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AC Tunes ~ Vol.14 【Toni Braxton & Babyface】

GWもいよいよ後半ですね。皆さんどんなお休みを過ごされてるのでしょうか。
今はスマホで何でもできる時代ですから、旅先から当ブログへアクセスされてる方もいらっしゃるんでしょうね。ほんとに便利すぎる時代になりました。

最近ファッションや音楽そしてあらゆるカルチャーにおいて、『90’s』がトレンドになってるとよくメディアを通して見聞きすることが多くなってきました。確かに僕ら「R50」世代が若い頃に流行したものがいたるところで目に付くようになってきていて、20~30年タイプスリップしたような気分になることもあります。「流行は廻る」といいますが、この歳になってその言葉の意味がようやく理解できたような気します。

Babyface(ベイビーフェイス)こと Kenneth Brian Edmonds と言えば、その1990年代R&Bブラック・コンテンポラリーはもちろんのこと、カテゴリーを超越したプロデュサーとして華々しい活躍を見せたアーティストのひとりです。The Deal(ザ・ディール)で活動を共にした Antonio “L.A.” Reid(アントニオ”L.A.”リード)との共同プロデュースでは、実に多くのアーティストを大成功に導きました。

Toni-Braxton-Babyface-Roller-Coaster-2014-300x300Toni Braxton (トニ・ブラクストン)も彼らのレーベルである LaFace Records First Lady として1993年にデビューし、アルバム「Toni Braxton」で大きく成功を収め、2nd single の “Breathe Again” などは世界的な大ヒットとなりました。
それから『20年』という歳月を経た今年2014年2月に、『Toni Braxton & Babyface』という二人の名義でのアルバム “Love, Marriage & Divorce” がリリースされました。
20年という長い時間の中で、二人とも文字通りの「恋愛~結婚~離婚」をプライヴェートで経験し、互いに傷を負った二人が再び出逢い、46歳のトニと56歳となった Babyface の現在の素顔をさらけだしたような作品となっているような印象を受けます。病気やプライヴェートな諸事情から「引退」を決めていたトニを説得して二人の名義でアルバムを製作・発表し、また第一線にカムバックさせたベイビーフェイスには、頭の下がる思いです。なぜって、これだけの水準の作品をまだまだ発表できるだけの実力と経験を持ち合わせたアーティストは、現在のR&Bの世界でもそう多くは存在しませんからね。
またまた長くなってしまいましたが、アルバム製作についての詳細は、TOWER RRECORDS ONLINEインタビュー記事がUPされてますのでそちらをご覧ください。

人は誰でも長く生きていれば「いい時もあれば、よくない時もあるさ」ということを表現した、“Love is like a Roller Coaster” というフレーズがとても印象的な美しい楽曲、『Roller Coaster』という作品をご紹介せずにはいられません。

 


Toni Braxton & Babyface / “Roller Coaster”
(album: Love, Marriage & Divorce – 2014)

 

アルバム全体のクオリティも非常に高く、まさに大人が安心して聴ける作品となっています。ぜひ皆さんのライブラリーに加えていただきたい一枚です。( YouTube公式チャンネルでアルバム全編を聴けますのでぜひ)

 

 

AC Tunes ~ Vol.8 【Babyface】

当ブログ内でずっと継続している【Mellow Tunes】で何度も取り上げようと思っては止めていたアーティストの一人、『Babyface』をこのシリーズでようやく取り上げてみようかと思います。

彼の作品にはあまりにも好きな傾向の楽曲が多すぎて、前出の Steely DanDonald Fagen などと同様に、「書き出したらもう筆が止まらない」のと「取り上げてしまうだろう楽曲がとんでもない数に及ぶ」のが恐ろしくて、敢えて避けていたのが本音です。でもせっかく当ブログ上でいろんなシリーズも展開してきたことだし、今後は少しずつでも紹介していけたらよいかと考えています。

