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優しい音色 Vol.25 【レコジャケに魅せられて / Herbie Hancock】

今日はなんだかちょっと暖かな日でした。

明日・金曜日からの週末営業に向けて、ベイクドチーズケーキの焼き上がりを待ちながら、店内の壁にディスプレイしてあるレコードジャケットをぼんやりと眺めていました。

「あっ、そういえばハービーの紹介してなかったっけ…」とちょっと焦りました。
これまで音楽ネタ記事内で、OPEN 当初より変わることなく額装して飾ってある作品については、ほとんど紹介したつもりでしたが、改めて確認するとこちらを含めて二人のアーティストの作品がまだだったのに、今頃になって気付きました。

 

店内でいつも夕日に映える美しいジャケットが印象的でした
モデルがハービーご夫妻本人というのがまた素晴らしい

 

そんなわけで、今回はレコード・ジャケットと同様に内容も素晴らしい作品、Herbie Hancock (ハービー・ハンコック)の1968年にリリースされた彼の代表作、“Speak Like a Child” を紹介します。

この作品やアルバムについての論評は、評論家の皆さんにおまかせするとして、僕自身はこの時代に彼のやった音作りが、後の Steely Dan (スティーリー・ダン)や Donald Fagen (ドナルド・フェイゲン)らRock系アーティストのJazz 寄りの作品において、ホーン・セクションの使い方などがはっきりとしたカタチで影響を及ぼしているのが、とても印象的だなあと聴く度に思うんですね。あくまでも、ハービーのピアノを引き立てるためのホーンセクションであり、どの管楽器もソロをとらないところなど、そこが凄いと、いつも聴くたびに感心してしまいます。僕はどっちかというと、彼のもう一つの代表作である『Maiden Voyage (邦題:処女航海)』よりも、こっちの方がが好きですねぇ。

 


Herbie Hancock / “Speak Like a Child” (album: “Speak Like a Child” – 1968)

 

※ cafe Mellows の営業は、11/25までの金・土・日の週末となります。ご来店の際は、ご注意くださいませ。