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Mellow Classics ~ Vol.26【Roy Ayers】

いつもご訪問ありがとうございます。
今日は都心で降雪があったりと、寒い一日でした。

 

 

凍てつく寒い日の夜には、こんな Hot で Mellow な『Roy Ayers』の Soul Classic がお薦め。

 

Roy Ayers – “Love Fantasy”
(album: Love Fantasy – 1980)

 

 

 

【雑記】Coffee Break ~ Vol.6「冬に咲く花」

やっぱり今年は暖冬なのだろうか。とはいえ、早朝の特に日の出前などには気温が0℃前後に下がることもあるので、なんだかんだ言っても冬らしい季節の真っ只中というべきなのだろう。

 

 

今朝の朝刊の「天声人語」を読んで、今は無き実店舗「Mellows」の開業当時のことをふと思い出した。
かつて、朝日新聞社の世界中に点在する海外支局長を歴任されたというヴェテラン記者の方が、東日本大震災直後に独立・開業したばかりの僕のことに興味を持たれて、取材に来られたことがあった。その時にはすでに一旦定年退職され、再雇用による地方支局所属の一記者として地元の話題などを自分の足で取材し、地方版紙面に掲載するコラムを担当されていた。取材当日、カウンター越しに珈琲を味わっていただきながら、結構な時間のインタビューを受けた。生い立ちから取材されたことには、正直驚いたものだった。その際、記者の方から、一つだけお願いをされた。「今のブログのスタイルを続けてほしい」と。
訊けば、取材を申し込まれるずっと以前から、数か月に渡る開店準備の期間中も、僕の「奮闘記」を読んでくださっていたという。流行りの「SNS」 のようなコミュニケーションよりも、あなたには今のスタイルが合ってるし、訪問者もそれを期待しているはずだからと。
「『天声人語』を小さい頃から読んでくださっているそうですね。それがよく感じられますよ。」と、リップサービスだとは分かっていても、その一言がすごく嬉しかった。その時に伺ったお話では、なんでも「天声人語」の担当者は不定期に代替わりはするものの、2007年頃からはそれまで「論説委員」一人だけで担当していた体制が、原則二人体制に変わり、交代でコラムを受け持つとのこと。朝日新聞社に記者として入社したからには、ほとんどの記者や編集者にとって、まさしくそこは出世などとは一切無関係の「憧れのポジション」だということだった。身近な先輩や後輩がその貴重なポストに抜擢される度に、臍を噛む記者・編集者が大半で、その方も退社までには一度は担当してみたいと切望されていたそうだが、念願叶わずだったとのこと。実力だけではなく、むしろ「運」やタイミングが重要なんだと仰っていたのが、とても印章深かった。

もう三十年以上も前に他界した父から口癖のように、「天声人語だけは読んでおけ」と言われ、いつの間にかそれが自分の「心の拠り所」となって、早いものでもう半世紀が経とうとしている。この話、天国の親父にしてあげたら、「だから言ったじゃないか」って、満面の笑みで反応してくれたと思う。親父の命日にあたり、そんなことを思った令和二年の年明け。

 

「天声人語」1/16/2020

 

 

Whitney Houston – “Exhale (Shoop Shoop)”
(album: Waiting To Exhale [Original Soundtrack Album] 1995)

 

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.247【Euge Groove】

いつもご訪問ありがとうございます。
元旦からご紹介が続いておりますが、懲りることなくまたしても『Euge Groove』(ユージ・グルーヴ)のソウルフルな作品を取り上げます。もはや『Euge Groove』プロモーション強化月間的な勢いとなっておりますが、どうかご容赦ください。なにせ大好きなSAXプレイヤーなもので。
 
ひとつ前の記事で取り上げましたように、白人でありながらも黒人アーティストさながらのプレイや、溢れ出す「ユージ」固有のグルーヴは、おそらく一朝一夕で身に付いたものではないということは、「R&B/Soul」を長く聴いてきたご同輩の皆さんであれば、容易に想像できるはず。
米国は東海岸に程近いメリーランド州出身の「ユージ」は1962年生まれの、僕と一歳違いの現在57歳。おそらくこれまでに聴いてきた黒人音楽や影響を受けたアーティストたちが、世代的にきっと同じなんだろうと確信するほどに、彼の創造しプレイするサウンドは驚くほどに僕自身の好みと合致する。

