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AC Tunes ~ Vol.71【Jeff Lorber / The Jeff Lorber Fusion】

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関東地方では、昨年末からかれこれ20日間近く雨が降っていません。空気が乾燥する季節とはいえ、これほどまでにお湿りがないのも困りものです。そのせいか、インフルエンザはじめウィルス性の疾患が流行のピークに差し掛かっているようですので、皆様どうかご自愛ください。

 

 

 

さて、2019年はこれまで更新がかなりマイペースだった、『大人が聴いてリラックスできる音楽』を標榜する『AC Tunes』のシリーズも、徐々に充実させていきたいところです。『FUSION』(Smooth Jazz)分野で活躍するアーティストたちに関しては、ヴォーカル抜きのインストルメンタルな楽曲が大半を占めることもあり、日本人アーティストがガチンコで世界の大物アーティストと真っ向勝負ができる、唯一のカテゴリーといってもいいかもしれません。アーティストの国内外を問わず、知りうる限りのいろんな方々を、もっともっとこのシリーズで取り上げてゆければと考えています。

この記事をUPする際、FUSION界の大御所である「彼」の名前を当サイト内で検索したら、なんと一度も取り上げておらず、正直自分でもびっくりでした。これはいけませんね。高校生の頃から40年近くも絶え間なく聴き続けているにも関わらず、一度も紹介していないとは反省の極みです。なんだかそんなアーティストがあまりに多すぎて、もう自己嫌悪に陥りそうです。お詫びのしるしに、初登場の今回は、「彼」こと『ジェフ・ローバー』(Jeff Lorber)、そして活動が長年に渡る自身のユニット『ジェフ・ローバー・フュージョン』(The Jeff Lorber Fusion)の作品群をプレイリストにてご紹介します。

僕らの息子の世代くらいの若いブログ・リーダーの方も増えてきていますので、取りあえず簡単な紹介をしておきます。

[Profile]
「ジェフ・ローバー」(Jeff Lorber、1952年11月4日 – 66歳)はペンシルベニア州フィラデルフィア出身のスムーズ・ジャズ/フュージョンのキーボーディストでプロデューサー、コンポーザー。ファンキーなサウンドと、斬新なコード進行が特徴。本人も、クールなコードチェンジを常に意識した曲作りをしていると語っている。古くから「スムーズ・ジャズの雛形」とでもいうべき音楽を演奏している。「ケニー・G」(当時はケニー・ゴーレリック名義で)や「デイヴ・コーズ」「アート・ポーター」などの人気サックス奏者が彼のグループから輩出された。
[Biography]
1952年生まれ。4歳よりクラシック・ピアノを演奏し始め、9歳よりジャズを演奏し始める。「バークリー音楽大学」に入学、卒業後の1977年に自己バンド「ジェフ・ローバー・フュージョン」を結成し、同名のアルバムでデビュー。1979年にアリスタ・レコードと契約し、「Water Sign」をリリース。1981年にグループ活動を休止、翌年に「It’s a Fact」でソロ・デビューをする。1986年にはワーナー・ブラザース・レコードと契約、「Private Passion」をリリース。このアルバムはヒットするが、レーベル側と彼の意向の不一致により、暫くリーダー作を出さず、プロデューサーやコンポーザーとして活躍する。
2010年には初期の自身のバンド「ジェフ・ローバー・フュージョン」を、ベース奏者「ジミー・ハスリップ」(Jimmy Haslip)の新加入、サックス奏者「エリック・マリエンサル」(Eric Marienthal)の参加によりリユニオンし、「Now Is the Time」をリリースした。グラミーでは過去に7度のノミネートがあるが、2017年リリースのアルバム「Prototype」で第60回グラミー賞「Best Contemporary Instrumental Album」を初受賞。
(出典: Wikipedia)

