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Mellow Tunes ~ Vol.250【松尾潔のメロウな夜間授業 [第4回]】

いつもご訪問ありがとうございます。
昨晩(2/17)開催された、第4回『松尾潔のメロウな夜間授業』〜R&Bの愉しみ〜『キース・スウェットと「ニュー・ジャック・スウィング」』に出席するため、東京ミッドタウン日比谷の「ビルボードカフェ&ダイニング」へ行ってまいりました。僕個人としては、今回で三度目の参加となりました。
今では実店舗「Mellows」も閉店し、足掛け10年の歳月が経過した「Mellow Tunes」コーナーも、いつの間にか「Vol.250」にまでなってしまいました。ある意味区切りの「250回目」は、こちらの「夜間授業」出席時のレポートです。

 

 

昨晩から当サイトへの『松尾潔のメロウな夜間授業』という検索ワードでの「アクセス」が顕著になっておりまして、これはおそらく日本中の『メロ夜』リスナーの皆さんはじめ、参加したくても諸事情からそれが叶わなかった多くの松尾さんファンの方々の、「メロウな夜間授業」の様子について気になって仕方がないという、ご同輩方の熱い意志による現象だと考えるのが、至極妥当なようです。
幸運にも参加させていただくことのできた立場から、すこしでも授業の雰囲気だけでもお伝えできればと、今現在は多くの方同様に、自分も会社員の立場で時間の制約もありますが、今回の「夜間授業」の様子をご紹介いたします。
(ご覧の通り、当サイトは営利目的のためでなく、あくまで運営者である僕自身の価値感に基づき、多くのアーティストの作品等をご紹介させていただいております。それ故、参加できなかった方々へのフォローの意味合いがすべてですので、その点については松尾さんもきっとご理解いただけていると信じております。)

さて4回目の授業ともなると、「通しチケット」を保持されていらっしゃる方も多く、毎度おなじみのお顔触れといったことも、少なくない状況になってきたような印象があります。もとは見ず知らずの他人同士だった方々が、会場で何度か顔を合わせているうちに、皆さん大好きな「R&B/SOUL」という「共通言語」を用いた会話が成立しているような、傍観しているとそんな様子が会場のあちこちで見受けられます。「なんて大人な場なんだろう」という雰囲気で、毎回満たされています。メロウでユーモアに溢れた軽快なトークで、そんな「大人の社交場」の仕切りをしているのが、「メロウなソウル・バー」のマスターである「松尾潔」さん、といった図式がもはや完全に成立していますね。僕もかつてはカフェのマスターでしたので、そのプロデュース能力の高さには、もう脱帽ものですね。

「人類史上もっとも山羊に近い声を持つ男」と、愛情たっぷりに今夜の主役『Keith Sweat』(キース・スウェット)を形容するなど、これまでのどの授業にも増して、力の入り具合が違う印象の松尾さん。もう好き過ぎて「何から手を付けていいかわからない」くらいの「キース」への偏愛ぶりが、客席にもビンビンに伝わってきました。
同じN.Y.はハーレム出身で、後に『New jack swing』の革命児としてスターダムにのし上がる年下の「Teddy Riley」(テディー・ライリー)のプロデュースによって、『I Want Her』でデビューはしたものの、苦労人として知られる「キース」が元々目指していたのは、あくまで「オーセンティック」なスタイルの「R&B/SOUL」であり、「ミディアム/スロウ」や「スロウ・ジャム」を主体とした音楽であったはずだという解説のくだりには、出席者一同「そうだよね、やっぱりそうなんだよね」と、皆一様に腑に落ちたことと思います。表現はよくないけれど、「テディ」の類稀な才能を借りてデビューのきっかけとしたのは、「キース」の最初からの戦略であったのだと。
松尾さんがバリバリの音楽ライター時代に、何度「キース」本人にインタビューを試みたところで、「次の新作はどんな感じ‥」という問いに対する答えは、決まって『Same』と言い切るその潔さに関するエピソードは、僕も含め「キース」の熱烈ファンの間ではつとに有名ですね。以前にラジオの「メロ夜」に「久保田利伸」さんがゲスト出演した際にも、その話題でやたらとお二人で盛り上がっていたことをよく記憶しています。まさに「Changing Same」(変わりゆく、変わらないもの)を地で行くような「キース」を、偏愛する多くのファンが、本国はもとより、ここ「日比谷」にも「今まさに集っている」という状態が、僕としてはなんだかとても温かで嬉しい気分になりました。

今回で4限目となった「メロウな夜間授業」も、初回と二回目で予定の時間をオーバーしたことで、「運営側より、時間内でなんとか終わらせて欲しいとのお願いがあった」と、松尾さんよりお話がありました。この点については、どの企業においても、監督する役所から「働き方改革」などという世間ずれした坊ちゃん総理が掲げるちょっと意味不明なスローガンで尻を叩かれて、どこの会社や職場でも、皆一様に運用面で頭を痛めていますよ。Billboard Japan の運営会社である「阪神コンテンツリンク」さんも同じ波に呑まれているのは疑う余地も無く、従業員さんの残業等々労働環境面で色々苦慮されてらっしゃるはずです。この点に関しては、空転する国会を続けている情けない政治家たちへ、怒りの矛先を向けるしかありません。悪いのは、「Billboard」さんでも「松尾」さんでもありません。きっぱりと、そう申し上げます。なので、お客である我々も、双方のご苦労を理解することは大切ですよね。松尾さんが期待を込めて言及してましたが、「Season 2」の実現に向けて、お互いができることを考えるのも、こんな大人のカルチャーを継続させるには、必要なことですから。

