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Mellow Tunes ~ Vol.257【David Foster】

いつもご訪問ありがとうございます。
コロナ禍で世の中が騒然としているのとは裏腹に、ひとたび周囲を見回すと、季節も自然界も確実に時を刻んでいるのを感じます。

 

 

実店舗「Mellows」をCLOSEした後、再び組織の人間として働くようになった僕もそうなのですが、職種によっては在宅が許されず、不本意ながらもむしろ目に見えない敵の中に自らダイブしなければならない状況下にある方も、少なからず多いことと思います。長引く家籠りだけでなく、新たな規制やら不安を煽るニュースなどで、気持ちがささくれ立って、人が人を攻撃する光景を頻繁に見かけるようになりました。それもなぜだか、本来であれば分別がつくはずのご高齢の世代の人ばかり。非常時下において、心身を平静に保つことが、これほど困難なことなのかといったことを、世界中が突き付けられているような気がします。

 

 

地球上の人類がかつて経験したことのないような厳しい状況にある中で、僕が10代の頃から敬愛する音楽家の『David Foster』(デイヴィッド・フォスター) が、4月に入ってすぐに、ピアノによるインストゥルメンタル作品11曲を収録した、その名も『ELEVEN WORDS』というタイトルのアルバムをリリースいたしました。

Everlasting / Love / Eternity / Victorious / Elegant / Nobility / Wonderment / Orbiting / Romance / Dreams / Serenity

簡素な11の「単語」たちがタイトルとして与えられた作品を、全曲を通しで聴きましたが、本当にシンプルで親しみやすいメロディと美しいピアノの旋律に、心が静かにそして穏やかになっていくのを、聴いた誰もが感じ取れるような、そんなヒーリング効果が絶大なアルバムになっています。
もちろん、この時期に緊急リリースしたのには、彼なりの考えがあってのこと。ご本人のオフィシャルHPにメッセージがUPされてましたので、Google Translate で翻訳したリンクを、ぜひご覧ください。

新譜ですが有難いことに、デイヴィッドの公式YouTubeチャンネルにて、全曲をプレイ・リストで公開しています。
珈琲などお好みの飲み物でも用意して、渾身の「11曲」を、ごゆっくりと堪能されることをお薦めします。

 


David Foster’s 2020, 11-track piano solo album, “Eleven Words”
(album: “Eleven Words” – 4/3/2020 Released)

 

「David Foster」にご興味を持たれた方は、よろしければ 過去記事」などもご覧ください。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.256【Prince】

色鮮やかな紫色のパンジーが咲き誇る頃に、突然「四月の雪」を体験することも決して珍しいことではない。そんな季節が巡ってくると、「唯一無二」のアーティストを思い出さずにはいられない。

 

 

あと数日で、稀代のシンガー・ソングライター『Prince』が逝ってから、4年の月日が経過しようとしている。
彼の「Official Prince YouTube channel」にこの動画が公式にUPされるまで、没後3年という長い時間を必要とした。あれほど自身の音楽の配信や動画投稿を拒絶したプリンスも、時代と供に変わらざるを得ないこの状況の変化を、もし存命であったならば、どんな風に語るのだろうか。
とはいえ、いつの時代も、いい音楽の価値は変わることがない。

 

Sometimes it snows in April
Sometimes I feel so bad, so bad
Sometimes I wish life was never ending
And all good things, they say, never last

四月に雪が降ることもある
ひどく落ち込むこともある
人生がずっと続けばいいと思うこともある
楽しい時はいつか終わると人は言う

 

Prince – Sometimes It Snows In April
(Live At Webster Hall – April 20, 2004)

 

コロナ禍で、今は身動きを取ることができないでいる世界中の多くのアーティストたちにとって、一日も早く事態が収束し、それぞれのライブ活動が再開されることを切に願う。

 

「Official Prince YouTube channel」はこちらへ。

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.255【DAISUKE】

いつもご訪問ありがとうございます。
本来であれば、春風薫る気持ちのいい季節のはずなんですが、コロナ禍による緊急事態宣言等の発令によって、日本国内のみならず地球上の至る場所で、一日の大半を自宅で過ごされていらっしゃる方が多いことと思われます。統計を見る限り、当サイトに於いてもここ一ヶ月程は、アクセスの大半が日本国内と米国本土からが半分ずつといった状況が続いています。おそらく自宅でテレ・ワークを余儀なくされていらっしゃる方々をはじめ、息抜きの際に不定期にご訪問くださる方が増えているのであろうと想像できます。

