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Mellow Classics ~ Vol.6【Brownstone】

いつもご訪問ありがとうございます。
前代未聞の超大型連休も、ようやく今日で終わり。ゆっくりと休養ができた方も、一方僕と同様に仕事でグッタリな方も、それぞれが長すぎた連休にそれぞれの感想をお持ちのことでしょう。一つだけ言えることは、政府主導のこういった休日の取り決めは、もうこれっきりにしてほしいということだけです。その場限りの思い付きの政策で、経済界も民間企業も振り回されっぱなしです。まあ、どの世界でも「ボンボン育ち」には理解できないんでしょうが。今の野党の不甲斐なさでは、とてもとても先進国にみられる「二大政党制」の実現は、夢のまた夢ですね。

 

 
「温故知新」をテーマに「メロウなクラシック・R&B/ソウル」作品群に光を当てようといった意図の新コーナー「Mellow Classics」の6回目となる今回は、『Brownstone』(ブラウン・ストーン) を取り上げます。(過去記事はこちらへ

『Brownstone』は故マイケル・ジャクソンが、生前に「epic」系列に立ち上げた自身のレーヴェル「MJJ Music」から鳴り物入りで1994年にメジャー・デビューさせた、3人組の実力派女性R&Bコーラス・グループとしてよく知られています。1stアルバムの『From the Bottom Up』リリース時のオリジナルメンバーは、「Nichole “Nicci” Gilbert」(ニッキー) /「Charmayne “Maxee” Maxwell」(マキシー) /「Monica “Mimi” Doby Davis」(ミミ) による3人。
1stアルバムに収録された「Gordon Chambers」(ゴードン・チェンバース)のペンによるデビュー・シングル『If You Love Me』は、彼女たちの最大のヒットとなり、グラミーの「Best R&B Performance」にもノミネートされ、その後沢山の「ガールズ・コーラス・グループ」のフォロワーを産み出す現象さえ引き起こすきっかけとなりました。

 

Track#1 – Brownstone – “If You Love Me”
Track#2 – Brownstone – If You Love Me (Acappella Version)
(album: From the Bottom Up – 1994)
 

但しデビュー後のツアー終了後に「ミミ」が脱退し、新メンバーの「Kina Cosper」(キーナ) を加えることによって、世界中から期待が寄せられた2ndアルバム『Still Climbing』がリリースされるのに、その後3年という時間を必要としました。とはいえ、2作目のアルバムでも、新生『Brownstone』のコーラスワークは健在で、1作目と比較してもなんら劣る部分はなかったように思います。それよりも、2作目がリリースされた安堵感の方が大きかったように記憶しています。そしてほどなく、『Brownstone』は活動を停止してしまい、僕らファンは「Reunion」(再結成)を待つしかない状況がしばらく続くことになるのでした。

 


Track#1 – “5 Miles To Empty” (album: Still Climbing – 1997)
Track#2 – “Grapevyne” (album: From the Bottom Up – 1994)

 

それから待つこと10年以上、2009年にニッキーマキシーのオリジナル・メンバー2人に加え、3人目がなかなか安定しなかったポストに、新メンバーTeisha J (Brown) Lott」(ティーシャ) を加えての再結成が報じられるも、いつまでたっても新譜の確実な情報が入ってこない。業を煮やして待つこと更に5-6年が経過し、そんな頃に「悲しい知らせ」は急にやってくるもの。
なんということか、オリジナル・メンバーの「マキシー」が、不慮の事故によって2015年2月に帰らぬ人となってしまった。『5 Miles To Empty』のMVを見ればお分かりの通り、グループの設立者でもある「ニッキー」の押しの強いヴォーカル・スタイルに対して、「マキシー」のそれは、古き良き時代の「Soul」に見られるような、「スロウ・ジャム」にうってつけの情感の起伏を伝えることができる「エモーショナル」なヴォーカルであり、二人の好対照なヴォーカル・スタイルがグループとしての魅力を更に倍増していたものでした。

そして、驚きは更に続きます。
毎年7月に米国のジャズ発祥の地「ニュー・オーリンズ」で実施される、今年で25周年を迎える「世界最大規模のブラック・ミュージックの祭典」である、『The Essence Festival – 2019』に、今年なんと『Brownstone』が、オリジナル・メンバーの「ミミ」も正式に復帰した上で参加するとのこと。Official HP でも動画での告知がされていて、亡き「マキシー」への想いも二人共に語っています。おそらく「マキシー」の再結成への想いがようやく実現されることになったわけで、どうかこの Big Event 一回きりではなく、アルバムのリリースに繋がってくれることを願ってやみません。なんだか、二人ともいい歳の取り方をしたような印象がします。

 

 

