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Mellow Tunes ~ Vol.263【Doc Powell / Sho Kamijo】

いつもご訪問ありがとうございます。
音楽プロデューサーの「松尾」さんが、ラジオの「メロ夜」の中の人気コーナー「Songs In The Attic」で、最近1980年代の音楽を特集してたりするので、今日帰宅してからアナログ盤が収納されているクローゼットの中のレコードラックを漁っていたら、80年代モノが出てくるわ出てくるわで、あれも聴きたいこれも聴きたいで、もう時間が取れなくて困ってしまいました。アナログ盤はですね、デジタルではないので、手の掛かる子供みたいなものなんです。

 

 

今でもそうですが金銭的に余裕のない若い時分に買ったレコードというものは、ご同輩の皆さん同様に、50代後半になった今でも大切な宝物です。貧乏性の僕は、「レコ・ジャケ」が劣化するのが嫌で、当時「TOWER RECORDS」で入手した専用のラップ・カッターでそーっとシュリンク・ラップをカットしてから保管する、小心者のコレクターでしたので、ご覧の通り、1987年リリースのこちらのアルバムも、なんと「33年間」そんな状態を保っています。(ラップ上のシールはカビが生えてしまい少々お見苦しいですが..)

 

 

で、発見したのはこちら、『Doc Powell』(ドク・パウウェル)が過去にリリースしてきたアルバムの中でも、一番フェイヴァリットなソロ・デビュー・アルバムの『Love Is Where It’s At』。過去にも「メロウなギター弾き」のアーティストを数名取り上げてきましたが、まだまだ全然紹介しきれていないことに、改めて気付きました。因みにこちらは、1980年代後期のミュージック・シーンの特徴をよく語ることができる作品で、この頃は僕の大好物の「Jazz/Funk/Fusion/Soul/R&B/Black Contemporary」といったいわゆる黒人音楽に源流を持つカテゴリーのミュージシャンやアーティストが、いとも簡単にそのジャンルの垣根を越えて、文字通り「クロス・オーバー」していたとても興味深い時代でした。その証拠に、画像をご覧の通り、このアルバムには今は亡き「Luther Vandross」とそのツアーメンバーの「Lisa Fisher」「Kevin Owens」らががっちりとコーラスを固めていたり、もちろんルーサーの盟友「Marcus Miller」も参加と、それはそれは贅沢な内容のアルバムでした。
中でも「マーカス」ではなくて「トム・バーニー」のぶっ太いベースのイントロが鮮烈な『Bad Times』、そして『What’s Going On』のカヴァーは、世の中に星の数ほどあるインスト・カヴァー作品の中でも、いちばん好きなアレンジの作品です。

 


Track-1: Bad Times
Track-2: What’s Going On
(album:  Doc Powell – “Love Is Where It’s At” – 1987)

うーんメロウですねぇ。最高です。

 

そして、過去記事でも何度かご紹介させていただいた、3人のプロデューサー・チームによる Super なユニット『X-CHANGE』[Masaya Wada (vocal) / MANABOON (Keyboards) / Sho Kamijo (Guitar)] の、まだご紹介できていなかった「第3の男」、『上條頌』さんをご紹介しておきたいと思います。
上條さんはなんと、20歳の時に単身LAへ渡米し『Doc Powell』に師事した直系の愛弟子さんだそうです。よーく聴くと、確かにお二人にはサウンドやプレイ・スタイルに共通点が多く見受けられます。
昨年秋にリリースされた「CHEMISTRY」のアルバムに収録の、『X-CHANGE』名義でプロデュースした『Angel』の哀愁を帯びた印象的なギターのイントロで、多くのリスナーの心を掴んだのは記憶に新しいですね。
そんな上條さんですが、現在「長野市芸術館レジデントプロデューサー」といった肩書をお持ちのようで、Twitter を拝見しましたら、僕も個人的に縁が深い「長野市」、そして「長野市芸術館」のために最近制作されたという楽曲、『The Music Place』をお披露目されていました。
こちらは、80年代にFUSION音楽を聴きまくった世代の方にとっては、もう小躍りしてしまいそうなくらいのたまらないギター・フュージョン・サウンドの作品となっており、師匠の『Doc』さんと共に、どうしても紹介しておきたいと思いました。「和田」さんも「MANABOON」さんもマルチな才能をお持ちですが、「上條」さんのセンスも才能も尋常ではありませんね。『The Music Place』、みなさんも、ぜひ聴いてみてください。この極上の Groove と Cutting を体験しないのは、あまりにもったいない。

 


【MV】Sho Kamijo / Love U Love U
(album: Let’s Go Together – 2015)