 

babyface 01Babyface (Kenneth Brian “Babyface” Edmonds)ほどの大物アーティストになると、敢えて「ああでもないこうでもない」とここで説明するのも野暮な気もしますしどうせ長くなってしまうので、詳しくは「ウィキペディア」または「Wikipedia」をご参照いただくのが手っ取り早いかと。
一つ申し上げるとしたら、現在54歳になる彼は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて米国のR&B界を文字通り牽引してきた「グラミー受賞暦」など数えられぬほどの Super Producer でありシンガー・ソング・ライターだということ。もちろんそれは、今年2月に発表され大変な話題となっている、かつての盟友 Toni Braxton (トニ・ブラクストン)との共作を聴けばお分かりの通り、いまだに彼の才能は枯渇していないことを再認識されられます。(その作品については、また別の機会に取り上げるといたしましょう。)

Eric Clapton との共演・プロデュースによるChange The Worldで一躍自分の存在を普段ROCKしか聴かないような層にもアピールすることに成功した90年代後半も含め、Babyface はその才能ゆえ作風やスタイルをその後徐々に変化させていきました。古くからのファンである僕から見れば、『この人、理由は分からないけれど行くあてもなく彷徨っている』ようなそんな印象を受けていました。そうこうしているうち2005年になってリリースされたアルバム『Grown & Sexy』は、超一流のメロディ・メイカーである彼本来のスタイルともいえる Sweet『mellowness』を強く打ち出すことに成功した作品となった印象がありました。アルバム中の1stトラックである『Tonight It’s Goin’ Down』は、そんな彼の真骨頂ともいえる楽曲といえるのではないでしょうか。

 


BabyFace / “Tonight It’s Goin’ Down” (album: Grown & Sexy – 2005)

 

このアルバムが彼にとっての「原点回帰」となった印象を持たれた、古くからのコアなファンも多かったことでしょう。
長くなるといけないので、ではまた次回に。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2013 Vol.9【Babyface】

気がつけば今年ももうあと約二週間で終り。
時間が経過するのが早すぎますね。
クリスマスまでにいったいあといくつご紹介できるか分かりませんが、今シーズンはクリスマス・ソングのスタンダード、『Have Yourself A Merry Little Christmas』にフォーカスして、多くのアーティストたちのカヴァーを取り上げています。

babyfaceVol.9の今回は、米国のR&B界ではもう大物プロデュサーでありアーティストでもある、“Babyface(ベイビーフェイス)”によるカヴァーのご紹介です。
僕も個人的に敬愛するブラック・ミュージックの評論家であり、Babyface と同様に日本国内でプロデューサーとしても大活躍中の「松尾”KC”潔」さんなどは、Babyface の産み出すサウンドを『美メロ』と以前から表現していますが、それほど美しくメロディックな印象を持った作品を多く発表し続けている稀有な存在のアーティストです。

 

 

BABYFACE  /  “Have Yourself A Merry Little Christmas”
(TV special “And So This Is Christmas” – 1999)

 動画は米国で1999年に放送されたTV special “And So This Is Christmas” での1コマで、彼にとっても大好きなクリスマス・ソングの一つだといって、スタジオでストリングスとジュディ・ガーランドの映画の映像をバックにした豪華なライブとなっています。

*追記
残念ですが、YouTube から上記の動画が削除されてしまったようです。 <<復活!
代わりに、2014年早々に共同プロデュースアルバムのリリースが予定されている Toni Braxton(トニ・ブラクストン)とのDUETによる『Have Yourself A Merry Little Christmas』をUPしておきます。


Toni Braxton & Babyface / “Have Yourself A Merry Little Christmas”
(2013 Motown Records)

 

Babyface に関してはあまりによい曲がありすぎて、このブログでもうまく記事として取り上げることができていません。いずれ、また機会があれば特集でもしてみたいと思ってはいるのですが、なかなか・・

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.18【秋の Love Song 編 / Mariah Carey & Babyface】