西海岸のオークランドを拠点として1968年に活動がスタートした『Tower of Power』(タワー・オブ・パワー)は、重厚なホーンセクションを揃えた「R&B/Soul/Funk」をベースにした大型バンドとして、多くのメンバーを不定期に変えながらも、今でも大変な人気を維持している。人気がピークだったとも言える1990年前後に、バンドの中心メンバーだった「Richard Elliot」の後任として『Tower of Power』に加入した「ユージ」は、後にソロ活動を始めた前任の「リチャード・エリオット」と同様に、あっという間にバンドの顔となっていったのは、この手のサウンドが好きな方であればよくご承知の通り。確かにこの二人のソウルフルなプレイ・スタイルとテナーSAXの音色には、多くの共通点を見出すことができる。(「Richard Elliot」については、また別の機会にご案内)

 

 

そんな彼が『Tower of Power』を脱退しソロに転向後、2012年にリリースした8作目のオリジナル・アルバム『House Of Groove』に収録された『Never Met A Woman (Like You)』で、長らく自身のアイドルであったであろう、レジェンド級の「R&B/Soul」バンド『L.T.D.』の象徴でもある「Jeffrey Osborne」(ジェフリー・オズボーン)との夢のコラボレーションが実現。

二人の共作だという『Never Met A Woman (Like You)』を聴いて分かるのは、やはり「ユージ」の類稀な「Black Music」に対する深淵なる理解と、更には留まることを知らない愛情があってこその出来映え。ソロ転向後の「ユージ」のアルバムには、必ずと言っていいほど、こういった1stクラスのゲストを招聘したソウルフルなヴォーカル・ナンバーが1曲ないしは2曲収録されており、いずれもすこぶるクオリティが高いことで知られている。

 

Euge Groove – “Never Met a Woman (Like You)” feat. Jeffrey Osborne
(album: House of Groove – 2012)

 

 『L.T.D.』『Jeffrey Osborne』(ジェフリー・オズボーン)のことも、名前さえも知らないといった若い世代の方も多いかもしれませんが、「Love Song」の代名詞ともいえるその名も『Love Ballad』というタイトルのこの楽曲を、一度くらいは耳にしたことがあるのでは。
(貴重な動画は、あの「SOUL TRAIN」出演時のもの)

 

L.T.D. – “Love Ballad”
(album: Love to the World – 1976)

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.246【Euge Groove】

いつもご訪問ありがとうございます。
正月休みが明けて、ようやくエンジンが暖まってきたところで、また三連休といった方も多いことでしょう。
さて、まさに「一触即発」と言うべき極度の緊張状態が続いていた中東情勢ですが、意外なまでの米国による更なる「経済制裁」による報復といったカタチで、一旦決着が見られた両国の関係ですが、過去のこれまでの米国の対応の仕方を見てきている世代の人々にとっては、とにかくほっと胸を撫で下ろした方も多いことと思います。とにかく、戦争はいけません。戦争からは、更なる憎悪しか生まれません。

 

 

暖冬とはいえども、やはり真冬に向かいつつあるこの時期は、公園に行ってみたりしても、なかなか元気のある植物や樹々に出逢うことが難しいものです。そんな中でも、古来より生息し「雪景色」がよく似合う「寒椿」には、その凛とした美しい佇まいに、例年目も心も奪われがちです。美しく咲き誇った後に、頭から地面に落ちていくその様は、日本人固有の高潔な美意識にも、どこか共通したものを強く感じます。

そういえば、年頭の記事でもご紹介しました『Euge Groove』(ユージ・グルーヴ)が、2016年にリリースした10作目に当たるアルバム『Still Euge』に、その名も『Flower』という作品が収録されていたことを思い出しました。ゲスト・ヴォーカリストにゴスペル・シンガーとしての活動歴も長い『Oleta Adams』(オリータ・アダムス)を招いて二人で共作した『Flower』は、本当に美しいバラッドに仕上がりました。こんな寒い季節に聴くと、楽曲の素晴らしさがさらに増幅して伝わってくるから、不思議なものです。

 


Euge Groove – “Flower” feat. Oleta Adams
(album: Still Euge -2016)

 

 

 

 

【雑記】Coffee Break ~ Vol.5【We Are The World】

米国とイランの関係が悪化の一途を辿っている。
今日イランの隣国イラクに駐留している米軍基地に、「報復」としてイラン軍から弾道ミサイルが撃ち込まれた。そんなニュース聞いて、ずいぶん昔の記憶が急に脳裏をかすめた。

 

 

