さてさて、今回で「優しい音色」シリーズもあっという間で、Vol.9となってしまいました。
今日は、音色もVocalもこのうえなく優しい、この時期にふさわしい一曲を紹介しましょう。
AOR(adult oriented rock)というカテゴリーを語る上で、絶対に無視できないアメリカ西海岸出身のアーティスト、ネッド・ドヒニーですが、このアルバムが発売されたのが1976年ですから、もう36年も経つわけです。もちろん、今でも僕の愛聴盤であり、車やお店でもときおりプレイしているほどです。ビバリーヒルズに自身のファミリー・ネームのついた通りを持つ程のリッチな家庭に生まれ育った彼のようですが、生み出す曲の数々は、まるで黒人アーティストのそれと何の遜色もないくらいの、ソウル・テイストに溢れた楽曲の数々を、多作ではありませんが世に送り出してくれました。後にアベレージ・ホワイト・バンドやチャカ・カーンにもカバーされた”Whatcha Gonna Do for Me”は世紀の名作といっても過言ではありません。
世の中、スウィーツメーカーが躍起になって、チョコの大セールを実施中のようです。
そんな季節の風物詩にちょっと足並みを揃えて、こちらをどうぞ。
どこか遠く懐かしい、 california の青い空と乾いた風をふっと感じさせますね。世代でしょうか。(笑)
Ned Doheny / “Valentine” (album: Hard Candy – 1976)