今日から定休日が「水曜日」になりました。
お休みの曜日が変わっても、やることは何も変わらず、相も変わらずバタバタとあちこち行ったり来たり、そして仕入れに仕込みと、貧乏ヒマなしです。

さて、またまだお外は残暑がきついようですが、気持ちだけでも秋に突入していきましょうじゃありませんか。
今回の Mellow Tunes ~ Vol.18 からは、しばらくの間、気が済むまでメロウなラブ・ソングを中心にお届けしていこうかと思っています。「いつも、そうじゃないか」との声が聞こえてきそうですが、秋から冬にかけては、珈琲と同じでメロウな音楽が身に染みるよい季節となりますからね、好きにやらせてもらいます。(笑)

初回の今日は、BIG NAME なこの二人の、とびきりメロウなラブ・ソングをご紹介します。
“Melt Away” は、Mariah Carey(マライア・キャリー)とBabyface(ベイビーフェイス)との共作・プロデュースですが、当時Jimmy Jam & Terry Lewis (ジャム&ルイス)と並んで、ものすごい勢いのあったもう一つのプロデューサー・ユニットのひとつが Antonio “L.A.” Reid & Kenneth “Babyface” Edmonds でした。もうこの二つのプロデューサー・チームで、90年代のブラック・ミュージックの大半のヒット作品を量産していたわけですが、やはり今聴いてもこの年代のサウンドはキラキラしてますね。
いろいろ書きだすとさらに長くなるので、このへんで。
 

day dream

Mariah Carey & Babyface / “Melt Away” (album: DayDream – 1995)

 

続きの Good mellow music は、ぜひ Mellows まで足を運んでいただき、店内でお楽しみください。
 

 

Mellow Classics ~ Vol.37【”3T” ft. Michael Jackson】

4月に入り、朝晩と日中の気温差が激しく変化するように、身の周りでも多種多様なルールや規制が決められてゆき、多くの人々があらゆることに対して「疑問符」を持つ今日この頃。
こんな時だからこそ、この人の与えるヒーリング・パワーに、耳と心を委ねてみたい。

 

 

元々は、1995年にリリースされた「Michael Jackson」(マイケル・ジャクソン)のアルバム「HIStory」に収録予定だった作品『Why』は、後にデビューする予定になっていた、マイケルの可愛がっていた3人の甥っ子たちに譲られることになった。
「Taj Jackson / Taryll Jackson / T.J. Jackson」三人の頭文字を取って『3T』と名付けられたヴォーカル・グループは、叔父のマイケルのプロデュースによって、アルバム「Brotherhood」で Epic よりデビューを飾った。

 


“3T” ft. Michael Jackson – “Why” (Official Video)
(album: Brotherhood – 1995)

 

マイケルが譲ったという、美しくも儚いスロウ・ジャム『Why』のソング・ライティングは、言わずと知れた『Kenneth “Babyface” Edmonds』。悪いわけがない。
昨年、「松尾潔」氏が教えてくれた『On The Line』と同様に、「ベイビーフェイス」「マイケル」のケミストリーは、やはり想像の域を遥かに超えている。今となっては叶わぬ夢とはいえ、二人の天才によるもっと多くの共同プロデュース作品を聴いてみたかった。

 

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.9【A Few Good Men】

いつもご訪問ありがとうございます。
いつも通りの慌ただしい年の瀬ではありますが、忙しい時にこそ「音楽」に耳を傾けたり、令和元年最後の満月「コールド・ムーン」が照らす夜空を眺めてみるとか、ちょっとした余裕を持ちたいもの。

 

 

毎年冬の恒例企画となりました、「Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019」「第九夜」の今回は、90年代に時代を席巻した「Babyface」と相方の「Antonio “L.A.” Reid」によるプロデュース・チームが主催する『La Face』レーベルからデビューした4人組の男性ヴォーカル・グループ『A Few Good Men』の作品をご紹介。

