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AC Tunes ~ Vol.67【NOBU CAINE】

いつもご訪問ありがとうございます。
久しぶりの「AC Tunes」シリーズの更新です。このシリーズでは、R&B/Soul 等のいわゆる「Black Music」から少しばかり離れ、カテゴリーを問わずあくまで大人向けの「Adult Contemporary」なアーティストや作品をご紹介しております。僕自身が10代後半の若い頃に夢中になった「AOR」であったり「FUSION」などのカテゴリーを取り上げることが多いのですが、近頃は更新するのにも、PCのキーボードに向うだけの、感情を揺さぶられるアーティストや作品に出逢う機会が少なくなってきたと感じていたところでした。

そんな矢先に吉報が届きました。
【NOBU CAINE】が約18年ぶりにアルバムをリリース!
いやあ、遂にキタかぁ、といった感じですね。なにより特筆すべきは、TWINドラムス / TWIN キー・ボード編成で、それはそれはもう80年代の重厚なFUSIONサウンドが蘇生したとも言えるほどの、超一流のセッション・ミュージシャンの面々による熱く分厚い音の塊が、聴く者たちの耳を容赦なく襲ってきます。以下、所属レーヴェルの「KING RECORDS」の Official Trailer、そして【CD Journal.com】の記事をご参照ください。

 


「Asian Blow」トレイラー/NOBU CAINE

 

パーカッショニスト・斉藤ノヴが率いるインストゥルメンタル・バンド、NOBU CAINE(ノブ・ケイン)が結成30周年を記念して、約18年ぶりとなるニュー・アルバム『今ここにあるべき百戦錬磨 ~7人~』を5月16日にリリース。収録曲より「Midnight Circus」「Asian Blow」がハイレゾ配信サイト「e-onkyo Music」にて独占先行配信中。
NOBU CAINE は、角松敏生のツアー参加メンバーが集い、1988年に東京・六本木 PIT INNにてイベント〈斉藤ノヴ・セッション〉を行ったことをきっかけに結成し、同年にアルバム『NOBU CAINE』を発表。メンバー・チェンジを繰り返しながらも活動を続け、第6期メンバーとなる現在は、斉藤ノヴ(per)、村上“ポンタ”秀一(ds)、山内陽一朗(ds)、重実 徹(key)、宮崎裕介(key)、福原将宣(g)、川崎哲平(b)らが在籍。

 


「Midnight Circus」MV/NOBU CAINE

 

尚、アルバム『今ここにあるべき百戦錬磨 ~7人~』のタイトルおよびアートワークは、ノヴさんの奥方の「夏木マリ」さんがプロデュースを担当されたとのこと。今にして思えば、あの「サザン・オール・スターズ」の衝撃的デビュー曲の「勝手にシンドバッド」も、ノヴさんの編曲・プロデュースなしには存在しなかったわけですから、日本の音楽界への貢献度は多大なものがありますね。余談ですが、斉藤ノヴさんは、こんな素人の僕のサイトを時折訪問してくださっているようで、本当にありがたく思います。

どうやら世界的にも、「FUSION」サウンドが復活の兆しを見せているような印象を強く受ける昨今ですが、国内外を問わず他のミュージシャンやアーティストにも期待したいところです。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.171【Toshinobu Kubota】

今日は久しぶりのお湿りかと思えば、やはり近畿・東海・関東甲信越地方までの広範囲な「梅雨入り」の速報が、気象庁より発表されていました。いよいよ今年の本格的な「雨の季節」の始まりです。
昨年プランターから地植えに移した我が家の庭の「紫陽花」も、かなり小振りですが、ようやく青い花を咲かせました。「モミジ」の隣で咲いている姿はなんだかとても愛おしく、この国特有の季節からの「GIFT」だと、そう感じることがよくあります。

 

 

毎年のように綴っていますが、この「雨の季節」というのは、唯一湿気を除けば、僕自身にとっては決して嫌いな季節ではありません。5月の声を聞く頃から少しばかり距離を感じ始める「温かい珈琲」も、「梅雨寒」などがあるこの時期には、とても有り難いご馳走だったりします。

