月)は『山下達郎と語る平成のR&Bパート2』のON- AIRです。
乞うご期待!

尚、放送後の松尾さんのコラムメロウな徒然草は必見ですよ。ぜひご覧ください。

 

番組へのLinkはこちらへ

NHK-FM  https://www4.nhk.or.jp/mellow/
radiko      http://radiko.jp/#!/ts/JOAK-FM/20190603230000

[※radiko タイムフリーには対応していません]

「山下達郎と語る平成のR&Bパート2」(6月3日放送分)
※再放送は、6月10日午前10:00(FM)、午後4:05(AM-ラジオ第1)

 

 

【雑記】SNS について

いつもご訪問ありがとうございます。
ここ数日間の、異常ともいえる猛暑もようやく収まって、ホッと一息ついている方が多いんじゃないでしょうか。

 

 

さてここのところ、山下達郎さんがゲスト出演されているNHK-FMラジオ番組「松尾潔のメロウな夜」の番組宣伝活動の一環で、当サイトの訪問者の方々へ「情報の拡散」をお願いしていることもあり、かつて実店舗営業当時、一時的に利用していた「現在休眠中」の「facebook」のアカウントへ、「いいね」同様「友達リクエスト」等を頂戴することが、最近増えてまいりました。お気持ち、本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

当ブログへの訪問者も年々増えてきており、「どうして【fb】も【Twitter】も【インスタ】もやらないんですか?」と、『SNS非対応』に関する質問を受ける機会が以前よりも多くなってきましたので、いい機会なのでその理由を説明させていただきますね。

僕は、あることをきっかけに、かつての実店舗「Mellows」の情報提供を目的として始めた「facebook」を、数か月で止めてしまいました。その理由とは、お店の一番大切な約束事だった「心のこもった珈琲」が提供できなくなってしまったからでした。同業の方なら皆さんご承知の通り、「ハンド・ドリップ」で淹れる珈琲にとって、蒸らしからドリップに移行する時間というのは、とても繊細なタイミングが要求されるのですが、ある日カウンターに座られた常連のお客様から「マスター、ブレンドの豆変えました?」と突然尋ねられたのです。ちょうどその頃は、「fb」を始めたばかりで、数分おきに鳴るスマホに気を取られることが多々あり、絶好のドリップのタイミングを逸することが何度かあったのを、自分でも自覚していました。小さな店とはいえ、週末と繁忙時間帯以外は基本一人で店を切り盛りしていたので、役割分担などはなく、雑多な一つ一つの業務を無駄なくスムーズにこなさねばならないワンマン・オーナーにとっては、「SNS」の着信音ほど迷惑なものはないと、徐々に意識するようになっていきました。器用な方であれば、「それは、それ」とうまく切り離すことができのかもしれませんが、僕には無理な注文でした。
閉店した今でも、SNSに対する苦手意識は変わらずで、「瞬発力」を求められ、よく考えずに世界に向けて「つぶやく」なんてことは、やはり正直なところ性に合っていないのです。先般来日した、SNSが大好きな米国大統領の様子などを見るにつけ、「責任感」という単語や概念は、「思い付き」とか「瞬発力」を第一義とする彼のボキャブラリーには、一切存在しないのだろうと確信したところです。

人には「向き」「不向き」がありますからね、誰しも自分に合ったやりかたで情報を発信していけばいいのではないでしょうか。そんなわけで、今後もこのスタイルで継続していく予定ですので、何卒ご理解いただけると幸いです。

 

 

 

 

【お知らせ】5/27の「メロウな夜」に「山下達郎」氏がゲスト出演

5月も下旬になると、日によってはまるで「初夏」を感じさせますね。公園の植物や樹々たちも、一気に「緑」の濃さが増してきています。
今週は後半にかけて徐々に気温が上昇し、全国各地で「夏日」となるようです。まだまだ体が暑さに慣れてませんから、皆さまどうか「水分補給」には気を配ってください。