さてさてそんな理由で、後半二部のもはや名物コーナーとなった感のある「メロウTOP20」でしたが、今回より厳選された「TOP10」へと変更となりました。とはいえそこは一流プロデューサーの松尾さん、その代わりに準備してくださったのが、2限目で「ゴスペラーズ」の「黒沢薫」さんから導入されたゲストを招くコーナーが、今回も極秘裏に準備されていました。
授業開始前に会場で、松尾さんが命名したあの『CHEMISTRY 御三家』揃い踏みの「お三方」のお姿を見つけた瞬間に、「これはきっと何か起こる」と確信したのは、やはり間違いではありませんでした。
前半一部では「Team CHEMISTRY」で主に編曲・アレンジを担当される『You Go Your Way』でお馴染みの「MAESTRO-T」こと『豊島吉宏』さんが登壇され、音楽プロデューサー、編曲家、作曲家の立場から、「ニュー・ジャック・スウィング」を音楽理論の見地からロジカルに解剖・解説をしてくださいました。当時世に出現した「N.J.S.」の打ち込みによるスネアの僅か一音だけを徹夜で解剖・解析したことや、結論として「N.J.S.」の歴史における「最初の作品」として後に語り継がれる、「キース」のデビュー曲『I Want Her』には、「N.J.S.」に欠かすことのできない要素が既にすべて内包されていたというのは、とても興味深いお話でした。

そして極めつけは、「TOP10」の発表に先立ち、なんと初回の「夜間授業」にもご出席されていた、キャリアのピークを迎えつつある「CHEMISTRY」の二人をがっちりと両脇から支えている『和田昌哉』さんと『川口大輔』さんのお二人が、後半二部にご登壇されました。
2001年にリリースされた「CHEMISTRY」の1stアルバムの制作時から、松尾さんが全幅の信頼を寄せる現代の国内POP MUSIC 界における最高水準にあると断言できる、音楽プロデューサー/シンガー・ソングライターとしてのお二人のご活躍は、以前に記事としてUPさせていただいた通り。
川口さんの流麗なキーボードのイントロからとてもナチュラルな流れで始まった、和田さんしか表現できない独特のフロウで満たされた「キース」の名曲『Make It Last Forever』は、歌い出しの数秒で会場の空気を一変させました。かつて「avex」へ売り込みの際に、アカペラで歌ったデモテープの一部にも収録したことがあるという、和田さんなりの解釈で歌い上げた『Make It Last Forever』は、本当に多くの人々を感動させました。感受性の高かった20代の頃以来ですよ、人の歌声で、頭のてっぺんから足のつま先まで鳥肌が立つのを感じたのは。「体中に電気が走った」という表現がありますが、それをたった一曲で体感したのですから、本物のヴォーカリストによる「歌声のチカラ」というのは途轍もないのだなと、50代後半になった今認識を新たにした、そんな貴重な数分間でした。そしてなによりも、「ずっと長く一緒に仕事をしてきたけれど、二人がコラボする姿を見て聴いたのは、これが初めて」といって、誰よりも松尾さんがいちばん感動していた様子がとても印象的でした。
この時のご感想を松尾さんだけでなく、毎回ご出席されているはずの、松尾さんお墨付きの、今もっとも熱い「R&B」系音楽ライターの『林 剛』さんもご自身の Twitter でコメントしてましたので、お二人の Tweet もご紹介しておきます。


 

「メロ夜」同様、そんな素敵で楽しい時間ほど早く過ぎてしまうもの。
終演に向けて、いよいよ「松尾潔が選ぶ【Keith Sweat – メロウTOP10】」が、カウントダウン形式での発表となりました。
ジェラルド・リヴァート好きな松尾さんだけに、Super Vocal Unit「LSG」の作品が複数入るのは予想してましたが、なんと言っても自分としては全くノー・マークだった「1位」の発表に驚きを隠せませんでした。会場の方も同様の反応でしたから。とはいえ、改めて帰路に就く車中で何度も聴き直した『Right And A Wrong Way』の「滋味深さ」といったらそれはもう・・・
格別の味わいであったという事実を、素直に吐露しておきたいと思います。この1位の発表を知れただけで、僕にとっては参加した甲斐がありました。
以下は、松尾さんがご自身の Twitter にUPしてくださったばかりの、当日の【Keith Sweat – メロウTOP10】です。

 

そして、参加できなかった全国の皆さんへ、「TOP10 プレイリスト」の準備が整いました。よろしければ、お楽しみください。

 


『松尾潔のメロウな夜間授業』【Keith Sweat – Mellow TOP 10】

 

 

今回も、帰り際に「和田昌哉」さんと少しお話ができ、松尾さんも触れていましたが、3/4に新たなユニット『Fixional Cities』での新曲の配信リリースが決定とのこと。また、5月中旬には SUPER な3人組のユニット『X-Change』による、目黒「ブルース・アレイ」でのライブが、そしていよいよ今年度中には待望の『アルバム』のリリースが予定されているとのことです。これは、忙しくなりますね。期待してます。

 

『和田昌哉』さん関連記事はこちらへどうぞ。

『川口大輔』さん関連記事はこちらへどうぞ。

 