「ニューオーリンズ」かぁ..行ったことないし、行ってみたいなぁ。
ああ、もう会社辞めて行っちゃいますかね。冥途の土産に。

 

 

 

AC Tunes ~ Vol.29【Nicci Gilbert】

11月になって初めての更新です。
なかなかご紹介したい音楽作品が思い浮かばず、昨年の同時期の記事を振り返ってみたところ、Mellow Tunes ~ Vol.64 【chic & mellow 編 ⑧』で一度取り上げたこともある、今は亡きあのマイケル・ジャクソンが自ら設立したレーベルの「MJJ Music」から彗星のごとくデビューした、「超」が付くほどの実力派の女性三人組のVocal Unit のBrownstone(ブラウン・ストーン)』ですが、残念ながらいまだ再結成やニューアルバムの製作の情報はありません。
また再び彼女たちの圧倒的なコーラス・ワークを聴きたいと思っているのは自分だけではないと思うので、いつかきっと「RE-UNION」して欲しいユニットのひとつです。

 

Nicci Gilbert / “Can’t Forget” (album: Grown Folks Music – 2005)

 

グループのリーダーであったニッキー・ギルバート(Nicci Gilbert)が、2005年にリリースしたソロ・アルバムの『Grown Folks Music』は、そんな待ちきれないリスナーにとっては聴き応えのあるアルバムです。中でも、5曲目に収録された『Can’t Forget』なる楽曲は秀悦な出来で、ぜひ一聴していただきたい作品です。
かつて『New Soul』というカテゴリーにおいて活躍した伝説的なアーティスト(故人)の『Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)』が、1980年にリリースした傑作アルバム『Something To Believe In』に収められたTripping Outへの明らかなオマージュが嬉しい、リズムとベース・ラインに特徴のあるメロウ・ファンクな音作りとなっています。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.64 【chic & mellow 編 ⑧】

11月に入ってすぐのあまりお天気のはっきりとしなかった3連休でしたが、皆さんごゆっくりと秋の休日を過ごされたでしょうか。
「芸術の秋」「食欲の秋」と、とかく何にでもいい意味で形容される季節ですが、音楽もやはりこの肌寒くなる季節から冬にかけてはどこか暖かさが伝わってくるようなメロウなものが聴きたくなるのは、皆さんも同じなんじゃないかと勝手に想像するんですが、いかかでしょう。

 

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このところ日中と朝夕の寒暖差が大きく最低気温も10℃を切ることもあり、Mellows のモミジたちも紅くなるスピードがどんどん加速してきました。それはまた次回の「MOMIJI 通信」でお伝えするとして、通勤途中の街路樹の並木もどんどん色の変化が進んで、日ごと季節が冬に向かって進んでいるのを実感する毎日です。

 

さて Mellow Tunes の久々の更新ですが、今回は今は亡きあのマイケル・ジャクソンが自ら設立したレーベルの「MJJ Music」から彗星のごとくデビューした、「超」が付くほどの実力派の女性三人組のVocal Unit の『Brownstone(ブラウン・ストーン)』の代表作となった作品をご紹介しましょう。

Brownstone
同レーベルからの確か最初のアーティストだったと記憶してますが、マイケルがその実力を認めて世に送り出したわけですから、メンバー其々の個性と歌唱力は同時代に存在していた似たようなユニットと比較しても、完全に頭一つ抜けていた印象がありました。1stアルバムの「From the Bottom Up」と2作目のアルバム「Still Climbing」の発表後に、一人のメンバーの脱退が二度ほど続き、実質的な活動は1994年~98年の約4年という短い期間となりました。オリジナル・メンバーのニッキー・ギルバート(Nicci Gilbert)、マクシー・マクスウェル(Maxee Maxwell)に新たなメンバーを加えて再結成の情報が一時期報道され、2・3年前にはアルバム製作中との期待を煽るような情報もありましたが、メジャーな所属レコード会社が決まらないままいまだリリースには至っておらず、目立たないインディペンデントで活動中の様子です。できることなら、一日でも早くあの素晴らしいコーラスワークを再び聴いてみたいものです。

 


Brownstone / “If you Love Me” (album: From the Bottom Up – 1994)

 

で、曲は彼女たちの最大のシングル・ヒットでBillboard US R&B チャートでも2位を記録した代表曲『If You Love Me』です。日本国内では、当時輸入タバコ「ヴァージニア・スリムライト・メンソール」の洒落たCMのBGMとして使われていたので、きっと聴き覚えのある方も多いことでしょう。
またラッキーなことにアカペラ・ヴァージョンの PV が YouTube にありましたので、そちらもぜひお楽しみください。スゴイとしか言いようのない圧倒的なコーラスワークが鳥肌モノです。

 


Brownstone / “If you Love Me”