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【雑記】Coffee Break ~ Vol.5【We Are The World】

米国とイランの関係が悪化の一途を辿っている。
今日イランの隣国イラクに駐留している米軍基地に、「報復」としてイラン軍から弾道ミサイルが撃ち込まれた。そんなニュース聞いて、ずいぶん昔の記憶が急に脳裏をかすめた。

 

 

1990年8月2日のイラクによるクウェート侵攻をきっかけに、国際連合が米国主導の多国籍軍(連合軍)の派遣を決定し、1991年1月17日にイラクを空爆したことから、いわゆる「湾岸戦争」に突入していったのが、ちょうど29年前の今頃だった。当時僕は27歳で、日系企業から転職して間もない米国籍の会社で、やる気満々で最初の米国本社への出張の準備に追われていた。出発直前に、日本法人の米国人社長から、出張は取りやめるようにとの通達があり、すごく残念な気持ちになったことを、今でもはっきりと記憶している。その当時は、時の米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュ(パパ・ブッシュ)のことを相当に恨んだものだった。
時は流れてその10年後の2001年には、米国でジョージ・ブッシュ(息子)政権が発足してまもなく、ニューヨークでアフガニスタン系タリバン政権下のテロ組織、アルカイーダのビンラディンが指示したとされる同時多発テロが発生。あろうことか、旅客機がハイジャックされ世界貿易センタービルに激突し、多くのアメリカ国民が犠牲になった「September 11」は、いまだに忘れることのできない負の記憶だ。

憎しみからは、憎しみしか生まれない。

Quincy Jones が指揮を執った『USA for Africa』による『We Are The World』が、本来の趣旨は違えども、争い事の絶えない現代の国際社会においても、時代を超越して多くのことを我々に訴えかけてくる気がしてならない。

 


Music video by U.S.A. For Africa
performing “We Are the World”. USA For Africa (1985)

 

音楽が世界を救えると、信じたい。

 

【We Are The World】
USAフォー・アフリカ(USA for Africa, United Support of Artists for Africa)は1985年にアメリカのスーパースターが一堂に会したプロジェクトの名称。当時深刻化していたアフリカの飢餓救済のためのチャリティーソングである「ウィ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)」をリリースした。
マイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共同で曲を書き、プロデューサーのクインシー・ジョーンズの下、1985年1月28日にレコーディングが開始された。最終的に集まったアーティストは45人に達したこの壮大なプロジェクトは「United Support of Artists」のイニシャルとアメリカ合衆国の略称とのダブルミーニングで「USAフォー・アフリカ」と名付けられ、3月8日、「We Are The World(ウィー・アー・ザ・ワールド)」をリリース。世界的な話題を呼んだこの曲は瞬く間に世界各国でチャート1位を記録した。
(出典:Wikipedia)