(※尚、当サイトにて編集された「Playlist」の再生に当たり、音源や動画自体の所有者であるレコード会社や権利管理団体を除き、当サイト運営側に対して何らかの利益が発生するということは一切ございません。誤解があるといけませんので、念のため説明をさせていただきました。記事内やウィジェットに掲載の Amazon へのリンクについても同様ですが、売上げに貢献すべく、あくまで取り上げさせていただいたアーティストの皆さんを支援するための「方法」であり「プレイリスト」だという方針を、ご理解いただけると幸いです。)

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.248【松尾潔のメロウな夜間授業 [第3回]】

いつもご訪問ありがとうございます。
今週月曜日(1/20)に開催された、第3回『松尾潔のメロウな夜間授業』〜R&Bの愉しみ〜『ホイットニー・ヒューストンと「クライヴ・デイヴィス」』に出席するため、東京ミッドタウン日比谷の「ビルボードカフェ&ダイニング」へ行ってまいりました。残念ながら12月開催の「第2回~スティーヴィー・ワンダーとモータウン・レコード」編には多忙につき参加できませんでしたので、昨年の11/18に催された初回の公演「ベイビーフェイスと<メロウという名の魔法>」以来、今回で二度目の参加です。

 

 

初回と同様に、お集まりになった面々はやはり圧倒的に50代が中心。全講座通しで参加を予定されていらっしゃるような、熱心な「松尾さん信者」の方々で、今回も会場は超満員でした。

 

 

出典:abc – THE VIEW

3回目にして、もはやこの授業の基本である、アーティストの出自から始まり、今回はすでに故人となっている「ホイットニー」だけに、死に至るまでの彼女の駆け足で過ぎ去った人生とまるで寄り添うかのように、愛情たっぷりな松尾さんのお話が進んでゆきました。松尾さんが言う「光が強いと影も濃い」という言葉の通り、スターとして、また一人のアフリカン・アメリカン女性として、彼女のローラー・コースターのような人生に対する、松尾さん独自の切り口からの考察には、驚きと共に深い共感を覚えました。遺された彼女の楽曲の数々を、授業参加者全員がまるで慈しむかのように聴き入りながら、大物プロデューサー「クライヴ・デイヴィス」とのデビュー以前の邂逅から、グラミー前夜の死去に至るのまでの、長いようで短かかった彼女の生涯に、深いため息をつかれた方も少なくなかったことでしょう。

途中、ミュージカルで活躍されている「エリアンナ / Eliana」さんが飛び入り参加で、人生でもっとも影響を受けたアーティストの一人だという「ホイットニー」の『Greatest Love Of All』をアカペラで披露してくれて、参加者一同そのパフォーマンスに感動しきり。
そして更には松尾さんの盟友でもあり、国内のHip-Hopムーブメントの魁として知られるラッパーの「K DUB SHINE」さんが登場し、プロデューサーとしての「クライヴ・デイヴィス」の手腕に対する評価や、レーヴェルの栄枯盛衰であるとか、音楽ビジネス全般について彼独自の深い考察をロジカルに披露してくれ、こちらも大変勉強になりました。

後半の終盤には、恒例となった「TOP-20」のカウントダウンがあり、マチュアで和やかな雰囲気の中で授業は終了しました。
終演後には、「松尾さん」とすこしお話ができたこともあり、僕自身にとっても大変有意義な第3回の授業となりました。
 
以下は、松尾さんがご自身の Twitter にUPしてくださった、当日の【Whitney Houston – メロウTOP20】です。

個人的には、二人とも自分と「同学年」である「ホイットニー」と「ジョージ・マイケル」のデュエット曲If I Told You That』であるとか、特筆すべきは彼女の晩年にあたる低迷期に発表されたとはいえ「美メロ」なナンバー『One Of Those Days』に至っては、やはり「松尾さん」でしかチョイスできないような「他にはない」オリジナルな選曲集となっています。『One Of Those Days』Music Video には、今後の夜間授業でも登場予定の『ロナルド・アイズレー』がほぼ共演に近いかたちで出演していたりと、映画「ボディーガード」(原題:The Bodyguard)では全くもって伝えきれなかった「ホイットニー」の真の魅力を伝えるという意味においては、彼女にとっての最高傑作映画ため息つかせて』(原題:Waiting to Exhale)の有名なシーンをオマージュした Music Video に、往年のファンは皆むせび泣くしかありません。

映画『ため息つかせて』(原題:Waiting to Exhale)は、Amazon Prime Video でも、確か¥200以下で視聴できたはずなので、観賞を逃された方もまた観ようかなという方も、ぜひご覧になることをお薦めします。観ていただければ、なぜ松尾さんがあれほどまでに映画「ボディーガード」に対してちょっと手厳しい対応をされたその「真意」を、きっとお分かりいただけることでしょう。『I Will Always Love You』がちょっと苦手な僕は、松尾さんの意図するところが、とってもよく理解できましたので。
余談になりますが、そうですねぇ、昔から「Black Music」つまりは「黒人音楽」と呼称されるカテゴリーの音楽を、長いこと聴き続けていると、それは「米国」という国そのものが持つ「陰」の部分の悲しい歴史を、遡って知る必然性が出てきますね。「R&B/Soul」であれ「Jazz」であれ、これはもう避けて通れない、そして最低限知っておかねばならない、過去や歴史を探求する道程でもあるわけです。
平たく表現するのであれば、ホイットニーが「ボディガード」という映画に主演するにあたり、嫌でも対峙することになった「アフリカン・アメリカン」で破格の成功を収めた一人の女性としての「存在意義」というか、それこそ「ソウル(魂)」という「アイデンティティ」の在り方に、松尾さんは思い切って言及されたのだと、僕自身はそんな風に理解を深めました。