 

 
さて、今回は重大な告知がございます。
当サイトでも、ずっと応援しております音楽プロデューサー「松尾潔」氏が「大人のリスナー」に向け発信を続けている、NHK-FMラジオプログラム『松尾潔のメロウな夜』ですが、来週5/27(月)の放送に、日本のミュージック・シーンの先頭を常に走り続けてきた『山下達郎』氏が、10年目を迎えた番組を記念して、なんと8年ぶりにゲスト出演いたします。

 

海外・国内のミュージック・シーンだけに留まらず、目まぐるしく変貌を遂げる音楽産業の現在から未来まで、非常に価値のある対談の実現が期待されます。音楽好きの人は、とにかくお聴き逃しのないように。
5/27(月) 23:00 には、ラジオの前に全員集合‼
無理な人は、エア・チェック (<- 録音のこと)必至ですよ。

かつて「達郎」さんの音楽を聴いて育った世代の方々も、「今はもう、昔みたいにあまり音楽を聴くことがなくなった」と感じている僕と同世代の方々も、もう一度ご自身の好きな音楽との付き合い方を思い直す、良い機会となるかもしれません。あいにく僕は「SNS」をやりませんが、皆さんのご友人・知人の方へもどうぞ広く情報を拡散してください。こんな機会に放送を聴かないのは、あまりにもったいない。

 


Tatsuro Yamashita – いつか

 

番組へのLinkはこちらへ

NHK-FM  https://www4.nhk.or.jp/mellow/
radiko      http://radiko.jp/#!/ts/JOAK-FM/20190527230000

[※radiko タイムフリーには対応していません]

「山下達郎と語る平成のR&Bパート1」(5月27日放送分)
※再放送は、6月3日午前10:00(FM)、午後4:05(AM-ラジオ第1)

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.9【Melvin Edmonds ~ R.I.P.】

帰宅してすぐに、先週お休みだった松尾さんの「メロウな夜」が今日は聴けてうれしいなと、番組の内容はどんな感じだろうかと思い、放送前の松尾さんの Twitter を拝見したら、まさかの『Melvin Edmonds』(メルヴィン・エドモンズ) の「訃報」で、しばし絶句してしまった...

【Melvin Edmonds Of After 7 Has Passed Away at age 65】

気を取り直すも慌てて海外の「R&B」系統のウェブサイトを見て回れば、そんな見出しで溢れているじゃないか...

 

 

『Melvin Edmonds』
R&Bが好きな人であれば知らぬ人はいないグループ『After 7』の、弟『Kevon Edmonds』と共にグループを立ち上げた設立者であり、初代メンバーの一人だ。「メルヴィン」「ケヴォン」も言わずと知れたあの超大物プロデューサー『Babyface』(ベイビー・フェイス) こと『Kenneth “Babyface” Edmonds』の実兄なのは、敢えて語るのも野暮なくらいだ。二人の友人である『Keith Mitchell』(キース・ミッチェル) を加えて結成された3人組のグループ『After 7』は、実弟の「Babyface」と相方の「Antonio “L.A.” Reid」による時代を席巻したプロデュース・チームの力添えもあり、キャッチーなメロディに美しいハーモニーとコーラスで、1989年のメジャー・デビュー後、たちまち世界中の人々を魅了していった。

 


After 7 – “One Night”
(album: After 7 – 1989)

 


After 7 – “Till You Do Me Right”
(album: Reflections – 1995)

 