『La Face』レーベルとしては実力派の若手コーラス・グループのデビューだったにも関わらず、1994年発売のデビュー・アルバム「A Thang For You」のリリース直後に権利関係で揉めた末に、アルバムは回収の憂き目に会ってしまうことに。翌1995年に大半の曲を差し替えてリリースされた『Take A Dip』で出直しとなったものの、実力を認められながらもそのまま解散となってしまった、あまりに不運な実力派のコーラス・グループ、それが『A Few Good Men』でした。

『La Face』レーベルから1993年にリリースされた Holiday Album『A La Face Family Christmas』に残した、そんな彼らのパフォーマンスによるクリスマス・ソングの一曲が、今回ご紹介する『Merry Christmas My Dear』です。

 


A Few Good Men – “Merry Christmas My Dear”
(album: A Laface Family Christmas – 1993)

 

『A Few Good Men』が残した(公式には)唯一のアルバムとなる『Take A Dip』には、当サイトではおなじみの音楽プロデューサー「松尾潔」さんが強く推薦する、「ベイビーフェイス」とその盟友「ダリル・シモンズ」が手掛けた珠玉のバラッド作品『Have I Never』が収録されています。興味を持たれた方はぜひ聴いてみてください。

とは書いたものの、過去記事をチェックしてみたら「Mellow Tunes」シリーズでも取り上げていなかったので、クリスマス・ソングではないけれど、やはり稀に出逢えるレヴェルの素晴らしい「Slow Jam」なので、ついでにUPしておきます。こちらもぜひご鑑賞ください。

 

A Few Good Men – “Have I Never”
(album: Take A Dip – 1995)
 

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.239【松尾潔のメロウな夜間授業】

いつもご訪問ありがとうございます。
メロウな「R&B/Soul Music」をこよなく愛する人々にとって、そんな音楽たちがもっとも似合う「晩秋」という季節になりました。
(「Twitter / Facebook / Instagram」等、更新にスピード感のある「SNS」については、あいにく導入しておりませんので、リアル・タイムの情報提供ができず、ごめんさなさい。)
さて、昨晩のことになりますが、慌ただしい月曜の仕事をやっつけた後電車に飛び乗り、そんな秋も深まりつつある、東京は日比谷「ミッドタウン」に初めてやって参りました。すでにクリスマスのイルミネーションが華やかで、久々に圧倒的で人工的な美の数々に触れ、ちょっと感動。
回想すること30年以上も前、新卒で社会人一年生としてスタートを切ったのが、すぐ近くの日本のビジネスの中枢と言われる丸の内・大手町だったことや、また銀座のオフィスにも通勤してた時期もあったりと、記憶の中の昔の脳内マップとはだいぶ様相が異なる現在の日比谷エリア再開発後の様子に、しばしの間びっくりでした。とはいえ、空港に転勤するまでは都内各所でそれなりの時間を過ごした経験からか、少し歩いているうちに道を思い出してきて一安心。昔はスマホなんてなかったですからねぇ。まあ、それはともかく本題に。

 

 

今回の訪問の目的は、東京ミッドタウン日比谷の「ビルボードカフェ&ダイニング」で11/18よりスタートしたこちらのイベント。

当サイトでもずっと応援させていただいている、今年で「Season 10」 を迎えた大人のためのラジオ・ミュージック・プログラム『松尾潔のメロウな夜』でおなじみの、音楽プロデューサー『松尾潔』さんのトーク・ライヴ・イヴェント、題して『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』が本日よりスタート。これから月に一度、「R&B/Soul」界のレジェンド・アーティストを取り上げ、今後計10回の公演を実施予定だそうです。詳細はこちらへ)

 

 

初回の公演「ベイビーフェイスと<メロウという名の魔法>」に集まったのは、おそらく平均年齢は50歳辺りとなるであろう、自分と同世代のいわゆる「R&B/Soul Music」をこよなく愛する「大人」の面々が店内満席の約100名以上。中にはよくメディアでお目にかかれる音楽ジャーナリストやアーティストの方々初め、とにかくそんな業界の方々も含め共通するのは「R&B」好きであると同時に、松尾さんの熱烈支持者の集まりといったところでしょうか。