ざっくりとですが、こんな多彩な音楽家の方ですね。また、80年代には後にビッグ・アーティストに成長した「キャリン・ホワイト」(Karyn White)「エリック・ベネイ」(Eric Benét)も、ジェフに見出されたヴォーカリストとして有名です。前出の3名の大物サックス奏者、「ケニー・G」「デイヴ・コーズ」そして「アート・ポーター(故人)」等も、彼の元から巣立ったことで知られるように、ジャズ界の帝王「マイルス・デイヴィス」に劣らぬほどの、まさに目利きの音楽家であり素晴らしい育成者であることに間違いありません。

 

Jeff Lorber / The Jeff Lorber Fusion – Hit Medley
 

ジェフ・ローバーの創り出す作品群には、「美しいソウル・ミュージック」として米国の「Black Music」史に燦然と輝く「フィリー・ソウル」(フィラデルフィア・ソウル)というカテゴリーが誕生した「フィラデルフィア」の出身だけに、一聴すればお分かりの通り、『ダリル・ホール&ジョン・オーツ』(Daryl Hall & John Oates)らと同様に、『SOUL MUSIC』からの強い影響であるとか「愛情」を感じさせる作品が目立ちます。
いやぁ、改めてこの記事をUPするにあたり、過去の作品からほぼ全作のアルバムを聴きましたが、この人の才能は枯渇することが無いようです。2010年の「ジェフ・ローバー・フュージョン」リユニオンの際に加入した、かつてフュージョン・ミュージック全盛期に良きライヴァルでもあった元「イエロージャケッツ」(The Yellowjackets)の核となるベーシストの「ジミー・ハスリップ」(Jimmy Haslip)の参加により、これまでの以上にリズム隊に厚みが出て、相乗効果が計り知れないほどで、サウンド面でのオプションが増えてきているような印象を受けます。過去の作品よりも、明らかに「グルーヴ感」増幅されてきていますね。その一方で、重鎮「ジミー」の後釜に就いた新ベーシストの「フェリックス・パストリアス」(かの天才ベーシスト「ジャコ・パストリアス」の息子が加入した「イエロージャケッツ」は、方向性が定まらず未だにうまくいっていないとの噂が絶えないようです。
それにしても、「ジェフ」「ジミー」共に60代半ばを過ぎて尚、いまだに時代と共に「進化」し続けているところが凄いですね。まだまだ頑張ってもらいたい、そんなファースト・クラスの鍵盤奏者レジェンドの一人「ジェフ・ローバー」のご紹介でした。

さて、今回の特集はいかがでしたでしょうか。次回の『AC Tunes』では、日本の「ジェフ・ローバー」(Jeff Lorber)と表現したいくらいのアーティストをご紹介予定です。乞うご期待。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.187【Daryl Hall】

いつもご訪問ありがとうございます。
なかなか南方の海域の海水温が下がらず、台風ばかりの秋への入り口ですが、皆様無事にお過ごしでしょうか。とはいえ、夏の名残りと秋の落葉がせめぎ合いながらも、やはり季節は着実に秋~冬に向けて進んでいるようです。

 

 

 

9月に入った頃から、かなりの頻度で世界中から、このアーティストの名前での検索から、当サイトへの訪問が一気に増えてきました。過去の苦い経験から、いつものことながらそういった現象が起きると、まずろくなことがないので、急いで米国のメディア等をチェックしましたが、不安なニュース等がなくホッとしたところです。

洗練された美しいソウル・ミュージック「フィリー・ソウル」の故郷でもある米国・フィラデルフィア出身の、白人でありながらも「熱きソウル」を持ち合わせたアーティストと言えば、知らぬ者はいない真のR&B/Soul シンガー・ソング・ライター、それが「Daryl Hall」(ダリル・ホール)というものです。