『Edmonds Brothers』というよりは『Edmonds Family』と表現するほうが、より適切な時代になってきているのは、もはや異論の余地はないだろう。「メルヴィン」にとっては「復帰作」であったのと同時に、今となっては「遺作」となってしまった、2016年にリリースされたアルバム『Timeless』から翌年シングル・カットされた『Too Late』のMusic Video に登場する、『Edmonds Family』の面々の絆と結束の固さを、Videoを通して僕らファンは垣間見ることができる。
そして、父「メルヴィン」の闘病中からメンバーに加わり、『After 7』を解散させることなく父の代役を立派に務め上げ、そしてその意思を継承してゆこうという気概を感じさせる、誰あろう「メルヴィンの息子」『Jason Edmonds』(ジェイソン)の「歌声」に、僕は感動を禁じ得ない。だいぶやせ細ってしまった様子だったけれど、儚くも美しいスロウ・ジャム『Too Late』の Music Video の中で、ファミリーに囲まれて実に楽しそうに歌う「メルヴィン」特有の、「松尾さん流」に言うところのあの「塩辛声」もしっかり聴くことができる。特別出演となった「Babyface」とフィーチャリング・ヴォーカリストとして招かれた「Kevon」の甥っ子「David Edmonds」(デイヴィッド) の歌声を一聴すれば、このファミリーに神から与えられた「GIFT」の存在を無視することは、とてもとても難しい。

 


After 7 – “TOO LATE” Featuring David Edmonds & Kenny “Babyface” Edmonds
(album: Timeless – 2016)

 

以前にこの作品を過去記事で取り上げた際にも触れたけど、いつも「松尾さん」が言及してるように、こと「R&B / Soul / Jazz」をはじめとする「Black Music」の世界では、『Bloodline』(血統)の濃さは未来永劫継承されてゆくものなのだと、改めて痛感してしまう。「メルヴィン」の存在した時代の『After 7』における最期のアルバム『Timeless』は、文字通り僕らファンにとってはこれからも、永遠に「タイムレス」な存在であり続けるに違いない。

まだ社会人として「駆け出し」の青臭い20代だったあの頃、仕事や人間関係で躓いたりして上手くいかない自分を、いつも励まし、そして癒してくれた、そんなスーパー・メロウなコーラス・グループだった。
自分にとっての「メロウな夜」というラジオ番組がそうであるように、彼らの音楽の「優しさ」であり「励まし」は、昔も今も、そしてこれからも一向に変わることはない。
今夜は、ラジオを聴き終えたらば、彼らの作品をまとめて聴こうかな。

ありがとう、メルヴィン...

Rest In Peace, Melvin …

 

そして、その息子「ジェイソン」よ、ありがとう。『After 7』のハーモニーはいつだって「Ever Green」なのだから。

 

After 7 “I Want You” Live @ SiriusXM // Heart & Soul
 

天国の「マーヴィン・ゲイ」も唸る、「リオン・ウェア」作曲の本家「I Want You」のイントロのサンプリングから始まる「After 7」「I Want You」の熱演は、聴く者の心を熱くする。頑張れ「ジェイソン」。

 

※「Babyface」関連記事はこちら

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.226【Marc Jordan】

いつもご訪問ありがとうございます。
五月も後半入り、日中は気温の上がる日が続いています。そうこうしているうちに、「梅雨入り」の季節の足音さえ聞こえてきそうです。

 

 
仕事がお休みの今日は、よく訪れる近隣の公園で、珈琲を片手に南風に吹かれ、ぼーっと湖面の様子を眺めながら、若い頃に浴びるほど聴いた、大好きだったアーティストの新作を、イヤフォン越しに聴いてました。
1970~80年代にピークを迎えていた「AOR」シーンの真っ只中にいた世代の人ならば、嫌いな人はまずいないだろうと思われる、『Marc Jordan』(マーク・ジョーダン)が先月末にリリースしたのは、なんとジャズ・スタンダードをはじめ、流麗なストリングスをバックに配した、いわゆる「American Song Book」的な内容の新譜。
感想はといえば、なんとも「素晴らしい」の一言。