せっかく始まった「雨の季節」なので、だいたいこの時期は例年そうですが、「雨」「Rain」にまつわる音楽を不定期に取り上げていくつもりです。

以前から度々申し上げているように、R&BやJAZZをはじめとする「Black Music」の世界では、「雨」との親和性がとても強く、それをテーマにした作品を、世界中で日頃目にする機会も少なくありません。
日本が世界に誇る「R&B」シンガー・ソングライターの「久保田利伸」氏は、そんな傾向が人一倍強いアーティストとして知られています。その辺りのことについては、音楽プロデューサーの「松尾潔」さんがよくラジオなどで語られていますね。

実店舗の「cafe Mellows」の準備段階の時期の2010年にスタートしたこのブログですが、久保田氏が永年こだわってきた「雨」にまつわる「Love Song」を中心とした、究極のLOVE SONGアルバム『LOVE&RAIN~LOVE SONGS~』がリリースされたのが、同年2010年11月末でした。今にして思えば、久保田氏のこのアルバムはもちろん、そして今回取り上げる『LOVE RAIN~恋の雨~(松尾潔リミックス)』との出逢いは、まさに偶然であり必然だったのかもしれません。

もう8年近く前になりますが、ちょうどその頃「退社/独立」に向けた準備でとても慌しくしていた僕は、12月の第一週に入った時点で、有給休暇消化を兼ねて、クルマの一人旅で「京都」へ向う道中にありました。普段からTVを見る習慣がないものの、松尾さんのラジオ番組『松尾潔のメロウな夜』だけはちゃんと毎週録音して時間のあるときに欠かさず聴いてましたので、数日前の放送に久保田氏がゲストで出演されNew Album『LOVE&RAIN~LOVE SONGS~』の紹介をしていた内容を聴きながら、深夜の東名高速をゆったりとしたスピードで流していました。ちょうど名古屋に差し掛かる辺りでクルマのスピーカーから聴こえてきた『LOVE RAIN~恋の雨~(松尾潔リミックス)』は、とても新鮮かつ回顧的なアレンジが施されており、その当時のあらゆるしがらみから開放された自分自身の心境もあってか、ドラマの主題歌で先行シングル発売されていたオリジナルVer.よりも、なんとも「腑に落ちる」印象を受けたのを、今でも鮮明に思い出すことができます。(この時のエピソードについては、以前に松尾さんの番組の中で取り上げて頂きました。)

オリジナルVer.が収録されているにも拘らず、わざわざ久保田氏がアルバムの1stトラックに本REMIX作品を据えたのも、きっと同様に感じたからなのでしょう。「優れた原曲があってこそ」の大前提とはいえ、ドラム・ベースの効いたリズム・トラック/女性コーラス/ピアノ/フルートのリフとソロ等々、各々の効果が絶妙なバランスで成立しているのが特徴的で、作品をプロデュースする際、元々音楽ライターであるが故に、常に「聴き手」である「リスナー目線」を決して忘れない松尾さんの仕事振りには、いつも感心させられっ放しです。

 

久保田 利伸 – LOVE RAIN ~恋の雨~(松尾潔remix)
(album: 『LOVE&RAIN~LOVE SONGS~』- 2010)

 

久保田利伸 『LOVE RAIN~恋の雨~』
(Single/original Ver.)

 

『LOVE&RAIN~LOVE SONGS~』では、久保田氏本人による作品のみならず、Yuming (荒井由実)の名曲「朝陽の中で微笑んで」や、SWV「RAIN」のカヴァー等も収録されており、KUBOTAファンは必聴盤ですよ。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.170【Andy Stokes】

いつもご訪問ありがとうございます。
もう「6月」ということは、早くも今年の折り返し地点までやって来てしまったということですか。
そして「雨の季節」ももう目の前まできているようです。MellowなR&Bとの親和性の高いそんな季節は、湿気を除けば、決して嫌いな季節でもありません。なんといっても、植物たちの緑の色の濃さが違いますから。

 

 

 

 