過去記事でも書いたことがありますが、黒人音楽のカテゴリーである「R&B/Soul」に多大な影響を受けた「白人」アーティストたちは、かつて「Blue-Eyed Soul」(ブルー・アイド・ソウル)などと、白人層からも黒人層からも皮肉を込めて、カテゴライズされた時代が長く続きました。「もし黒人シンガーがオペラを歌ったら、『ブラウン・アイド・オペラ』っていうのかい?僕らは『ソウル・シンガー』なんだ」と、「ダリル」もデュオの相方の「ジョン・オーツ」も、こう皮肉たっぷりにインタビュアーにやり返していたのも、よく聞くエピソードの一つでした。
彼らが1981年にリリースした大ヒットアルバム『Private Eyes』からのシングル・カット、『I Can’t Go For That (No Can Do)』に至っては、時の全米チャートはもちろんのこと、なんとブラック・ミュージックの聖域でもある「R&B/Soul」チャートでも首位を獲得し、人種を超えて自らの主張と評価を決定的で確実なものにしてから、早いものでもう35年以上が経過します。なんだか感慨深いものがありますね。現代の「Bruno Mars」(ブルーノ・マーズ)の活躍ぶりや、出自が「African American」ではないアーティストが創り出すそれらの音楽を、「R&B」として躊躇なく受け入れるリスナーの意識の変化の土台は、「Hall & Oates」 (ホール&オーツ)や故人となったGeorge Michael」(ジョージ・マイケル)らの活躍と努力によってもたらされたものであることは、間違いないと思います。

秋が深まるにつれ、この人のソウルフルな声は、僕らの世代の郷愁を呼び起こすに違いありません。
新譜が待たれるところですねぇ。

 

 

Soul Classics of Daryl Hall
Track-01: I’m In a Philly Mood (Album: Soul Alone – 1993)
Track-02: Help Me Find A Way To Your Heart (Album: Soul Alone – 1993)
Track-03: What’s in Your World (Album: Can’t Stop Dreaming -1996)

 

※ダリル・ホール関連記事についてはこちらへどうぞ。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.173【Pat Metheny】

いつもご訪問ありがとうございます。
一部が梅雨明けしたとはいえど、まだまだ梅雨前線にすっぽりと覆われた日本列島ですが、先般の大阪を中心とした近畿圏での地震には驚きました。僕は、頻繁な更新ややり取りが要求されるような「SNS」に対しては苦手こともあり、こんなペースでの更新頻度にも関わらず、実は「京都・大阪・神戸」を中心に関西方面からも、当サイトへと日常的にアクセスしてくださるブログ・リーダーの方々も少なくありません。心より皆様のご無事をお祈りしています。

そんな不安なニュースが広がる中での、「サッカー日本代表チーム」Russia World Cup での予選リーグ・第一戦の勝利は、阪神地区だけでなく日本列島全体を鼓舞する嬉しいニュースとなりました。
過去に、長らくガンバ大阪で指揮を取っていた西野監督率いる「西野JAPAN」には、今後の予選も気を引き締めて、思う存分戦って欲しいと思います。また、4・5年前の「国立競技場での思い出」に関する過去記事で、エールを送った元「鹿島戦士」の「大迫」選手の覚醒ぶりも、なんとも嬉しいニュースでした。

 

 

 

 

「降ったり、止んだり」と、雨の季節の空模様はとにかく大忙し。頻繁に訪れる幾つかの湖岸沿いの公園の其処彼処では、空模様に合わせて目まぐるしく表情を変えるこの季節の植物たちから、なかなか目が離せません。列島各地ではまだまだ「雨の季節」が続きますが、これが災害を助長するような雨ではなく、あくまで夏場の水不足の不安を解消したり、植物たちにとっての恩恵に相当するような、「恵みの雨」であって欲しいと切に願うばかりです。

 

さてそんな雨の季節のお供に相応しいアルバムのご紹介です。
「Pat Metheny」(パット・メセニー)は、1954年米国・ミズーリ州カンザス・シティ生まれの、1970~80年代の「FUSION」が全盛期の時代から息の長い活躍を続けるヴェテラン・ジャズ・ギタリスト。僕ら50代以上の音楽好きなら、誰でも一度は聴いたことのある、グラミーの受賞暦を含め、言わずと知れた、超一流のギタリストのひとりです。