当日参加したくてもできなかった全国の多くの「メロ夜」リスナーの皆さん方の為に、全てカウント・ダウン形式で「YouTube 動画」による「プレイ・リスト」を編集させていただきました。よろしければ、どうぞご鑑賞ください。

 

 

『松尾潔のメロウな夜間授業』【Whitney Houston – Mellow TOP 20】

 

「Whitney Houston」関連の過去記事では、ホイットニーの主に初期の作品で関わったプロデューサー「KASHIF」「Michael Masser」なども取り上げております。ご興味のある方は、よろしければご一読ください。

 

次回の「松尾潔のメロウな夜間授業 〜R&Bの愉しみ〜」は
第4回 2/17(月)『キース・スウェットと「ニュー・ジャック・スウィング」』
です。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.239【松尾潔のメロウな夜間授業】

いつもご訪問ありがとうございます。
メロウな「R&B/Soul Music」をこよなく愛する人々にとって、そんな音楽たちがもっとも似合う「晩秋」という季節になりました。
(「Twitter / Facebook / Instagram」等、更新にスピード感のある「SNS」については、あいにく導入しておりませんので、リアル・タイムの情報提供ができず、ごめんさなさい。)
さて、昨晩のことになりますが、慌ただしい月曜の仕事をやっつけた後電車に飛び乗り、そんな秋も深まりつつある、東京は日比谷「ミッドタウン」に初めてやって参りました。すでにクリスマスのイルミネーションが華やかで、久々に圧倒的で人工的な美の数々に触れ、ちょっと感動。
回想すること30年以上も前、新卒で社会人一年生としてスタートを切ったのが、すぐ近くの日本のビジネスの中枢と言われる丸の内・大手町だったことや、また銀座のオフィスにも通勤してた時期もあったりと、記憶の中の昔の脳内マップとはだいぶ様相が異なる現在の日比谷エリア再開発後の様子に、しばしの間びっくりでした。とはいえ、空港に転勤するまでは都内各所でそれなりの時間を過ごした経験からか、少し歩いているうちに道を思い出してきて一安心。昔はスマホなんてなかったですからねぇ。まあ、それはともかく本題に。

 

 

今回の訪問の目的は、東京ミッドタウン日比谷の「ビルボードカフェ&ダイニング」で11/18よりスタートしたこちらのイベント。

当サイトでもずっと応援させていただいている、今年で「Season 10」 を迎えた大人のためのラジオ・ミュージック・プログラム『松尾潔のメロウな夜』でおなじみの、音楽プロデューサー『松尾潔』さんのトーク・ライヴ・イヴェント、題して『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』が本日よりスタート。これから月に一度、「R&B/Soul」界のレジェンド・アーティストを取り上げ、今後計10回の公演を実施予定だそうです。詳細はこちらへ)

 

 

初回の公演「ベイビーフェイスと<メロウという名の魔法>」に集まったのは、おそらく平均年齢は50歳辺りとなるであろう、自分と同世代のいわゆる「R&B/Soul Music」をこよなく愛する「大人」の面々が店内満席の約100名以上。中にはよくメディアでお目にかかれる音楽ジャーナリストやアーティストの方々初め、とにかくそんな業界の方々も含め共通するのは「R&B」好きであると同時に、松尾さんの熱烈支持者の集まりといったところでしょうか。

 

 

「メロウな夜間授業」が始まるまでに、松尾さん考案の「Babyface」が過去にプロデュースした楽曲のタイトルが冠されたオリジナル・メニューの食事の提供もあったり、なにより店内の「BGM」は完全に松尾氏の世界観で満たされた、まるでソウル・バー的な至福の空間と化していました。

休憩を挟み前後半に分けて進行された、トークが絶好調な松尾さんの講座は、言うなれば『メロ夜~大人のための夜間課外授業』的な内容で、松尾さんが「iTunes」でプレイした楽曲やアルバムをノートにメモしている方も沢山いたりして、なんともほのぼのとしていて「あたたかい大人の集まり」といったのが、とても印象的な初回でした。ラストには、松尾さんがその場でセレクトした『ベイビーフェイスのメロウな楽曲TOP10』の緊急発表があり、松尾さんならではの選曲に、参加されたお客さん一同、「すごい」「思いつかない」「そうくるか」などなど、もちろんいい意味で大きな反響がありました。

 そして、僕自身も含め多くの参加者がこんな貴重な講座だからこそ教えてもらい初めて知った、「ベイビーフェイス」「マイケル・ジャクソン」がコラボした、スパイク・リー監督の映画『Get On The Bus』(1996年公開) の中で使用された貴重な作品『On The Line』を取り上げておきましょう。大物二人のコラボだけに、映画公開当時はサントラへ盤への収録が権利関係の複雑さから実現できなかったそうです。そんなエピソードも沢山披露されました。


Michael Jackson and Babyface – “On The Line”
(soundtrack from the 1996 movie “Get On The Bus” directed by Spike Lee)

 

