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AC Tunes ~ Vol.74【Jun Abe】

いつもご訪問ありがとうございます。
冬の足音がひたひたと近づいてくるのが、聞こえてくるようです。そしてこんな時期の夕暮れ時には、いつにも増して言葉を失いそうなくらいの「Magic Hour」が訪れることがあります。
数日前に、少し遠くまでドライブをして、時おり訪れる撮影スポットで、そんな時間をしばらくの間、音楽を聴きながら待っていました。
雲一つない秋晴れの黄昏時の空間の南西150km先に、美しい日本を象徴するシルエットが浮かび上がりました。呆気にとられるほどの美しさに、痛く感動しました。重いのがネックなので、一眼や高価なコンデジも使わず、いつも愛用してるFUJIのごく普通のコンデジで、露出とホワイトバランスを調整しただけの一枚です。

 

 

さて今回の「AC Tunes」では、これまでもずっと取り上げてみたかった、日本を代表する鍵盤奏者であり、また同時にアレンジャーでありプロデューサーでもある、「安部潤」さんをご紹介させてください。とはいっても、あまりにマルチなご活躍ゆえに、活動のほんの一部しか紹介できませんが、ここ数年は多くの著名な国内アーティストのプロデュースやアレンジャーとしての活動に軸足を置いていらっしゃるようです。ご自身のバンドを率いたソロ活動のアルバムのリリースも待たれるところではありますが、僕個人としては、同郷福岡の同級生でもある「松尾潔」さんのプロデュースされるアーティストの作品におけるアレンジ、例えば「鈴木雅之」氏の Super Mellow な傑作バラッド『53F』などに見られるその「メロウネス」に、ひたすら酔いしれてしまうリスナーの一人だということを告白いたします。

ファーストクラスのキーボード奏者であると同時にメロウな楽曲のプロデュースに長じた「安部潤」さんに絶大な信頼を寄せて制作された、僕が若い頃より敬愛するサックス奏者で、「T-SQUARE」「伊東たけし」氏のソロ・アルバム『Mellow Madness』の完成度は、世界的にもとても高い評価を得ていることで知られています。2000年にリリースされた『Mellow Madness』には、Soul/R&B ミュージックをこよなく愛する伊東氏の選りすぐりの、Stevie Wonder / Marvin Gaye / Quincy Jones といった大物アーティストのスタンダード・ナンバーの多くが収録され、なかでもアルバムのラストを飾る「Bill Withers」のバラッドの名曲『Hello Like Before』における、安部さんの編曲の凄さには、もう最上級の賛辞しかありません。この楽曲は世界中でこれまで多くのアーティストがカヴァーしていますが、ヴォーカルがないのにも関わらず、世界一のカヴァーだと、僕自身は感じています。この作品をずっとずっとWeb上で探し続けてましたが、ようやく数日前に英国・ロンドンに拠点を置く『Mixcloud』で一曲通しで聴けるストリーミング音源を見つけましたので、まだ聴かれたことのない方にやっとお届けできることを、嬉しく思います。

 

(MCの後に続くプレイリストの一曲目に『Hello Like Before』が収録されています)

 

そして、僕個人としても国内サックス・プレイヤーとして一番期待を寄せる『中園亜美』さんのアルバムのプロデュースにおいては、安部さんはまるで「ジェフ・ローバー」(Jeff Lorber)と、姿が重なり合います。

 


Track 1: Give Me A Sign / Jun Abe & J – Jazz Super Band
Track 2: World Connection / Ami Nakazono

 


(作詞: 葛谷葉子・松尾潔 / 作曲: 葛谷葉子 / 編曲: 安部潤)


(album: Walk Around – 2012)

 