今回の「Mellow Tunes」で取り上げるのは、先月中のラジオ番組『松尾潔のメロウな夜』やご自身のTwitterで、音楽プロデューサーであり「Mellow Master」でもある「松尾潔」さんに、「2018年の年間メロウTOP20入り確実」とまで言わしめた、「Andy Stokes」(アンディ・ストークス)『Best Day Ever』をご紹介します。
恥ずかしながら僕は彼の存在を、今回松尾さんが取り上げるまでまったく知らずにいました。
米国オレゴン州ポートランド出身で、R&Bグループ「Cool’R」のリード・ヴォーカリストだったアンディ・ストークスですが、今年4月中旬に6曲入りのEP盤(Extended Play – ミニ・アルバム)『Now』をリリース。2ndトラックに収録された『Best Day Ever』は、久々に頭をガツンとやられた感が強い、「Old School」でとてもオーセンティックなR&Bマナーで溢れた作品だと思います。松尾さん自身、「アンディ、いったい何処に隠れていたんだ!」と仰ってましたが、ほんとにそのくらいR&Bのフロント・ラインにずっと鎮座していても不思議ではないほどの実力派じゃないですか。年齢的にも、多分自分とそう変わらない世代だと思うだけに、感慨もひとしおです。
Andy Stokes (アンディ・ストークス) Official はこちら

 

Andy Stokes “Best Day Ever” OFFICIAL MUSIC VIDEO
(album: NOW – 2018)
 

それにしてもこんな作品がこの時代にリリースされてくること自体もそうですが、「由緒正しい」という表現が適切かどうかは別としても、現代では希少となったこういったヴェテラン・アーティストや彼らの作品を、広く世に伝えようとしてくれる松尾さんの姿勢には、いつもありがたい気持ちでいっぱいです。
毎週月曜23:00からの『松尾潔のメロウな夜』は、どうかお聴き逃しなく。

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.169【David Sanborn】

いつもご訪問ありがとうございます。
ところで、季節はもう夏なんでしょうか?この時期から気温が30度近くまで上昇するって、ちょっと考えものです。

そんなことを思いながら、近隣のいつもの湖岸沿いの公園まで来てみたところ、南南東からの湿気のない風が吹き込んで、木陰にいる限りは結構涼しくて、なんともいえず快適じゃないですか。そうか、問題は「暑さ」より「湿気」なのだと、今更ながら改めて気づいたりします。
生き物たちは皆それぞれが、まもなくやってくる「雨の季節」と「初夏」に向けて、徐々に準備段階に入ったような、そんな印象を受けるこの季節です。
多くはまだまだこれからですが、一部の少し気の早い「睡蓮」や「紫陽花」が咲き出したりしているのを目にすると、またそんな季節が巡ってきたのかと、一年の経過をとても早く感じてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

5月に入ってすぐに、僕が10代の頃からのアイドル的存在で、米国を代表するアルト・サックス奏者David Sanborn」(デヴィッド・サンボーン)の Best Album 『This Masquerade』がリリースされました。(サンボーン氏については、過去記事のいたるところで出てきますので、詳細についてはそちらをご参照ください。)

彼の新旧の代表作から25曲が収録され、傾向としては人気がピークを極めていた80-90年代の、いわゆる「FUSION」が世界的にも全盛期だった頃の作品がピック・アップされているような印象です。(ジャケット写真はおそらく40-50歳頃のものでしょうか..)そういった意味でも、初めて「デヴィッド・サンボーン」に触れる若い世代のリスナーにとっては、とても「入門用」に適した「Best Album」に仕上がっていると思われます。彼の代表的な作品はほぼ網羅されています。

そんな中で、今回久し振りに聴いて、やっぱりとてつもなく「Mellowness」を感じるバラッド・チューンの『Rikke』が素晴らしい。本作品に収録されたのは必然と言えるでしょう。

 

Rikke – David Sanborn
(album: Songs From The Night Before – 1996)

『Rikke』の収録されたオリジナル・アルバム「Songs From The Night Before」は、なんといっても、冬のNYのブルックリン・ブリッジをバックにした渋いジャケット・デザインが秀悦です。
若い頃にこの場所で見た摩天楼の夜景の美しさは、一生忘れません。

 

 

【雑記】「イニエスタ」がやって来る

暑い日が続きますね。
かなり久しぶりの「サッカー」ネタです。

 

 