 

 

「メロウな夜間授業」が始まるまでに、松尾さん考案の「Babyface」が過去にプロデュースした楽曲のタイトルが冠されたオリジナル・メニューの食事の提供もあったり、なにより店内の「BGM」は完全に松尾氏の世界観で満たされた、まるでソウル・バー的な至福の空間と化していました。

休憩を挟み前後半に分けて進行された、トークが絶好調な松尾さんの講座は、言うなれば『メロ夜~大人のための夜間課外授業』的な内容で、松尾さんが「iTunes」でプレイした楽曲やアルバムをノートにメモしている方も沢山いたりして、なんともほのぼのとしていて「あたたかい大人の集まり」といったのが、とても印象的な初回でした。ラストには、松尾さんがその場でセレクトした『ベイビーフェイスのメロウな楽曲TOP10』の緊急発表があり、松尾さんならではの選曲に、参加されたお客さん一同、「すごい」「思いつかない」「そうくるか」などなど、もちろんいい意味で大きな反響がありました。

 そして、僕自身も含め多くの参加者がこんな貴重な講座だからこそ教えてもらい初めて知った、「ベイビーフェイス」「マイケル・ジャクソン」がコラボした、スパイク・リー監督の映画『Get On The Bus』(1996年公開) の中で使用された貴重な作品『On The Line』を取り上げておきましょう。大物二人のコラボだけに、映画公開当時はサントラへ盤への収録が権利関係の複雑さから実現できなかったそうです。そんなエピソードも沢山披露されました。


Michael Jackson and Babyface – “On The Line”
(soundtrack from the 1996 movie “Get On The Bus” directed by Spike Lee)

 

とかく責任をいろいろ背負い込む世代の大人の皆さんにとっては尚更のこと、週に一度のラジオの「メロ夜」も、月に一度の「メロウな夜間授業」も、ひとときの贅沢であり「明日への糧」となることに、異論を唱える人など皆無でしょう。幸運にも参加できる環境にある方は、ぜひご自身でご体験ください。「R&B/Soul」を愛する、東京からは遠方にお住まいの方であっても、旅費を工面してでも参加価値のある集いであることは、自信を持ってお勧めいたします。

また、こんな素敵な講座を可能にするのも、なによりも素晴らしい音響設備(特にスピーカーの音)や、居心地の良い環境をしっかりと演出してくれるスペースと運営体制があってこそ。会場のスタッフそしてバックヤードやキッチンでお仕事をされていらっしゃる皆さんの、なかなか見えにくい手厚いサポートにも感激。そんな『billboard cafe & dining』さんのリンクは、ウィジェットにも貼っておきますので、ご訪問される方は参考にしてください。

 

*次回の『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』
第2回『スティーヴィー・ワンダーと「モータウン・レコード」』は12/16(月)開催予定です。

 

「追記」
松尾さんがご自身の「Twitter」に当記事をUPしてくださいました。ありがとうございます。しかも盟友の「安部潤」さんのコメントまで頂戴して、たいへん感激しております。
また、キャリアのピークを迎えつつある「CHEMISTRY」を支えている和田昌哉さん、川口大輔さんのお二人にも、当日会場で少しお話しできたりと、貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました。お二人のソロ作品にも大いに期待しています。近いうちに当サイトでも、作品をご紹介させていただきます。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.232【Kirk Franklin】

いつもご訪問ありがとうございます。
日中はまだまだ暑い日が続いてますが、陽が沈むとどこからともなく涼しい風が吹き始める頃。

 

 

厳しかった今年の夏とも、そろそろお別れ。「秋風」の吹き始める頃からが、R&B/Soul系の音楽にとっての、いわゆる「Best Season」だというのは、当サイトへ頻繁にアクセスしてくださっている皆さんにとっては、言うまでもなく「暗黙の了解」みたいなものですね。

