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Mellow Classics ~ Vol.3【MAZE ft. Frankie Beverly】

いつもご訪問ありがとうございます。
今日から、長い連休のスタートの方々がほとんどなんでしょうね。一方、僕と同様に、超多忙な時期で息つく暇さえないなんて方も、それなりにいらっしゃることでしょう。まあとにかく、お休みの方もそうでない方も、皆様おつかれさまです。音楽を集中して聴くのに、またとないよい機会かもしれませんよ。

 

 
さて、今回の「Mellow Classics」ですが、世間では「平成最後」という言葉が乱用の域をすでに超えておりますが、「昭和」の時代「1970年代」から息の長い活動を続けているSoul/Funkバンドのご紹介です。

Frankie Beverly(フランキー・ビヴァリー)率いる【MAZE ft. Frankie Beverly】は、1970年代から2000年頃に至るまで米国内においては、あの 「Earth,Wind & Fire」(アース・ウィンド・アンド・ファイア)と双璧を成す、とても人気のある SOUL/FUNK バンドでした。
詳細については、過去記事であれこれとUPしてますので、よろしければそちらの解説等をご覧ください。
(あまり時間に余裕がなく、相すみません)

とりあえずは、予備知識のない方へ、彼らの魅力をお伝えすべく、簡潔なプレイ・リストを用意してみました。どうぞご堪能ください。

 


Track#1 – “Can’t Get Over You” (1989)
Track#2 – “When You Love Someone” (1986)
Track#3 – “Joy & Pain” (1980)

 

また、『Joe』による『Can’t Get Over You』のカヴァーも、それはそれは秀逸ですので、過去記事もよろしければご覧ください。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.131【Joe】

夏もそろそろ終わり。ここしばらく続いた雨のせいか、蝉たちの合唱がやけに耳にまとわり付くここ数日間です。

 

そろそろ秋に向けて、ブログで紹介する音楽を探そうと思って古い作品を聴いていたところ、MAZE (メイズ)のアルバム群に耳が惹きつけられました。

Frankie Beverly(フランキー・ビヴァリー)率いる【MAZE ft. Frankie Beverly】は、1970年代から2000年頃に至るまで米国内においては、あの Earth,Wind & Fire(アース・ウィンド・アンド・ファイア)と双璧を成す、とても人気のある FUNK/SOUL バンドでした。アース同様に一部のメンバーが亡くなったり高齢化といった事情もあり、2000年代に入ってからは一時期は活動を控えたり、ここ数年は米国全土をゆっくりとツアーで回っているようです。日本国内では、バンドの最盛期でさえプロモーションがほとんど行われず、アースと比較するとまったくと言っていい位、知られていないのが実情です。その辺りのことは過去記事で書いていますので、そちらをご参照ください。

現代R&Bの世界において、僕自身にとっては今後の「R&B」の方向性に一筋の明るい光を与えてくれるのが、【JOE】こと Joe Thomas の存在です。かつて過去記事でも書いたことがありますが、彼は多様化してしまった現代の「R&B」の状況を冷静に分析していて、「R&Bはかつて、とても品があって、スタイリッシュで、エレガントで、恭しかった。俺はR&Bに品格を取り戻したい。」と、アルバム『DoubleBack: Evolution Of R&B』の製作発表時に、語っていたこともあるほどです。

この人くらいの実力派アーティストになると、ほんとにごまかしの一切効かないステージ・パフォーマンスを見せてくれるものです。もちろんそれは、バックで演奏するミュージシャンの面々の力量も同様で、すごくテクニカルなことをサラっとやってのけてしまうものです。
2011年に来日した際の Billboard Live TOKYO でのアンコールで披露されたのが、今では MAZE の代表作とも言われる『Can’t Get Over You』のカヴァーでした。約14分に及ぶメンバー紹介も含めた熱演は「驚愕」の一言です。

 


Joe – Can’t Get Over You
(Live at Billboard Live TOKYO – 2011)

 

2009年にリリースされた『Silky Soul Music: All-Star Tribute to MAZE ft. Frankie Beverly』(タイトル長い)では、多くの第一線のR&Bアーティストが集結した MAZE へのトリビュート・アルバム中、この『Can’t Get Over You』を、JOEは「俺以外に誰が演るっていうんだ」とばかりに、原曲に忠実なアレンジで、本家「フランキー」を凌駕してしまうほどに再現して見せました。もう流石という以外にありません。

 


Joe – “Can’t Get Over You” Maze ft. Frankie Beverly Cover
(album: Silky Soul Music: All-Star Tribute to MAZE ft. Frankie Beverly -2009)

 

ホーン・セクションを携えた編成のバンドであれ、アコースティックなアンプラグドのシチュエーションであれ、自身のとびきりのヴォーカル・ワークといつもながらの美しいコーラス・ワークもしかり、ほんとに手を抜かないプロとしての姿勢に感心いたします。

 


Joe – “Baby” – Last.fm Original Showcase Live
(album: DoubleBack: Evolution Of R&B – 2013)

 