7年前の2011年こんな雨の季節の6月にリリースされた、彼としてはキャリア初の「アコースティック・ギター」による全曲「カヴァー・アルバム」となった『What’s It All About』というアルバムが、それです。アコースティックだけでなく「ソロ・ギター」という点と、サイモン&ガーファンクル、バート・バカラック、カーペンターズ、ベンチャーズ、アントニオ・カルロス・ジョビン、ビートルズといった著名なアーティストらによる、誰でも知っているいわゆる「ポピュラー・ソング」と言って問題ない、ある意味「スタンダード」な作品の数々を、なるべく原曲に忠実に彼ならではの解釈と演奏で成立させた、後世に「名盤」として継承されていくアルバムとなったのではないかと思います。(TOWER RECORDS のライターの方による、とても的を得たアルバム・レヴューがありますので、ぜひご参照ください)

過去記事でももちろん取り上げたことのある、「カーペンターズ」の出世作でもある『Rainy Days And Mondays』(邦題:「雨の日と月曜日は」)、「フィラデルフィア・ソウル」(フィリー・ソウル)のヴェテラン・グループ「スタイリスティックス」の出世作のひとつであり、今なお多くのR&Bアーティストがカヴァーし続ける名作『Betcha By Golly, Wow』、そして「ビートルズ」の不朽の名作『And I Love Her』を、メドレーでどうぞ。

 


Track-1 / “Rainy Days And Mondays”
Track-2 / “Betcha By Golly, Wow”
Track-3 / “And I Love Her”
Pat Metheny – album: “What’s It All About” (2011)
 

いずれの名曲も、こんな雨の季節に聴くと、心に沁みこんでくるような「メロウなギターの音色と響き」に癒されずにいられましょうか。
避難されていらっしゃる方なども、ぜひスマホで楽曲を再生してみてください。穏やかな空気が、あなたの周囲にすこしだけ流れてくるかもしれません。

 

 

 

“What You Won’t Do For Love” ~ Vol.2【Phyllis Hyman】

Phyllis Hyman / Living All Alone「What You Won’t Do for Love」のカヴァー作品をご紹介するシリーズの Vol.2 ですが、今回紹介するアーティスト『Phyllis Hyman (フィリス・ハイマン)』はフィリー・ソウルで有名なフィラデルフィア出身の歌姫で、波はありましたが主に1980年代に活躍した女性です。

彼女のカヴァーについては、2012年にUPしたMellow Tunes ~ Vol.14【in N.Y.編】でもすでにご紹介済みなので、詳しくはそちらの記事をご覧いただければと思います。

もう25年以上も前のことですが、彼女がこの世に存在して輝いていた時期に、この素晴らしいカヴァーを本場ニュー・ヨークのヴィレッジにある Blue Note(ブルー・ノート)本店で観て聴けたことは、今でも宝物のような出来事でした。そんな想いから、最初のカヴァー作品としてご紹介させていただきました。彼女自身もこの曲をとても大切に扱っていましたし、何より「自分のモノ」にしていた印象がありました。あの日あの夜のライブで、イントロが聴こえてきただけで鳥肌が立ったのを、今でも忘れられません。

Phyllis Hyman / “What You Won’t Do for Love”

 


Phyllis Hyman / “What You Won’t Do for Love”
(album: Living All Alone – 1986)

 

 

 

MOMIJI 通信 【Vol.8 – 2013】 最終回

今年の7月に我が家の庭にようやく迎え入れることのできた Mellows のモミジたちですが、9月からは「MOMIJI 通信」といったカタチでかつてのお客様であった皆さんへ、モミジたちの成長ぶりを報告させていただいております。

 

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造園屋さんが驚くほどの見事な「紅」を見せてくれました
さすが「シンボルツリー」

 