そしてこちらのメロウなMVのバンドメンバーには、エロピに「MANABOON」さん、ドラムスは若手#1のT-SQUAREの「坂東慧」さん、そしてコーラスにはNY「アポロ」のアマチュア・ナイトでファイナリストとなった「高橋あず美」さん、ですね。国内屈指のこれだけの実力派アーティストが揃うと、実に壮観です。

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.61【Ronny Smith】

いつもご訪問ありがとうございます。
「秋の長雨」がここ数日間続いていて、地球温暖化の傾向と共に、暑かった夏からいきなり冬に季節が転換してしまうような、「秋」がなんだか抜け落ちてしまったような季節の巡り方に、ここ数年驚かされることが多くなりました。日本の四季の中でももっとも美しい季節だけに、できるだけ一日でも長くそんな季節を愛でていたいものです。そうは言うものの、自然界の植物たちは、きっちりと徐々に秋の彩りの準備に取り掛かっているようです。

 

 

 

 

 

Ronny Smith(ロニー・スミス)が8月にリリースした最新アルバム「Shake It Up」に、雨のSE(効果音)のイントロから始まる「雨の日」にとても似合う作品『In The Rain With You』が収録されています。来シーズンの「雨の季節」にでも取り上げようかと思っていたのですが、こんな「秋の長雨」の時期にもよく似合うと思ったので、今回ご紹介することにしました。メランコリックなトランペットの音色も、メロウなギターに負けず劣らず、素敵な響きです。
こちらの「メロウなギター弾き」については、既になんどかご紹介しているので、詳細は割愛しますが、興味のある方は LINK をご覧ください。

 


Ronny Smith – “In The Rain With You”
(album: Shake It Up – 2017)

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.127【Ronny Smith】

例年に習い、暑い季節にはブログをお休みするなり更新が激減するのが常となっておりまして、連日日課のように訪問していただき、その上『fb』でシェアしてくださったりする訪問者の皆様には、この場をお借りしてお礼を申し上げるとともに、『暑中お見舞い申し上げます』

気がつけば8月に突入し、既に台風11号が発生しているという状況なのに、未だ「台風5号」が太平洋上をウロウロと迷走中です。なんだか発足したばかりの『第3次改造内閣』みたいで困った存在ですが、個人的には「野田総務相」の明快な物言いとその姿勢に期待したいところです。磐石でしっかりとした組織には、トップとは逆の視線からものを見られる重要人物の存在が、必ずいるものです。政治の話題はこの辺で、週末には列島各地に接近すると報道されている「台風5号」には、くれぐれもご注意ください。

 

 

 

僕の敬愛する『メロウなギター弾き』の中に、「二人のスミス(Smith)」がいます。それは、Jeffery Smith(ジェフリー・スミス)と Ronny Smith(ロニー・スミス)の二人です。過去に二人ともブログ内で取り上げていますが、共にあの偉大な『メロウなギター弾き』の重鎮でもある、George Benson(ジョージ・ベンソン)から多大な影響を受けた、いわゆる「ジョージ・ベンソン・フォロアー」といって間違いありません。
それぞれの詳細については過去記事をご覧いただくとして、今回は8/4本日リリースとなった Ronny Smith(ロニー・スミス)のニュー・アルバムから、夏に似合いそうな一曲ご紹介したいと思います。

 

 

Ronny Smith – “Chasing Your Love”
(album: Shake It Up – 2017)

 

海の向こうから届いた実に4年ぶりのロニーさんのギターの響きは、軽快でありながらも「やっぱりメロウ」でした。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.121 【Hiram Bullock】

降ったかと思えばすぐに晴れて暑い日が続いたりと、とかくこの梅雨時の空模様の変化は忙しい様子です。街のあちこちで見かける「アジサイ」たちだけが、なんだか元気一杯のように見えるのは、気のせいでしょうか。

 

 

 

これから夏に向かう季節になると、いつも思い出すギタリストがいます。
Hiram Bullock (ハイラム・ブロック)が亡くなって、早いものでこの夏で9年という月日が経とうとしています。父親が米国軍人だった関係で大阪で生まれ、後に天才ギタリストとして世界に名を馳せたハイラムは、大の日本贔屓でもよく知られていました。かつてJT(日本たばこ産業)がメインスポンサーとなって1977年~1992年まで毎年7月に「よみうりランド」をメイン会場に実施されていた日本で最大の野外ジャズ・フェスティバルの『LIVE UNDER THE SKY』の後期では、毎年のように来日し独特のステージ・アクトで、多くのFUSION/JAZZファンを楽しませてくれたものでした。(過去記事参照)