ところで数日前の話題ですが、普段よりもずっと明るく大きな満月『Super Moon』を、皆さんご覧になられたでしょうか?都会でない場所に住んでいると、一年の間で起こったり発生したりする周期的ないわゆる「自然現象」に対して、不思議と敏感になってくるものです。僕ももう50代半ばを折り返しているので、そんなことを以前にも増して感じる機会が増えてきたように思います。

 

2020.04.08 0:50 撮影

 

さて、音楽のトピックに移りましょう。
こと国内のミュージック・シーンにおいては非常にレアで貴重な存在ともいえる、『ファルセッター』と呼べるシンガーの『DAISUKE』さんを初めてご紹介します。

彼の名前や存在は、以前からよく拝見しているR&Bジャーナリスト/ライターの「吉岡正晴」さんや「林 剛」さんのブログやTwitterを通じて認識していたのですが、その『DAISUKE』さんが先月初旬に『Do For Love』というタイトルのミニ・アルバムを配信リリースされました。
4/5に36歳になられたという『DAISUKE』さんは、プロフィールによれば「オリビアニュートンジョン・鈴木雅之・槇原敬之・ゴスペラーズ黒沢薫・MISIA・清水翔太・三浦大知等をはじめ、 さまざまなアーティストのLIVE・TOURやTV番組等でバックコーラスとしても活躍。」とあるように、国内を代表するアーティストからもレコーディングやツアーへの参加要請が絶えないという実力派ヴォーカリストであります。その大いなるポテンシャルは、どんな方であれ一聴すればすぐに理解できることでしょう。
UPテンポなナンバーとミディアム・スロウな楽曲をバランスよく配置したニュー・アルバム『Do For Love』の中でも、これは「白眉」と感動した美しい「スロウ・ジャム」が、『離れないで』という作品。これはもう最上級の賛辞を、勝手に送らせていただきましょう。ぜひ聴いてみてください。自宅で過ごす時間が多い今日この頃、こんな素晴らしい音楽を聴くことで、気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか。
旧き良き時代のあらゆるカテゴリーの音楽をシャワーを浴びるように聴いてきた世代の大人たちにとって、その期待に応えられるサウンドを提供できるアーティストって、正直なところあまり多くはない現在の国内ミュージック・シーンにおいて、『DAISUKE』さんのような正真正銘の本格派シンガーには、更なる飛躍を期待したいところです。

 


『離れないで』 · DAISUKE
(album: Do For Love – 2020)

 


『In a lonely world』 / DAISUKE (MV)
(album: Do For Love – 2020)

 

※アルバム紹介と配信リリース一覧はこちら

R&B/Soul/AOR など往年の名曲洋楽カヴァー作品を主体としたバンド、『Daisuke & the Fal-Comb.BAND』による、LIVE動画はこちらへ。必聴です。

また『DAISUKE OFFICIAL WEBSITE』では、詳細な「BIO・DISCOGRAPHY・動画」等々、情報が満載です。ぜひご覧になってみてください。「CD」の購入も可能です。

追記
「DAISUKE」さんより、ありがたいメッセージを頂戴しました。

「離れないでは当初K-Ci & JojoやMint Conditionのイメージで作ったんですが、仕上がりが若干J-R&B感が強くなってしまったのでちょっと反省していたのですw
ですが、今ストリーミングでは一番人気曲となっておりまして、嬉しい結果オーライとなりました(^^)
素敵な記事まで書いていただきましてありがとうございました!」
 
誠実なお人柄が滲み出るような文面に、ますます応援したくなります。

 

 

 

【雑記】Coffee Break ~ Vol.11「追悼 ~ 大林宣彦監督」

今日の朝刊を開くと、「天声人語」で先日逝去された映画監督の「大林宣彦」さんのことが取り上げられていた。

(天声人語)大林宣彦さんを悼む
代々医者の家に生まれた大林宣彦さんは、自分も同じ道に進もうと考えたことがある。医学部の入学試験を途中で投げ出し映画の道を選んだが、目指してきたのは「よく効く薬のように人を癒やせる映画」だったという▼「たとえていうなら、外科や内科のような診療科のひとつとして映画科があり、その科の医者になるようなものです」。映画を志す学生たちに投げかけた言葉が著書『最後の講義』にある▼映画監督の大林さんが82歳の生涯を閉じた。記憶に残るCMを生み、青春映画でいくつものヒットを飛ばし、晩年はもっぱら戦争と向き合った。活躍は多面体である。しかし、いい薬であってほしいとの思いは多くの作品から伝わってくる▼
(一部抜粋)