僕は残念ながら参戦のチャンスがなかったけれど、現在来日ツアー中の「ボズ・スキャッグス」にしても、「ロッド・スチュワート」にしても、「ポール・マッカートニー」も、また3年前に他界した「グレン・フライ」もしかり、皆キャリアの最終期に入った頃合いを見て、「ジャズ」をはじめ「スタンダーズ」にチャレンジしてますね。
加齢によって声域に限界が出てきたりといった事情もあるとは思うけれど、多くの経験を積み重ねそれなりに熟成された世代の、元トップ・アーティスト達の歌うそれらの作品群は、僕にとってはとても愛おしい存在なのです。

 


Track#1 – “Nearness of you”
Track#2 – “He’s Going To Break Your Heart”
Track#3 – “People Get Ready”

(album: Both Sides – 2019)

 

今年で71歳となった「マーク」のヴォーカルは、まさに「いぶし銀」としか例えようがない。「なんて表現力なんだ」と驚きを隠すことができない。一曲一曲が、心に染み入るようだ。こんな味わいのアルバムは久しぶりだ。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.8【Vanessa Williams】

いつもご訪問ありがとうございます。
クルマで走っていると、力強い「新緑」があちこちから視界に飛び込んでくるような、そんな季節になりました。

 

 

 
『Vanessa Williams』(ヴァネッサ・ウィリアムス) は、奇遇にも僕と同年(1963年)生まれの、米国はNY出身の、「R&B/Soul」 だけでなく「JAZZ/FUSION/GOSPEL」はもちろん、「POP」カテゴリーまで影響が波及するくらいの、米国を代表する女性シンガーの一人。

現代ではいろいろと存在価値そのものが問題視されているとはいえ、伝統的な「ミス・コンテスト」において、1984年に「Afro American」(アフリカ系アメリカ人)として米国史上初の「ミス・アメリカ」に輝いた経歴は、僕らの世代にとってはまだまだ記憶に新しい。そしてなによりも米国の歴史の暗部において、永らく人種差別を余儀なくされていた彼らにとって、「黒人女性初のミス・アメリカ」の誕生は、社会的な見地から見ても「期待の象徴」となったことに、とてつもなく大きな意義があったように思う。米国歴史上初の黒人大統領「バラク・オバマ 第44代アメリカ合衆国大統領」の就任はそれから「25年後」の2009年であり、全く立場は違えども、多民族国家である米国に居住する「アフリカ系アメリカ人」にとって「ヴァネッサ」の存在は、永らく「希望の象徴」であったことは否定できない事実であろう。
マルチなタレントに恵まれた「ヴァネッサ」はシンガーだけでなく、映画やTVでの女優としての活動歴も長い。

沢山あるヒット作品の中でも、彼女の新たな魅力を開拓した Super Producer『Babyface』(ベイビー・フェイス) によるプロデュース作品は、それまでの彼女の作品群とは一線を画す。


ヴァネッサにとって3枚目のスタジオ録音アルバム『The Sweetest Days』(1994年リリース) に収録された、『Babyface』の控えめなコーラスが際立つ『You Can’t Run』は、グラミーへのノミネートを果たした。

 


Vanessa Williams – “You Can’t Run” [Produced by Bbayface]
(album: The Sweetest Days – 1994)

 

そしてそれから時が流れること「15年」。大人が更に成熟するのには十分すぎる時間が、また新たな名曲を生むことになる。15年後に、同じアーティストとプロデューサーが創り上げた楽曲は、大人の「魅力」と「余裕」で溢れんばかりだった。

 


Vanessa Williams – “Just Friends” [Produced by Bbayface]
(album: The Real Thing – 2009)

 

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.7【Chaka Khan】

いつもご訪問ありがとうございます。そして、今日初めてお越しいただいた方も、ありがとうございます。大型連休も過ぎ去って、ようやく気候が安定してきたような気がします。
 

 

