Mellow Classics ~ Vol.17【Kool & The Gang】

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いやあ、梅雨明けて、この猛烈な暑さ… 参ります…
皆様におかれましても、くれぐれも水分補給を忘れないでください。
なんだか「水」の大切さと、そして反面その「怖さ」を、同時に痛感する季節ですね。

 

 

「あまりに暑い(熱い)」。そんなタイトルだけれども、曲調は最高に Cool で Classic なナンバーといえば、こちら。
後に『Kool & The Gang』の「顔」となる、新たなヴォーカリスト「James “J.T.” Taylor」を迎え、満を持して1979年にリリースされた同バンドのアルバム「Ladies’ Night」に収録された R&B/Soul Classics『Too Hot』は、シングルカットされた翌年には「U.S. Billboard Hot 100」においても5位まで上昇。名実ともに彼らを代表する作品となりました。

 


Kool & The Gang – “Too Hot”
(album: Ladies’ Night – 1979)

 

もう40年も前の作品なんですねえ。この黄金期のリード・ヴォーカリスト「J.T.」の人気は、本当に凄まじいものがありました。Liveの映像とかを観ると、オーディエンスの女性が数人興奮のあまり失神してたりするのが映ってましたから。
そのくらいバンドの中でもカリスマ的な人気の「J.T.」が脱退した後で、日本が世界に誇る R&B/Soul アーティストの「久保田利伸」さんが90年代にN.Y.で活動中に、『Kool & The Gang』のベースでリーダーの「ロバート“クール”ベル」(Robert “Kool” Bell)が、本気で二度も誘いに来てくれたというエピソードは、とても有名なお話です。もしも、久保田さんがそのオファーを受けていたらと考えると、その後の展開は一体全体どんなことになっていたんだろうと、自分としてはなんだかいろんな勝手な想像をしてしまいます。なにせ80年代の『Kool & The Gang』といったら、世界的にも「R&B/Soul」のバンドとしては間違いなく「1st Class」のグループでしたから。

ご興味のある方は、このサイトではおなじみの「松尾潔」さんの後継者となる「R&B系」音楽ライター「林 剛」さんによる、こちらの久保田氏への貴重な「インタビュー記事」をご覧ください。当時の時代背景で、あの「J.T.」の後釜に、日本人のシンガーが実力で選ばれようとしていたという事実が、後になって「断らなければよかった」と、『Kool & The Gang 事件』と若干後悔しながら久保田さん自身が振り返っているくらい、もしも実現していたら、それは「R&B」の歴史が変わるくらい、大変な出来事だったかもしれません。

 

おまけに、みんな大好き Super Mellow な2大バラッド、『Joanna』『Cherish』もどうぞ。


Kool & The Gang
Track 1 – “Joanna” (album: In The Heart -1983)
Track 2 – “Cherish” (
album: Emergency – 1984)

 

 

 

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