スペインの「2017/2018」シーズンの「リーガ・エスパニョーラ」での優勝を手土産に、「FC BARCELONA」でキャプテンも務めた生粋の選手であり「バルサの心臓」とも称えられ、スペイン代表選手でもある「Andres Iniesta」(アンドレス・イニエスタ)の、J-1 ヴィッセル神戸への移籍・入団会見が本日行われた。7月の「Russia World Cup」が終了した時点で、本格的に来日するとのこと。

これは、J-リーグのみならず日本のサッカー界全体にとって、大変価値のあることだと思います。世界のトップ・プレイヤー中のトップと言える存在の選手のプレーを見るだけでも、ましてや一緒に戦ったり対戦できることで、どれだけ経験値が上昇するかは、素人の我々が想像しただけでも、それはもう計り知れないほどだと思う。
バルサでの退団セレモニーと、神戸への入団会見で見せた実直な人柄を思わせる語り口は、さすがにスペイン国内でも定評ある、一流のサッカー・プレイヤーであることが窺い知れるようだ。
日本人でありながら、現地バルセロナでの取材・生活経験もある、スポーツライター「小宮良之」氏の記事が、大変興味深いので、興味のある方はぜひご一読を。

 

Andres Iniesta – The Last of his Kind – HD
 


FC Barcelona – Camp Nou Title Celebrations & Iniesta farewell
 


El Día Después (21/05/2018): Iniesta se despidió de su templo

 

 

(Photo by David Ramos/Getty Images)

 

大学アメフト界での不祥事が世間を賑わす中、選手としてプレーする立場であれ、選手やチームをサポートする立場であれ、アマチュアであれプロであれ、「スポーツ」本来の存在意義をいろいろと考えさせられるこの機会に、降って沸いたようなこの大型移籍ではありますが、あらゆる意味で一流に触れて感じるということは、意義のあることだと思います。そして、学生スポーツとはいえ「教育の場」であることに変わりありませんので、日本のスポーツ界全体が世界から笑いものにされぬよう、願うばかりです。

J-リーグからも目が離せなくなってきました。World Cup以降は、更なる移籍話も出てくるのでしょうか。

 

Mellow Tunes ~ Vol.168【Daniel Caesar】

いつもご訪問ありがとうございます。
事故以来、ちょっと仕事以外でキー・ボードを叩くのがシンドイ時があって、なかなか更新できずにすみません。
まもなく新緑の5月も終わろうとしていますが、例年よりも早い春の到来からすべてが前倒しで、個人的には心底嫌いな暑い季節が、ちらちらとすぐ目の前に見え隠れしているような、ここ最近の関東地方の気候です。暑い季節には、正直なところ「Mellow」な音楽は不向きであり、やはり肌寒い秋から冬にかけてが「旬」であり「Best Season」であることは間違いありません。「早く秋が来ないか」と、もうそんなことを考えている不届き者です。
日中はもう夏のようですが、夜明け前などは気温もぐっと下がって、朝焼けなどが美しい時期でもありますね。

 

 

さて久しぶりに更新する今回の「Mellow Tunes」ですが、昨年あたりから北米のみならず世界中から大変な注目を集めている、カナダはトロント出身のR&B界期待の New Star「Daniel Caesar」(ダニエル・シーザー)のご紹介です。ジャマイカ出身のゴスペル・シンガーを父親に持ち、幼少の頃からクワイア(聖歌隊)で鍛えられたダニエル・シーザーの音楽的なバック・グラウンドは、特にスロウ・ジャムにおいて顕著となり、極上のファルセットを伴ったその卓越したヴォーカル・スキルは、他を圧倒するほどのものがあります。昨年(2017年)、満を持してリリースされたスタジオ録音アルバムとしてのデビュー・アルバム『Freudian』は、音楽全般とりわけ「Black Music」に大変造詣が深くまたアーティストらへのリスペクトも決して忘れることのない、偉大な「Barack Obama」(バラク・オバマ)前大統領の「Favorite Song List 2017」に、作品がリストされていたことは、今でも語り草になっているくらい。オバマ前大統領は、二年前にも「プリンス」逝去にあたり、公式に出した追悼コメントに、世界中の音楽愛好家たちがその慈愛に満ちた言葉に感銘を受けたものでした。