「温故知新」をテーマに「メロウなクラシック・R&B/ソウル」作品群に光を当てようといった意図の新コーナー「Mellow Classics」ですが、好評のようですのでこのまましばらく継続してみようかと思います。
さて「Vol.7」となる今回は、昨年天に召された「アレサ」に代わって、R&Bシーンをこれまでも、そしてこれからも引っ張っていってもらわねばならない不可欠な存在といえば、『Chaka Khan』(チャカ・カーン) が筆頭でしょう。今年に入って新譜『Hello Happiness』 をリリースしたり、当サイトのウィジェットにも張り付けてありますが、大御所『Quincy Jones』(クインシー・ジョーンズ)の「NETFLIX」のオリジナル自伝映画『Quincy』のサウンド・トラックにも収録された『Keep Reachin’ 』にしても、ここにきて精力的な活動が非常に目立っています。

ですが、こちらの「Mellow Classics」コーナーでは、敢えて旧作からいくつか取り上げてみようかと思います。

 


Chaka Khan – “So Naughty”
(album: Naughty – 1980)

 


Chaka Khan – “Love You All My Lifetime”
(album: The Woman I Am – 1992)

 

いやあ、チャカのクオリティは昔から全く変わりませんね。
今回は、仕事で色々お世話になった方が、関西方面のご実家に戻られるとのことで、お好きだという「チャカ」の懐かしい作品をご紹介させていただきました。ちょっと疲れた時だとか、気が向いたらいつでもご訪問ください。「大人向けの音楽の処方箋」をご用意して、いつでもお待ちしています。どうかお元気で。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.225【The Brand New Heavies】

いつもご訪問ありがとうございます。
暑くなったり急に涼しくなってみたり、衣替えしたばかりの連休明けのこの時期は、例年季節を行ったり来たりと、なんだか忙しいものです。
そうは言っても、植物や樹木は正直で、「新緑」がまばゆい季節の到来です。

 

 

最近はなんだか新コーナーの「Mellow Classics」を導入してからというもの、海外からのアクセスがこれまで以上に増加傾向にあるようで、やっぱりちょっと懐かしくても「Good Music」というのは普遍的であり世界共通なんだと、改めて再認識させられます。

 

特にアクセス増加傾向にある「UK」(英国) は、昔から「R&B/Soul」への関心がとても高い国であり、言うまでもなく多くの良質なアーティストが排出されています。

そんな英国発の『Acid Jazz』(アシッド・ジャズ) のパイオニア的存在の『Incognito』(インコグニート)と同様に、1990年のメジャーデビュー以来アシッド・ジャズシーンを牽引し続けている『The Brand New Heavies』(ブラン・ニュー・ヘヴィーズ)ですが、結成から30年以上が経過する現在でも、良質で洗練されたサウンドを届けてくれる、貴重な存在のバンドです。
 
先月来日して「Blue Note Tokyo」でライヴが行われたようですが、離日直後にカム・バックした「Acid Jazz Records」よりNew Single 『Getaway』がリリースされたようです。彼らの活動初期のワールド・クラスのヒット曲のひとつ『Never Stop』でもクールでチャーミングなヴォーカルを聴かせてくれた、『N’Dea Davenport』(エンディア・ ダヴェンポート)がフィーチャリング・ヴォーカリストに迎えられ、素晴らしい楽曲に仕上がりましたね。

 


The Brand New Heavies Ft. N’Dea Davenport – “Getaway” (2019)

 


THE BRAND NEW HEAVIES – “Never Stop” (1990)

 

久しぶりに聴く『Never Stop』と新曲を比較すると、「エンディア」のヴォーカルが更に進化し安定感が増していることに気付かされます。

 
そういえば『Never Stop』は、「JUJU」が洋楽カヴァー・アルバム『Timeless』の中で、素晴らしいカヴァーを聴かせてくれてますので、そちらも要チェックですね。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.6【Brownstone】

いつもご訪問ありがとうございます。
前代未聞の超大型連休も、ようやく今日で終わり。ゆっくりと休養ができた方も、一方僕と同様に仕事でグッタリな方も、それぞれが長すぎた連休にそれぞれの感想をお持ちのことでしょう。一つだけ言えることは、政府主導のこういった休日の取り決めは、もうこれっきりにしてほしいということだけです。その場限りの思い付きの政策で、経済界も民間企業も振り回されっぱなしです。まあ、どの世界でも「ボンボン育ち」には理解できないんでしょうが。今の野党の不甲斐なさでは、とてもとても先進国にみられる「二大政党制」の実現は、夢のまた夢ですね。