とかく責任をいろいろ背負い込む世代の大人の皆さんにとっては尚更のこと、週に一度のラジオの「メロ夜」も、月に一度の「メロウな夜間授業」も、ひとときの贅沢であり「明日への糧」となることに、異論を唱える人など皆無でしょう。幸運にも参加できる環境にある方は、ぜひご自身でご体験ください。「R&B/Soul」を愛する、東京からは遠方にお住まいの方であっても、旅費を工面してでも参加価値のある集いであることは、自信を持ってお勧めいたします。

また、こんな素敵な講座を可能にするのも、なによりも素晴らしい音響設備(特にスピーカーの音)や、居心地の良い環境をしっかりと演出してくれるスペースと運営体制があってこそ。会場のスタッフそしてバックヤードやキッチンでお仕事をされていらっしゃる皆さんの、なかなか見えにくい手厚いサポートにも感激。そんな『billboard cafe & dining』さんのリンクは、ウィジェットにも貼っておきますので、ご訪問される方は参考にしてください。

 

*次回の『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』
第2回『スティーヴィー・ワンダーと「モータウン・レコード」』は12/16(月)開催予定です。

 

「追記」
松尾さんがご自身の「Twitter」に当記事をUPしてくださいました。ありがとうございます。しかも盟友の「安部潤」さんのコメントまで頂戴して、たいへん感激しております。
また、キャリアのピークを迎えつつある「CHEMISTRY」を支えている和田昌哉さん、川口大輔さんのお二人にも、当日会場で少しお話しできたりと、貴重なお時間を頂戴し、ありがとうございました。お二人のソロ作品にも大いに期待しています。近いうちに当サイトでも、作品をご紹介させていただきます。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.39【Keith Sweat】

いつもご訪問ありがとうございます。
ここ数日間、気温の低い雨模様のお天気が続いています。
一都三県を除き、緊急事態宣言が解除されたからといって、一度変更を余儀なくされた新たな生活様式が急に過去のそれに戻るわけでもなく、いやでも神経を擦り減らす日々が続きます。
来週早々には、残る首都圏に於いても状況が改善され、多くの規制が解除される方向に向かうことを、心より祈念しております。

 

 

雨降りが続くからといっても、外に出たい気持ちを抑えるのは難しいもの。
スロウ・ジャムの名曲『In The Rain』の中で「I wanna go outside in the rain …」と朗々と謳いあげるのは「Keith Sweat」ですが、リリースされた33年前から何度も何度も繰り返し聴いた作品ですが、本当に素晴らしいとしか言いようがありません。
そういえば「キース」をしみじみと聴くのも、2月17日開催の「松尾潔」さん主催の第4回『松尾潔のメロウな夜間授業』〜R&Bの愉しみ〜『キース・スウェットと「ニュー・ジャック・スウィング」』以来かもしれません。「成功者はなぜか、派手なセーターを着ている」という、松尾さんなりの仮説を披露されたとても楽しかった授業でしたが、あの夜のことがなぜだかもうずいぶん昔の出来事のように感じてしまうのは、それだけインパクトのある状況が地球上で起こったからに他なりません。計10回(+1)の授業が予定されていますが、この非常事態が去って落ち着いた頃には、いつか再開してくれるものと願います。
もちろん、多くのアーティストの皆さんの、中止や延期を余儀なくされている大切なライブや公演も含めて、文化的な催しが一つでも多く再び開催できる日がやって来ることを、心より祈っています。

 


Keith Sweat – “In the Rain”
(album: Make It Last Forever – 1987)

 

どうやら、週末の前半も雨模様らしい。なんだかもう「梅雨の走り」なのだろうか。

 

海外アーティストはさておき、国内アーティストの記事をUPした際は、可能な限りアーティストの方やマネジメント事務所宛てにメールで、記事内容に間違いや修正すべき点がないかどうかを確認していただくようにしているのですが、最近はほとんどのアーティストの方への連絡手段がメールではなく、「Twitter」のDMや各種SNSに変わってきていて、僕の場合普段使いのLINE以外に「SNS」のアカウントを所持していないことで、何かと不都合が生じるようになってきています。これまでは色々と考えるところがあって、敢えて「SNS」には対応してこなかったのですが、ブログ・リーダーの皆さんからも、「ぜひSNS対応を」とのお声を多数頂戴しております。音楽家の方々からは「Twitter」を、写真家の方々からは「Instagram」をと、正直なところそんなご要望が少なくありません。時代と共にコミュニケーションの手段が変化していくのは当然といえば当然なので、あくまでブログ記事の更新通知のような補完機能的な位置付けで、まずは「Twitter」のアカウントを準備しようかと思案中です。そんな訳で、少しお時間をくださいね。準備が整い次第、当サイト上でお知らせいたします。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.29【Blackstreet】

いつもご訪問ありがとうございます。
冬の寒さもピークの二月ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウィルスやインフルエンザと、なにかとネガティブな話題のニュースばかりですが、せっかくご訪問いただいたからには、しばしの間「メロウな音楽」で心を開放してみてはいかがでしょうか。

 

 

1980年~90年代に世界を席巻した感のあった、その当時の「R&B/Soul」ミュージックのサウンドが近年リヴァイヴァル・ブームとなってから久しいですが、このムーブメントの傾向はどうやら本物のようです。
「メロディ」や「グルーヴ」がとても大切にされていた印象の強かったその時代のサウンドを、リアルタイムで体験してきた僕らの世代にとっては、とても懐かしくまた歓迎すべきトレンドで、なんだか理由もなくニヤついてしまうような気分です。ご同輩の皆様にはご理解いただけることと思います。

