Daily Archives: 2019/04/16

Mellow Classics ~ Vol.2【Stevie Woods】

超大型連休を目前にして、気温が上昇傾向にあるようです。なんだか気象がやけに極端で、「ほどほど」がいちばんなのですが。

 

 
さて、先日新たにスタートしました『Mellow Classics』シリーズですが、割と評判がいいようで、アクセスも増加傾向にあります。「Vol.2」の今回も、思いつくままに、こんなアーティストの作品を取り上げてみようかと思います。

『Stevie Wods』 (スティーヴィー・ウッズ)は、1951年米国・ヴァージニア州出身の黒人男性シンガー。1980年代初頭に3年続けてリリースした3枚のアルバム、『Take Me To Your Heaven』(1981) / 『The Woman In My Life』(1982) / 『Attitude』(1983)がヒット。「R&B/Soul」のファン層というよりは、むしろ当時のメイン・ストリームでもあったカテゴリーの『A.O.R.』のファン層に大変強力に訴求した黒人アーティストだったといえるでしょう。
デビューアルバムにして既に「最高傑作」との評価が決定してしまったほどに話題をさらった、1stアルバム『Take Me To Your Heaven』は、1st Trackに収録された、Peter Allen / Carole Bayer Sager / David Foster らによる『Fly Away』で幕を開ける。元々は「Peter Allen」が自身のアルバムに収録したもので、「竹内まりや」が先にカヴァーしたことでも知られる作品Fly Away』も、スティーヴィーが歌うと、アレンジもさることながら、全く別の楽曲へと生まれ変わったように聴こえたものだった。

 


Stevie Woods / Fly Away
(album: Take Me To Your Heaven – 1981)

 

そして白眉はなんといっても、全米TOP25に食い込んだ『Steal The Night』「Les Thompson」の演奏する軽やかでいて哀愁を帯びたハーモニカのイントロから始まるこの楽曲を聴いて、『Fly Away』と同様に「深い夜」へ誘うようなそのムードに、当時心躍らぬ者はいなかったはず。

 


Stevie Woods / Steal The Night
(album: Take Me To Your Heaven – 1981)

 

アルバムのプロデューサーはドイツ人の「Jack White」。レコーディング参加メンバーは、当時として考えられる最高レヴェルのスタジオ・ミュージシャンが集結。なんとギタリストだけ見ても、Paul Jackson, Jr./ Ray Parker, Jr./ Steve Lukather を三つ揃えし、その他の楽器についても、当時の「FUSION」界の大物ミュージシャンが揃い踏みするような、下記の鉄壁の布陣を擁した。
Nathan East (b) / Clarence McDonald (key) / Michael Boddicker (key) / Ed Greene (ds) / James Gadson (ds) / Bill Reichenbach (tb) / Jerry Hey (tp) / Ernie Watts (s) / Bill Champlin (back vo), and etc.
相当な制作費がかかったと予想され、これでは質の悪いものができるわけない。

大きな成功を収めた後に、活動の場を欧州・ドイツに移した「スティーヴィー」は、5年前の2014年1月に、糖尿病の合併症によりベルリンで帰らぬ人となった。(享年62歳)

 

R.I.P. Stevie …