Monthly Archives: June 2019

Mellow Classics ~ Vol.13【Luther Vandross】

いつもご訪問ありがとうございます。
明日から2日間予定されている大阪での「G20」のために、世界各国から要人たちの来日ラッシュで、関西空港はかなり慌ただしい様子ですね。加えて、「台風3号」が発生し、「梅雨前線」を刺激しているようです。
当サイトにも、京都を中心に多くの関西方面のブログ・リーダーの方々にご訪問いただいておりますが、影響が最小限であることを祈っております。

 

 

さて、通常モードに戻り、「Vol.13」となる「Mellow Classics」ですが、今回は「7月1日」で没後14年が経過する、『Luther Vandross』(ルーサー・ヴァンドロス)の作品を取り上げます。
僕自身としても、最愛の「R&B/Soul シンガー」と申し上げることに、一切の躊躇もありません。それくらいの、類い稀な実力と実績を伴った、R&B/Soul界のスーパー・スターでした。
まさに相棒と呼ぶに相応しい盟友であり、スーパー・ベーシスト「Marcus Miller」(マーカス・ミラー)と共作した名曲は数あれど、1996年にリリースされたアルバム「Your Secret Love」に収録された『Nobody To Love』のメロウネス溢れる作風は、やはりこのコンビだからこそ生まれたのだと、そんなふうに感じます。

 

 

Luther Vandross / “Nobody To Love”
(album: Your Secret Love – 1996)
 

「ルーサー」亡き後、「Luther Follower」と一般的に呼ばれるよく似たテイストのアーティストは出てはくるものの、やはりあれだけの「シンガー」はそうそうに世に現れるものでないという現実を、彼の死後15年近い時を経て、「失ってしまったものの大きさ」を日々再確認している自分に気づくことが、しばしばあります。
今更多くのことを語ったところでしかたありませんので、よろしければ「ルーサー」関連の過去記事等をご参照いただけると幸いです。

 

R.I.P. Luther …

 

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.12【Billy Joel】

いつもご訪問ありがとうございます。
そして、今日初めて当サイトを訪れてくださった、かつての「40年前」の中学時代の「同級生の皆さん」、お元気でお過ごしでしょうか?
(今回は、僕の「中学時代」の同級生の皆さんへ向けての、私的で特別な投稿です。普段からご訪問いただいておりますブログ・リーダーの皆様におかれましては、プライベートな投稿記事内容になりますが、どうかご容赦くださいませ)

 

 

懐かしい記憶を辿りながら、想い出を語り合うには最適な、こんな「雨の季節」に、なんと最初でしかも「40年振り」の同窓会が、今週末に故郷の埼玉県内で開かれるということで、びっくりいたしました。ほんとうに皆さんお久しぶりです、そして「クラス会」ではなく「学年」による大規模な「同窓会」の開催、おめでとうございます。
県内でも指折りの「マンモス中学校」と言われていたように、「9クラス編成」で同級生も「360名」以上もいましたから、中には一度も言葉を交わすこともなく、疎遠になってしまった方も少なくなかったと記憶しております。この度、実行委員の小林さん(旧姓)から電話で連絡を頂戴し、せっかくお誘いいただいたのですが、あいにく週末が多忙な組織での仕事柄、残念ながら参加できずに申し訳ありません。「恩師の方々」も今回多数ご出席と伺っておりますが、在学中は、大変お世話になりました。

高校卒業後は、進学そして就職に伴い、地元を離れてしまったので、かつての地元の旧友ともかなり疎遠になってしまい、返す返す申し訳ありません。現在僕は、特に何かの縁やゆかりがあったわけではありませんが、茨城県南エリアに位置し、近くに筑波山や霞ケ浦を見渡せるような、水と自然に恵まれたのんびりとした地域に居を構えております。社会人になって5~6年は都内に勤務してましたが、25年ほど前になりますが長男が生まれてすぐに、勤務先のある千葉県成田市から、更に広々とした環境を求めてこちらに引っ越してきました。米国系貨物専門航空会社に長く勤務していた関係で、利根川を渡り「成田空港」まで毎日、なんだかんだで20年以上通いました。そして早期退職後、数年の自営業の後、現在はまた多忙な組織の一員として、会社員生活に戻っております。(詳細については、後々お暇な時にでも、当ブログを時系列で読んでいただければ幸いです。)

 

 