 

1980年代に大林監督ご自身の出身地である広島県の「尾道」を舞台とした『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の「尾道三部作」は、当時多くの熱狂的な大林映画信者を生み出したことでよく知られている。洋楽や洋画にかぶれていた当時の僕自身は、話題となった「転校生」くらいしか、実のところ観たことがなかった。今になって思えば、おそらく背伸びしたい盛りでイキがっていた年頃だったので、「ファンタジー」的な要素を多分に感じさせる大林さんの作品群には、ちょっと苦手意識があったというのが、きっとその観ない理由だったのではないかと思う。

実店舗『Mellows』をどうやって実現するかといったプランをぼんやりと頭の中で練り始めていた2006年頃、その計画の一環でその頃から頻繁に訪れるようになっていた信州・長野市内で、とある映画撮影クルーに偶然遭遇した。さほどそういったことに熱心ではない自分でも、重要文化財でもある「善光寺」には、なぜか幼少の頃に訪れて以来、妙に心惹かれるところがあって、信州北部を訪れた際には必ず参拝に立ち寄るようにしていた。戸隠も近く、大好物の美味しい「蕎麦屋」さんが点在しているからという理由もあったけれど。
そのときもいつものように、JR長野駅からずっと続く本堂へ向かう参道を歩いていたら、保存修理工事中の「山門」(三門)に程近い場所で、人だかりができていた。映画やTVの撮影時に使われる「カチンコ」の音と、「よーいスタート」の声が、善光寺の参道に響き渡っているのが聞こえてきた。撮影で足止めをされている多く参拝客の後ろから背伸びして覗いてみたら、かつてメディアで時折見かけることのあった声の主は、あの「大林宣彦」監督その人だった。

 

 

当然映画のロケ中だとは理解できたけれど、どんな映画を撮影しているのかは、後に参道沿いの土産店主から聞いて知った。かつて1982年に公開された『転校生』のリメイク版、『転校生-さよなら あなた-』(2007年公開)の、まさに撮影中だった。根強いファンの間で使い分けられる、1982年版の「尾道転校生」ならぬ、2007年版の「長野転校生」の方だ。
男女二人の高校生の主人公が、善光寺の「参道」をお巡りさんに追われながら二人乗りの自転車で走るシーンを撮影していたのだけれど、なかなか「大林監督」の「OK」が出ない。演者・エキストラたちはもちろん、助監督・スタッフたちも、かなりの長い時間参道の往来を足止めしてしまっていることに、申し訳なさそうに対応していた。何度かのテイクを繰り返し、ようやく監督のOKが出た。映画の撮影とは大変なんだなと思いながら、監督のすぐ横を足早に通り過ぎようとした際に、なんと『ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。』とご本人から声を掛けてもらった。大物映画監督というのは木製のネーム入りのチェアかなんかにふんぞり返っているものと勝手に想像していただけに、あまりの低姿勢さに「あっ、いえ」としか返答できなかった。あの瞬間に、「大林」さんの何気ない優しさに触れたことを、15年近い時が経過した今でもよく覚えている。PCの中のデジカメ・アルバムを探してみたら、ちょうどその時のスナップが見つかった。

 

 

ほんの一瞬の出来事だったけれど、公開後しばらくしてからDVDで映画を鑑賞させていただき、ああこんなシーンになっていたんだと、監督の優しい声を思い出しながらその時のことを懐かしく振り返った。

偉大な映画人であり監督である前に、とても人間臭い方だったような気がしている。
自ら説く「よく効く薬のように人を癒やせる映画」というものを、いずれ時間を掛け遡って鑑賞してみようと思う。

大林監督、どうか安らかにお眠りください。

 

映画『転校生-さよなら あなた-』予告編
(2007年公開)

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.38【Bill Withers ~ R.I.P.】

世界中が「コロナ禍」で騒然としている中で、長い R&B/Soul の歴史の中でも、レジェンド中のレジェンドとして幅広いジャンルの多くの現役アーティストからも、熱狂的なリスペクトを集めてきた『Bill Withers』が、3/30日に米国・LAで亡くなった。享年81歳。患っていた心臓の病気に起因するものだということを伝え聞き、コロナ・ウィルスによるものでなかったことが、多くファンのにとっては、ある意味唯一の救いかもしれない。

 

 