 

 
「温故知新」をテーマに「メロウなクラシック・R&B/ソウル」作品群に光を当てようといった意図の新コーナー「Mellow Classics」の6回目となる今回は、『Brownstone』(ブラウン・ストーン) を取り上げます。(過去記事はこちらへ

『Brownstone』は故マイケル・ジャクソンが、生前に「epic」系列に立ち上げた自身のレーヴェル「MJJ Music」から鳴り物入りで1994年にメジャー・デビューさせた、3人組の実力派女性R&Bコーラス・グループとしてよく知られています。1stアルバムの『From the Bottom Up』リリース時のオリジナルメンバーは、「Nichole “Nicci” Gilbert」(ニッキー) /「Charmayne “Maxee” Maxwell」(マキシー) /「Monica “Mimi” Doby Davis」(ミミ) による3人。
1stアルバムに収録された「Gordon Chambers」(ゴードン・チェンバース)のペンによるデビュー・シングル『If You Love Me』は、彼女たちの最大のヒットとなり、グラミーの「Best R&B Performance」にもノミネートされ、その後沢山の「ガールズ・コーラス・グループ」のフォロワーを産み出す現象さえ引き起こすきっかけとなりました。

 

Track#1 – Brownstone – “If You Love Me”
Track#2 – Brownstone – If You Love Me (Acappella Version)
(album: From the Bottom Up – 1994)
 

但しデビュー後のツアー終了後に「ミミ」が脱退し、新メンバーの「Kina Cosper」(キーナ) を加えることによって、世界中から期待が寄せられた2ndアルバム『Still Climbing』がリリースされるのに、その後3年という時間を必要としました。とはいえ、2作目のアルバムでも、新生『Brownstone』のコーラスワークは健在で、1作目と比較してもなんら劣る部分はなかったように思います。それよりも、2作目がリリースされた安堵感の方が大きかったように記憶しています。そしてほどなく、『Brownstone』は活動を停止してしまい、僕らファンは「Reunion」(再結成)を待つしかない状況がしばらく続くことになるのでした。

 


Track#1 – “5 Miles To Empty” (album: Still Climbing – 1997)
Track#2 – “Grapevyne” (album: From the Bottom Up – 1994)

 

それから待つこと10年以上、2009年にニッキーマキシーのオリジナル・メンバー2人に加え、3人目がなかなか安定しなかったポストに、新メンバーTeisha J (Brown) Lott」(ティーシャ) を加えての再結成が報じられるも、いつまでたっても新譜の確実な情報が入ってこない。業を煮やして待つこと更に5-6年が経過し、そんな頃に「悲しい知らせ」は急にやってくるもの。
なんということか、オリジナル・メンバーの「マキシー」が、不慮の事故によって2015年2月に帰らぬ人となってしまった。『5 Miles To Empty』のMVを見ればお分かりの通り、グループの設立者でもある「ニッキー」の押しの強いヴォーカル・スタイルに対して、「マキシー」のそれは、古き良き時代の「Soul」に見られるような、「スロウ・ジャム」にうってつけの情感の起伏を伝えることができる「エモーショナル」なヴォーカルであり、二人の好対照なヴォーカル・スタイルがグループとしての魅力を更に倍増していたものでした。

そして、驚きは更に続きます。
毎年7月に米国のジャズ発祥の地「ニュー・オーリンズ」で実施される、今年で25周年を迎える「世界最大規模のブラック・ミュージックの祭典」である、『The Essence Festival – 2019』に、今年なんと『Brownstone』が、オリジナル・メンバーの「ミミ」も正式に復帰した上で参加するとのこと。Official HP でも動画での告知がされていて、亡き「マキシー」への想いも二人共に語っています。おそらく「マキシー」の再結成への想いがようやく実現されることになったわけで、どうかこの Big Event 一回きりではなく、アルバムのリリースに繋がってくれることを願ってやみません。なんだか、二人ともいい歳の取り方をしたような印象がします。