思い返せば、部活なども楽しかったですが、その頃はなにより「洋楽」に夢中で、文字通りラジオに噛り付いていた中学生時代、当時15歳だった頃の僕の夢は、「New York に移住」して仕事をすることでした。その当時とても憧れて大好きだった「N.Y.のシンボル」であり「街の吟遊詩人」と崇められた「ピアノ・マン」こと、『Billy Joel』(ビリー・ジョエル)の音楽だとか、ニューヨークを舞台にした映画『アニー・ホール』をはじめ、敬愛する「ウディ・アレン」監督の映画作品に触れる度、いつもいつもそんなことを意識していました。

そんな夢の実現に向け大学卒業後には、米国駐在希望を快諾してくれた会社に入社し、その翌年念願だったN.Y.駐在の内示を頂戴した矢先に、父親が54歳という若さで急逝。家族間の諸般の事情から、届くはずだった「夢と希望」は、僕の掌からスルリと抜け落ちていきました。今になって振り返っても、タイミングと強い意志というものが、最も重要だということを、今更ながら痛感しています。
自身のその後のことも含め、長い人生において、いい時もあれば、よくない時もあると、還暦まで五年を切った今、自身の半生を時折振り返ることが多くなってきたように思います。同年代ですからね、それぞれに立場は違えども、おそらく皆さんも、同じような感想をお持ちなのではないでしょうか。

さて、40年振りということで、前置きが少々長くなり過ぎました。
「何か同級生にメッセージを」というご依頼でしたので、あいにく流行りの「SNS」はやりませんが、たまたまこんな「発信の場」を持ちあわせておりましたので、懐かしい同級生の皆さんへのご挨拶の場に代えさせていただければ幸いと存じます。

中学生だったあの頃から「40年」が経過し、Soul/R&B, Jazz をはじめとする『Black Music』(黒人音楽) が主になりますが、その間あらゆるカテゴリーの素敵な音楽たちとの出逢いがありました。とはいえ、「もしレコード(アルバム)を、一枚だけ無人島に持っていけるとしたら‥」という問いに対して即答できるのは、14~15歳で出逢ったこのアルバムしか考えられないんですね。「Billy Joel」『The Stranger』には、きっとみんなも夢中になったはず。

 

 

 

Track 1 – “The Stranger”
Track 2 – “Just the Way You Are”
(album: The Stranger – 1977)

 


Track 1 – “My Life”
Track 2 – “Honesty”
(album: 52nd Street -1978)
 

『Just The Way you Are』

いいフレーズですね。年齢を重ねた今だからこそ、余計に理解できるのかもしれません。
「Billy Joel」 の『The Stranger』のアルバム・ジャケットは、あれから約30数年後には、今はもうない最愛の実店舗『Mellows』の一番目立つ場所に、念願通り飾ってあげることができました。スペースが許せば、『52nd Street』もそうしてあげたかったかな。

 

在りし日の「Mellows」にて (2011-2012)

 

みんな、好きな音楽がまだ身近にありますか?もしそうでなかったら、時々このサイトにふらっと立ち寄ってみてね。みなさんの今の生活に、「ちょっと何かが欠けている」と感じているならば、もしかすると、それは「音楽」かも。

 

体調管理の難しい季節であり、またそんな年代ですからね。皆さんくれぐれもご自愛ください。そして、どうかお元気で。最後に、実行委員会のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

Masaaki Masuda

 

[ ご感想などは、メールでお寄せください ]
master@cafemellows.com

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.227【Papik (ft. Dagmar Segbers)】

いつもご訪問ありがとうございます。
梅雨の晴れ間が続いています。なぜだか、思いのほか湿度が低く、心地よい風が北東の方角から湖面を渡って吹きこんできます。梅雨時にこんな風が吹く日はあまり多くはないので、風に吹かれて珈琲でもいただきたくなるものです。

 

 

こんな梅雨の晴れ間に聴くのにちょうどいい、作品をご紹介。
『Papik』こと「Nerio Poggi」(ネリオ・ポッジ)は、キーボーディスト/コンポーザー/アレンジャーそして売れっ子のプロデューサーとして、母国イタリア国内では著名なアーティスト。

Papik

「パピク」本人は演奏とプロデュースが主で、歌うことはないのですが、欧州だけでなく米国からもゲスト・ヴォーカリストを招聘して、多くの作品を発表しています。当サイトでも、過去に何度も作品を取り上げてきていますので、既にご存知の方もいらっしゃることでしょう。