世界的な「Disco/Funk」ブームからより洗練されたアーバンな「ブラック・コンテンポラリー・ミュージック」の盛り上がりの余波を受けつつ、「ブラック・ミュージック」全般の人気が全盛期を迎える準備が整ったタイミングともいえる80年代後半に、彗星の如く登場したのが「Teddy Riley」(テディー・ライリー) でした。彼が先駆者として世に広めていった、それまでの「Soul Music」とは一線を画す斬新な「R&B」のカタチである、『New jack swing』(ニュー・ジャックス・ウィング)と呼ばれるそのサウンドは、瞬く間に当時の若者たちを中心に時代を飲み込んでいきました。後に「Hip-Hop」が勃興してくるきっかけにも繋がる、まさに「Big Wave」と呼ぶべき現象でした。
そんな天才アーティストの「テディ」がグループのメンバーとして在籍していた『Guy』の活動終了に伴い、90年代に入って新たに編成したグループが『Blackstreet』でした。『New jack swing』は典型的な打ち込みのシャッフル・ビート(スウィング・ビート)と重厚なグルーヴで成り立つサウンドであったものの、そのカテゴリーのパイオニア的存在であった「テディ」の創造するサウンドには、それらと相反するような「極上のスロウ・ジャム」作品も存在していたのが、他の模倣的なアーティストとは決定的な違いでした。2020年になった現代において、レジェンドとして再評価をされるというのは、その辺りにも理由があるのだと思います。

リリースされた4作のアルバムの中でも、1stアルバムの後半に配置されたメロディックなトラック群の中でも、ひと際キラリと光る存在の「スロウ・ジャム」が、今回取り上げる『Tonight’s The Night』です。

 


“Tonight’s The Night” – Blackstreet ft.Tammy Lucas
(album: Blackstreet -1994)

オリジナル・ヴァージョンのリリース以降、多くの Remix ヴァージョンがこれまで出てきているようですが、やはりオリジナルがいちばん好きですね。さりげないホーンの入り方なんかにしても、もう鳥肌もののJazz のエッセンスを感じます。やはり奥が深いですよ、この方の創造する音楽は。

 
そんなテディが4月に来日し、『Billboard Live』の大阪・東京・横浜の3か所で、今回はなんと「New Jack Swing All Hits from Guy and Blackstreet」と銘打ち彼が生み出した名曲の数々を惜しみなく披露してくれる、とのこと。
 
その【来日直前特別講習】として、現在『日比谷ビルボード夜間授業』の一環として開催中の『松尾潔のメロウな夜間授業 〜R&Bの愉しみ〜』の特別講座、『テディ・ライリーと「ニュー・ジャック・スウィング」』の開催が、来る4/6に予定されています。チケットはもう残り少ないようですが、興味のある方はぜひご参加されてはいかがでしょうか。

 

 

 

Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019 Vol.1【Keith Sweat】

いつもご訪問ありがとうございます。
12月に入って、世界中の街角から沢山のクリスマス・ソング (Holiday Song) が流れてくる季節になりました。
「Google 翻訳」の機能などが充実してきていることで、ありがたいことに、毎年世界中のビジターからご訪問いただく「Holiday Season」恒例の企画『Mellow なクリスマス・ソング』ですが、なんだかんだで今年で「9シーズン」目となりました。(11月下旬から昨年以前の特集へのアクセスが急増してきて、なんだかすごいプレッシャーとなっています。)

 

 

例年ご訪問いただいている熱心なブログ・リーダーの方であればご記憶にあるかもしれませんが、昨年の『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2018』に関しては、近親者が旅立ったこともあり、僕自身いろいろと思うところもあり、昨年は敢えて選曲作業はせずに、過去の『Mellow なクリスマス・ソング』シリーズから、「ダイジェスト版」として編集した「プレイ・リスト」を幾つかUPさせていただきました。
年も変わり、今年の『2019年』ヴァージョンでは、作品(楽曲)を特定することなく、そして敢えて古典や定番(スタンダード)となっている作品は極力除外して、いくつかの作品をご紹介していく予定です。雰囲気としては、大変ご好評をいただきました『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2017』のような流れになりそうです。まだ選曲作業中なので、なんとも言えませんが、「Soul/R&B Holidays」な感じに、まとまりそうな感じです。解説も短い時もあれば、長い時もあるかもしれませんが、松尾さんではありませんがそれもまた「風まかせ」的に進めてゆこうと考えています。

さて『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2019』幕開けとなる初回の今夜は、当サイトでも何度かご登場いただいている「Soul/R&B」の重鎮の地位に上り詰めた感さえある、『Keith Sweat』(キース・スウェット)2007年にリリースしたクリスマス・アルバム『A Christmas Of Love』から、「キースの魅力のすべてが凝縮された」と言っても過言ではない彼のオリジナル作品、『Nothing Like Christmas』 をお届けします。

 


Keith Sweat – “Nothing Like Christmas”
(album: A Christmas Of Love -2007)

 

初めて彼の音楽に触れたという方もいらっしゃるかもしれませんが、「キース」あるいはキース関連の過去記事へのリンクはこちらへどうぞ。

また、当サイトでもずっとサポートさせていただいています音楽プロデューサー「松尾潔」さんが、11月にスタートさせた「大人のための夜間講座」『松尾潔のメロウな夜間授業 〜R&Bの愉しみ〜』でも、来年2月に第4回目のテーマとして『キース・スウェットと「ニュー・ジャック・スウィング」』といった講座が予定されています。気になる方は参加されてみてはいかがでしょうか。

