優しい音色シリーズも、今日で3回目となりました。
音色を「楽器」と捉えるのか、あるいは「作品」そのものを捉えるのか、正直なところちょっと判断に悩みますが、とにかくあったかいサウンドが聴きたいではないですか。なぜって、ここのところほんとに夜も朝も冷え込むもんですからね。僕が帰宅する頃はいつもマイナス3度とかなので、せめて音楽だけでも、ふわっとほっこりするようなVOCALやサウンドで、包まれたいものです。だから、いつも「なんかないかなぁ・・」って考えています。
本当にあれこれ悩みましたが、今日はもうこの人しかいないということで、しっとりと聴きましょうじゃありませんか。
ポール・マッカートニーが、当時の愛妻リンダのことを歌ったことで有名な、”My Love” です。曲も彼女との共作ですね。
リンダと死別した後のポールの生き方は、いまだに羅針盤を失った船のように彷徨い続けているような印象を受けます。
こんな凍てついた寒い夜に染み入る、なんて優しい声なんでしょうね。やっぱりこの人、天才である以前にきっと優しい人なんでしょうね。でなければ、あれだけの優しいメロディの数々は出てこないはずです。そんなわけで、僕はやっぱりジョンではなく、ポール派のひとりです。
ジョン派の方々は、炎上厳禁ですよ。(笑) ジョンも大好きです。
Paul McCartney & Wings / My Love (album: Red Rose Speedway 1973)