勢いに乗ったダニエルのアルバム『Freudian』は、記憶に新しい今年1月末に行われた「第60回グラミー賞」において、最優秀 R&B アルバム賞へ、そして世界を驚愕させたシングル作品『Get You』最優秀 R&B パフォーマンス賞へと、堂々2部門においてグラミー賞にノミネートされました。
結果はといえば、過去記事で特集したように、まさに時代の寵児となった「Bruno Mars」(ブルーノ・マーズ)による6(7)部門制覇となったことは、皆さんの記憶にも新しいことでしょう。ブルーノの独壇場の舞台裏では、こんな作品もひっそりとノミネートされていたわけです。

「次世代R&B」を体現するアーティストの一人として注目を集める、まだ若干25歳のダニエルが、アルバムのリリース以前に先行して放った出世作『Get You』は、世界を震撼させるだけの楽曲であり、Lyricの内容はR&Bですから当然の如く「sensual(センシュアル)」(官能的)ものとなっておりますが、PVで堪能できるように、それはそれはアンビエントな世界を繰り広げています。かつての80-90年代でいうところの、まだまだ現役の偉大なアーティスト『SADE』で代表されるようなカテゴリー「Quiet Storm」の再来とも言えるのかなと、そんな印象が強く残りました。
とにかくこのグラミーにノミネートされた楽曲の特筆すべき点は、なんと言っても「音数」の少なさではないでしょうか。リズム隊の「ベース」「ドラムス」そして控えめな「ギター」によって構成され、あらゆる無駄な音を削ぎ落としたシンプルなサウンドに、あまりに美しいファルセットのヴォーカルが絡みつくように、静かに静かに独特のグルーヴがうねり続ける、そんな出色の出来の作品となっています。一見すると、ジャマイカの血の影響か、レゲエでも歌い出しそうなルックスですが、アルバムを通しで聴くと、この相当な実力に裏づけされたヴォーカル・スタイルそしてテクニックに、もう何十年も「Black Music」を聴き続けてきた僕も圧倒されっ放しでした。

 


01. Daniel Caesar – “Get You” ft. Kali Uchis [Official Video]
02. Daniel Caesar & H.E.R. – “Best Part”
(Both Songs from the album: Freudian – 2017)

 

今年3月に初来日予定だったダニエルの公演は、残念なことに中止となってしまったようですが、この人の今後の活動に注目したいところです。

以前からずっと申し上げているように、当ブログは最新の作品を中心に且つタイムリーに紹介するサイトではありません。たとえ「古い作品」であれ「すごく古い作品」であっても、僕自身が「これは素晴らしい」と感じたものを、その時点でご紹介していくというスタンスに、これまでもこれからも一切変わりはありません。音楽との付き合い方って、流行だけを追うよりも、そんなのんびりとした付き合い方の方が、絶対楽しいってものです。
人生を変えてしまうほどに、自分にとって大切な音楽に出逢うのに、「早い」も「遅い」もないのです。

 

Mellow Tunes ~ Vol.167【DOUBLE】

いつもご訪問ありがとうございます。
個人的には例年のこととはいえ、とても慌しい「GW」もようやく過ぎ、平穏な日常が戻りつつあります。自然界も日に日に変化していて、連休中のまるで真夏のような日が続いたかと思えば、今日は温かい珈琲が欲しくなるようなちょっと肌寒い気候と、なんだか忙しい感じです。
湖を北に見下ろすエリアに位置する我が家のご近所では、連休中に咲き出した「ヤマボウシ」の可憐な花々が目立つ、そんな季節になりました。

 

 

 

 

2010年から始まった当ブログとほぼ時を同じくしてスタートした、僕の敬愛する音楽プロデューサーの「松尾潔」さんのFMラジオ・プログラム『松尾潔のメロウな夜』ですが、以前に番組のエンディングでリクエストを取り上げていただいたのに続き、昨晩のON-AIRでは嬉しいことにオープニングで、リクエストにお応えいただきました。松尾さんはじめ「メロ夜」スタッフの皆さん、いつも有難うございます。