 

そしてこちらは、2年前に比較的反響とアクセスの多かった『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2017』【総集編】のプレイ・リストです。よろしければ、併せてお楽しみください。


『Mellow なクリスマス・ソング ~ 2017』【総集編】

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.243【Daisuke Kawaguchi】

いつもご訪問ありがとうございます。
クリスマスのイルミネーションなどを車窓から見かけるにつけ、季節が足早に冬の「Holiday Season」に向かって一気に進んでいくのを感じる、いつもの12月の入り口。それでもなお、やはり極端に人工的なものよりも、僕にとっては自然現象のナチュラルな美しさの方が、むしろ魅力的に感じてしまう。たぶん、いつもどこか「Mellow」な音を求めているのも、きっと根っこは同じことなのかもしれません。

 

 

さて、先日参加させていただいた『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』の会場で、松尾さんが「ケミ御三家」(豊島吉宏氏・和田昌哉氏・川口大輔氏)と呼ぶ「チーム・CHEMISTRY」の屋台骨を支える、和田さんと川口さんと幸運にも少しお話をする機会がありました。「和田」さんに関しては、ちょうどよいタイミングでご自身の新曲のリリースがありましたので、先に記事にさせていただきました。
そして今回の「Mellow Tunes ~ Vol.243」でご紹介させていただく『川口大輔』さんは、シンガー・ソングライター/作曲家/作詞家/編曲家/キーボーディスト/音楽プロデューサーと、マルチな才能を持ちあわせた、和田さん同様に稀有なアーティストです。また、初期の「松尾潔」氏プロデュース作品群より、まさに右腕となってずっと支えて続けている存在であることは、前出の「和田昌哉」さんと同様の存在ですね。
2002年の日韓共催FIFAワールド・カップの公式ソングとして川口さんが作曲を手掛けた『Let’s Get Together Now』は、韓国で公式に放送された初めての日本語詞の歌としても歴史的な首位を獲得し、当時大きな話題となったことを記憶されている方も多いのでは。

とにかく多くの著名なアーティストの作品の作曲/編曲そしてプロデュースを数多くこなしていらっしゃる川口さんの作品の中でも、僕がいちばん好きなのは、どうしても「スロウ・ミディアム」「メロウ」な作風の楽曲に集中してしまいます。なぜなら川口さんが創り出す、ことバラッド作品群におけるメロディ・ラインやコーラスが美しい楽曲が少なくなく、そんな作品たちを聴くたびに、現代における稀有な作曲家のお一人だと認識を新たにすることが度々あります。

 


DOUBLE -「ストレンジャー」
(album: Ballad Collection Mellow – 2010)

当サイトでもずっとサポートさせていただいている、今年で「Season 10」 を迎えた大人のためのラジオ・ミュージック・プログラム『松尾潔のメロウな夜』の中でも、過去にリクエストして、松尾さんに番組のオープニングで取り上げていただいたこともある『DOUBLE』『ストレンジャー』が、僕自身にとっては、数ある「松尾潔」氏プロデュース作品群の中で、(甲乙つけがたいですが)、最も愛する作品であることは、この作品のリリース以来変ずっと変わらない事実です。終わりかけの恋愛の情景をしっとりと描写する作詞は、もちろん「松尾潔」氏、そして作曲/編曲は「川口大輔」氏なのは、言うまでもありません。本作品において溢れ出るような「メロウネス」は、フィリー・ソウル界の大御所である「トム・ベル」や「ギャンブル&ハフ」あたりが制作にあたったのではと思えるほどの、ソフィスティケイテッドな流麗さを纏って、そっと佇んでいるような印象の作品です。
もともとはボサノヴァやサルサなどのバンドでのピアニストの経験であるとか、川口氏自身のルーツとなっているというラテンやブラジリアン・ミュージックの要素は、おそらくR&B/Soulに深淵な理解のある松尾氏との出逢いによって、CHEMISTRY ならぬ「化学反応」が生じたのではないかと、そんな印象を受けています。

さて、そんな川口氏の最近のお仕事の中でも特筆すべきは、なんといっても16年ぶりの松尾氏プロデュースの「CHEMISTRY」のニューアルバムに収録された『Heaven Only Knows』『数えきれない夜をくぐって』の作曲/編曲に尽きるのではないでしょうか。特に後者の『数えきれない夜をくぐって』という作品は、アルバムに収録する最後の一曲となったそうで、オーセンティックなソウル・マナーで満たされた本当に美しい Ballad / Slow Jam の仕上がりで、松尾氏が形容したように「ロバータ・フラック」が歌っても何の違和感さえないほどに磨き上げられた楽曲と言えるのではないでしょうか。もちろんケミの二人の歌ヂカラが更にそれを増幅しているわけですが。

 

CHEMISTRY 『Heaven Only Knows』-Music Video

 

 

そして、当サイトでも何度か取り上げている「土岐麻子」さんの多くのアルバムにも、川口さんの作曲・プロデュースの作品が多く収録されていますが、僕が中でもいちばん好きなのは、なんといってもスロウ・ミディアムのこの作品。うーん、やっぱり素晴らしい。