1990年8月2日のイラクによるクウェート侵攻をきっかけに、国際連合が米国主導の多国籍軍(連合軍)の派遣を決定し、1991年1月17日にイラクを空爆したことから、いわゆる「湾岸戦争」に突入していったのが、ちょうど29年前の今頃だった。当時僕は27歳で、日系企業から転職して間もない米国籍の会社で、やる気満々で最初の米国本社への出張の準備に追われていた。出発直前に、日本法人の米国人社長から、出張は取りやめるようにとの通達があり、すごく残念な気持ちになったことを、今でもはっきりと記憶している。その当時は、時の米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(パパ・ブッシュ)のことを相当に恨んだものだった。
時は流れてその10年後の2001年には、米国でジョージ・ブッシュ(息子)政権が発足してまもなく、ニューヨークでアフガニスタン系タリバン政権下のテロ組織、アルカイーダのビンラディンが指示したとされる同時多発テロが発生。あろうことか、旅客機がハイジャックされ世界貿易センタービルに激突し、多くのアメリカ国民が犠牲になった「September 11」は、いまだに忘れることのできない負の記憶だ。

憎しみからは、憎しみしか生まれない。

Quincy Jones が指揮を執った『USA for Africa』による『We Are The World』が、本来の趣旨は違えども、争い事の絶えない現代の国際社会においても、時代を超越して多くのことを我々に訴えかけてくる気がしてならない。

 


Music video by U.S.A. For Africa
performing “We Are the World”. USA For Africa (1985)

 

音楽が世界を救えると、信じたい。

 

【We Are The World】
USAフォー・アフリカ(USA for Africa, United Support of Artists for Africa)は1985年にアメリカのスーパースターが一堂に会したプロジェクトの名称。当時深刻化していたアフリカの飢餓救済のためのチャリティーソングである「ウィ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」をリリースした。
マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共同で曲を書き、プロデューサーのクインシー・ジョーンズの下、1985年1月28日にレコーディングが開始された。最終的に集まったアーティストは45人に達したこの壮大なプロジェクトは「United Support of Artists」のイニシャルとアメリカ合衆国の略称とのダブルミーニングで「USAフォー・アフリカ」と名付けられ、3月8日、「We Are The World(ウィー・アー・ザ・ワールド)」をリリース。世界的な話題を呼んだこの曲は瞬く間に世界各国でチャート1位を記録した。
(出典:Wikipedia)

 

 

 

【謹賀新年】A Happy New Year 2020 !

新年あけましておめでとうございます。
またこれまで同様に、定期的なご訪問ありがとうございます。
関東地方では穏やかな元旦を迎えましたが、皆さんの居住される地域ではいかがでしたか。

 

 

当サイトにおいては、今年「2020年」も、これまでと何ら変わることなく、僕の感性に訴えかけてくる「Mellow」な音楽たちを取り上げてゆきたいと考えております。

新年のご挨拶代わりといってはなんですが、米国の「Smooth Jazz」界ではとても人気のSAXプレイヤー、『Euge Groove』(ユージ・グルーヴ)[本名: Steven Eugene Grove] によるインストゥルメンタル・ナンバーで、その名も『Slow Jam』(単数形)をご紹介。
過去にも一度取り上げていますが、彼の過去の「スロウ・ジャム」作品群を編集し直したコンピレーションアルバム『Slow Jams』(複数形)が昨年の7月にリリースされ、その「1st Track」に収められているのが、こちらの作品です。

 

Euge Groove – “Slow Jam”
(album: Slow Jams – 2019)

「Mellow」なサックスの音色には定評がある「ユージ」の代表作でもある『Slow Jam』はもちろんのこと、日本のリスナーにとってはとても聴きやすく、肌に馴染む感覚があって、一度聴いたら好きになる方も多いのでは。なんだか人でなく機械が吹いているような印象の強い「Dave Koz」とかよりも、僕はこの人の人柄が出ている「エモーショナルな音色」に、とても惹かれます。
気になった方は、過去記事もどうぞ。

 

 

 

 

 

Mellow Classics ~ Vol.25【Alexander O’Neal】

いつもご訪問ありがとうございます。
そして、今年も一年間これまで同様に日常的にご訪問いただいた方も、また途中から何かのきっかけで訪問くださるようになった皆様にも、ただの音楽好きのオッサンが運営するサイトに日々お越しいただき、本当にありがとうございました。

 

 