振り返れば、高校2~3年の頃に凄まじい勢いで流行した、人気サックスプレイヤー「Grover Washington Jr.」のアルバム「WINELIGHT」に収録された20世紀の傑作『Just the Two of Us』が、僕自身にとって「ビル・ウィザーズ」との出逢いだった。
AM/FMラジオはもちろん、ふらっと入った喫茶店で、不定期に輸入盤のレコード探しで実家のある埼玉から都内に出かけた先の「渋谷」や「お茶の水」辺りの路上でも、後に都内の大学に通う日々のとにかくいたる場所で、『クリスタルの恋人たち』とちょっと赤面してしまいそうな邦題の付いた『Just the Two of Us』は、数年間は街のBGMであるかのように、常に耳に入ってくる作品だったことを、今でも鮮明に記憶している。
FUSION 音楽が大流行していた当時から、大好きだったサックス・プレイヤーの「ナベサダ」こと「渡辺貞夫」氏の、レコーディングやツアー・メンバーとしてクレジットされていた「ラルフ・マクドナルド」「リチャード・ティー」「スティーヴ・ガッド」「エリック・ゲイル」らを筆頭に、若き日の「マーカス・ミラー」を含めNY の第一線級のスタジオ・ミュージシャンたちがこぞって参加した「グローヴァー・ワシントン・ジュニア」の最大ヒットアルバムとなった「WINELIGHT」とは、そんな意味でも僕自身にとってはとにかく特別な想いのあるアルバムだ。そして、「ビル・ウィザーズ」の「唯一無二」のヴォーカルに出逢った衝撃は、当時多感な18歳前後の自分にとっては、ある意味その後「Soul」「Jazz」といった黒人音楽への扉を開かれたような、そんな印象が今となっては強く残っている。

 


Track-1: Grover Washington Jr. – Just the Two of Us (feat. Bill Withers) – 1980
Track-2: Toshi Kubota Ft.Caron Wheeler – Just The Two Of Us – 1991

「久保田利伸」氏の同楽曲のカヴァーについては、「松尾さん」のラジオ番組「メロウな夜」での談話・エピソードが印象的です。ぜひご一読を。

 

多くの音楽好きな人々が同じ道を辿るように、僕自身「ビル・ウィザーズ」の音楽を遡っていくうちに、実質的にはとても短いといわれる彼の活動期間である約15年間にリリースされた、10作にも満たないアルバムすべてに触れることになるわけだけど、R&B/Soul の歴史を辿るロード・ムービーをずっと鑑賞しているような感覚を持たずにはいられない。

そんな彼が遺してくれた、“Ain’t No Sunshine” (1971), “Grandma’s Hands” (1971), “Use Me” (1972), “Lean on Me” (1972), “Lovely Day” (1977)といった誰しもが挙げる名曲の数々の中でも、僕がいちばん愛して止まないのが『Hello Like Before』。古くは「ナンシー・ウィルソン」だとか、最近では「ホセ・ジェイムズ」だとか、多くのアーティストによるカヴァーも発表されているけれど、やはりオリジナルの持つ素晴らしさにはなかなか抗えないもの。

 


Track-1: Bill Withers – “Hello Like Before”
(album: Making Music – 1971)
Track-2: Bill Withers – “Let Me Be the One You Need”
(album: Menagerie – 1977)

 

Soul Music の素晴らしい世界へと導いてくれたレジェンド「ビル・ウィザーズ」の、ご冥福を心よりお祈りします。素敵な音楽の数々を、ありがとうございました。

Rest In Peace, Bill ..

『Bill Withers』についてご興味を持たれた方は、よろしければ過去記事などもご覧ください。

 

我が国の名ばかりリーダーとは違って、こんな時にこんなメッセージを出せる、元米国大統領の「バラク・オバマ」氏の偉大さに、改めて感動。

 

さて現実の世界では、まさに「緊急事態宣言」前夜でありますが、仕事を休むことができないので、この辺りにしておきます。Key Word は『Stay Home』ですよ。

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.37【”3T” ft. Michael Jackson】

4月に入り、朝晩と日中の気温差が激しく変化するように、身の周りでも多種多様なルールや規制が決められてゆき、多くの人々があらゆることに対して「疑問符」を持つ今日この頃。
こんな時だからこそ、この人の与えるヒーリング・パワーに、耳と心を委ねてみたい。

 

 