『僕は愛を語れない』
土岐麻子
 

それにしても、初対面の自分にきちんとした大人のマナーで対応してくださった「川口さん」「和田さん」お二人の素晴らしい人間性もそうですが、「松尾さん」は本当に素晴らしいブレインを抱えていらしゃると感じました。再始動後の「CHEMISTRY」への評価も含め、いいモノを創り出すには「やはり人あってこそ」と痛感した、今日この頃です。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.240【Masaya Wada】

いつもご訪問ありがとうございます。
ここ数日で、冷え込みが一段と厳しくなってきました。
実店舗「Mellows」から、閉店と同時に移植された我が家のモミジたちも、寒暖差でいよいよ色付きがピークを迎えつつあります。また改めて、恒例の「Momiji 通信」にてお知らせします。

 
さて、先日参加させていただいた『松尾潔のメロウな夜間授業~R&Bの愉しみ~』の会場で、帰りがけの精算待ちの列で待っていたところ、なんとすぐ隣に「松尾さん」のTwitter で何度もお顔を拝見したことのある男性お二人がいらっしゃいました。松尾さんが「ケミ御三家」(豊島吉宏氏・和田昌哉氏・川口大輔氏)と呼ぶ「チーム・CHEMISTRY」の屋台骨を支える、和田さんと川口さんとすぐに分かったので、失礼を承知でお声を掛けさせていただきました。

和田さんご自身の新曲で、世界中で話題となっている『Different Beat』は、松尾さんの Twitter 上で何度か情報が上がっており、すでに楽曲を聴いていたので、感想をお伝えしました。ついでに、和田さんが、作曲だけでなく全曲 Vocal Direction にあたった、「CHEMISTRY」のニューアルバムのクォリティの高さと素晴らしさについても、隣にいらした川口さんにも、同様にお伝えしました。
「CHEMISTRY」の産みの親でもある「松尾氏」による、実に「16年ぶり」のプロデュースとなった最新アルバム『CHEMISTRY』に収録された、「ユメノツヅキ」「もしも」「Angel」「Still Walking」と、大半の作品の作曲に関わっている和田昌哉氏のその非凡な才能は、国内の音楽シーンにおいても、稀有な存在と断言できます。同時に、あの「CHEMISTRY」の二人に指導をする立場という事実だけで、彼のヴォーカリストとしてのレヴェルがお分かりだと思います。
静けさの中に佇む情熱を表現する極上の「クワイエット・ストーム」を感じるとともに、どこか実験的でもあるようないつもの自分と「違ったビート」で表現しようといった、むしろ「アンヴィエント」なムードさえも漂う、和田さんの『Different Beat』をご紹介したいと思います。現代風に言うならば「chill out」な「Neo-Soul」といったところでしょうか。


 
※各種配信リンクはこちらから > https://linktr.ee/masayawada

和田さんは、キーボード奏者の「MANABOON」さん、そしてギタリストの「上條頌」さんとトリオで『X-Change』としての活動もされています。(参考までに「遠藤憲一」さん主演のTVドラマの主題歌となった「CHEMISTRY」『Angel』は、お三方の共作となっています。)
今月初旬に行われたアコースティック・ライヴで披露されたという、こちらのUPされたモノクロ動画の尋常でないレヴェルの美しいバラッドが、11月下旬に配信リリース予定されている和田さんの次の新曲 『Where’s The Love』らしいです。
和田さん、間違いないでしょうか?
いずれにせよ、この楽曲は間違いなくワールド・クラスですよ。鳥肌立ちましたよ、久々に。もう驚愕ものです。リリースが楽しみでなりません。
(下記に訂正あります)

追記:  和田昌哉さんご本人より、ご丁寧なメールの返信を頂戴しました。

「さて、こちらでご紹介していただいた 曲なのですが、モノクロの画像のものは、僕と、上條頌くん、MANABOONの3人でやっているユニットX-Change名義の 「Slow Jam」という楽曲で、現時点ではライブ会場のみでの販売です。
(Where’s The Loveとはまた 別の曲なんです)
ややこしくてすみません。
ブログは先程ツイッターにてシェアさせていただきました。」

和田さんだけでなく「X-Change」ファンの皆さんからも、ご指摘を頂きました。大変失礼いたしました、ごめんさなさい。なにせあまりに「Super Mellow」な作品で、国内外のアーティストを問わず、ここ数年で聴いたことのあるバラッドやスロウ・ジャムとしては、途轍もなく異次元のレヴェルにあると感じたものですから。もうここ10日間位、この曲の和田さんのヴォーカルが脳内でずっとリフレインしている状況でして、ファンの皆様どうかお許しを。
そして、和田さんのインスタで見つけましたよ、『Slow Jam』。ライブ会場のみでの販売だなんて、あまりにもったいない。配信でも構わないので、なんとか正規リリースできないのでしょうか。まさに「メロウネスの極み」としか表現できない最上級の「スロウ・ジャム」と言える、これほどまでの作品だけに、このままにしてたらいけません。絶対に世界に発信すべきです。

 

 

 
 
 
 
 
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それにしても、初対面の自分にきちんとした大人のマナーで対応してくださった「和田さん」「川口さん」お二人の素晴らしい人間性もそうですが、「松尾さん」は本当に素晴らしいブレインを抱えていらしゃると感じました。再始動後の「CHEMISTRY」への評価も含め、いいモノを創り出すには「やはり人あってこそ」と痛感した、今日この頃です。

さて、ちょうどいいタイミングで、新曲 『Where’s The Love』がいよいよ配信とのこと。
別記事でUPさせていただきますので、少々お待ちください。