実店舗をCLOSE後は、年末年始が多忙な組織に属していることもあり、誠に恐縮ではございますが、ここ数年は知人の皆様への賀状でのご挨拶は遠慮させていただいております。せっかくこんなサイトを運営しておりますので、この場をお借りして、年末・年頭のご挨拶と代えさせていただいておりますので、どうぞご了承くださいませ。

さてさて、暮れかけている「令和元年」「2019年」は皆様にとってどんな一年だったのでしょうか。来る「2020年」が、皆様にとって良き年となるようお祈りいたします。

今年は後半になって、当サイトにとってもありがたい、素敵な出逢いもあり、喜ばしい一年となりました。

皆様、どうかよいお年をお迎えください。

そろそろ毎年恒例になりつつある、年越しの『Mellow Classic』といえば、こちら。

Thank You For A Good Year 2019 !

 

 

 


Alexander O’Neal – “Thank You For A Good Year”
(album: My Gift To You – 1988)
Produced by: Jimmy Jam & Terry Lewis

 

 

 

 

Mellow Tunes ~ Vol.245【Best Mellow Tunes – 2019】

いつもご訪問ありがとうございます。
この週末から、長いお休みに入られた方が大半かと思われます。
今年も一年間「仕事」に「家事」に「学業」に、みなさんお疲れさまでした。かつての実店舗「Mellows」のOPEN準備期間(2010年末)より継続している音楽主体の当ウェブサイトですが、今年も変わらず定期的なご訪問、本当にありがとうございました。「令和元年」となった今年も間もなく暮れようとしていますが、皆さんにとってはどんな一年だったのでしょうか。

 

 

ここ数年の年末の恒例企画ですが、当サイトにてその年にご紹介したアーティストや作品の中から、【Best Mellow Tunes】として、作品のリリース時期に一切関係なく、その時点でよいと感じた「アーティスト」であり「作品」を、時代やカテゴリーに拘ることなくあくまで自分の基準で選択しています。新しいものだけがよいと言うのは大間違いで、残念なことに出逢う機会がないままに、自分の中で過去に流されていった作品の中に、キラッと光るダイヤのような作品と、長い時間を経てめぐり逢うことも、決して少なくありません。
とはいうものの、今年「2019年」に関しては、選択した「アーティスト」にしても「作品」にしても、結果として全体のほぼ9割が、今年になってリリースされた「シングル」であったり、また「アルバム」に収録された作品に落ち着きました。ということは、自分にとっては「今年は豊作」だったということに尽きるのかもしれません。いずれにしても、あくまで極々「私的なBEST」ですので、誤解なきようご了承ください。

今年も敢えて順位などはつけませんが、今年中に初めて出逢ったり、『Mellow Tunes 』『AC Tunes』シリーズの記事としてUPした中からの作品はもちろんのこと、あるいは記事としてはUPしていなくても、「ウィジェット」部に貼りつけた「Music Video」なども対象にしています。(しかしながら、タイミングを逸してしまい記事をUPできなかったアーティストの作品もごく一部含まれていますことを、ご理解くださいませ。)「プレイ・リスト」の編集上、基本的には「YouTube」に動画がUPされてる作品を選んでいます。

また、今年は【Domestic】(国内)部門【Global】部門とに分けて選ばせていただきました。

それではどうぞ、それぞれの「プレイ・リスト」をお楽しみください。

 


Best Mellow Tunes 2019 【Domestic】(国内)部門

 

 


Best Mellow Tunes 2019【Global】部門

 

楽しんでいただけたでしょうか。
何度も申し上げますが、あくまで極々「私的なBEST」です。その点はどうぞご了承ください。

 

最後になりますが、どうしても改めてご紹介しておきたい、グローバルな活躍を期待できるトリオによるこの「楽曲」は、まだオフィシャルにリリースされていないのですが、僕自身にとってはこちらの作品が、問答無用で【THE BEST Mellow Tune of 2019】でした。
この世に生を受けて半世紀余り、それはそれは多くの「メロウな音楽たち」を日々探し求め、浴びるように聴いてきましたが、これほどまでに完成された異次元の「Slow Jam」は、数十年に一度出逢えるかどうかの、珠玉の作品だと心から思っています。「和田昌哉」さんはじめ「X-Change」の皆さん、正式なリリースを心待ちにしています。

“Slow Jam” (*Sold at Live Only)
X-Change [Masaya Wada / Sho kamijo / MANABOON]
 

 

以上、【Best Mellow Tunes – 2019】でした。