 

 

「ニューオーリンズ」かぁ..行ったことないし、行ってみたいなぁ。
ああ、もう会社辞めて行っちゃいますかね。冥途の土産に。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.5【GrooveTheory / Amel Larrieux】

いつもご訪問ありがとうございます。
大型連休も後半になって、ようやく天候が安定してきたようです。
そろそろいろんな意味で疲れが出てくる頃でしょうか。そんな時は、ちょっとばかり懐かしい「メロウなサウンド」に、再び触れてみるのもいいかもしれません。

 

 

「Mellow Classics Vol.5」でご紹介するのは、米国ニューヨーク出身の女性R&Bシンガーソング・ライター『Amel Larrieux』(アメール・ラリュー)
そして『Groove Theory』(グルーヴ・セオリー)とは、プロデューサーの「Bryce Wilson」(ブライス・ウィルソン)「アメール」の二人組のユニット。1995年にリリースされたデビューアルバム「Groove Theory」からのシングル『Tell Me』(テル・ミー) がいきなり「Billbord Hot 100」で5位まで上昇する大ヒットを記録し、僅かアルバム1作品だけを発表し解散してしまった「伝説のユニット」として、R&B/Soulファンの間では永く記憶されています。(2010年に再結成し、Blue Note 東京での来日公演以外には、未だ動きがない様子)
1980年代初頭にヒットした「Mary Jane Girls」(メリー・ジェーン・ガールズ)の「All Night Long」の特徴あるベース・ラインをサンプリングしたことで、当時大変話題となった『Tell Me』(テル・ミー) での「グルーヴィー」な印象が強い「アメール」のヴォーカル・パフォーマンスですが、アルバムに収録されたその他の作品やソロになってからの作品においては、ソウルフルでもありJazzyでもあり、とにかくエモーショナルで繊細な表現を可能としたスキルフルでチャーミングなヴォーカルを聴かせてくれる、世界中を見回しても実に稀有な存在のシンガーと言えるでしょう。

 


Track#1 – “Keep Tryin'”
Track#2 – “Tell Me”
(album: Groove Theory – 1995)

 

ソロになってからの「アメール」は1999-2013年の間に計5枚のアルバムをリリースしていますが、いずれも「One & Only」な彼女独自の世界観に溢れる作品群となっています。
また世界中のプロデューサーからのラブ・コールもひっきりなしで、ゲストやフィーチャリング・ヴォーカリストとして招かれることが多いのも、彼女の特徴となっています。
中でも、4人組のバンド『SADE』の象徴的ヴォーカルの「Sade Adu」(シャーデー・アデュ)を除いたメンバーの「Stuart Matthewman」(ステュアート・マシューマン)を核とした3人のメンバーだけで活動をする別ユニットの『Sweetback』の1stアルバムに収録された『You Will Rise』での歌いっぷりは、まさにアルバムの白眉となりました。

 


Sweetback – “You Will Rise” ft. Amel Larrieux
(album: Sweetback – 1996)

 

日本が誇るクリエイター・奇才「大沢伸一」のソロ・プロジェクトとして、常に世界中から注目されている『Mondo Grosso』のアルバムに収録された作品、『Now You Know Better』でもその美しいヴォーカルを披露しています。

 


Mondo Grosso W/ Amel Larrieux – “Now You Know Better”
(album: MG4 – 2000)

 

国内のアーティストとしては特別で破格な存在の「宇多田ヒカル」も、「大きな影響を受けた」と公言するほどの『Amel Larrieux』(アメール・ラリュー)。ぜひとも覚えておいて欲しい稀有なアーティストの一人です。