今回の「Mellow Tunes」では、当サイトでも応援させていだいている音楽プロデューサーの「松尾潔」さんの、とある対談記事に名前の挙がっていた複数のリコメンデッド・アーティストの中から、『Kirk Franklin』(カーク・フランクリン) をご紹介します。

R&Bやソウルなど黒人音楽を聴いてきた方々であれば、特定のアーティストに限らずとも、誰もが一度や二度は「ゴスペル」を聴く機会が、これまで何度となくあったことと思います。「Hip-Hop」に対する僕の個人的な苦手意識はともかく、1990年代に「Hip-Hop」が台頭してきてから、「R&B/Soul」だけでなく「Funk」「Jazz」など、およそ「BLACK MUSIC」(黒人音楽)と呼ばれるすべてのカテゴリーにもたらした、その大きな影響は計り知れません。
「Christian Music」という商業的にも確立されたカテゴリーが存在し、その分野のスターがちゃんと存在するのが、本来「多様性」を受容することを美徳とする、多民族国家である米国の音楽マーケットの懐の深いところです。まあ、近年の国家のリーダーはその優れた「寛容さ」さえも排除しようと躍起になっているのが、甚だ残念でなりませんけれど。
アフロ・アメリカンの宗教的な歴史と供に寄り添うように、古くから存在する、いわゆる伝統的な「ゴスペル」ミュージックに、より洗練されたアレンジが施されたサウンドや、「Hip-Hop」の要素を取り入れたスタイルである「Urban/Contemporary Gospel」というモダンで新しいフォーマットで、過去に14度のグラミーも獲得してきている筆頭アーティストが、『Kirk Franklin』その人と言えるでしょう。これまでのオーソドックスな「ゴスペル」のイメージを覆し、新たな次元を目指す彼の存在は、とても貴重だと思います。なんと言っても、「リズム」が「メロディ」が「グルーヴ」が、ずば抜けていますね。こんな教会が傍に在ったら、誰もが足を運びたいと思うんじゃないでしょうか。そんな内容の Music Video に、感心しきりです。

 


Track 1: “Love Theory” (Official Music Video)
Track 2: “Ok” (Live Performance)
Track 3:  “F.A.V.O.R.” (Live Performance)

Kirk Franklin (album: LONG LIVE LOVE – 2019)

 

作年亡くなった「アレサ・フランクリン」など、今も昔も「Soul/R&B」で活躍してきたビッグ・ネームのアーティストには、出身地の教会のクワイアで幼少の頃より歌い始めたというルーツを持った、「ゴスペル」出身のアーティストが少なくありません。「ゴスペル」というカテゴリーの音楽を聴く度に感じるのは、教会のホールで大人数による大編成のクワイアで、「歌うこと」をとことん突き詰めた人たちの、宗教的な背景を持ったその力強さや熱量には、やはり到底適わないという感情です。また同時に、「人間の声が最高の楽器」なんだという事実を、まざまざと見せつけられるのも、このカテゴリーの音楽を聴いたときに感じる「真実」だと思うのです。

来年早々には、50歳を迎える「カーク・フランクリン」ですが、そんなアーティストとしての円熟期を迎えている彼が、来月9月中に来日公演を行うとのこと。詳しくは下記の、松尾さんの対談記事へアクセス。今年の秋の「billboard Live」には、『Babyface』を筆頭に大物の公演が目白押しだそう。まさに秋の大収穫祭といったところでしょうか。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.9【Melvin Edmonds ~ R.I.P.】

帰宅してすぐに、先週お休みだった松尾さんの「メロウな夜」が今日は聴けてうれしいなと、番組の内容はどんな感じだろうかと思い、放送前の松尾さんの Twitter を拝見したら、まさかの『Melvin Edmonds』(メルヴィン・エドモンズ) の「訃報」で、しばし絶句してしまった...

【Melvin Edmonds Of After 7 Has Passed Away at age 65】

気を取り直すも慌てて海外の「R&B」系統のウェブサイトを見て回れば、そんな見出しで溢れているじゃないか...

