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Mellow Classics ~ Vol.45【Richard Elliot】

9月も半ばを過ぎ、ようやく日中も30度を超えない日が増えてきました。夕暮れ時になると、北寄りの方角から吹き込む涼風に、一抹の安堵感を覚える今日この頃の気候です。

 

 

コロナ禍でこれまでの生活様式が少しずつ変化していく中で、異常なまでの暑すぎた夏も鳴りを潜め、気付けば政権与党党首の顔も変わるなど、吹く風の向きと共に我々を取り巻く様々な環境が、良くも悪くも日々変化しつつあります。何につけても、できれば退化よりは進化を望むところです。

秋が本格的に深まるにはまだ少し気の早い9月中旬ではありますが、あらゆる芸術もそして音楽も、これからが鑑賞にいちばん適切な季節と言えます。
「温故知新」がテーマの「2000年以前」にリリースされた作品群をご紹介する『Mellow Classics』シリーズも、早いもので今回で Vol.45 となりました。今回は、酷暑の疲れを癒してくれるような、「CHILL OUT」な作品をPICK-UPしました。

米国で結成「50周年」を既に迎え、長きに渡り人気を誇る大人数編成の最強 FUNK バンド『Tower Of Power』で、最も人気がピークにあった時期に、看板テナー・サキソフォン奏者として活躍したのが『Richard Elliot』。彼がソロに転向後にリリースした11枚目に当たるアルバム『Chill Factor』(1999)から、ゲストヴォーカルに「Siedah Garrett」(サイーダ・ギャレット)を招聘した、まさしくアルバム・タイトル通りの「CHILL OUT」な作品『This Could Be Real』をご紹介。サンプリングされたあの「キース・スウェット」(Keith Sweat) の不朽の名曲「Make It Last Forever」が、イントロだけでなく随所に散りばめられた本作品は、初秋の夜更けにでもよく似合うような、心地よく落ち着く(CHILL OUT)作品です。

 


Richard Elliot – “This Could Be Real”
(album: Chill Factor – 1999)

 

何人か存在するいわゆる「クインシーの秘蔵っ子」のひとりとしてメジャーシーンに彗星の如く登場した「サイーダ」が、故マイケル・ジャクソンと共演した2作品が “I Just Can’t Stop Loving You”“Man in the Mirror” であったことは、50代以上の音楽好きの方なら、記憶にある方も多いのでは。今でもマイケルの多くのファンに愛され続けるそれら2作品では、どこかあどけなさを残した少年のような中性的なヴォーカル・スタイルが、自分にとってはとても印象的であり魅力的でもありました。

 

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かくいうこちらのブログも、コロナ禍で「HOME STAY」が叫ばれる中、いろいろと自分なりに熟慮を重ねた結果、実質6月から情報発信のステージをご承知のように「Twitter」に移行させております。最大の理由は、発信の際に「端末を選ばない」という利便性によるものです。そしてもう一点は、発信した情報に対するフォロワーの皆さんからの瞬時の反応が挙げられますが、3ヶ月ほど利用を続けて、SNSの中でも「Twitter」が持つプラットフォームとしての優位性・有効性が、自分のやり方に適しているという結論に至りました。ですので、当面は「Twitter」をメイン、ブログをサブとして運用していくことを考えておりますので、どうかご理解ください。
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