何度も話題に出しますが、ここ数年続いている「秋が足早に過ぎていく」気候の変化に、少しばかり残念な思いを募らせている今日この頃です。実は最近の真冬と変わらないような気温の上下の変化で、「六株立ちのヤマモミジ」も「コーナー席横のモミジ」もどちらも、急に色づいた葉を落とし枯れ始めてきてしまいました。移植した年は根付くまでが大変なので、どちらもよく頑張ってくれました。

 

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根曲がりのコーナー席横のこちらは、この黄色の状態のまま枯れ始めてしまいました

 

よって、今回をもちまして「2013年のMOMIJI 通信」は最終回とさせていただきます。特段コメントなどいただいておりませんが、少しは読者の皆さんの癒しになってくれたでしょうか?
今現在の状態をUPするのはすこしばかり気が引けるので、一週間ほど前のピーク時の画像をUPすることにいたしました。

 

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三本目のこちらは、造園屋さんの沢山の木々に埋もれていたおかげで、
まだまだ「青モミジ」状態

 

十日程前には、「ひたち野うしくガーデン」さんにしばらく預けておいた、お店のデッキ・テラスの脇にあった小ぶりな「いろはモミジ」と数種類の木々が、また自宅へやってきました。Mellows から移植された「三本目のモミジ」もその他の木々たちも、みんな大切に育てていきたいと思います。

さてさて「MOMIJI 通信」も本格的な冬の到来の前に一旦 CLOSE いたしますが、来年の春にまた新たな沢山の新芽が吹く頃には、『MOMIJI 通信 2014』として改めてご案内いたしますので、どうかそれまで楽しみにお待ちください。

 

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赤い実の生る「南天」もやってきました

 

曲は、故テディ・ペンダーグラスによる大ヒットでもよく知られている、ギャンブル&ハフの名コンビが産み出したメロウなフィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)のクラッシック・ナンバー『Close The Door』を、サックス・プレイヤーの Donald Harrison のアルバムからご紹介。
ゲスト・ヴォーカリストは Atlantic Starr(アトランティック・スター)のリードを務めていたこともある Sharon Bryant です。アルバム製作のプロデューサーとして迎えた Chuck Loeb によるアレンジとギターソロが聴き所です。

 


Donald Harrison / “Close The Door” feat. Sharon Bryant
(album: The Power Of Cool – 1994)

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.66 【chic & mellow 編 ⑩】

北からの寒気が居座ってまるで真冬のようなここ数日ですが、皆さん風邪など引かれていませんか。体調管理が難しい季節の到来ですが、くれぐれもご自愛ください。

 

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さてサーバーの移転作業も無事に終り、また Mellow Tunes【chic & mellow 編】のUPといきましょう。季節もさらに一歩ぐっと冬に向けて進んできている中、街ではそろそろクリスマスのデコレーションなどもちらほら見受けられるようになってきました。

 

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そんな季節になると聴きたくなるのはやっぱりR&B界の重鎮だったこの人、Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)のほっこりとするバラッドなんですねぇ。
もう新作を聴くことは叶わぬ夢となってしまいましたが、彼の残してくれた沢山の作品をこれからも大切にじっくりと味わっていきたいものです。
では、ルーサーのライブ・パフォーマンスとして高く評価されている有名な1988~89年にかけて行われたワールドツアーの英国ロンドンのウェンブリー・アリーナでのライブから、フィリー・ソウル(フィラデルフィア・ソウル)のクラッシック・ナンバーとして誰もが知っている『Love Won’t Let Me Wait』をしみじみと聴きましょうか。

 


Luther Vandross / “Love Won’t Let Me Wait” (DVD: Live At Wembley)

 

もう汗だくになりながらも、茶目っ気たっぷりの憎めないルーサーの相変わらずの「上手すぎるほどのVocal」に、改めて失った存在の大きさを感じざるを得ません。また、イントロと間奏で素晴らしいソプラノ・サックスのソロを披露してくれている、KYLE TURNER(カイル・ターナー)にも注目です。

 