2008年に52歳という若さで、活動のベースとなっていたNYにおいて喉頭癌で亡くなるまでの晩年は、健康管理に困難を極めたのか想像を超える程の肥満化にも苦しんでいたようでした。
過去記事でも書きましたが、ハイラムはファンキーなプレイとは裏腹に、実は素晴らしくメロウなギター弾きでもありました。この「Never Give Up」という作品でも堪能できる、彼の爪弾く「ストラトキャスター」からしか出てこない独特の音色や響きは、いまだに僕の心を掴んで離しません。アルバムや楽曲を聴く度に、NYの風をいつも運んでくれた貴重な天才ギタリストでした。本当に存命でないのが、残念でなりません。

 

Hiram Bullock – “Never Give Up”
(album: Way Kool – 1982)

 

かつてジョン・カビラ氏「J-WAVE」の朝の番組を担当していた頃は、オープニングでハイラムの曲がいつも流れていましたっけ。レコード会社出身のジョンさんも、きっと大好きなアーティストだったのでしょう。「Window Shoppin’」もハイラムが世に送り出した傑作のひとつです。ファンにとっては、「One and Only」でいつまでも「Ever Green」なアーティストです。

 


Hiram Bullock  – “Window Shoppin'”
(album: From All Sides – 1986)

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.41【Jeffery Smith】

春がもうすぐそこまでやって来てるんですね。南風が吹き込む昨日今日の週末は、日本全国各地で「春一番」が吹き荒れたようです。「三寒四温」を経ていよいよ春の到来でしょうか。

ここのところ、過去記事の通り、年が明けてからずっと海外の大物ミュージシャンの訃報続きで、ちょっと気が滅入っておりました。今では音楽を主体に扱う当ブログでは、そんな訃報記事をUPせざるを得ない状況が、今後もこれまで以上に出てくるのかなと思われますが、それはいたしかたないことなのでその都度、「偉人たちの軌跡」をリスペクトを持って振り返らせてもらおうかと考えています。

またすぐ明日には真冬に逆戻りのお天気らしいですが(花粉の飛散は許せませんが)、久々に体感する南からの風はやっぱりなんだか嬉しいものです。肌触りがちがうというか、なんかそんな感じがします。
少し傷心がちだった気持ちを治癒に向かわせるのは、春風もそうかもしれませんが「やっぱりどこかメロウで優しいサウンドなんだよな..」と思いを新たにしたのが、この作品でした。

 

Lost Rhythm 2Jeffery Smith(ジェフリー・スミス)は以前にAC Tunes ~ Vol.21でも一度紹介したことのある、僕のお気に入りのメロウなギター弾きであり、自ら歌える貴重な Smooth Jazz 系のギタリストです。詳しくは過去記事をご参照して頂くとして、この人は日本国内においてはまず知名度はゼロに近いかもしれません。
つい最近、アーティスト名でGoogleで検索してみたら、自分の書いたブログ記事以外で珍しく日本語での検索結果がヒットしたので、該当ブログを覗いてみたら、なんと僕の記事の丸写しでした。こういった記事盗作は正直これが初めてではありませんが、他人が書いた記事をコピペした挙句、最後に自分の感想を一言だけでは、あまりに陳腐な行為といえないでしょうか。読む人が読めば、言葉の言い回しや温度感で分かってしまうものですよ。盗作は。おそらく一つや二つどころではなさそうな印象を持ったので、ブログ運営元の「Yahoo Blog」には違反告知を伝えたところ、あっという間に記事は削除されてましたが、なんだか後味の悪さが残りました。ついでに言えば海外のサイトなどはもっと悪質で、当ブログまるごと翻訳COPYしてたサイトもあったくらいですから、便利なようで困った時代なのかもしれません。

少々脱線してしまいましたが、Jeffery Smith(ジェフリー・スミス)が2002年にリリースした活動初期のアルバム『Lost Rhythm』に収録された『18 Days』ですが、なんだか心のささくれを取り除いてくれそうなほどに優しく心地よいリズムとメロディーに、実に癒される思いです。インストゥルメンタルなので曲のタイトル『18 Days』にどんな意味があるのかは分からないけれど、前出の故人となってしまった Glenn Frey(グレン・フライ)が天に召されたのが1月18日でした。新しい年を迎えての18日間、きっと懸命に病魔と闘ったグレンを偲びながら、僕はこの作品をこのごろ頻繁に聴いています。

 


Jeffery Smith / “18 Days” (album: Lost Rhythm – 2002)

 

Jeffery Smith(ジェフリー・スミス)。もっと認知され売れていいアーティストだと思いますね。

 