元々は、1995年にリリースされた「Michael Jackson」(マイケル・ジャクソン)のアルバム「HIStory」に収録予定だった作品『Why』は、後にデビューする予定になっていた、マイケルの可愛がっていた3人の甥っ子たちに譲られることになった。
「Taj Jackson / Taryll Jackson / T.J. Jackson」三人の頭文字を取って『3T』と名付けられたヴォーカル・グループは、叔父のマイケルのプロデュースによって、アルバム「Brotherhood」で Epic よりデビューを飾った。

 


“3T” ft. Michael Jackson – “Why” (Official Video)
(album: Brotherhood – 1995)

 

マイケルが譲ったという、美しくも儚いスロウ・ジャム『Why』のソング・ライティングは、言わずと知れた『Kenneth “Babyface” Edmonds』。悪いわけがない。
昨年、「松尾潔」氏が教えてくれた『On The Line』と同様に、「ベイビーフェイス」「マイケル」のケミストリーは、やはり想像の域を遥かに超えている。今となっては叶わぬ夢とはいえ、二人の天才によるもっと多くの共同プロデュース作品を聴いてみたかった。

 

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.36【Deborah Cox】

本来この時期に催される多くの式典やイベントの、脇役として文字通り花を添える「サクラ」も、例年より早すぎた開花のタイミングと、この数日間の花散らしの雨の影響もあって、そろそろ散り際を迎える頃。来年こそは、「いつも通りの春」を迎えることができることを、切に願う毎日。

 

 

今を遡ること約50年前の1971年、「Thom Bell / Linda Creed」によって生み出され、「The Stylistics」による大ヒット以降、フィリーのソウル・クラッシックとして永遠に歌い継がれる名曲『You Are Everything』は、以降多くのカヴァーやレンディションが星の数ほどリリースされてきた。中でも、米国のコメディ映画「Money Talks」(1997年)のサウンド・トラックに収録された、カナダ出身の実力派R&B女性シンガー『Deborah Cox』(デボラ・コックス)による、同曲をサンプリングした『Things Just Ain’t the Same』は、原曲の上品で切ないフィリーらしさ強調した、素晴らしい作品となったことは記憶に新しい。
「デボラ」の代表作品『Nobody Supposed To Be Here』と同じスタッフ/クルーによると思われる Music Video の出来映えも、楽曲の素晴らしさを増幅しているような気がしてならない。

 

Deborah Cox – “Things Just Ain’t The Same” (Official Music Video)
(album: Money Talks [soundtrack] – 1997)
 

 

 

 

 

【雑記】Coffee Break ~ Vol.10「文化のゆくえ」

今日は、寒い春の雪の週末となりました。

 

 

さて先日当サイトの「雑記」で取り上げた、ドイツの文化メディア担当大臣「モニカ・グリュッタース」氏の発言と、哲学者の「鷲田清一」さんによる朝日新聞のコラムに対しての、音楽プロデューサー「松尾潔」氏のツイートでしたが、とても考えさせられるトピックでした。

今日新たに、朝日新聞デジタル上に、世界的な音楽家「坂本龍一」氏のインタビュー記事が掲載され、同様にその話題に触れ、ご自身の見解を語ってらっしゃいました。(以下、抜粋)

 

――とはいえ、政府が要請しているのはイベントの「自粛」なので、損失は運営側やアーティスト側がかぶっているのが現状です

 「K―1がそうでしたが、開催する自由はあるのに、行政に批判されてしまう。やるんなら『要請』じゃなくて、諸外国のように外出禁止する代わりに、ちゃんと経済的な支援をすればいい。そうしていないのは卑怯(ひきょう)に感じます。ただ、僕自身は大規模なイベントはやるべきではないと思いますけどね」

――CDが売れない時代なので、ライブ活動が生命線となっているミュージシャンも多いです

 「生活していくのが困難な人が増えるでしょう。ドイツでは、文化大臣がアーティストたちに無制限での支援を表明したというニュースが出ていましたよね。やはり日本とヨーロッパでは音楽の在り方も、常日頃からかけている予算も桁が違う。文化というものの重要度が全然違うんだろうなと思います」

――なぜでしょうか

 「元々、日本は西洋の文化の借り物が多い。明治維新以来、輸入されて150年ぐらいしか経っていないから、芸術をサポートしようという意識や体制が、人々や行政にしっかり根付いていない。今回、見捨てるのかちゃんと国として支援するのか、っていうのは国のありようというか、文化の大切さをどう思っているかが問われると思います」

 

「文化」に対する熟成の度合いを考えさせられる、インタビュー記事でした。

全文は有料記事となります。(こちらへ)