Vol.167となる今回の「Mellow Tunes」で取り上げるのは、昨晩リクエストにもお応えいただきましたが、現在病気で療養中の日本が誇る女性R&Bシンガー『DOUBLE』のTAKAKOさんの作品『ストレンジャー』です。昨晩の松尾さんの番組中で、作品についての紹介がありましたが、8年前の2010年4月にリリースされた「DOUBLE」によるその名も『Ballad Collection Mellow』に1stトラックとして収録された本作品は、作曲/川口大輔・作詞/松尾潔、そしてプロデュースはもちろん松尾さんご自身によるものです。松尾さんプロデュース作品群の中でも最も本楽曲を偏愛するが故に、実店舗の『Mellows』営業当時もよくこの作品を店内で流していたのですが、そんな時に限って偶然若いカップルのお客様が来店されることも多く、切ない詞の内容から慌てて曲を替えたことが何度かあったのも、今となっては懐かしい少しばかり甘酸っぱい記憶です。

 

【PV】ストレンジャー / DOUBLE
(album: Ballad Collection Mellow – 2010)
 

ご存知の方も多いと思われますが、もともと「DOUBLE」は1998年に「SACHIKO」「TAKAKO」の姉妹によるR&Bデュオとしてデビューしましたが、翌年の1999年に姉の「SACHIKO」がくも膜下出血のため25歳で急逝。しばしの活動休止を経て、以降は「DOUBLE」の名はそのままに、「TAKAKO」のソロ・プロジェクトとなっています。姉妹で活動していた頃から、『DOUBLE』といえば、もっとFunkyでGroovyなアップ・テンポな作品を想像するリスナーも多いかとは思いますが、僕個人としては彼女(彼女ら)の「スロウ・ミディアム」な作品群に心を奪われることが多いのです。
そんな彼女(彼女ら)の切ないバラッド集『Mellow』には、じっくりとしんみりと聴き込むだけの、文字通り「Mellow」な作品がぎっしりと詰まっています。生前の「SACHIKO」のコーラスも聴くことのできるチャカ・カーンの名作バラッド「Through The Fire」のカヴァーも然り、敬虔な「祈り」を表現しきった『Angel』など、これだけ情感豊かに表現できる日本人アーティストは稀有と断言できます。「DOUBLE」のデビュー当初よりブレーンとして関わってきた松尾さんがプロデュースする世界観は、活動再開を遂げ間もなくNew Album のリリースが予定されている、現在進行形の『CHEMISTRY』にも相通ずるところが多々あるように感じますね。
 


DOUBLE / “Angel”
(album: Ballad Collection Mellow – 2010)
 

僕が松尾さんの番組へ感想とリクエストをメールしたのが2月半ばで、「DOUBLE」TAKAKOさんがご自身のブログ上で「乳癌で手術の予定」と公表したのがそのちょうど一ヵ月後の3月中旬でした。そんな事情も知らず、「なんだかあまりよくないタイミングでリクエストしてしまった」と少々後悔しつつ、その後の彼女の病状を心配しておりましたが、3月末には手術が無事に終わり自宅にて療養中の記事が、公式ブログに早咲きの「桜」の写真とともにUPされていたので一安心。焦らせるつもりは毛頭ありませんが、一日も早い現場復帰を祈っております。

松尾さんも花粉症からくる喉・声の不調に煩わされいるとのことですが、どうかご自愛ください。僕も事故による若干の後遺症とまだ抜けきらない花粉症といまだ闘っております。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.166【Diana Ross / Julio Iglesias】

いつもご訪問ありがとうございます。
先般の事故で、永年僕の足となって支えてくれた愛車を失い、だいぶ落ち込んでおりましたが、ようやく気持ちの整理もついたところで、「Mellow Tunes」も再開です。

それにしても、あっという間に季節が春から初夏へ移行中といった印象が強いのは気のせいでしょうか。それはそうとして、「菜の花」の黄色も、森や林の木々たちの新緑も日に日に緑の濃さを増してきています。数日前に隣町の床屋さんに散髪に向う途中、前を通りかかった森林公園内の緑の濃さに吸い込まれるように、樹木などが発散する化学物質「フィトンチッド」(phytoncide)を浴びてまいりました。ちょっと痛んだ心身には、ちょうどよい治癒効果があったような気がしています。これは有難い。

 

 