「Last.fm」の showcase Live は、どの曲も素晴らしい演奏で、YouTubeにも沢山UPされているので、ぜひご覧になることをお薦めいたします。

 

 

AC Tunes ~ Vol.3 【Kevin Whalum】

今朝通勤中の車内でJ-Waveを聴いていたら、伊豆の「河津」では早春の代名詞とも言える早咲きで有名な『河津桜』が満開だと、パーソナリティが伝えていました。僕もかつて学生の頃に、高校時代の仲のよい友人とあの「桃」の花に見間違うほどにピンクが鮮やかで印象的な、「河津川」沿いの「河津桜祭り」をずっと昔に訪れたことを懐かしく思い出しました。
あっという間に3月になってしまい、すこしずつ春に移ろってゆく季節となりました。

 

kawazu zakura

河津川沿いの桜並木 [出典: しずなび]

 

 kevin Whalum春めいてきたので、少し大人っぽくて軽快な作品をご紹介しましょうか。
『Kevin Whalum』は米国ではいわゆる Smooth Jazz 系のSax奏者でグラミーにも何度もノミネートされたりしている、人気も実力もある「Kirk Whalum」の弟です。父親が牧師の家庭に育ったウェイラム兄弟はゴスペルとは縁が深いようで、ケヴィンはその影響を強く受けたシンガーでありヴォーカリストのようです。
今回取り上げる “Wondermaze” というタイトルの作品は、一度過去記事の “Mellow Tunes ~ Vol.58” で取り上げたあの Soul Legend なバンド、“Maze featuring Frankie Beverly” へのオマージュと言える作品となっています。記事中でご紹介済みの “Can’t get over You” が曲中でサンプリングされていることからも、伝説のバンド “MAZE” へのリスペクトを強く感じ取ることができます。

 


Kevin Whalum / “Wondermaze”  (album: One Life To Love – 2008)

 

「Coolなようでいて、ちょっとあったかい」、なんだかこの季節にシンクロするようなそんな印象のナンバーです。

 

Mellow Tunes ~ Vol.58【chic & mellow 編 ②】

今日はほんとに寒い一日で、「もう冬仕度しなきゃ」なんて思うくらいの陽気でした。
彼岸を過ぎると、台風がいくつか通り過ぎて、あっという間に秋・冬へ加速するのは、やっぱり日本の四季の特色ですね。体調を崩してらっしゃる方も多いようですので、今後もこんな肌寒い日にはどうか温かくお過ごしください。

 

Maze featuring Frankie Beverly

全身ホワイトがトレードマークの Frankie Beverly

 

さて、今夜もMellow Tunes のchic & mellow 編の第2弾ですが、個人的には大好きで若い頃からずっと聴いてきたにも拘らず、これまで一度もブログで取り上げる機会のなかったアーティストの作品をご紹介します。

MAZE というソウル・バンドは、1970年代前半から1990年代前半まで精力的に活動した、リーダーのFrankie Beverly(フランキー・ビヴァリー)のそれはシルキーでソウルフルなVocalを前面に打ち出した、ソウル・マニアには非常に高く評価された実力のあるグループでした。唯一彼らにとって不運だったのは、その頃時を同じくしてあの世界的に大人気を博していた Earth, Wind & Fire の存在でした。当時のDiscoサウンドブームという背景も手伝い、ヴィジュアル的にもブラスのホーンセクションまで編成していたド派手なアースの演出とはおそらく対極の位置にあったと言えるFunkの色が濃かった彼らは、米国内では十分に認められた存在でありながらも、日本を含む他国においてはブラック・ミュージックマニアの間での人気で留まっていた印象が強くあります。地元アメリカ国内でも、リスナーの支持がいわゆる「Earth派」と「Maze派」とにはっきりと分かれていたと聞き及んでいます。EWFのもの凄いセールス・プロモーションと比較すると、残念なことに日本のレコード会社もMAZEのそれについてはまったく熱心ではなく、ほとんど無視されていた状況だったと僕自身は記憶しています。
MAZEEWFのような派手さはなくとも、ライブのクオリティがとても高く、1981年にリリースされたニュー・オーリンズでのライブアルバムの出来はバンドと聴衆が一体化し、今でも傑作として高く評価されています。
そんな「Slow Jam」や「Quiet Storm」の代名詞的なアーティストとし評価されている MAZE の1989年に発表したアルバムでその名も『Silky Soul』より、chic & mellow というよりは silky & mellow でいてカッコイイ作品『Can’t get over You』をお楽しみください。

 


Maze featuring Frankie Beverly / “Can’t get over You” (album: Silky Soul – 1989)

 

リーダーの Frankie Beverly の高齢化によるものなのかわかりませんが、MAZEの活動は1993年発表のアルバム “Back To Basics” 以降はBEST盤などの企画モノアルバムばかりのリリースのみで、2009年には来日し「Cotton Club」でのライブが実現したものの、現在は事実上の活動を停止してしまったようです。もはや SOUL LEGEND なバンドなので、フランキーのシルキー・ヴォイスが聴けないのがちょっと残念です。