AC Tunes ~ Vol.19 【Norman Brown】

遥か北の大地からも、「真夏日」どころか『猛暑日』のニュースが飛び込んでくるなんて、まだ6月に入ったばかりの「日本列島」の四季はいったいどこへ向かっているのでしょうか。

そうは言っても、自然界の「緑」はこれから到来する「雨の季節」に向けて、その葉色の「緑」を日に日に色濃くしていっているようです。どこか狂いはじめているような印象の「日本の季節」の中でも、それがせめてもの救いのような気がしています。もしかしたら今週末には、関東地方でも「梅雨入り宣言」があるかもしれませんね。

 

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「梅雨」の間は新緑がさらに色濃く鮮やかになるので、個人的にはそれほど嫌いな季節ではないのですが、でもジメッとした湿度と気温の高さには参ってしまいます。

で、久々に更新の「AC Tunes」では、米国は西海岸あたりのカラっとした爽やかな風を感じるような大人向けの楽曲をお届けしたいと思います。当ブログ内でも何度も取り上げている、George Benson(ジョージ・ベンソン)に負けず劣らずメロウなギター弾きの Norman Brown(ノーマン・ブラウン)が、2002年にリリースしたアルバム「Just Chillin’」から、ゲスト・ヴォーカルにあの Michael McDonald(マイケル・マクドナルド)を迎えた Mellow な作品 “I Still Believe” をご紹介します。マイケルの時空を超えたすこし抑え気味の大人のヴォーカルと、それにさらりと絡むノーマンのジェントルでメロウなギター・プレイに、自分の周辺の空気が一瞬にして変わったかのような錯覚に陥りそうなくらいです。

 


Norman Brown feat. Michael Mcdonald / “I Still Believe”
(album: Just Chllin’ – 2002)

 

Norman Brown(ノーマン・ブラウン)Michael McDonald(マイケル・マクドナルド)も、当ブログ内で他にも素晴らしい作品をご紹介しています。PCモードでご覧の方は、上部かサイドバーにある「検索窓」にアーティスト名を入れて検索してみてください。

 

 

Masterの今これが聴きたい ~ Vol.17【Hiram Bullock】

久々の「Masterの今これが聴きたい」シリーズです。

1980年代に異常なまでに盛り上がったFusionやJazzブームの真っ只中、いい時代を過ごされた紳士淑女の皆さんも、僕のブログ読者の方には多いことと思われます。

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かつてJT(日本たばこ産業)がメインスポンサーとなって1977年~1992年まで毎年7月に「よみうりランド」をメイン会場に実施されていた日本で最大の野外ジャズ・フェスティバルが『LIVE UNDER THE SKY』でした。今でも高いとは思わないチケット代で、一日中ビールやワインをそれなりにチビチビとやり、煙草をくゆらせながら当時としては最高レベルのサウンドをライブで聴くことができた、世界中から超一流ミュージシャンが一堂に集う、それは素晴らしいサマー・フェスでした。夏嫌いの僕でさえ、あのマイルス(Miles Davis)や当時夢中になっていたサンボーン(David Sanborn)観たさに、例年参加し続けたものでした。

 

live under the sky

 

そのサンボーンが、レコーディングはもちろんのこと、いつもツアーメンバーのギタリストとして同行させていたのが今回ご紹介するハイラム・ブロック(Hiram Bullock)でした。主役でバンマスのサンボーンを完全に食ってしまうほどのステージでの派手なパフォーマンスを繰り広げながらも、決して音を外したりすることのない、当時のNYの空気感を伝えてくれる素晴らしいギタリストでした。

Hiram Bullock
そんなハイラムが咽頭ガンにより52歳で他界してから5年の月日が流れました。若かったあの頃、『LIVE UNDER THE SKY』で初めて観たマイルスもマイケル・ブレッカーも、今ではみんな夜空の星となってしまいました。
ハイラムはファンキーなプレイとは裏腹に、実は素晴らしくメロウなギター弾きでもありました。この曲でも堪能できる、彼の爪弾くストラトキャスターからしか出てこない独特の音色や響きは、いまだに僕の心を掴んで離しません。

 


Hiram Bullock / “Never Give Up” (album: Way Kool – 1992)

 

ちなみにこちらは、David Sanborn Group の演奏で、若くて元気だった頃のハイラムのプレイです。イントロから聴衆を一気に盛り上げるトム・バーニーのベース・ソロも圧巻です。
若き日の僕もこの場にいたんですねぇ。ああ、懐かしい…


David Sanborn Group / “Chicago Song” (1990)

 

またあんな素晴らしいジャズ・フェスが日本で開催されることはあるんでしょうか。