 

 

『Melvin Edmonds』
R&Bが好きな人であれば知らぬ人はいないグループ『After 7』の、弟『Kevon Edmonds』と共にグループを立ち上げた設立者であり、初代メンバーの一人だ。「メルヴィン」「ケヴォン」も言わずと知れたあの超大物プロデューサー『Babyface』(ベイビー・フェイス) こと『Kenneth “Babyface” Edmonds』の実兄なのは、敢えて語るのも野暮なくらいだ。二人の友人である『Keith Mitchell』(キース・ミッチェル) を加えて結成された3人組のグループ『After 7』は、実弟の「Babyface」と相方の「Antonio “L.A.” Reid」による時代を席巻したプロデュース・チームの力添えもあり、キャッチーなメロディに美しいハーモニーとコーラスで、1989年のメジャー・デビュー後、たちまち世界中の人々を魅了していった。

 


After 7 – “One Night”
(album: After 7 – 1989)

 


After 7 – “Till You Do Me Right”
(album: Reflections – 1995)

 

『Edmonds Brothers』というよりは『Edmonds Family』と表現するほうが、より適切な時代になってきているのは、もはや異論の余地はないだろう。「メルヴィン」にとっては「復帰作」であったのと同時に、今となっては「遺作」となってしまった、2016年にリリースされたアルバム『Timeless』から翌年シングル・カットされた『Too Late』のMusic Video に登場する、『Edmonds Family』の面々の絆と結束の固さを、Videoを通して僕らファンは垣間見ることができる。
そして、父「メルヴィン」の闘病中からメンバーに加わり、『After 7』を解散させることなく父の代役を立派に務め上げ、そしてその意思を継承してゆこうという気概を感じさせる、誰あろう「メルヴィンの息子」『Jason Edmonds』(ジェイソン)の「歌声」に、僕は感動を禁じ得ない。だいぶやせ細ってしまった様子だったけれど、儚くも美しいスロウ・ジャム『Too Late』の Music Video の中で、ファミリーに囲まれて実に楽しそうに歌う「メルヴィン」特有の、「松尾さん流」に言うところのあの「塩辛声」もしっかり聴くことができる。特別出演となった「Babyface」とフィーチャリング・ヴォーカリストとして招かれた「Kevon」の甥っ子「David Edmonds」(デイヴィッド) の歌声を一聴すれば、このファミリーに神から与えられた「GIFT」の存在を無視することは、とてもとても難しい。

 


After 7 – “TOO LATE” Featuring David Edmonds & Kenny “Babyface” Edmonds
(album: Timeless – 2016)

 

以前にこの作品を過去記事で取り上げた際にも触れたけど、いつも「松尾さん」が言及してるように、こと「R&B / Soul / Jazz」をはじめとする「Black Music」の世界では、『Bloodline』(血統)の濃さは未来永劫継承されてゆくものなのだと、改めて痛感してしまう。「メルヴィン」の存在した時代の『After 7』における最期のアルバム『Timeless』は、文字通り僕らファンにとってはこれからも、永遠に「タイムレス」な存在であり続けるに違いない。

まだ社会人として「駆け出し」の青臭い20代だったあの頃、仕事や人間関係で躓いたりして上手くいかない自分を、いつも励まし、そして癒してくれた、そんなスーパー・メロウなコーラス・グループだった。
自分にとっての「メロウな夜」というラジオ番組がそうであるように、彼らの音楽の「優しさ」であり「励まし」は、昔も今も、そしてこれからも一向に変わることはない。
今夜は、ラジオを聴き終えたらば、彼らの作品をまとめて聴こうかな。

ありがとう、メルヴィン...