これは安部さんの作品に限ったことではなくて、できればもっと多くの楽曲を紹介したいと思っても、音楽を取り巻く総合的な環境だとかレーヴェルの統廃合や再編等もあり、また最も守られねばならないアーティストの方々の著作権の保護という観点からも、とりわけ身近な「YouTube」からは、国内はもちろん国際的にも大手の「Sony」系列所属のアーティストの作品群は、どんどん削除されているようです。「Amazon」「Apple」「Spotify」等、「配信」または「サブスクリプション」で、真っ先に購入するのを厭わない熱心な音楽ファンばかりならば、アーティストはじめ制作側にとって一番有難いのは間違いありません。もちろんそれがいちばん理想的なんですが、このサイトを訪問してくださる方々は、年齢・性別・国籍・言語に至るまで多種多様であり、まずは作品に触れてみてもらうのが「第一義」として捉えております。少し高価な美味しい食べ物だって「試食」して初めて、納得した上で財布の紐が緩むもの。このサイトを通じて知り得たアーティストの「一曲」が、やがて「アルバム」購入となり、そして「公演」参加に繋がってくれたら、僕としては本望です。その辺りをご理解いただけると幸いです。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.236【Sabrina Starke】

いつもご訪問ありがとうございます。
ここ数日間、なんだか急に本格的な「秋」がやってきたような印象の関東地方です。
東日本での週末は、また「雨」の予報が出ています。
体調も崩しやすい季節の変わり目ですので、皆様くれぐれもご自愛ください。

 

 

「東日本大震災」が発生した8年前、ちょうどその年の今頃は、11月の開業に向けて、多忙な時期を過ごしていました。過去にあまり例を見ないほどの大災害直後ということもあり、心に傷を負った人々に、癒しの場を提供するのが、かつてあった実店舗『Mellows』の大きな目標へと、次第になっていきました。そして、心を込めて淹れた珈琲に、「メロウ」で「大人向けの音楽」を添えることも忘れずに。
経営上の判断から店舗をCLOSEし、今では Web 上の cafe 空間となった現在でも、その頃の想いに何ら変わりはありません。

長く険しい生涯において、辛かったり、苦しかったり、思い通りに事が運ばないということは、日常的についてまわること。そんな時、たった一曲の「音楽」に救われることって、誰の身にもおき得るものです。
止まない「雨」はありません。思わずもの思いに耽ってしまいそうな美しい「秋空」が、これからも毎日見られますよう。

「Bill Withers」 (ビル・ウィザーズ)の名曲『Hello Like Before』とは、本当に素敵なタイトルであり表現ですが、『Sabrina Starke』(サブリナ・スターク)のカヴァーは、近年では稀に見る好カヴァーとなりました。

 


Sabrina Starke – “Hello Like Before”
(album: Lean On Me – The Songs of Bill Withers – 2013)

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.213【Bill Withers】

なかなかタイムリーな更新が儘ならないにも関わらず、いつもご訪問ありがとうございます。
テンポの速すぎる「SNS」は苦手なので、こんなペースにお付き合いいただける訪問者の皆様方に、改めて感謝いたします。

 

 
さて、日々を忙しく過ごしているうちに、3月に入り、「三寒四温」を繰り返す季節が訪れています。早いもので、今日は「二十四節気」の第3「啓蟄(けいちつ)」(冬籠りの虫が這い出るの意)ですね。
使い慣れたコンデジを片手に、iPod/iPhoneで好きな音楽を聴きながら、近隣の公園を歩いていると、少しずつ表情を変えていく花・植物・樹木にハッと目を奪われることがあります。特にこれからの季節は、そういった体験が増えてくる時期かもしれません。
最近は、なんだか「北海道」「東北」方面からのアクセスがとても多いようで、ちょっと驚いています。北のエリアでは「春」がまだ遠いかもしれませんが、一足早い「春」の表情などを、UPできたらいいなと思っています。
 

きれいなカタチを保ったままで越冬した「紫陽花」の花を、偶然見つけました。
今年の「雨の季節」がやってくる頃に、また「Hello」と声を掛けられるといいな。
 

 

Bill Withers – Hello Like Before
(album: Making Music – 1975)

R&B/Soul界のレジェンド「Bill Withers」 (ビル・ウィザーズ)の作品群は、どんな時でも優しくて、そしてどれだけ時が経とうとも、決して色褪せることがない。