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Mellow Tunes ~ Vol.14【in N.Y.編】

定休日での仕込が終わり、お店から自宅へ帰る途中、窓を開け夜風に吹かれながら車中で聴く、カーナビに繋いだiPodから聞こえてきたのが、今では懐かしいこの一曲でした。

「What You Won’t Do for Love」は、オリジナルはAORの重鎮 Bobby Caldwell (ボビー・コールドウェル)の1978年にリリースされた同タイトルのデビューアルバムに収録されており、もはやスタンダードと言って差し支えない名曲で、POPS・JAZZ・R&Bなどのカテゴリーを超越して、それはそれはこれまで多くのアーティストによってカヴァーされてきました。

今回紹介する Phyllis Hyman (フィリス・ハイマン)はフィリー・ソウルで有名なフィラデルフィア出身の歌姫で、波はありましたが主に1980年代に活躍した女性です。とても才能に恵まれた人で、ミュージカルに出演したり、多くのラブ・ソングをはじめ素晴らしい作品を残しています。
僕は、今から25年ほど前になりますが、滞在中の New York の Blue Note で、彼女のライブを見る機会に恵まれました。行かれた方はお分かりだと思いますが、NYのVillageにある本店はほんとに小さなお店で、どこに座ってもステージが目の前に感じられる距離なので、まだかまだかと彼女の登場を待っていました。すると、この曲のイントロが聞こえてきたけれど、彼女の姿は見えず。慌てる聴衆は皆辺りをキョロキョロと見回します。なんと、彼女はお客さんが入ってくるエントランス・ドアから、大柄な身体にシックなドレスを身にまとい颯爽と登場したのでした。それはそれは、なんともカッコよく、アメリカのエンタテイメントに関わるショー・ビジネスの世界の凄さというか素晴らしさを、ガツンと体験した素晴らしい Village での一夜でした。

 

Phyllis Hyman / Living All Alone

 


Phyllis Hyman / What You Won’t Do for Love (album: Living All Alone – 1986)

 

そんな彼女も、浮き沈みの激しいショウ・ビズの世界に心身を蝕まれ、とても繊細だったと伝えられている彼女が、薬物により自ら命を絶ったというニュースが耳に飛び込んできたのが1995年だったはず。まだ記憶に新しいホイットニー・ヒューストンの死もそうですが、多くの偉大なアーティスト(特に黒人の)による薬物が起因する若すぎる訃報は、もうこれ以上聞きたくないと、常々思っています。
それにしても、この曲のイントロが流れ出すと、あの日あの夜見たライブでの、彼女の円熟した歌声とステージを、まるで昨日のことのようにいつも思い出してしまうのです。

 

合掌
 

 

フィリー・サウンドの心地よさとは

いやあ、やっぱりフィリー・ソウル(Philadelphia Soul)は最高に mellow ですね。

土地や融資関連の重大案件でかなりテンパってましたので、ろくに音楽を聴く余裕も持てなかったのですが、今日久々にPCの中のトータル2万曲/アルバム1,700枚ほど収容の iTunes で、いくつかのメロウな音楽を聴きました。

今日ご紹介するのは、テディペン(テディ・ペンダーグラス)です。フィリーソウルの大スターですよ。やっぱり、いいものはいいんですね。
僕も昔から大好きな山下達郎氏が、このリズムでどれだけ曲を量産したでしょうか。でもしかたないんですよね、これだけ気持ちのいいグルーブ感なんですから。なんだか、ニヤついてしまいそうなくらいの軽快さですもの。
絶頂期で起きた交通事故から車椅子での復帰、そしてガンを患い昨年59歳で他界するまで、結構波乱万丈のスターらしい人生でしたね。ルーサーにしても、どうしてこんな実力のあるミュージシャンほど早くに逝ってしまうのか、本当に残念でなりません。

ほんとに大物です。いい声です。

合掌・・・

 

Teddy Pendergrass


Teddy Pendergrass / It’s Time for Love