Rest In Peace, Melvin …

 

そして、その息子「ジェイソン」よ、ありがとう。『After 7』のハーモニーはいつだって「Ever Green」なのだから。

 

After 7 “I Want You” Live @ SiriusXM // Heart & Soul
 

天国の「マーヴィン・ゲイ」も唸る、「リオン・ウェア」作曲の本家「I Want You」のイントロのサンプリングから始まる「After 7」「I Want You」の熱演は、聴く者の心を熱くする。頑張れ「ジェイソン」。

 

※「Babyface」関連記事はこちら

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.8【Vanessa Williams】

いつもご訪問ありがとうございます。
クルマで走っていると、力強い「新緑」があちこちから視界に飛び込んでくるような、そんな季節になりました。

 

 

 
『Vanessa Williams』(ヴァネッサ・ウィリアムス) は、奇遇にも僕と同年(1963年)生まれの、米国はNY出身の、「R&B/Soul」 だけでなく「JAZZ/FUSION/GOSPEL」はもちろん、「POP」カテゴリーまで影響が波及するくらいの、米国を代表する女性シンガーの一人。

現代ではいろいろと存在価値そのものが問題視されているとはいえ、伝統的な「ミス・コンテスト」において、1984年に「Afro American」(アフリカ系アメリカ人)として米国史上初の「ミス・アメリカ」に輝いた経歴は、僕らの世代にとってはまだまだ記憶に新しい。そしてなによりも米国の歴史の暗部において、永らく人種差別を余儀なくされていた彼らにとって、「黒人女性初のミス・アメリカ」の誕生は、社会的な見地から見ても「期待の象徴」となったことに、とてつもなく大きな意義があったように思う。米国歴史上初の黒人大統領「バラク・オバマ 第44代アメリカ合衆国大統領」の就任はそれから「25年後」の2009年であり、全く立場は違えども、多民族国家である米国に居住する「アフリカ系アメリカ人」にとって「ヴァネッサ」の存在は、永らく「希望の象徴」であったことは否定できない事実であろう。
マルチなタレントに恵まれた「ヴァネッサ」はシンガーだけでなく、映画やTVでの女優としての活動歴も長い。

沢山あるヒット作品の中でも、彼女の新たな魅力を開拓した Super Producer『Babyface』(ベイビー・フェイス) によるプロデュース作品は、それまでの彼女の作品群とは一線を画す。


ヴァネッサにとって3枚目のスタジオ録音アルバム『The Sweetest Days』(1994年リリース) に収録された、『Babyface』の控えめなコーラスが際立つ『You Can’t Run』は、グラミーへのノミネートを果たした。

 


Vanessa Williams – “You Can’t Run” [Produced by Bbayface] (album: The Sweetest Days – 1994)

 

そしてそれから時が流れること「15年」。大人が更に成熟するのには十分すぎる時間が、また新たな名曲を生むことになる。15年後に、同じアーティストとプロデューサーが創り上げた楽曲は、大人の「魅力」と「余裕」で溢れんばかりだった。

 


Vanessa Williams – “Just Friends” [Produced by Bbayface]
(album: The Real Thing – 2009)

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.193【The Deele】

いつもご訪問ありがとうございます。
秋が日々深まっていきますね。気が付けば10月もあと一週間で終わり。目にする植物や樹々たちも、秋から冬へと装いを変える準備で忙しくしているようです。

 

 

 

もうすぐ11月。この季節になると、古き良き時代のSoul/R&B好きの方なら、必ずといって聴きたくなるのが『Babyface』の声と作品群。後に「Big Producer/Artist」となるまでの1980年代中期に、旧友「”L.A.” Reid」と共に在籍した伝説のグループ、それが『The Deele』(ザ・ディール)です。
「ベイビーフェイス」という人は、いつどんな時代であっても、稀代の「美メロ・メイカー」であることに変わりはありませんね。
では、ソロになる前のグループ時代の『The Deele』の名曲を2曲をお楽しみください。今となっては、本当に懐かしいいい時代でした。『Sweet November』が、心に沁み込むようです。

 


Track-01: The Deele – “Two Occasions” (1987)
Track-02: The Deele – “Sweet November” (1985)

 

初めて『Babyface』を聴いて興味を持たれた方、よろしければ関連記事などもご覧ください。いろいろ取り上げています。