 

 

当サイトにもう一つシリーズを追加しようかどうかと以前から悩んでいるのが、いわゆる「Duet」もののご紹介なんですね。「Mellow Duet Tunes」なんてのも悪くないかも、とずっと考えていました。
以前に音楽プロデューサーでありR&Bミュージックの権威でもある「松尾潔」さんもラジオ番組で仰ってましたが、「Duet」とりわけ男女による「Duet」作品というのは、Black Music (黒人音楽)と総称される音楽の中でも「R&B/Soul」のカテゴリーにおいて、現在も過去もその作品数の存在が突出しており顕著であることは、皆さんよくご存知の事実です。メッセージ色の強いジャンルの例えば「Rock」などでは、あまり見かけることがないように、そもそも「R&B/Soul」という音楽は、男女の恋愛模様であったり「sensual(センシュアル)」(官能的)な内容を表現したカテゴリーと言い切ってしまってもよい、そんな立ち位置にいる存在なわけです。「好きだ、嫌いよ」なんて非常にシンプルな内容のリリックは、母国語が英語ではない世界中のリスナーにとっても、いつの時代も分かり易く訴えることが可能で、故に古の時代から「男女Duet」による「名曲」と後に呼ばれるスロウ・バラッドを中心とした「LOVE SONG」の数々が沢山生まれ、時代が変わっても多くのカヴァー作品が後を絶たないのは、そういった「ジャンル」というか「カテゴリー」に起因していることに他なりません。
先般来日して日本中を熱狂させた『Bruno Mars』もそうですが、聴衆に訴えるものが決して難解でなく「分かり易い」というのが、R&Bも含めたPOPミュージックの本来あるべき姿なのだと、改めて気付かせてくれるよい見本なのではないでしょうか。

 

いつものように前置きが長くなりましたが、今回ご紹介したい男女によるDuet作品はこちら、Diana Ross(ダイアナ・ロス) / Julio Iglesias(フリオ・イグレシアス) の大御所二人による、1984年にリリースされた、それはそれはスケールの壮大な「Love Ballad」であり「愛の賛歌」と、当時絶賛された作品『All of You』です。古くからの音楽ファンの方であればお分かりのように、ダイアナ・ロスは言ってみれば「米国の”美空ひばり”」であり、フリオ・イグレシアスはスペイン人ですがスペイン語圏諸国を中心に、“史上最も多くのレコードを売ったアーティスト”の称号を持ち、女性ファンを熱狂させ“世界の恋人”と呼ばれるほどの人気アーティストであることは、周知の事実です。

米国人プロデューサーの「Richard Perry」の下、作詞は「Cynthia Weil」作曲は「Julio Iglesias (本人)と Tony Renis」により製作された本作品は、まずは先行して1984年8月にリリースされたフリオの「英語」によるアルバム『1100 Bel Air Place』の1stトラックとして収録されました。1ヶ月遅れでリリースされたダイアナのアルバム『Swept Away』にも当然本作品は収録され、「ダイアナのアルバムに、何故フリオが?」と、接点が見あたらないそんな二大アーティストの共演に、世界中が驚かされましたが、作品がシングル・カットされた数ヵ月後の12月には、もう世界中がこのベタベタな「愛の賛歌」に魅了され、作品は空前の大ヒットとなりました。
今になって振り返れば、当時スペイン本国やメキシコ等々スペイン語圏では圧倒的な人気を誇るフリオの、本格的な米国での成功を狙ったマーケティングやプロモーションであったのは明らかで、英語詞による作品群も、少々人気に翳りの見えてきたダイアナとのコラボレーションも、お互いにとって成功した事例となりました。

かくいう自分も、当時大学3年だったと記憶してますが、当時通い詰めていた渋谷の奥の方の宇田川町にあった「TOWER RECORDS」の旧店舗で、この曲を店内で初めて耳にしたときの衝撃は今でもはっきりと覚えています。世界中のマダムたちが、「フリオさま~」と追い回している理由がよく理解できました。ラテン女性たちが好むルックスはもちろん、とにかくあのビブラートの利いた「震える声」が、容赦なく耳と脳を刺激するのには自ら驚きました。ダイアナはもう説明不要の安定感と、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)とのDuetで、Soul Classics の金字塔である『You are Everything』以来の素晴らしいDuetと言っても過言ではない程の、圧倒的な存在感を見せつけ、まさに女王の貫禄でした。

