「三寒四温」という言葉を使うのが、やはり適切な、ここ数日間のお天気。
目に見えぬ得体の知れない未知の対象物に立ち向かわざるを得ない状況下であっても、「音楽」のある日常を、なるべくならば忘れずにいたいもの。
「シルキー」な声を持ちあわせているわけでもなく、また技巧派でもない『Glenn Jones』のヴォーカルは、理屈抜きに聴く者のソウルに訴えかけてくる。「フランキー・ビヴァリー」率いる「MAZE」にも似て、分かる人だけには分かる、そんなアーティストというべきか。
Glenn Jones – “Give Love a Chance”
(album: Here I Am – 1994)