『Love Exists』という作品は、『Papik』が昨年(2018年)リリースしたアルバム『Little Songs for Big Elevators』の中に収録された、イタリアはじめ欧州では人気のある女性シンガー『Dagmar Segbers』をフィーチャした Love Song です。彼女は過去にも『Papik』の2012年にリリースされたアルバム『Music Inside』の中でも『Somewhere』という作品で、アンニュイな独自の世界観を感じさせるヴォーカルを披露しています。

 


Track -1: Papik (feat. Dagmar Segbers) – “Love Exists” (2018)
Track -2: Papik (feat. Dagmar Segbers – “Somewhere” (2012)

 

地震等、予期せぬ自然現象で心穏やかでないときこそ、一曲の音楽がざわついた気持ちをリセットしてくれたりするものです。目まぐるしく変わる天候で、心身ともにいたわりが必要な時にこそ、よき音楽をご自身の傍らに、そっと置いておくことも大切なことかもしれません。

 
『Papik』が気になった方は、どうぞ過去記事もご覧ください。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.226【Will Downing】

いつもご訪問ありがとうございます。
「雨の季節」に入り、例年のように「降ったり」「晴れたり」と、忙しい空模様です。

 

 

小さい頃からそうなのですが、雨が降っていると、なぜだか僕にとっては不思議と五感が冴え渡り、同じ音楽がいつも以上によく聴こえてくるのを感じることが、しばしばあります。例えば「メロウ」な楽曲であれば、普段よりも「メロウ」の度合いが増幅されて聴こえてくるのだから、不思議なものです。もしかしたらそんな理由から、「雨の季節」が嫌いではないのかもしれません。

ここのところずっと新シリーズの「Mellow Classics」ばかりUPしていたので、定番の「Mellow Tunes」の方は、久しぶりの更新となります。今回で「Vol.226」となる「Mellow Tunes」シリーズですが、思い起こせば初回の「Vol.1」で取り上げたのが、今日また改めてご紹介する「Will Downing」(ウィル・ダウニング) の作品でした。

以降幾度となく彼の作品群については折に触れ取り上げてきてましたが、しばしば「ヴェルヴェット・ヴォイス」と評される「ウィル」のアダルトなヴォーカルは、なんだかこんな「雨の季節」に似合う気がしてなりません。ちょうど3年前の「雨の季節」にも一度紹介しているのですが、『Everytime It Rains』という、「遠雷」と「雨音」のSEから始まるこの大人のムード溢れる「Super Mellow」な楽曲は、例えば雨の降る日に、部屋やクルマから窓越しの「雨の風景」でも眺めながら、しみじみと聴き入るのにはうってつけの作品です。

「ウィル」のお薦めの作品を、プレイリストにしてみましたので、珈琲でも片手にまったりとしてみてはいかがでしょうか。

 


Track#1 – “Everytime It Rains” (album: All The Man You Need – 2000)
Track#2 – “A Million Ways” (album: Emotions – 2003)
Track#3 – Brian Culbertson / “It’s On Tonight”(feat. Will Downing)
(album: It’s On Tonight – 2005)

 

なかなか日本国内での認知度が上がらない印象のアーティストですが、興味を持たれた方はどうぞ過去記事などもご覧ください。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.11【Brandy】

いつもご訪問ありがとうございます。
「雨の季節」がやって来て、我が家の庭の片隅の「アジサイ」の色彩も、一雨ごとに色濃くなっていくようです。

 


 

「温故知新」をテーマに「メロウなクラシック・R&B/ソウル」作品群に光を当てようといった意図の新コーナー「Mellow Classics」シリーズですが、早いものでもう「Vol.11」となりました。

今回取り上げるのは、1994年に若干15歳でメジャーデビューを飾った『Brandy』(ブランディ)が、デビューから4年後の1998年にリリースされた2作目のアルバム「Never Say Never」に収録された、『Have You Ever?』というメロウなバラッド作品です。
同アルバムからは、同時期にデビューし二つ年下の『Monica』(モニカ)とのデュエット作品「The Boys Is Mine」が、既に「Billboard Hot 100」で13週連続1位という快挙を成し遂げ、結果グラミーまで受賞といった状況下でシングル・カットされたのが、『Have You Ever?』でした。