 

Diana Ross & Julio Iglesias – “All Of You”

 

僕と同年代かそれ以上の洋楽好きの方々であれば、このPVは記憶にあるかもしれませんが、現在共に74歳となるお二人が「34年前」のちょうど「40歳」の時にリリースされた作品だけに、当時のPV(MV)によくありがちな、キャストが突然踊り出すようなミュージカル仕立ての演出による映像作品は、他のアーティストのPVでもとても多かったような印象が強いですね。

古きよき時代を回顧するような映像ですが、フリオのアルバムのタイトルが『1100 Bel Air Place』だけに、ビバリー・ヒルズ、ホルムビー・ヒルズ、ベル・エア、3つ合わせて「プラチナ・トライアングル」といわれるLAの高級住宅街の中でも、群を抜く超セレヴしか居住することを許されない「Bel Air」地区での、毎日パーティーばかりしているようなリッチな人々のライフ・スタイルを意図した演出だったわけですね。過去若い頃にこのエリアにクルマで行ったことがありましたが、「HONDA 」のコンパクトカーでノロノロ運転していた僕の後ろには、米国映画の中でよく見かけるLAPD(ロス市警)のパトカーが、しばらく追走してきたのは言うまでもありません。

 

 

【雑記】さよなら「相棒」

いつの間にかサクラの季節も終わり、周辺で見かける例年より圧倒的に早い成長を見せる「青モミジ」の成育ぶりに驚かされたり、また列島各地では真夏日を記録したりと、この数週間はなんだかあっという間に時間が過ぎて行った印象が強く残る。

 

 

しばらくぶりにUPする記事をキーボードでタイピングするのも、二週間ほど前に自分の不注意から発生した自動車事故のせいで、案の定首から左肩にかけて若干の痛みと違和感が伴う。

思えば、約10年ほど前に「TOYOTA」のディーラーから試乗車だった「IPSUM」を、通勤車として中古で購入したのが馴れ初めだった。それから数年間、自宅から職場のある成田空港までの往復100kmの道のりを、深夜・早朝のシフト勤務時の文字通り「足」となって、いつも安全に僕を職場・自宅へと届けてくれた。そういえば、二人の息子たちのサッカーの試合や合宿の時も、方々走り回ったなぁ。
退職前に有給休暇の消化がてら「伊勢~京都~北陸」とクルマで旅をした時も、2011年の震災の2ヶ月前に会社を退職し、震災後は実店舗「Mellows」の開業に向けて、頻繁に出掛けた信州への往復の際も、そして開業前後もあれこれと準備に追われ、帰宅できない時には宿代わりとなったりと、とにかくいつもいつも一緒だった。僕にとって「IPSUM」は、特注トレーラーハウスの実店舗「メロウズ号」と同様に、苦楽を共にしてきた僕の大切な「相棒」だった。

「まだ乗ってるの?」って、みんな小ばかにしたように揶揄する人も少なからずいたけれど、ここ最近は22万キロと多走行なこともあって、あちこち小トラブルが重なりパーツ交換を余儀なくされたりと、それなりにガタがきていたのは正直否めない事実だった。車検の満了する来年秋までは、なんとか一緒に過ごしたかったけれど、悲しいことにさよならの日は突然やって来てしまった。

 

 

 

事故の際、自分が身代わりとなって、ひどく痛い思いをしてまでも、僕の命と身体をしっかりと守ってくれたのだと思う。
お店の「メロウズ号」も「IPSUM」も、いまはもう僕の手元から消え去ってしまったけれど、7年前のあの「大雪の夜」に撮影した写真は、いまでもこれからも僕の宝物だ。「二人とも」ありがとう。本当に心から感謝しています。

 

なかなか気の利いた曲が浮かんでこないけど、一昨年天に召された「レオン・ラッセル」のペンによる不朽のスタンダード『A Song For You』を、故「Ray Charles」(レイ・チャールズ)のカヴァーで、見送りたいと思う。

 

A Song For You | Ray Charles