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【雑記】SNS について

いつもご訪問ありがとうございます。
ここ数日間の、異常ともいえる猛暑もようやく収まって、ホッと一息ついている方が多いんじゃないでしょうか。

 

 

さてここのところ、山下達郎さんがゲスト出演されているNHK-FMラジオ番組「松尾潔のメロウな夜」の番組宣伝活動の一環で、当サイトの訪問者の方々へ「情報の拡散」をお願いしていることもあり、かつて実店舗営業当時、一時的に利用していた「現在休眠中」の「facebook」のアカウントへ、「いいね」同様「友達リクエスト」等を頂戴することが、最近増えてまいりました。お気持ち、本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

当ブログへの訪問者も年々増えてきており、「どうして【fb】も【Twitter】も【インスタ】もやらないんですか?」と、『SNS非対応』に関する質問を受ける機会が以前よりも多くなってきましたので、いい機会なのでその理由を説明させていただきますね。

僕は、あることをきっかけに、かつての実店舗「Mellows」の情報提供を目的として始めた「facebook」を、数か月で止めてしまいました。その理由とは、お店の一番大切な約束事だった「心のこもった珈琲」が提供できなくなってしまったからでした。同業の方なら皆さんご承知の通り、「ハンド・ドリップ」で淹れる珈琲にとって、蒸らしからドリップに移行する時間というのは、とても繊細なタイミングが要求されるのですが、ある日カウンターに座られた常連のお客様から「マスター、ブレンドの豆変えました?」と突然尋ねられたのです。ちょうどその頃は、「fb」を始めたばかりで、数分おきに鳴るスマホに気を取られることが多々あり、絶好のドリップのタイミングを逸することが何度かあったのを、自分でも自覚していました。小さな店とはいえ、週末と繁忙時間帯以外は基本一人で店を切り盛りしていたので、役割分担などはなく、雑多な一つ一つの業務を無駄なくスムーズにこなさねばならないワンマン・オーナーにとっては、「SNS」の着信音ほど迷惑なものはないと、徐々に意識するようになっていきました。器用な方であれば、「それは、それ」とうまく切り離すことができのかもしれませんが、僕には無理な注文でした。
閉店した今でも、SNSに対する苦手意識は変わらずで、「瞬発力」を求められ、よく考えずに世界に向けて「つぶやく」なんてことは、やはり正直なところ性に合っていないのです。先般来日した、SNSが大好きな米国大統領の様子などを見るにつけ、「責任感」という単語や概念は、「思い付き」とか「瞬発力」を第一義とする彼のボキャブラリーには、一切存在しないのだろうと確信したところです。

人には「向き」「不向き」がありますからね、誰しも自分に合ったやりかたで情報を発信していけばいいのではないでしょうか。そんなわけで、今後もこのスタイルで継続していく予定ですので、何卒ご理解いただけると幸いです。