ソング・ライティングは、前記事の『Taylor Dayne』の『Love Will Lead You Back』と同じく、「Diane Warren」(ダイアン・ウォーレン)で、作品のプロデューサーを務めるのはあの「Hit Man」こと「David Foster」(デイヴィッド・フォスター)という鉄壁の布陣によるものだけに、それは素晴らしくメロウなバラッドが世に放たれることになりました。もちろん「ブランディ」自身の人気・実力もあって、結果としてまたもや「Billboard Hot 100」を制覇することとなりました。

 


Brandy – “Have You Ever”
(album: Never Say Never – 1998)

 

「Diane Warren」(ダイアン・ウォーレン)は、カテゴリーに拘ることなく他の多くのアーティストにも楽曲を提供していますが、これまでチャートNo.1を獲得した作品群と比較すると、少し抑え気味な印象の本作品は、作曲家としての「ダイアン」の新たな魅力を再認識させる作品となったような気がしています。それにしても、「Love Song」を書かせたら天下一品、本当に美しい曲を書きますね、彼女。名実ともに、20世紀を代表する作曲家です。

 

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.10【Taylor Dayne】

いつもご訪問ありがとうございます。
気付けばあっという間の「6月」。そろそろ「雨の季節」の到来。
不快な湿気だとかいろいろありますが、僕は子供の頃から、この国特有の「雨の季節」が嫌いではありません。

 

 

理由としてはいくつかありますが、まずは好きな植物の代表格の「紫陽花」「花菖蒲」といった梅雨時に美しく咲き誇る花々を、雨の降る中ぼーっと眺めているのが、幼少の頃よりとても好きで、そんな時間は自分にとって、本当に愛おしい時間なのです。そして、傍らには好きな「音楽たち」と、「梅雨寒」にすこしばかり感謝したくなるような「一杯の温かい珈琲」があれば、そこは至極の空間となります。きっとお分かりいただける方も多いのでは。

さて、5/27と6/3と二週に渡りON-AIRとなりました、「山下達郎」氏がゲストに招かれた『松尾潔のメロウな夜』ですが、日本中の多くの音楽好きな方々がお聴きになられたことと思います。
旧知の仲であるお二人のトークは、終始和やかであり、松尾さんの「音楽ライター」時代に磨き上げられた天才的な「インタヴュー」の手法が、普段は聞けないような「達郎さん」の貴重なエピソード等を引き出しており、「さすがだな」と、唸ってしまう2回の放送でした。本当に貴重なお話が聴けて嬉しかったです。

そんな、リスペクトするお二人に敬意を表して、放送が終了するまでの間、しばらく更新をストップしておりましたが、そろそろ再開いたしましょう。

今回で早「Vol.10」となる『Mellow Classics』シリーズですが、いつもは黒人アーティスト・作品の紹介が多いのですが、今回は白人のアーティストのご紹介です。

『Taylor Dayne』(テイラー・デイン)は、僕と同世代の1962年生まれの、米国ニューヨーク・ロングアイランド出身の、1980年代後半から90年代にかけて活躍した、女性ポップシンガー。女優としての活動経験もある「テイラー」ですが、ラジオ等でヴォーカルだけを一聴すると、そのハスキーでソウルフルな声に、黒人女性シンガーだと感じることになんら不思議なことはありません。MVを視聴して初めて、「えっ、白人シンガーなの」と、認識を新たにすることがあってもおかしくありませんね。

そんな彼女が、1990年に放った「全米チャート1位」を記録したシングル『Love Will Lead You Back』ですが、作品のリリースから30年が経過した現在、改めて聴けば聴くほどに、美しいバラッドなのを痛感します。現代では、こういったスケール感の大きい楽曲がヒットしたりラジオなどから流れてくることがほとんどなくなってきているのが少々残念ですが、音楽とは「時代を映す鏡」みたいなものなので、それも仕方のないことなのでしょう。

 


Taylor Dayne – “Love Will Lead You Back”
(album: Can’t Fight Fate – 1989)

 

女性の立場でのロマンティックで切なく、そして壮大なバラッドを書かせたら誰にも負けない、本作品のソング・ライターである「Diane Warren」(ダイアン・ウォーレン)は、もともと同じ「Arista」レーヴェルで売り出し中だった「ホイットニー・ヒューストン」を想定して書いた作品だったという、その後のこぼれ話は有名です。当時の社長「Clive Davis」(クライブ・デイヴィス)の、「『テイラー』がレコーディングすべき作品」との英断により、結果として「テイラー」としてもアルバム『Can’t Fight Fate』からの、彼女自身としても「全米チャートを制覇した」最大のヒット作品として、POPS史に名を刻むことになりました。